• 更新日 : 2025年1月7日

Amazon配送は個人事業主になる?業務内容や年収目安を解説

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2025年(令和7年)提出 確定申告まとめ

▽提出期限

2025年2月17日(月)~ 2025年3月17日(月)

※上記は2024年/令和6年分の申告を行う期間です(参考記事はこちら

初心者から経験者まで、毎年多く読まれている記事です。確定申告の必要性、やり方、簡単に済ます方法についてまるっと解説しています。

Amazonでは、業務委託契約を結べば配送業務で個人事業主などとして働けるプログラムが用意されています。

本記事では、個人事業主としてAmazonの配送ができるかどうか、配送業務の内容、そのように働いた場合の収入・稼働時間の目安、登録要件、必要な書類などを解説します。また、働くメリット・デメリット・注意点も確認しておきましょう。

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Amazonの配送は個人事業主でもできる?

Amazonの配送業務は、個人事業主としても請け負えます。Amazon Flex (Amazon フレックス)プログラムで業務委託契約を結べば、Amazonの配送で個人事業主として働けるのです。配送ドライバーに興味がある方は、選択肢のひとつとして検討してみてもいいのではないでしょうか。

Amazon配送サービスパートナー(DSP)プログラムを用いて、配送事業の会社を起業してAmazonの配送業務を請け負うという選択肢もあります。さらに、Amazon配送サービスパートナーとして直接契約している会社から案件を受注し、個人事業主として配送業務をおこなうのも可能です。

また、Amazon デリバリープロバイダ(デリプロ)を活用する方法もあります。この場合、「デリプロ事業者」と呼ばれる運送会社と契約したうえで、配送業務を担当するという流れです。

これらのプログラムのうち、本記事ではAmazon Flexを用いて個人事業主として働くケースを詳しく確認していきます。

Amazon Flexで業務委託契約を締結して働く

Amazon Flexは、Amazonと個⼈事業主が業務委託契約を締結し、業務を委託された個⼈事業主が配送業務をおこなうプログラムです。

仕事をする際は、黒いナンバープレート(黒ナンバー)の軽貨物⾞や軽乗用車を用いて働きます。スマートフォンのアプリで働く⽇時や場所を⾃由に選び、⾃分のペースで報酬を得られるのが特徴です。

たとえば、子育てや介護をしていたり、自分の夢を追い続けていたりすると、毎日8時間勤務するような働き方があわない場合もあるでしょう。Amazon Flexを活用した働き方であれば、そのような場合でも自分のペースで働く時間や場所を選んで収入を調整できます。

Amazon Flexの配達業務の内容

Amazon Flexの仕組みは、以下のとおりです。

  1. 希望する配達ブロックを予約し、オファーを受託する
  2. 荷物を受け取り、顧客の元まで届ける
  3. 週払いで報酬を受ける

まず、希望する地域で利⽤可能な配達ブロックを専用のアプリから検索して、表示されたもののなかから実際に受けるオファーを選択します。

当⽇、指定のAmazon配送ステーションや協力店舗でチェックインします。⾃分の担当する荷物をアプリでスキャンしてから⾞に積み込み、顧客に荷物を届けるという流れです。

その⽇の報酬は、配送業務完了後にアプリ上ですぐに確認可能です。実際の報酬は週払いで支払われます。

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Amazon Flexで個人事業主として働いた場合の収入・稼働時間の目安

先述のとおり、Amazon Flexで個人事業主として働いた場合には、仕事をする日や時間を自分のペースで決められるのが特徴です。そのため、実際の収入はどれほど働いたかによって異なります。

また1ブロックあたりの金額は配達するエリアや配送ステーションによって異なり、オファーの数も変動します。ブロックとは、Amazonが想定する稼働目安時間のことです。配送ブロックには2〜8時間など稼働目安時間に幅があり、自分の都合にあったオファーを選択可能です。

Amazon Flexのサイトによると、軽貨物車を用いて仕事をする場合は、1時間程度の配達で最⼤1,886円の報酬を得られます。軽乗用車の場合には、1時間程度で最大1,650円の報酬を得られるようです。

たとえば、1日あたり8時間程度の仕事を選び、軽貨物車を用いて1週間に3日おこなった場合の報酬の目安は、以下のように計算できます。

8時間×3日×1,886円=45,264円

つまり、この働き方をした場合には、1週間に最⼤45,264円の収入が得られるとシミュレーション可能です。

参考:Amazon|Amazon Flexでの配送業務

Amazon Flexの登録要件

Amazon Flexの登録要件は、以下のとおりです。

  • 18歳以上である
  • 運転免許証を有する
  • 軽貨物車または軽乗用車を所有する、または当該車両を取得予定である
  • 車両に取り付ける黒いナンバープレートを取得している
  • 当該車両がない場合、Amazon Flexのパートナー企業が提供する車両取得プログラムを利用予定である
  • 稼働が可能なエリアに居住している
  • AndroidまたはiOSを搭載したスマートフォンを所有する
  • 必要な書類・情報の用意がある

Amazon Flexでは、専用のアプリを使用した配送業務が可能であれば、年齢に上限は設けていません。

黒いナンバープレートは、貨物軽自動車運送事業を営む車両に取り付けるナンバープレートのことです。黒いナンバープレートを取得していない場合には、住まいの近くの運輸支局で手続きをすれば、一般的に約半日程度で手続きを完了できます。

Amazon Flexの登録に必要な書類や準備

実際にAmazon Flexの登録をする際に必要となる書類や準備するものは、以下のとおりです。

  • 運転免許証
  • 自動車検査証(車検証)
  • 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)証明書
  • 任意自動車保険(任意保険)証券
  • 銀行口座
  • (日本以外の国籍を有する場合)就労資格確認書類

自分の所有する車を利用する場合には、自動車検査証(車検証)に記載されている所有者の氏名と、登録者名が同一である必要があります。用意する銀行口座も、登録者名と銀行口座の名義人の氏名が同じであることが条件です。

また、任意自動車保険(任意保険)証券は、「無制限の対人賠償責任補償」や「1億円以上の対物賠償責任補償」を付けている必要があります。

もし、登録者が日本以外の国籍を有する場合は、就労資格確認書類も用意しましょう。

Amazon Flexで個人事業主として働くメリット・デメリット・注意点

ここからは、Amazon Flexで個人事業主として働くことを検討する際に知っておきたいポイントを、メリット・デメリット・注意点に分けてそれぞれ解説します。

Amazon Flexで個人事業主として働くメリットは、「働く時間や働く場所が自分次第」「スマートフォンアプリで気軽に勤務できる」「ロイヤリティが不要である」「働くハードルが下がっている」ことなどです。

一方で、デメリットとして「働くためには募集しているエリアに居住している必要がある」「オファーが取れない可能性がある」ことなどが挙げられます。

Amazon Flexで個人事業主として働く際の注意点は、「労働時間の上限がある」「全域で軽乗用車が使用できるわけではない」「想定したとおりの勤務時間にならない可能性がある」ことなどです。

それでは、これらのポイントをさらに詳しく確認していきましょう。

メリット

Amazon Flexで個人事業主として働くメリットは、以下のとおりです。

  • 働く時間や働く場所を自分のペースにあわせて決められる
  • スマートフォンアプリを用いて気軽に勤務が可能
  • 頑張れば多く稼げる
  • ロイヤリティが不要
  • 近年の規制緩和を受けて、以前よりも働くハードルが下がっている
  • 想定時間より早く終わった場合でも、もともとの想定通りの報酬を受け取れる

Amazon Flexならば、自分で働く時間などを決められます。そのため、「できるだけ多く稼ぎたい」「子どもが帰ってくるまでに仕事を終わらせたい」など、それぞれの事情にあった働き方を自由に選択可能です。

ロイヤリティとは、デリバリープロバイダ(デリプロ)の事業者と契約して配送業務をおこなった場合に報酬から引かれるものです。Amazon Flexで契約をして個人事業主として働く場合には、報酬からロイヤリティが引かれません。

近年、Amazon Flexの参加要件が緩和されました。従来は軽貨物車がなければ配送業務を任せてもらえませんでしたが、これによって軽乗用車も対象となったのです。軽乗用車を持っている方ならば、わざわざ運搬するための車両を別途用意する必要がなくなるため、以前よりも働くハードルが下がっているといえるでしょう。

デメリット

一方で、Amazon Flexで個人事業主として働きたい場合のデメリットは、以下のとおりです。

  • 募集しているエリアに居住している必要がある
  • オファーが取れない可能性がある
  • 収入が不安定になりやすい

Amazon Flexで働きたくても、募集しているエリアに居住していなければ配送業務を任せてもらえません。また、オファーがコンスタントに取れない可能性があります。

先述のとおり、Amazon FlexとはAmazon側がオファーを出した業務を仕事がしたい方が受けるという仕組みです。この仕組み上、Amazon側が任せたい業務量と比較して仕事がしたい方のほうが多ければ、オファーが取れない可能性があるでしょう。

「たくさんの仕事を請け負って稼ぎたい」と思っていても、希望したように働けない場合があるため注意しましょう。オファーが取れない可能性があることや自分の都合次第で働くペースを変更できる点などの影響によって、収入が不安定になりやすいこともデメリットです。

注意点

Amazon Flexで個人事業主として働く際の注意点は、以下のとおりです。

  • 労働時間の上限がある
  • 全域で軽乗用車が使用できるわけではない
  • 想定したとおりの勤務時間にならない可能性がある

Amazon Flexでは、以下のように労働時間の上限が決まっています。

  • 1日の労働時間……12時間まで
  • 1週間の労働時間の上限……50時間まで

そのため、勤務時間を自由に決められるとはいっても、いくらでも稼げるわけではありません。

また、Amazon Flexの対象エリアであっても、エリアによっては軽貨物車のみが対象となっている場合があるため注意が必要です。自分の居住地で働けると思っていても、実際には軽乗用車が使用できないエリアでAmazon Flexの登録要件にあわなくなる場合があることに気をつけましょう。

また、ネット販売の拡大が続くなか、Amazonでは慢性的な配達員不足だともいわれています。その影響で、忙しい時期には担当数が多くなりすぎてしまい、想定したとおりの勤務時間にならなかったり、休憩が取れなかったりする可能性もあるようです。

Amazon Flexで仕事を始めるまでの流れ

実際にAmazon Flexで業務を請け負い、配送ドライバーとして仕事を始める際のおおよその流れは以下のとおりです。

  1. スマートフォンにアプリをダウンロードする
  2. 必要な書類などを用意する
  3. 説明会に参加する
  4. デリバリーパートナーへの登録手続きをおこなう
  5. 審査に合格する
  6. 業務のオファーを受け、実際に仕事をする

説明会は、オンライン、もしくは一部地域にて対面式で実施されるものに参加できます。そこで説明される内容は、アプリの使い方や配達に必要となる技術的な基本事項などのようです。

これらのように、アプリのダウンロードや説明会への参加、登録手続きなどを実施したうえで審査に合格できた場合に、Amazonの配送業務を任せてもらえるようになります。

個人事業主ならばAmazon配送業務も検討しよう

さまざまな事情で自分にあった仕事が見つからないというときは、個人事業主としてAmazonの配送業務をおこなうという選択肢を選んでもいいでしょう。

個人事業主としてAmazonの配送業務を請け負う方法は、Amazon Flex (Amazon フレックス)プログラム・Amazon配送サービスパートナー(DSP)プログラム・Amazon デリバリープロバイダ(デリプロ)の3つがあります。

このうち、Amazon Flexはスマートフォンのアプリで希望する配達ブロックを予約し、オファーを受託するという形です。自分の都合にあわせられること、アプリを活用して気軽に働けることなどのメリットがあります。

Amazonの配送業務の特徴を理解して、より自分にあった仕事を探せるようになりましょう。

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ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例

データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。

ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

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