• 更新日 : 2024年3月8日

マイナンバーカードなしで確定申告するやり方【スマホ・e-Tax・郵送対応】

マイナンバーカードがない場合の確定申告は、税務署に持参または郵送するか、ID・パスワード方式でe-Taxを行う方法の主に2つがあります。ただし、マイナンバーの記載は必要となるので、注意しましょう。

確定申告の際にも、マイナンバーカードがあればスマホアプリやe-Taxで完結するので便利です。

本記事ではマイナンバーカードを持っていない場合の確定申告や、マイナンバーカードを利用した確定申告について分かりやすく説明します。

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マイナンバーカードがない場合の確定申告は?

マイナンバーカードを持っていない場合の確定申告は、従来の方式で書面提出するか、ID・パスワード方式でe-Taxをするかになります。

税務署に持参または郵送する方法

税務署まで取りに行く

確定申告書の書式を用意し、必要事項を記入して申告書を完成させます。確定申告書の書式は、税務署でもらうか、国税庁のWebサイトからダウンロードします。

国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用してWeb上で申告書を作成する方法もあります。この場合には、出来上がった申告書はe-Taxで送信するのではなく、提出するために印刷します。

完成した確定申告書は、税務署の窓口に持参するか、税務署宛に郵送して提出します。

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ID・パスワード方式でe-Taxを行う方法

スマホでマイナンバーなしの確定申告をするやり方

マイナンバーカードを持っていない人がe-Taxで確定申告をしたい場合には、事前に税務署でID(利用者識別番号)とパスワードを発行してもらわなければなりません。運転免許証などの本人確認書類を持参して税務署に行けば、その日のうちに発行してもらえます。

確定申告書等作成コーナーには、IDとパスワードを入力してログインします。指示に従って申告データを入力していき、完成後に保存したデータをe-Taxで送信します。

【参考】ID・パスワード方式について|国税庁

マイナンバーカードがなくても確定申告はできるが「マイナンバー」は必要

確定申告をする際には、自分や家族のマイナンバーを知っておかなければなりません。マイナンバーカードがなくても、マイナンバーを知ることは可能です。

確定申告書にはマイナンバーの記載が必要

確定申告書には、マイナンバーの記入欄があります。住所、氏名と合わせて自分のマイナンバーを記載しなければなりません。

なお、確定申告書には第一表と第二表があります。自分のマイナンバーは第一表に書きますが、第二表には配偶者や扶養親族等のマイナンバーを記入する欄があります。家族のマイナンバーについても把握しておきましょう。

マイナンバーを知るには?

自分自身のマイナンバーを知るには、次の3通りの方法があります。

(1)通知カードを確認
マイナンバー制度開始にあたって、2015年10月から同年末までの間に、マイナンバーが記載された「通知カード」が住民登録してある住所宛に簡易書留で送られてきているはずです。通知カードを見れば、マイナンバーを知ることができます。

(2)マイナンバーカードを確認
マイナンバーカードを手元に持っている人は、マイナンバーカードで番号を確認できます。マイナンバーカードは通知カードと違い、申請しないと発行されません。マイナンバーカードの交付申請は任意になっているので、交付申請していなければ手元にないことになります。

(3)マイナンバー記載の住民票写しを発行してもらう
役所の窓口へ行けば、マイナンバーが記載されている住民票を発行してもらえます。手元に通知カードやマイナンバーカードがない場合、住民票を取ればすぐにマイナンバーがわかります。

マイナンバーカードの取得方法

マイナンバーカードの交付申請をするには、3つの方法があります。

    1. オンラインで申請する方法

オンライン申請方法 – マイナンバーカード総合サイトからアクセスしてメールアドレス、顔写真、生年月日等の情報を登録します。

    1. 手書きの申請を郵送する方法

個人番号カード交付申請書をダウンロードするか、市役所などで用紙を入手し、必要事項を記入して、顔写真を貼り付けたものを送付用封筒で郵送します。

    1. まちなかの証明写真機から申請する方法

証明写真機のタッチパネルで「個人番号カード申請」を選択し、写真の代金を入れたのち、バーコードリーダーに交付申請書のQRコードをかざします。
画面の案内に従い、必要事項を入力して顔写真を撮影し、送信します。
※証明写真機にはマイナンバーに対応していないものもあります。

いずれの方法によっても、申請から1か月程度で自宅に通知書が届きますので、その通知書とともに必要書類を持参すると、市区町村窓口でマイナンバーカードが受け取れます。

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確定申告のマイナンバーカード方式とは?

マイナンバーカードがなくても確定申告はできますが、マイナンバーカードを持っていれば、「マイナンバーカード方式」によりスムーズに確定申告ができます。

マネーフォワード クラウド確定申告では、スマホアプリ、e-Tax、窓口・郵送など、さまざまな提出方法に対応しています

e-Taxで確定申告する方法は2種類

確定申告は、インターネット経由で行うこともできます。インターネットを利用した電子申告のことを「e-Tax」といいます。e-Taxを利用すれば、自宅のパソコン等からオンライン申告ができます。

e-Taxで確定申告するやり方としては、「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」の2つの方法があります。

ID・パスワード方式事前にID(納税者識別番号)とパスワードを取得してから行う方法
マイナンバーカード方式マイナンバーカードとICカードリーダライタを使用して行う方法

マイナンバーカード方式で確定申告するメリット

ID・パスワード方式でe-Taxを行う場合、事前に税務署に行くか、WebからID・パスワード方式の届出を送信するなどして、IDとパスワードを発行してもらわなければなりません。マイナンバーカード方式なら、16桁のID(納税者識別番号)の入力などせずに確定申告ができます。

ただし、マイナンバーカード登録時のパスワードを忘れた場合には、市役所などの窓口でパスワードの初期化の手続きをして再設定する必要があります。

マイナンバーカード方式に必要なもの

マイナンバーカード方式で確定申告するには、次のものが必要になります。

(1)パソコン等
インターネットに接続可能なパソコンやスマートフォンが必要です。また、現在では給与所得雑所得一時所得だけでなく、事業所得、不動産所得もスマートフォンでの確定申告が可能となっています。

ただし、事業所得及び不動産所得をスマ―トフォン専用画面で申告するためには、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で収支内訳書又は青色申告決算書を作成する場合に限ります。

(2)マイナンバーカード
マイナンバーカードを持っていない場合には、あらかじめ交付申請をして入手しておきましょう。

(3)ICカードリーダライタ
マイナンバーカードなどのICカードに書き込まれた情報を読み込むための機器です。電器店などで2,000円程度から購入できます。

なお、マイナンバーカード対応のスマートフォンを利用すれば、ICカードリーダライタなしでマイナンバーカード方式の利用が可能です。

マイナンバーカード方式のやり方

マイナンバーカードでe-Taxを行う大まかな流れは、次のようになります。

マイナンバーカードとICカードリーダライタを準備
マイナンバーカードがない場合には、マイナンバーカードの交付申請をして発行してもらいます。マイナンバーカード方式で手続きを進める際には、取得時に市区町村役場で設定した3種類のパスワード(利用者証明用電子証明書、署名用電子証明書、券面事項入力補助用)が必要になるため、パスワードの控えなどもなくさないようにしましょう。

ICカードリーダライタを持っていない場合には、電器店などで購入して準備します。スマートフォンでの申告が可能な人で、マイナンバーカード対応のスマートフォンを持っている人は、ICカードリーダライタは不要です。

事前準備セットアップを行う

確定申告書作成等コーナーを利用してe-Tax送信する環境を整えるために、必要なソフトのインストールといった事前準備が必要です。国税庁のWebサイトから事前準備セットアップファイルをダウンロードし、セットアップを行います。

確定申告書等作成コーナーで申告データを入力

確定申告書等作成コーナーにアクセスし、マイナンバーカードとICカードリーダライタを使って認証を行った後、指示に従ってデータを入力していきます。

デジタル庁の管轄するWebサイトに「マイナポータルサイト」があり、そこでは多くの行政の手続きがWeb上でできます。このマイナポータルサイトでは確定申告に必要な次のデータが順次入手できるように進んでいますので、データ連携してe-Taxに添付して送信することが可能です。

参考:社会保障・税番号制度<マイナンバー>について|国税庁

入力が終了して申告書が完成したら、電子申告用のデータとして保存します。

e-Taxを利用して送信

保存した申告データをe-Taxを利用して送信します。

マイナンバーカードを取得して確定申告をラクに済ませよう

マイナンバーカードがなくても確定申告はできますが、マイナンバーカードを持っていれば事前に税務署に出向く手間を省いて、e-Taxによりスピーディーに確定申告できます。マイナンバーカードを使ってスマホからのe-Taxもますますやりやすくなっています。

これから確定申告する人は、マイナンバーカードをお手元に準備しておくのがおすすめです。

【参考】
令和5年分 確定申告特集|国税庁
マイナンバーカード総合サイト
e-Taxソフト(WEB版)を利用するに当たって | 国税庁

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