- 更新日 : 2022年12月20日
免許証は確定申告に必要?要提出の本人確認書類を解説
運転免許証は、常時携帯するものの一つであり、いろいろな場面、場所で本人確認の書類として使うことがあります。では、確定申告のときには運転免許証は必要なのでしょうか?
実は、確定申告において運転免許証が役に立つ場合があります。この記事では、確定申告において運転免許証がどのような場合に役に立つのかを解説します。
なお、マネーフォワード クラウド確定申告では、個人事業主やフリーランスの方が確定申告する際に知っておきたい基礎知識や、確定申告の準備、確定申告書の作成方法・提出方法などを分かりやすくまとめた「青色申告1から簡単ガイド」を無料で用意しております。
チェックリスト付きなので、情報収集だけでなく、書類作成・申告手続きを行う時にもお使いいただけます。
この記事を読む方におすすめ税理士監修で、40ページ以上の情報がギュッと詰まったお得な1冊となっていますので、毎年使える保存版としてご活用ください。
目次
「マネーフォワード クラウド確定申告」なら日々の取引入力→申告書の作成→申告作業が、オンラインで完結します。取引明細の自動取得と仕訳の自動作成に対応しており、手入力を減らしてカンタンに書類を作成。そのままスマホから提出することもできます。
PC(Windows/Mac)だけでなく、スマホアプリからも確定申告が可能です。
確定申告の本人確認は免許証でもできる
確定申告書を提出する際には、本人確認書類が必要です。
基本的にはマイナンバーカードを持参したり、マイナンバーカードの写しを添付したりすることによって、確かに本人からの提出であることを証明します。
しかしながら、マイナンバーカードを持っていない場合には、本人確認書類として、次の2つの書類が必要となります。
- 番号確認書類
本人のマイナンバーが確認可能な書類の写し(通知カードやマイナンバー記載の住民票など)身元確認書類 - 身元確認書類
確定申告書に記載したマイナンバーの持ち主であることを確認する書類の写し
(運転免許証、公的医療保険の被保険者証、パスポート、身体障害者手帳など)
本人確認書類については、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律施行規則」第11条において提示または提出することが規定されています。
マイナンバーカードがない場合における確定申告の本人確認書類としては、運転免許証だけでは足りず、通知カードなど個人番号を証明するものが必要となります。
また、初めて電子申告する場合においても、税務署に「電子申告等開始届出書」を提出する必要がありますが、マイナンバーカードがない場合には運転免許証などの本人確認書類が必要となります。
免許証はマイナンバーカードがない場合に必要
運転免許証は、パスポートなどと同様、顔写真と現住所、生年月日などが記載され身元確認ができます。したがって、確定申告時において、マイナンバーカードがない場合に本人確認書類として利用可能です。
ただし、運転免許証だけではマイナンバーが確認できないため、通知カードやマイナンバー記載の住民票などとともに使用しなければなりません。
マイナンバーの場合は1枚で番号確認と身元確認が可能なため、2種類の資料は不要なのです。
マネーフォワード クラウド確定申告では、個人事業主やフリーランスの方が知っておきたい"経費"のキホンや勘定科目を分かりやすく1つにまとめた「個人事業主が知っておくべき経費大辞典」を無料で用意しております。
税理士監修で、経費の勘定科目や具体例だけでなくワンポイントアドバイスもついているお得な1冊となっていますので、ぜひ手元に置きたい保存版としてご活用ください。
確定申告で必要な書類
所得税の確定申告については、下記のような書類が必要となります。
- 確定申告書
- 必要となる添付資料
- 本人確認書類(番号確認と身元確認ができるもの)
還付申告の場合は金融機関の口座を記載します。
所得控除によっては、添付資料が必要なものがあります。
所得税の確定申告においては、令和3年4月以降は印鑑が不要となりました。
なお、「確定申告で必要な書類」についての詳細は、以下をご参照ください。
免許証による本人確認で確定申告する場合の提出方法
確定申告において、運転免許証を本人確認書類として利用するケースとしては、次の2つが考えられます。
それぞれのケースにおいて、提示方法が異なりますのでご注意ください。
なお、下記いずれの場合にも本人のマイナンバーを確認するための通知カード、住民票の写しや住民記載事項証明書は別途必要です。
- 税務署窓口に確定申告書を持参する場合
運転免許証を「提示」し、確認が済めば終わりです。 - 確定申告書を郵送する場合
運転免許証の写しを確定申告書に「添付」して送付します。
なお、運転免許証以外の写真付き身分証明書としては、パスポート、運転経歴証明書、身体障害者手帳、療育手帳、在留カード、写真付き学生証・社員証・資格証明書、税理士証票などがあります。
参考:(別添)|国税庁
なお、「本人確認書類の提出方法」の詳細については、以下をご参照ください。
免許証の添付方法
確定申告書を郵送する場合においては、添付用の台紙も準備されていますので利用しましょう。
出典:税務手続の案内|国税庁、本人確認書類(写)添付台紙を加工して作成
あくまでも運転免許証などを本人確認資料として利用するのは、手元にマイナンバーカードがない場合となります。マイナンバーカードがあれば、マイナンバーカード両面の写しを添付します。
必要な書類の理解を深め、正しく確定申告を行いましょう!
マイナンバーカードも定着はしてきましたが、運転免許証のほうが利用頻度が高く、使いやすいということもあります。
確定申告書の提出には運転免許証が必要という覚え方ではなく、マイナンバーカードがない場合に免許証でも一部代替できるという認識を持ち、確定申告を済ませましょう。
マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例
データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。
ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様
もっと読むよくある質問
免許証は確定申告に必要ですか?
確定申告には免許証は不要です。ただし、マイナンバーカードがない場合には、番号確認資料に添えて運転免許証の提示をすることで本人確認ができます。詳しくはこちらをご覧ください。
免許証の写しは窓口提出の場合も必要ですか?
確定申告書を税務署窓口へ持参する場合には、不要です。免許証を本人確認資料とする場合においては、「提示」だけで問題ありません。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
確定申告の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
石巻市の確定申告ガイド!税務署や郵送先、会場の情報を網羅的に解説
この記事では石巻市(宮城県)の確定申告に必要な税務署や申告書等の送付先、会場について解説します。確定申告を行う際は、時間に余裕を持って準備を進め、期限内に行いましょう。 2025年の確定申告期間は2月17日から3月17日まで 所得税の確定申…
詳しくみる白色申告の収支内訳書とは?書き方を簡単に解説!提出不要のケースは?
白色申告を行う場合、収支内訳書を作成して税務署に提出する必要があります。収支内訳書には、一般用・不動産所得用・農業所得用の3種類があり、所得の種類によって書き方が異なるため注意が必要です。 今回は、収支内訳書の書き方・記入例や提出方法につい…
詳しくみる愛媛県の確定申告ガイド!税務署や郵送先、会場の情報を網羅的に解説
この記事では愛媛県の確定申告に必要な税務署や申告書等の送付先、会場について解説します。確定申告を行う際は、時間に余裕を持って準備を進め、期限内に行いましょう。 2025年の確定申告期間は2月17日から3月17日まで 確定申告の期間は、原則翌…
詳しくみる宇佐市の確定申告ガイド!税務署や郵送先、会場の情報を網羅的に解説
この記事では宇佐市(大分県)の確定申告に必要な税務署や申告書等の送付先、会場について解説します。確定申告を行う際は、時間に余裕を持って準備を進め、期限内に行いましょう。 2025年の確定申告期間は2月17日から3月17日まで 所得税の確定申…
詳しくみる白石市の確定申告ガイド!税務署や郵送先、会場の情報を網羅的に解説
この記事では白石市(宮城県)の確定申告に必要な税務署や申告書等の送付先、会場について解説します。確定申告を行う際は、時間に余裕を持って準備を進め、期限内に行いましょう。 2025年の確定申告期間は2月17日から3月17日まで 所得税の確定申…
詳しくみる綾部市の確定申告ガイド!税務署や郵送先、会場の情報を網羅的に解説
この記事では綾部市(京都府)の確定申告に必要な税務署や申告書等の送付先、会場について解説します。確定申告を行う際は、時間に余裕を持って準備を進め、期限内に行いましょう。 2025年の確定申告期間は2月17日から3月17日まで 所得税の確定申…
詳しくみる