- 作成日 : 2022年12月16日
副業に役立つおすすめの資格を紹介!週末に勉強するなら?
副業を行う人口は年々増加しており、これから副業を始めようとする方も多いでしょう。副業を始めるに際して気になるのが資格です。仕事内容によっては資格があることで有利になる、もしくは収入が増える場合があります。
本記事では、副業で資格を取得するメリット・デメリットや副業に役立つ資格や在宅ワークにおすすめの資格などを紹介します。
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目次
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副業に資格は必要?
「副業を始めようと思っているが、資格は必要だろうか」と考えている人もいるのではないでしょうか。副業を始めること自体に資格は必要ありませんが、仕事の内容によっては資格が必須もしくは有利に働く場合があります。
まず業務上資格が必要な場合です。例えばその資格を持つ人だけが独占的にその業務に携われる、業務独占資格があげられます。主に次のような資格・仕事です。
- 医師や看護師、薬剤師など、人の命に関わる医療の仕事
- 弁護士や司法書士、行政書士など、士業といわれる専門性の高い仕事
- 建築士、施工管理技士、電気工事士など、建物の建築に関わる仕事
これらの仕事は無資格で業務を行うと罰せられるため、必ず資格が必要です。
このような業務に必須の資格だけでなく、資格があることで信頼度が上がり、案件の受注が増えたり収入が上がったりするケースもあります。そのような仕事では、資格を取得してから始めた方がよいでしょう。
特に取得した資格が本業でも活かせる場合は、取得にチャレンジすることをおすすめします。
また本業とは異なる分野の副業を始める場合にも、資格は有効です。以前から興味があり、実務経験はないものの副業として挑戦したいというような場合です。
経験がなくても資格があれば、雇用主あるいは依頼主からの信頼を得やすいでしょう。
副業に向けて資格取得するメリット
副業のために資格を取得することで、多くのメリットを得られます。
資格取得のメリットは、主に次の3つです。
- 知識やスキルが身に付く
- 本業でも評価が上がる
- 転職活動にも役立つ
資格取得により、知識やスキルが身につきます。本業に関連した資格であれば、仕事に対する理解が深まり、業務改善にも役立つでしょう。本業との関連はなくても、資格があることで今後転職や独立を考える際の選択肢が増えるというメリットがあります。
また、資格があれば、社内の評価を高められるのも利点です。会社によっては、資格があると手当がつく制度を設けているところもあります。
転職の際も、資格があることが有利に働きます。資格は「スキルを持っていることの証明」であり、資格を持たない人に差をつけて採用されやすくなるでしょう。
副業に向けて資格取得するデメリット
資格取得には、以下のようなデメリットな側面もあります。
- 取得しても役立つとは限らない
- 時間やコストがかかる
- 合格するとは限らない
資格取得が必須の仕事は資格取得が必ず役立ちますが、そうでない場合は取得しても役に立つとは限りません。資格取得は時間やコストがかかるため、資格を持つことを特に評価してもらえない場合は、「無駄だった」と感じる場合もあります。
資格取得に挑戦しても、合格するとは限りません。合格率が低く、難易度の高い資格も多くあります。難易度の高い資格ほど評価は高まる傾向はありますが、合格できなければ時間とお金が無駄になるだけです。ただし資格という形はなくても、資格に向けた勉強により確実に知識は増え、業務に役立つと考えることはできるでしょう。
副業に役立つおすすめの資格
どの資格が副業に役立つかは、選ぶ仕事により異なります。ここでは、副業に活かせるおすすめの資格を6つ紹介しますので、参考にしてください。
TOEIC・英検
英語力が必須、もしくは役立つ副業であれば、TOEICや英検の資格は不可欠です。高いアピールポイントになり、収入も増やせるでしょう。
TOEICは日常生活やビジネスで使う英語が出題され、試験準備をすること自体が英語のレベルアップにつながります。
出題と解答がすべて英語で、難易度は高めです。平均スコアは990点満点中600点前後で、副業で活かすためには800点程度を目指すとよいでしょう。
英検は日本英語検定協会が実施している、国内最大規模の英語検定試験です。7つの級に分かれ、年に3回試験が行われます。
3級からは2次試験が加わるため合格率が一気に下がり、難易度が高くなります。2級や準1級を持っていれば、高い評価を受けられるでしょう。
英語関連の仕事では、TOEIC800点以上または英検準1級以上を求められることが多く、採用の条件にされている場合も少なくありません。
資格を活かせる副業には、塾講師・家庭教師・翻訳・英文添削・TOEIC対策の相談などがあります。
参考:一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 TOEIC
参考:公益財団法人 日本英語検定協会
プログラミング言語
プログラミング言語の数は多く、難易度が低いのは、PHP・Python・GOなどです。プログラミング言語であるPHPのスキルを証明する民間資格に、PHP技術者認定試験があります。「初級」「上級」「認定ウィザード」の3種類があり、上級ではPHPの基礎を理解し、実用的なプログラミング技術を持つことが証明されます。
プログラミング言語は資格よりも実務経験が重視される傾向があり、Webサイトの作成やアプリの開発などの実績があれば、資格がなくても十分アピール材料になります。
そもそもプログラミングスキルは現場での実務経験から養われるため、単に知識を得る勉強のみでは、現場で使えるスキルを十分に習得できないでしょう。
参考:PHP技術者認定試験
日商簿記
副業で経理関係の仕事を受注したいのであれば、日商簿記の資格が必要です。資格取得の勉強により、簿記の知識を身につけること自体が業務に役立ちます。簿記検定は他に全経簿記や全商簿記がありますが、単に簿記資格という場合は日商簿記を指すといってよいでしょう。
経理の仕事につくなら2級が必要になり、日商簿記2級の取得を条件にしている会社もあります。経理や会計分野におけるプロフェッショナルを目指す場合は取得しておきたい資格であり、転職にも役立ちます。2級の合格率は約20%と低く、難易度の高い資格です。
税理士や公認会計士を目指す場合は、1級取得が必須です。合格率は約10%と高い難易度になります。
応用情報技術者
ITに関する技術的な知識を身につけていることを証明できる資格です。基本情報技術者試験よりも難易度が高く、実務経験が5年程度のシステムエンジニア・プログラマーの知識レベルが求められます。
マネジメントやマーケティング、経営戦略などの知識も問われ、本業での昇進や起業・独立にも役立つ資格です。
活かせる副業はシステムの設計やITコンサルタントなどで、資格を持つことで高い評価を受けることができます。
参考:情報処理推進機構 情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援試験
行政書士
行政書士法で定められている国家資格が、行政書士です。主に行政に提出する書類の作成をする仕事で、許認可申請の代理申請や相談業務への対応も行います。行政や法律に関する深い知識が求められ、合格率は10〜15%と高い難易度です。
資格を取得すれば副業で行政書士として働くこともでき、高収入も期待できます。行政書士が行う仕事の中でも、宅建業免許や飲食店営業許可の申請手続きなどは副業としても取り組みやすい業務です。
将来行政書士として独立を考えている場合、まず副業で行政書士の仕事を行うことで本業の収入を得ながら独立の準備ができるというメリットがあります。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、家計にかかわる幅広い知識を持ち、顧客の目標実現をサポートする資格です。3種類の資格があり、それぞれ難易度が異なります。
- AFP:日本FP協会が発行する民間資格
- CFP:日本FP協会が発行する民間資格で、AFPより難易度が高い
- FP技能士:国家資格で、1〜3級がある
AFPとCFPには有効期限があります。定められた継続教育期間に継続教育単位を取得し、更新手続きを行わなければなりません。
資格取得の勉強によりお金の知識が幅広く身につき、専門家として個人の顧客にアドバイスができます。また、お金に関する記事のライティングができるなど、副業の選択肢が広いのも特徴です。副業で稼いだお金の管理にも役立つでしょう。
在宅ワークに関連したおすすめ資格
在宅ワークは空いている時間を活かして効率良く働くことができ、副業でも取り組みやすいのがメリットです。在宅ワークを希望する人は多く、資格を持っていれば優先的に案件を受注できる可能性が高まるでしょう。
ここでは、在宅ワークに役立つおすすめの資格を4つ紹介します。
Webライティング技能検定
一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が認定する、民間資格です。Webライティングの資格には「Webライティング能力検定」という別の資格もあり、1〜3級まで等級が分かれています。1級の合格率は、25%〜30%と難易度は高めです。
資格取得によりライティングの基礎やスキル、ビジネスマナーが学べ、ライティング技能を向上させることで難易度の高い案件を受注できます。
Webライターは近年、在宅ワークとして人気があります。Webライターとして働く場合、特に資格は必要ありません。しかし資格があれば、文章作成技術を証明できます。他の応募者に差をつけられるでしょう。Webライターのほか、ブロガーやWebディレクターの副業にも役立ちます。
参考:一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会 WEBライティング技能検定
参考:一般社団法人 日本Webライティング協会 Webライティング能力検定
校正技能検定
書籍や雑誌の誤字脱字、表記の誤りをチェックする技能を認定する資格です。初級・中級・上級があり、初級は日本エディタースクールで指定科目を修得すると認定されます。上級は中級の合格者のみが受験可能です。
校正作業は需要が高まっており、ライティング・校正・編集の仕事に役立ちます。出版業界で働く場合には必須ともいえ、在宅ワークで案件を受注する際も、資格を持っていれば優遇される可能性が高まります。
合格率は上級がおよそ20〜30%程度、中級は30〜40%程度で、上級の難易度は高めです。
Webデザイナー検定
Web制作に必要な知識や技能を持つことを証明する資格です。コーディングやWeb制作などの在宅ワークに役立ちます。
資格にはベーシックとエキスパートがあり、ベーシックは主にWebサイトの企画・作成・デザインについての基礎知識が問われます。難易度はそれほど高くなく、初心者でも基本的な知識を身につけていれば合格できるレベルです。
エキスパートは、Webサイトの企画や制作、運用に関する専門的な知識が問われ、実際のWebデザインに活かす能力も求められます。合格率は30〜50%程度で、難易度はやや高めです。
テープ起こし技術者
一般社団法人音声テキスト化協会が認定する民間資格で、テープ起こしの技術を持つことを証明します。講演会や会議、インタビューなどのテープを起こす仕事に役立ち、在宅で行いやすい仕事です。
試験ではテープ起こしの基本的な知識と、具体的に仕事をする上で求められる知識や技術が問われます。また、実際に音声データを指示に従って文章を書く実技問題もあります。特に難しい専門知識は必要なく、協会が主催する「テープ起こし講座」の全科目を修了していれば取得しやすい資格です。
参考:一般社団法人音声テキスト化協会 「テープ起こし」検定試験
女性に人気のおすすめ資格
女性に人気の資格も多く、副業に活かすこともできます。ここでは、趣味や特技を活かせて副業にも役立つ資格を3つ紹介します。
カラーコーディネーター
東京商工会議所が主催する検定試験で、カラーコーディネートに興味がある女性におすすめです。色の特性やバランスを見極め、効果的な組み合わせや配色をコーディネートする知識を学べます。
試験内容にはさまざまな製品分野の色彩事例を網羅しているため、仕事に役立つ実践的な色彩の知識を学べるのが特徴です。
スタンダードクラスとアドバンスクラスがあり、難易度は低めです。
仕事の幅が広いのが特徴で、アパレル・コスメ・ヘアメイク・ブライダル・インテリアデザインなどの分野で活躍できます。インテリアコーディネートや資料の色調整など、クラウドソーシングワークでもさまざまな案件を募集しています。
ネイリスト技能検定試験
ネイリストとしての正しい技術と知識の向上を目的とした検定試験で、女性に高い人気の資格です。ネイリストになるために特別な資格は必要ありませんが、資格を取得していれば評価が上がります。
爪の健康と美容について、プロとしての知識や技術を認定する試験です。筆記試験と実技試験があり、どちらも爪のケアやネイルアート、爪についての悩みへの対処についてのスキルが求められます。
1〜3級があり、3級は義務教育を終了していれば誰でも受験できます。1・2級は、下位の級に合格していることが条件です。1・2級の合格率は40%以下と低く、難易度は高くなります。1級取得後は、さらに上級資格の日本ネイリスト協会認定講師を目指せます。
インテリアコーディネーター
公益社団法人インテリア産業協会が認定している、民間資格です。快適な住空間を作るために適切なアドバイスができることを認定します。インテリアに興味があり、流行に敏感な女性におすすめです。
仕事は主に、顧客の要望に応えて照明や家具などのインテリアを選び、内装の提案を行うといった内容です。オンラインコーディネーターなどの副業で役立ちます。
合格率は23%前後と低く、難易度は高いといえるでしょう。資格の有効期限は5年で、引き続き資格を所有するには登録後5年目に研修等を受け、更新手数料を納める手続きが必要になります。
参考:公益社団法人インテリア産業協会 インテリアコーディネーター資格試験
資格を活かした副業をしたら確定申告も忘れずに
副業の所得が一定額を超える場合、確定申告が必要です。アルバイトやパートなど給与所得の場合に給与収入が年間20万円を超える場合、本業の年末調整とは別に確定申告をしなければなりません。
収入が事業や不動産、株式投資などによる場合は、経費を差し引いた所得が年間20万円を超える場合に確定申告が必要になります。
副業の所得が20万円以下で確定申告が不要の場合でも、市役所等への住民税の申告は忘れないようにしましょう。
確定申告には白色申告と青色申告があり、青色申告にすれば最大65万円の特別控除が受けられます。青色申告にできるのは事業所得や不動産所得などがある場合で、事前の届け出が必要です。また特別控除を受けるには、複式簿記による記帳をするなどの要件があります。
副業で確定申告をする場合の詳しい内容や手続きは、以下の記事が参考になります。ぜひチェックしてみてください。
副業にも資格は役立つ
近年は、働き方改革の一環により政府も副業を推奨しています。それを受けて副業を許可する企業も増え、多くの人が副業を始めている状況です。
副業で案件の受注を増やし、収入を上げるには資格の取得が有効で、本業にも役立つ場合が少なくありません。興味のある資格があれば、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例
データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。
ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様
もっと読むよくある質問
副業に資格は必要?
仕事内容によってはあると採用や案件の受注に有利になり、収入が増える可能性があります。詳しくはこちらをご覧ください。
副業に向けて資格を持つメリットは?
知識やスキルが身に付き、本業でも評価が上がる場合があります。詳しくはこちらをご覧ください。
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