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  3. ミュージシャン向け確定申告の書き方!経費にできるものも解説
  • 作成日 : 2021年5月28日

ミュージシャン向け確定申告の書き方!経費にできるものも解説

ミュージシャン向け確定申告の書き方!経費にできるものも解説

ミュージシャンとひと口にいってもバンドマンや歌手、インディーズバンドや楽団などさまざまです。また、働き方も本業や副業、アルバイトといった形があり、同じミュージシャンでも確定申告の必要性や提出書類が異なります。

そこで今回は、ミュージシャンの確定申告書の書き方や経費について詳しく解説するとともに、確実な確定申告を行うためのおすすめ会計ソフトもあわせて紹介します。

ミュージシャンと確定申告

ミュージシャンの確定申告は、当日払いの報酬である、いわゆる「とっぱらい」などが存在するため、収入に関する書類集めが大変なこともあります。基本的には他の業種と同じく、領収書や請求書所得控除に関する書類を保管しておく必要があります。ここでは「本業」「副業」「アルバイト」の3つの観点から、ミュージシャンが確定申告をする際の手順や申告書の書き方などを解説します。

確定申告とは?ミュージシャンに必要?

確定申告とは1月から12月まで1年間の所得金額から税金を計算して、その結果を税務署に提出する作業のことです。同じミュージシャンであっても、収入の得方や金額によって、確定申告の有無が異なります。

また、楽器は減価償却として経費に計上できるなど、ミュージシャンならではの特徴があります。ここではそれぞれの特徴について詳しく解説します。なお、確定申告に関する詳細は以下の記事を参考にしてください。

本業がミュージシャンの場合

本業をミュージシャンとして収入を得る場合、原則として確定申告を行う必要があります。これはミュージシャンに限ったことではなく、1年間の所得金額が48万円を超える場合は、確定申告を実施して納税しなければなりません。税金を期日までに支払わなければ、延滞税が加算され税負担の増加につながるため注意しましょう。

副業でミュージシャンをしている場合

会社員の傍ら、副業でミュージシャンをしている場合、とっぱらいを含めた所得金額によって、確定申告の有無が異なります。副業の所得金額が年間で20万円を超えると、確定申告の義務が発生します。一方、ミュージシャンとしての所得金額が年間20万円以下の場合は、所得税の確定申告をする義務はありません。ただし、住民税の確定申告が必要となる点には注意が必要です。

アルバイトと掛け持ちをしている場合

主にアルバイトで生計を立てているミュージシャンの場合は、アルバイト先で年末調整が行われていれば、基本的に確定申告は必要ありません。ただし、普段は会社員として働き、アルバイト(副業)としてミュージシャンを掛け持ちしている場合には、その所得金額が20万円を超えると確定申告が必要になるため注意しましょう。

確定申告の書き方と手順

ミュージシャンの確定申告を行う際には、確定申告書B第一表には住所や氏名、所得、税金などの情報を正確に記載します。記入しなければならない項目が複数あるため、間違わないように注意が必要です。

「確定申告書B第一表」の書き方

「確定申告書B第一表」の書き方

1.住所や氏名

住所や氏名は正確に記入しましょう。個人番号欄にはマイナンバーを記載します。職業欄には「ミュージシャン」や「音楽家」と記入してください。

2.収入金額等

ここには収入を記載します。フリーランスのミュージシャンとして得た収入の場合は「営業等(ア)」に記入。アルバイトとして給与を受け取った場合は「給与(カ)」に記入してください。

3.所得金額等

青色申告白色申告ともに「青色申告決算書」もしくは「収支内訳書」に記載した所得金額を転記します。所得とは、収入金額から楽器や機材といった必要経費を差し引いた儲けのことです。

なお、青色申告で「青色申告特別控除」を受ける場合は、控除額を差し引いた後の所得金額を記入してください。

4.所得から差し引かれる金額

「適用できる控除」がある場合は、漏らすことなく記入します。基礎控除は所得が2,400万円以下の場合、48万円の控除が受けることが可能です。ただし、所得が2,400万円を超える場合は、段階的に減額され2,500万円を超えると0円になります。

また、仕事で使った請求書や納品書、見積書を参考に、必要経費の合計額を記入しましょう。また、社会保険料控除医療費控除生命保険料控除などがある場合は、各控除証明書を参照しながら金額を記入してください。これらの控除証明書は、確定申告時に添付する必要があります。

なお、ミュージシャンの請求書・納品書・見積書については、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてご確認ください。

5.税金の計算(所得税)

実際に納める所得税を計算します。(30)の欄へ算出した「課税される所得金額」を記入し、その金額にかかる税額を求めて(31)の欄へ記入してください。

(31)の欄に記入する金額は、所得ごとに5%~45%の範囲で税率が、0円~479万6,000円の範囲で控除額が変動します。

6.その他・延納の届出

用紙の右下の「その他」欄へは「青色申告特別控除額」「繰越損失額」などの金額を記入します。結婚されている場合は「配偶者の所得」も記入しましょう。

また、何らかの原因によって、申告期限までの納税が難しい場合は「延納の届出」に延滞理由を記載します。

7.還付金の受取口座

所得税の還付が発生する場合は、還付分の税金の振り込みを希望する口座情報を正しく記入してください。

なお、ミュージシャンの確定申告に関する手順については、以下のページで詳しく解説していますので参考にしてみてください。

とっぱらいが発生した時は?

ライブハウスなどへの出演後に「とっぱらい」が発生した場合は、可能な限り領収書を書き、ひかえを手元に保管しておきましょう。

請求書や領収書をお願いできない場合も、自分自身で書いておき、控えを手元に残しておくようにしてください。ミュージシャンの請求書の書き方については、次のページで詳しい解説しています。

ミュージシャンが経費にできるもの

スタジオ代や楽譜など、音楽活動に使用した費用は全て経費として計上可能です。ミュージシャンが経費にできる費用の例は、次の通りです。

  • 楽器の購入費や修理代
  • ツアーでの移動に使った電車やタクシー代
  • ツアー中の宿泊代
  • 仕事の打ち合わせに要した飲食代
  • 楽器に必要な電池代
  • 仕事で使うパソコン購入費
  • など

機材や楽器は経費計上できますが、価格が10万円以上の場合は、その年に一括計上するのではなく「減価償却資産」として複数年に分けて計上する必要があるため注意が必要です。

例えば、楽器は5年に分割、機材車として利用した自動車は4年に分割して経費計上します。他にも自宅マンションの1室を音楽活動専用の部屋にしている場合は、家事按分して一部を経費として計上できます。

確定申告を会計ソフトでカンタンに

ミュージシャンが確定申告や税金対策を簡単に行うためには「マネーフォワードクラウド確定申告」をおすすめします。日々の記帳や確定申告に必要な書類を自動作成できます。

多くの金融機関やサービスと連携しており、明細の取得も自動で実施可能です。さらに、取得した明細をAIが判別して、正確な仕訳まで行ってくれます。

作業負荷が高い仕訳の簡素化は、忙しいミュージシャンにとっても嬉しい機能だといえるでしょう。確定申告に必要な書類が自動で作成され、e-Taxでの申告にも対応しています。

ミュージシャンや音楽家の確定申告について正しく理解しよう

ミュージシャンにとっても、経費の管理や確定申告の知識は必要不可欠です。ただし、すべての関連情報を理解するのは難しいと思われるため、日々の記帳から確定申告に必要な書類までを自動作成できる会計ソフトを有効活用しましょう。

確定申告にかかる作業の効率化を実現し、本業である演奏や練習により多くの時間を割くことが可能になります。

よくある質問

ミュージシャンは確定申告が必要?

音楽が本業の場合は48万円以上、他に本業がある場合は20万円以上の所得があれば、確定申告が必要です。詳しくはこちらをご覧ください。

ミュージシャンが経費にできるものとは?

ミュージシャンとして仕事に使っているものは経費になります。楽器代やライブハウスのレンタル費用、ツアー先の宿泊代、関係者との打ち合わせに使った飲食代などは経費計上できます。詳しくはこちらをご覧ください。

とっぱらいがおきたときの対応方法は?

領収書を書いて、控えを保管しておきましょう。領収書の受け取りを断られた場合も、書いて保管しましょう。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

【監修】マネーフォワード クラウド確定申告

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