【2019年版】確定申告時期! 1月・2月・3月にやること徹底ガイド

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1月になりました。そろそろ確定申告の準備をしなければいけないな、と考えている方も多いでしょう。今回は、給与所得者の方と個人事業者の方が無事に手続きを終えられるように、確定申告をする人が1月~3月にやるべきことをまとめました。スケジュール通りに動いて、余裕を持って税務署に行きましょう。(執筆者:元国税局職員・お笑い芸人 さんきゅう倉田)

1月にやることは「必要書類の準備」

まず、2019年の確定申告期間は2月18日(月)~3月15日(金)です。とはいえ、確定申告の準備は前もってできます。まず今から取り掛かれる、1月にやることをチェックしましょう。

給与所得者の場合

会社員、パート、アルバイトなどの給与所得者の方は、基本的に勤め先で年末調整を行いますね。通常、年末調整をすれば確定申告は不要ですが、給与所得者でも確定申告をしなければならない人もいます。例えば、医療費控除や雑損控除を受ける、6自治体以上にふるさと納税をした、12月に結婚して配偶者控除を受ける、2カ所で働いているといったケースです。

給与所得者で確定申告を行う人は、1月に必要な書類を集めておきましょう。それぞれのケースによって必要な書類が異なりますので、どの書類が必要かを調べて準備します。

例えば、医療費控除であれば、昨年1月1日~12月31日までの医療費の領収証を整理します。医療費は、自分の分だけでなく、家族の分を合わせることができます。この家族を正確に言うと「生計を一にする配偶者やその他の親族」のことですが、平たく言えば「生活が一緒の家族」です。扶養家族かどうかは関係ありません。単身赴任や親に生活費をもらって一人暮らしをしている学生なども概ね含まれます。

どんなものが医療費になって、どんなものが医療費にならないかは、一般の方では判断ができませんので、インターネットで調べるか税務署で聞きましょう。

>>確定申告に必要な添付書類をケース別に確認!
>>【総まとめ】確定申告で所得税に適用される控除一覧

個人事業者の場合

昨年中に、帳簿の作成を行っていない方は速やかに入力しましょう。本来であれば、売上と経費は年内にある程度計算しておかなければいけません。そうしないと、利益がどのくらいあって、納税額を圧縮するためにどのくらい経費を使うべきなのかがわかりません。

多くの方が12月に消耗品や設備を購入するのは、「このままでは利益がかなり出るな、どうせ税金で持っていかれるのなら、経費を増やそう」と考えてのことです。つまり、その考えに至るまでに、その年の11月くらいまでの売上と経費を計算しているしっかり者といえます。節税をしようと思ったら、1月にレシートを整理していては遅いのですが、2月に確定申告をするのであれば、1月中に済ませておきましょう。

帳簿の作成は手書きでは困難ですが、申告書作成ソフトを使うと、収入や経費を入力するだけで国税庁の求める“正規の簿記”で帳簿を作成してくれるのでおすすめです。

売上を入力していると、源泉徴収票や支払調書が必要になってきます。昨年や1月中に送付してくれる取引先が多いはずですが、支払調書をくれない会社もあります。源泉徴収票と異なり、支払調書には交付義務がないので、もらえなければ、報酬金額や源泉徴収税額、取引先の名前、住所を正確に把握しておく必要があります

2月にやることは「確定申告書の作成と提出」

今年の確定申告は2月18日(月)からですが、実はそれ以前でも申告書は提出できます。あくまで税務署が確定申告シフトを敷くのが2月18日(月)からなのです。これは「所得税基本通達」という国税庁の規則にも書かれています。

<所得税基本通達120-2>
その年分の確定申告書(法第120条第8項及び第122条第1項《還付等を受けるための申告》に規定する申告書を除く。)がその年の翌年2月15日以前に提出された場合には、当該申告書は通則法第17条第2項《期限内申告》に規定する期限内申告書に該当するものとする。(平23課個2-33、課法9-9、課審4-46、平29課個2-13、課資3-3、課審5-5改正)

難解に書かれていますが、要は「確定申告期間以前に提出された申告書は、期間内に提出されたものとする」ということです。

ちなみに、例年の確定申告期間は2月16日からです。そのため通達では「2月15日以前」と表現しています。2019年は2月16日が土曜日であり、税務署は土日閉庁しているため、月曜日の2月18日から開始されるのでしょう。

税務署で申告する場合

記入漏れなどがないか確認してもらいたい方は、税務署に赴いて申告するのが安心です。税務署は月曜日から金曜日の午前8時30分~午後5時まで開いているので、時間内に行けば署員に相談することができます。

土日にしか税務署に行けない方で、2月18日(月)よりも前に提出したいという方は、1月24日(日)と2月3日(日)に行けば税務署が開庁しているかもしれません。それまでに準備を終えて、国税庁のホームページで管轄の税務署が開庁しているか確認してみると良いでしょう。

自宅から申告する場合

もちろん自宅から申告することもできます。ネットで「確定申告書作成コーナー」と検索すると、確定申告書を作成できる国税庁のページにたどり着きます。このようにネットで確定申告書を作り、電子申告(e-Tax)や郵送による提出ができます。計算も自動でやってくれますので、税務署で質問することがない方にはおすすめです。

>>国税庁の確定申告書等作成コーナーはこちら!

手書きで入力したい方は、次の国税庁のページから確定申告書を印刷できます。

>>確定申告書はこちらから印刷

確定申告書を作っていると年金の証明書や国民健康保険の通知書、生命保険の証明書がないことに気づくことがあります。取り寄せるには時間がかかりますが、2月中に連絡すれば確定申告期間内に届くことが多いようです。

3月は「申告期限に注意」

所得税の確定申告は3月15日(金)までですが、この期限に間に合わなければどうなるのでしょう?

還付の場合

還付の方は期限を守らなかった場合、還付金が振り込まれるのが遅くなります。期限を過ぎてしまっても還付申告は過去5年分行えるので、2018年の分は2023年までに還付申告を行えば大丈夫です。

ちなみに、今年は2018年~2014年分までの還付申告を行えます。

>>収めすぎた税金が返ってくるかもしれない「還付申告」の方法

納税の場合

納税の方は、期限を過ぎると無申告加算税が賦課され、納めなければならない税金が増えます。必ず期限を守りましょう。

なお、消費税の申告期限は4月1日(月)です。会社員の方には意味不明かもしれませんが、個人事業者になると、売上によって消費税を納める場合があります。

>>確定申告をしないことによるペナルティって?

まとめ

あなたがこの記事を読んでいるときには、今すぐ申告することが可能です。分からないことは無料で、税務署で聞くことができます。2月中には申告を済ませ、速やかに納税しましょう。

<確定申告1月~3月にやること>

2019年の確定申告期間:2月18日(月)~3月15日(金)

1月にやること:
・必要書類を確認する(控除を受ける場合、各控除によって添付書類が異なるため注意が必要)
・個人事業主は帳簿作成を済ませておく

2月にやること:
・確定申告書を作成する
・確定申告書を税務署に提出する(電子申告や郵送での提出も可能。2月18日以前でも提出可能

3月に注意すること:
・まだ未提出の方は申告期限内に間に合うよう注意

さんきゅう倉田さんの記事一覧

■2018年12月12日掲載:
元国税職員が見た「追徴課税の現場」 “謎の社員”の給与振込先は…

■2018年11月19日掲載:
「おじいさんは山へガサ入れに…」 元国税芸人さんきゅう倉田が「#税務童話」をつくってみた

執筆:さんきゅう倉田(元国税職員/芸人)

大学卒業後、東京国税局を経て、よしもとクリエイティブ・エージェンシーで芸人に転身。将来の夢「天下り」、好きな領収証「コクヨ」、無人島に一つ持っていくとしたら「振替伝票」。著書に『読めば必ず得する税金の話』(総合法令出版)、『笑う数学』(KADOKAWA)がある。
Twitter:https://twitter.com/thankyoukurata
HP  :http://www.thankyoukurata.com/



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