• 更新日 : 2026年10月21日

個人事業主の確定申告におすすめの会計ソフトは?選び方を解説

Point個人事業主は会計ソフトをどう選ぶ?

クラウド型の会計ソフトなら、記帳からe-Taxによる確定申告書の提出まで進められます。

  • 青色申告なら電子申告に対応し、仕訳登録数が無制限のものを選ぶ
  • 白色申告ならスマホ対応で無料プランのあるソフトを試す
  • 銀行・クレジットカードとの連携先を公式サイトで調べる

法改正にも自動で対応するため、令和9年分以後の控除額見直しにも備えられます。

個人事業主やフリーランスの方が会計ソフトを選ぶ際は、確定申告書の作成まで対応した会計ソフトを選ぶのが一般的です。ただし、さまざまな会計ソフトの中からどれを選べばいいか、迷ってしまう方も少なくないでしょう。

この記事では、会計ソフトの選び方で迷っている個人事業主の方向けに、主要ソフトの比較ポイントから、便利な使い方、実際の導入事例まで幅広く解説します。簿記の知識がない初心者の方でも、この記事を読めば自分に最適な会計ソフトを見つけ、日々の記帳から確定申告の準備までスムーズに進められます。

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個人事業主におすすめの会計ソフトは?

まず、個人事業主に人気のクラウド型会計ソフトの特徴を見ていきます。操作性や連携機能の方向性が異なるため、自分の使い方に近いものを選ぶとよいでしょう。

マネーフォワード クラウド確定申告は、機能の網羅性と拡張性が持ち味です。簿記経験者や税理士に馴染みやすい操作画面で、銀行やクレジットカードとの連携に加え、請求書や経費などの関連サービスもそろっています。事業の拡大を見据える方や、税理士と連携しながら進めたい方に向いています。

やよいの青色申告 オンラインは、シンプルさとコストパフォーマンスを重視した設計です。銀行・クレジットカード連携など必要十分な機能に絞られており、初心者でも迷いにくい画面構成になっています。まずは負担を抑えて始めたい方に向いています。

freee会計は、簿記の知識がなくても使えることをコンセプトにしています。質問に答える形式で入力を進められる独自の画面設計で、請求書の発行までひとつのサービスで完結します。経理に苦手意識がある方に向いています。

いずれもスマホアプリから確定申告まで行えます。料金やプランの内容は改定されることがあるため、各社の公式サイトで最新の情報を確認しましょう。

マネーフォワード クラウド確定申告は、多くの個人事業主・フリーランス、自営業の方に利用されており、事業規模を問わず導入されている会計ソフトです。

青色申告におすすめの会計ソフト

青色申告特別控除の最大額を受けるには、複式簿記での記帳に加えて、e-Taxによる電子申告などの要件を満たす必要があります。控除額は記帳と提出の方法によって変わるため、電子申告まで対応したソフトを選んでおくと手続きがスムーズです。

以下の特徴を持つソフトがおすすめです。

青色申告におすすめの会計ソフトの特徴
  • e-Taxでの電子申告に完全対応している
  • 青色申告決算書(貸借対照表・損益計算書)を簡単に出力できる
  • 仕訳登録数が無制限

会計ソフトを使えば、複雑な複式簿記も自動で作成してくれるため、青色申告を行う際は大変役立ちます。

白色申告におすすめの会計ソフト

白色申告は、青色申告ほどの節税メリットはありませんが、単式簿記(簡易簿記)での記帳が認められており、手続きが比較的簡単なのが特徴です。白色申告を選ぶ場合は、以下の特徴を持つソフトがおすすめです。

白色申告におすすめの会計ソフトの特徴
  1. 直感的に使いやすいデザイン(UI/UX)
  2. スマホアプリにも対応している
  3. 給与所得者の副業申告や各種所得控除の確定申告にも対応している

事業規模が小さく、まずは簡単に確定申告を済ませたいという方は、白色申告でも使いやすいシンプルな機能を持つソフトや、無料プランのあるソフトから試してみるのが良いでしょう。

確定申告までの流れ

マネーフォワード クラウド確定申告は、青色申告・白色申告、Windows・Mac、すべてに対応しています。

Macユーザーにおすすめの会計ソフト

インストール型の会計ソフトはWindows専用のものが多いですが、ブラウザで動作するクラウド型であればMacでも問題なく利用できます。購入前には必ず対応OSを確認しましょう。

Mac対応として一般的に知られる会計ソフト例は次の通りです。

Mac対応の主な会計ソフト
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※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。

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個人事業主が会計ソフトを選ぶポイントは?

個人事業主・フリーランスが自分に合った会計ソフトを選ぶために、いくつかのポイントを比較検討することが重要です。

会計ソフトの比較ポイント
  1. クラウド型かインストール型か
  2. 無料か有料か
  3. 会計知識はどの程度必要か
  4. 帳簿が簡単に作成できるか
  5. Excelデータとの連携は可能か
  6. 金融機関と連携しているか
  7. スマホアプリでどこでも作業できるか
  8. サポートは受けられるのか
  9. 見積書や請求書も発行できるのか
  10. インボイス制度・電子帳簿保存法に対応しているか

1. クラウド型かインストール型か

会計ソフトには、インターネット経由で利用する「クラウド型」と、PCにソフトをインストールする「インストール型」があります。近年は、場所や端末を選ばず利用でき、法改正にも自動で対応するクラウド型が選ばれるようになっています。

クラウド型とインストール型の違い
  • クラウド型
    インターネット環境があれば、PC(Windows・Mac)やスマホなど端末を問わず利用できる。常に最新のバージョンに自動更新される。
  • インストール型
    オフラインでも作業可能で、買い切り型が多いのが特徴です。ただし、Windows専用の場合が多く、法改正の際は更新プログラムの適用が必要です。

2. 無料か有料か

会計ソフトには無料のものと有料のものがあります。どちらを選ぶかは、事業規模と必要な機能の範囲で決まります。

無料と有料の違い
  • 無料ソフト
    コストがかからない点が最大のメリット。ただし機能制限があったり、サポートが限定的であったりするケースがほとんど。事業規模が小さい場合や、簡単な確定申告のみの場合は選択肢になる
  • 有料ソフト
    月額または年額の料金がかかるが、確定申告に必要な基本機能がそろい、手厚いサポートも受けられる。無料お試し期間が設けられていることが多く、使ってみてから判断できる

3. 会計知識はどの程度必要か

会計知識のレベルによって、選ぶべきソフトは変わります。入力画面の設計が知識量と噛み合っていないと、かえって手が止まりやすくなります。

  • 初心者
    専門用語が少なく、質問に答える形式で入力できるもの。独自のフォーマットで簿記を意識させない設計だと使いやすい
  • 経験者
    従来の帳簿に近いフォーマットで入力できるもの。これまでの知識を活かせるためスムーズに移行できる

ただし、どちらを使用するにしても、数値間違いや計上ミスによる申告誤りを防ぐため、最低限の簿記知識を身につけておくことをおすすめします。

4. 帳簿が簡単に作成できるか

日々の経理作業を効率化できるかどうかが重要です。以下の機能があるかチェックしましょう。

  • 数値入力以外の作業に時間や労力がかからないか
  • 取り込んだレシートから日付や金額を読み取るなど、仕訳や記帳を効率化してくれるのか
  • 各種申告書(確定申告書や決算書など)の作成をスムーズに行えるか
  • 仕訳の勘定科目自動提案や仕訳ルールの学習機能がついているか

マネーフォワード クラウド確定申告には以下のような機能が備わっています。

  • 銀行やクレジットカードなど多数の外部サービスと連携して取引明細を自動取得
  • 自動取得した取引明細に対する勘定科目を自動で提案
  • 登録した仕訳を学習して自動提案する勘定科目の精度が向上
  • 確定申告書や青色申告決算書を自動作成

5. Excelデータとの連携は可能か

Excelで帳簿を管理している方は、CSV形式などで会計ソフトにデータをインポートできるか確認しましょう。手入力でデータを打ち直す手間が省け、スムーズに乗り換えができます。

なお、マネーフォワード クラウド確定申告は、Excelで作成した取引明細をCSV形式でインポートが可能です。

6. 金融機関と連携しているか

お使いの銀行口座やクレジットカードと連携できるかは必ず確認しましょう。連携することで、取引データが自動で取り込まれるため、入力の手間を減らせます。

金融機関と連携するメリット
  • 口座や明細票などと同期して金銭データを自動で取り込んでくれる
  • 取り込んだ明細を基にした収支や推移を把握できるレポートなどをチェックできる
  • 取り込んだ明細内容からソフトが勘定科目を自動提案してくれる機能がある

連携先の銀行やクレジットカードを調べる際は、会計ソフトの公式サイトを確認する、もしくはサポートサービスへの問い合わせを行ってください。

7. スマホアプリでどこでも作業できるか

クラウド型会計ソフトの多くは、スマホアプリを提供しています。移動中や外出先でも作業を進められるため、経理をためこみにくくなります。

スマホアプリのメリット
  • 移動中や外出先で経理作業が進められる
  • スマホのカメラでレシートを撮影し、仕訳候補を自動で作成して取り込める
  • 発生した経費をその場ですぐに記録できる

マネーフォワード クラウド確定申告アプリなら、スマホカメラで撮った領収書・レシートを読み取り、金額や日付、勘定科目の候補を自動で推測する機能があります。スマホを利用して経理業務の効率化を図りたい個人事業主・フリーランスは、一度検討する価値があると言えるでしょう。

8. サポートは受けられるのか

特に初心者の方は、操作に迷った際に相談できるサポート体制が整っていると安心です。確認しておきたいのは次の項目です。

会計ソフトのサポート例
  • チャット(プランに応じた)や電話での操作サポートサービス
  • 請求書作成や送付に関する補助機能(ソフト・プランにより対応)
  • アカウント管理機能
  • 取引先データや経営状態レポートの記録

マネーフォワード クラウド確定申告の場合は、チャットサポートに加え、有料プランのパーソナルプラスでは電話サポートにも対応しています。また、サポートサイトでよくあるご質問や使い方を確認できます。

9. 見積書や請求書も発行できるのか

会計ソフトによっては、帳簿作成だけでなく、見積書、請求書、納品書、領収書といった書類を作成できる機能がついています。発行した請求書の内容を売上として連動計上できる機能があると、売掛金の管理がしやすくなります。

例えば、マネーフォワード クラウド確定申告では、プランに応じて以下の書類の作成が可能です。

  • 請求書
  • 見積書
  • 納品書
  • 領収書

10. インボイス制度・電子帳簿保存法に対応しているか

近年の法改正で特に重要なのが「インボイス制度」と「電子帳簿保存法」です。会計ソフトを選ぶ際は、これらの制度に対応しているかを確認しておきましょう。

  • インボイス制度への対応
    適格請求書(インボイス)の発行機能や、受け取ったインボイスの管理機能が備わっているか
  • 電子帳簿保存法への対応
    電子取引データの保存要件を満たしているか、スキャナ保存制度に対応しているか

多くのクラウド型会計ソフトは、これらの法改正に自動アップデートで対応しているため、制度対応の負担を軽減しやすく、個人事業主は事業に集中できます。導入前に公式サイトで対応状況を確認しましょう。

個人事業主の確定申告に会計ソフトが必要な理由は?

なぜ多くの個人事業主が会計ソフトを利用するのでしょうか。その理由は、手書きやExcelでの管理と比較して、業務効率や正確性に大きなメリットがあるためです。

簿記の知識がなくても正確な帳簿が作成できる

手書きやExcelでの帳簿付けは、転記ミスや計算間違いが起こりやすく、修正にも多大な時間がかかります。特に、青色申告特別控除の最大額を受ける場合は複式簿記による記帳が求められるため、専門知識がないと負担が大きくなりがちです。

しかし、会計ソフトを使えば、簿記の知識がなくてもガイドに従って入力するだけで、基本的な帳簿を自動で作成できます。

銀行連携や自動仕訳で経理作業を大幅に効率化できる

日々の取引入力は経理で最も時間のかかる作業です。多くの会計ソフトは、銀行口座やクレジットカードを連携させることで取引明細を自動で取り込み、AIが内容を分析して勘定科目の仕訳候補を提示してくれます。

これにより、手入力の手間が大幅に削減され、本来の事業に集中する時間を生み出せます。

法改正や電子申告(e-Tax)にも対応できる

税制は毎年のように改正されますが、クラウド型の会計ソフトなら常に最新の法令に対応したバージョンに自動でアップデートされます。青色申告特別控除の要件である電子申告(e-Tax)や電子帳簿保存への対応も、会計ソフトから行えます。

控除額は、令和8年分までは最大65万円です。令和9年分以後は、一定の要件を満たすことで最大75万円の青色申告特別控除を受けられる制度となります。75万円の控除を受けるには、優良な電子帳簿の保存またはデジタルシームレス保存など、所定の要件を満たす必要があります。

適用要件の詳細は、国税庁の最新情報を確認しましょう。控除額の区分は次の記事でくわしく解説しています。

参考:インターネットを利用して申告や納税などの手続をしたいとき|国税庁

約88%の個人事業主が開業1年以内に会計ソフトを導入

会計ソフトを導入した人の割合

ここで知っておきたいのは、多くの先輩個人事業主が事業の早い段階で会計ソフトを導入している傾向がある点です。

マネーフォワード クラウド確定申告が2022年4月に行った調査によると,個人事業を始める前に会計ソフトを導入した人は約32%、事業開始後1年未満に導入した人は約56%でした。つまり、調査回答者のうち約88%が開業後1年以内に会計ソフトを導入していることが分かります。

これは、事業開始当初から経理処理の正確性や効率化を重視する人が多いことがうかがえる結果と言えるでしょう。

  • 実施日:2022年4月19日~20日
  • 実施方法:Fastaskでのアンケート調査
  • Fastaskモニター/職種:自営業or自由業/年齢:20~59歳/男女問わず
  • 回答者数=567

個人事業主におすすめの会計ソフト「マネーフォワード クラウド確定申告」

マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワード クラウド確定申告は、個人事業主・フリーランス・副業の方におすすめの会計ソフト・確定申告ソフトです。

マネーフォワード クラウド会計との違い
  • マネーフォワード クラウド会計
    法人向けの決算書・申告対応を前提とした会計ソフト
  • マネーフォワード クラウド確定申告
    個人・個人事業主向けの確定申告書や決算書が出力できる確定申告ソフト

マネーフォワード クラウド確定申告を利用すれば、銀行口座、クレジットカードだけでなく、電子マネー、通販、クラウドソーシングなどともデータ連携が可能となり、日々の帳簿入力の手間を大きく削減できます。青色申告決算書の作成も仕訳内容に基づいて自動で行われるため、確定申告もスムーズです。

マネーフォワード クラウド確定申告には、有料プランの機能を一定期間無料で利用できるトライアル期間も設けられています。まずは実際に使ってみてから導入を検討するとよいでしょう。

個人事業主は将来も見据えた会計ソフトの選択が大切

会計ソフトは、確定申告を楽にするだけのツールではありません。日々の経理を効率化し、経営状況を正確につかむことで、事業成長につなげられます。

自分に合った会計ソフトを活用できれば、経理作業や確定申告手続きもスムーズに進むはずです。クラウド型であれば、青色申告特別控除の見直しのような制度変更にも自動で対応できます。

マネーフォワード クラウド確定申告は、1ヶ月の無料のお試し期間が用意されています。まずは実際に使ってみて、操作性や機能を体感してみてください。

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ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例

データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。

ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

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