• 更新日 : 2025年10月21日

業務アプリはどれを選ぶ?個人事業主向けおすすめアプリと選定のコツを紹介

個人事業主として日々の業務を効率よく進めるには、会計処理や顧客管理、スケジュール管理など多岐にわたるタスクをサポートしてくれる業務アプリの活用が欠かせません。

本記事では、会計・タスク管理・CRM・決済・マーケティングの5ジャンルで、国内で利用できるおすすめアプリを厳選して紹介します。

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なお、マネーフォワード クラウド確定申告では、個人事業主やフリーランスの方が確定申告する際に知っておきたい基礎知識や、確定申告の準備、確定申告書の作成方法・提出方法などを分かりやすくまとめた「青色申告1から簡単ガイド」を無料で用意しております。

チェックリスト付きなので、情報収集だけでなく、書類作成・申告手続きを行う時にもお使いいただけます。

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個人事業主の事務作業を自動化・効率化

マネーフォワード クラウド確定申告」なら日々の取引入力→申告書の作成→申告作業が、オンラインで完結します。

取引明細の自動取得と仕訳の自動作成に対応しており、手入力を減らしてカンタンに記帳・書類を作成。来年の確定申告は余裕を持って対応できます。

PC(Windows/Mac)だけでなく、スマホアプリからも確定申告が可能です。

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個人事業主向けの会計・経理アプリやソフトのおすすめは?

会計・経理アプリやソフトは、個人事業主の経理負担を大幅に軽減します。銀行口座やクレジットカードの明細データを自動取得し、AIが勘定科目を提案して仕訳を自動化するため、簿記の知識がなくても簡単に帳簿作成ができます。

ソフトによっては確定申告書の作成も可能です。

マネーフォワード クラウド確定申告

クラウド型会計ソフト大手の一つで、連携した銀行・カード明細の自動取得やAIによる仕訳提案機能を備えています。パーソナルミニプランだと月額900円から利用可能で、すべてのプランに30日間の無料お試し期間があります。

メール・チャット・電話サポート(パーソナルプラスプランのみ)も充実しており、税理士とデータ共有する機能も備えています。

参考:マネーフォワード クラウド確定申告

freee会計(フリー)

消費税の計算をしないのであれば、月額980円のスタータープランで必要十分な機能が利用できます。

銀行やクレジットカードとの連携により入出金から自動仕訳が可能で、領収書をスマホ撮影するとデータ読取・記帳まで行ってくれます。(スタータープランでは撮影のアップロードに回数制限があります。)

請求書や確定申告書の作成も可能で、プレミアムプランではチャット・メールによるサポートも提供されています。

参考:freee会計(フリー)

やよいの青色申告オンライン

青色申告に特化した機能が特徴のアプリです。セルフプランは年額10,300円から利用でき、初年度無料キャンペーンもあります。複式簿記の知識がなくても日付や金額、科目を入力するだけで帳簿付けが可能で、銀行明細やクレジットカード明細を連携すれば自動仕訳も行われます。

ベーシックプラン以上であれば、電話・メール・チャットでの手厚いサポートが受けられ、初心者でも安心して使えます。

参考:やよいの青色申告オンライン

タックスナップ(Taxsnap)

スマホで完結する確定申告アプリです。画面上の支出データを左右にスワイプするだけでビジネス経費かプライベートかを仕分けできる独自のUIや、AIが領収書データを一括自動仕訳する機能を備えています。

従来の会計ソフトにない直感的な操作性で、初心者や経理が苦手な人でも使いやすいです。

利用料金プランは複数ありますが、たとえばカンタンプランは年払いで約11,760円(月あたり980円)から利用でき、補償付きプランはその約2倍の価格です。2週間の無料体験期間も用意されています。

参考:タックスナップ

個人事業主向けのタスク管理・プロジェクト管理アプリやソフトのおすすめは?

Trello(トレロ)やAsana(アサナ)などのタスク管理アプリを活用すれば、複数の案件や日々のToDoを整理して進捗を可視化できます。これらのツールはスマホアプリからも操作でき、期限のリマインドやチーム共有が容易になるため、個人事業主の時間管理の強い味方です。

Trello(トレロ)

カードを動かして視覚的にタスクを管理する、カンバン方式のシンプルなタスク管理ツールで、プロジェクトの進行状況を直感的に管理できます。ボード10枚までなら無料で利用可能で、必要に応じてファイル添付やチェックリストなどの機能も追加できます。

有料のStandardプランは年払いの場合、ユーザーあたり月額5ドルでボード数無制限になるため、プロジェクト数が多い場合でも対応できます。

参考:Trello

Asana(アサナ)

プロジェクトやタスクの一元管理に強いツールで、ガントチャート風のタイムライン表示やタスクの関係設定など高度な機能を備えています。無料版(Basic)でもタスク管理の基本機能は使えますが、Premiumプランは月額約1,200円/ユーザー(年契約時)でタイムラインやカスタムフィールドなどが利用可能です。

個人事業主でもプロジェクトが複雑化してきたら導入を検討するとよいでしょう。

参考:Asana

Notion(ノーション)

メモ、データベース、タスク管理を一体化できるオールインワンの生産性アプリです。議事録から作業リスト、顧客台帳まで自由に作成・共有できる柔軟性が特徴です。

プラスプランは共有用のブロック数を無制限に利用でき、月額1,650円/ユーザー(年払い時1,650円)となっています。個人事業主であればまず無料プランで始め、必要に応じて有料プランにアップグレードするとよいでしょう。

参考:Notion

Todoist(トドイスト)

シンプルなToDoリスト管理に特化したアプリで、仕事からプライベートまであらゆるタスクを一元管理できます。マルチデバイス対応でスマホでもPCでも手軽にタスク追加・確認が可能です。

無料版でもプロジェクト数数に制限はありますが基本機能は利用でき、有料版(プロ)は年払いで月額約488円と低価格でリマインダーやラベル管理など高度な機能が追加されます。

一人でも確実にタスクを消化したい個人事業主に適しています。

参考:Todoist

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個人事業主の"経費"、うまく活用できていますか?

マネーフォワード クラウド確定申告では、個人事業主やフリーランスの方が知っておきたい"経費"のキホンや勘定科目を分かりやすく1つにまとめた「個人事業主が知っておくべき経費大辞典」を無料で用意しております。

税理士監修で、経費の勘定科目や具体例だけでなくワンポイントアドバイスもついているお得な1冊となっていますので、ぜひ手元に置きたい保存版としてご活用ください。

個人事業主が知っておくべき経費大辞典

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個人事業主向けの顧客管理アプリやソフトのおすすめは?

HubSpotやZoho CRMなどの顧客管理(CRM)アプリを導入すると、見込み客から既存顧客までの情報や商談状況を一元管理できます。

顧客データの分析により最適なアプローチが可能になり、リピーター獲得や売上向上につながります。

HubSpot CRM(ハブスポット)

高機能ながら主要なCRM機能を無料で提供しているツールです。顧客リスト管理、パイプライン管理、メール開封のトラッキングなど営業支援の機能が豊富で、マーケティングやカスタマーサポートのモジュールと拡張連携も可能です。

無料プランはコンタクト数やコアシート数に制限がありますが、追加で機能が必要になった場合には有料プランに移行できます。

初期費用も不要で導入しやすく、まずCRMを試してみたい個人事業主に最適です。

参考:HubSpot CRM

Zoho CRM(ゾーホー)

低価格で機能充実のクラウド型CRMです。3ユーザーまでは無料版を利用でき、分析レポート機能やメール配信機能などビジネス拡大に役立つ機能を備えています。

スタンダードプランはユーザーあたり月額1,680円(税別、年額払い)から利用可能で、本格的に活用したい場合でもコストを抑えられます。

日本語サポートも提供されており、中小企業から個人事業主まで幅広い規模で導入されています。

参考:Zoho CRM

Salesforce Sales Cloud(セールスフォース)

顧客・商談管理に加え、見込み客の管理や売上予測管理など豊富な機能を持ちます。小規模事業者向けにはStarter Suite(月額3,000円/ユーザー)が用意されており、基本的なCRM機能を少人数で利用できます。

ただし他のツールに比べ料金は高めで、機能も多岐にわたるため、将来的に事業拡大を見据えて本格的なCRMを使いこなしたい場合に検討するとよいでしょう。

参考:Salesforce Sales Cloud

Eight Team(エイトチーム)

名刺管理アプリ「Eight」の法人向けサービスで、紙の名刺をスキャンしてデータ化し、チーム内で共有・活用できるのが特徴です。個人事業主が取引先の名刺管理に利用するケースもあり、スマホアプリで名刺情報をすぐに検索できます。

料金は基本利用料が月額19,800円(税抜)で10名までのアカウント料を含み、11名以上は1名あたり月500円の追加料金となります。

一見高額ですが、名刺スキャン機能で手入力工数を削減できるメリットがあり、顧客との接点管理を名刺ベースで行いたい方に向いています。

参考:Eight Team

個人事業主向けのオンライン決済・請求アプリやソフトのおすすめは?

オンライン決済・請求アプリやソフトを利用すれば、オンラインや対面でクレジットカード等のキャッシュレス決済を手軽に導入できます。これらのサービスは専用端末や請求書発行機能を提供し、決済手数料は取引ごとに約2~5%台で月額固定費が無料のものが多いです。

未払いリスクを低減し、スムーズな代金回収につながるため、個人事業主の取引にも活用されています。

Square(スクエア)

Squareは小型のカードリーダーやレジスターを使い、クレジットカード決済を受け付けられるサービスです。初期費用として端末料金がかかりますが、月額費用は0円で、決済時にのみ手数料がかかります。

店頭でのカード決済手数料は2.5%、オンライン決済でも3.6%とシンプルな料金体系です。レジPOSアプリも無料提供されており、少額の売上でも気軽にキャッシュレス決済を導入できます。

振込サイクルも、振込先口座が三井住友銀行またはみずほ銀行の場合、翌営業日入金と早いため資金繰りの面でも安心です。それ以外の銀行の場合、水曜日締め、同週の金曜日振り込みになります。

参考:Square

STORES 決済(ストアーズ)

STORESはネットショップ作成サービスで有名ですが、実店舗向けのキャッシュレス決済サービスも展開しています。月額固定費は無料プランあり、決済端末(カードリーダー)は通常19,800円ですが、スタンダードプランだと1台目が無償提供されるキャンペーンもあります。

決済手数料はフリープランでクレジットカード・QR決済が2.48%~5.5%、有料のスタンダードプラン(月額3,300円)にすると主要カードの手数料が1.98%~に引き下げられるなど、プランに応じて手数料が変わります。

国内の電子マネーや後払い決済にも対応しており、リアル店舗とオンライン両方の決済をまとめて管理できるのが強みです。

参考:STORES 決済

PayPal(ペイパル)

世界中で広く使われているオンライン決済サービスです。個人事業主でもビジネスアカウントを開設すれば初期費用・月額費用は一切かからず、すぐにクレジットカード決済が利用できます。

請求書をメールで送信してクレジット払いしてもらう機能もあり、対面販売がない業種でも導入が簡単です。

決済手数料は国内取引で3.6%+40円とシンプルで、海外からの支払いにも対応しています。売上はPayPal口座に即時反映され、日本の銀行口座へも引き出せます(引出額5万円未満の場合は手数料250円)。

信頼性が高く個人間送金にも利用されるサービスのため、顧客にも安心感を与えられるでしょう。

参考:PayPal

Misoca(ミソカ)

Misocaは請求書・見積書の作成に特化したクラウドサービスです。ブラウザ上で簡単に請求書や納品書などを発行でき、郵送代行や取引先へのメール送信機能も備えています。

個人事業主向けに毎月10通までの請求書発行なら無料で利用でき、それ以上発行する場合は月額733円(15通まで)や月額2,791円(100通まで)など段階別の定額プランを選択できます。

作成した請求書データは弥生会計などと連携して会計処理にも活用可能です。紙の請求書発行にかかっていた手間を省き、未入金の状況をチェックして効率化できます。

参考:Misoca

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"法人成り"を検討してみませんか?

マネーフォワード クラウド会社設立は、個人事業主が法人成りを検討したほうがよいタイミングをまとめた「法人化を検討すべき7つのタイミング」を無料で用意しております。

創業支援に強い税理士監修で、ポイントがまとまったお得な1冊となっていますので、ぜひ将来を見据えた情報収集でご活用ください。

法人化を検討すべき7つのタイミング

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個人事業主向けのマーケティング・SNS運用支援アプリやソフトのおすすめは?

マーケティング・SNS運用支援ツールを活用することで、SNS投稿用のデザイン作成や投稿スケジュール管理、Webアクセス解析、メールマーケティングといった作業を効率化できます。

投稿コンテンツの作成から効果測定・改善まで一貫して支援してくれるこれらのサービスを使えば、集客や販促にかける時間を大幅に削減しつつ、高いクオリティや精度でマーケティング施策を実行できるでしょう。

Canva(キャンバ)

デザインの知識がなくても洗練された画像やバナーを作成できるツールです。SNS投稿画像、チラシ、名刺、YouTubeサムネイルなどさまざまなテンプレートが用意されており、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で編集できます。

無料プランでも200万点超のテンプレートや素材にアクセス可能で、有料版のCanva Proは年額8,300円でさらに高度な機能と素材が使い放題になります。

チーム向けのCanvaチームスは年額15,000円〜で、共同編集やブランドイメージを維持したテキストやビジュアル素材をAIで生成できます。

SNSのビジュアルを手軽にグレードアップしたい個人事業主にとって強力な助っ人となるでしょう。

参考:Canva

Googleアナリティクス(GA4)

Googleが提供するWeb解析ツールです。無料でウェブサイトやアプリのアクセス解析ができ、集客経路やユーザー行動を詳細に把握できます。

イベントベースの計測でサイト内のどのコンテンツが閲覧・クリックされたかなども追跡可能です。

無料版でも十分な機能を備えており、自社サイトやブログを運営している個人事業主は、GA4でデータを計測してマーケティング改善に役立てましょう。

参考:Googleアナリティクス

Mailchimp(メールチンプ)

Mailchimpはメールマーケティングサービスです。メールマガジンの配信やステップメール(自動追従メール)などを簡単に設定でき、開封率やクリック率のレポートも提供されます。

無料プランでは登録できる連絡先(メールアドレス)数やメールの月間送信数に上限がありますが、まず少量のメール配信を試すには十分です。

より大規模に活用する場合はEssentialsプラン(月額約1,150円〜)やStandardプラン(月額約1,750円〜)にアップグレードすると、配信リストの増加、ABテストなど機能の追加やサポートが得られます。

メールによる見込み客フォローを仕組み化したい個人事業主に適したサービスです。

参考:Mailchimp

業務アプリを選ぶ際に重視すべきポイントは?

業務アプリを選ぶときは、目的に合った機能、使いやすさ、コスト、サポート、セキュリティの各要素をバランスよく見極める必要があります。

必要な機能と使いやすさを確認する

まず、アプリが業務に必要な機能をきちんと備えているかを確認します。会計なら確定申告の作成、CRMなら顧客管理やメール配信など、目的に応じた機能が搭載されているかがカギです。

また、操作画面が分かりやすいかどうかも重要です。無料トライアルがある場合は試用し、業務の流れに合っているか体感するのがおすすめです。

コストとサポート体制を考慮する

料金プランが予算に見合っているか、コスト負担が継続可能かも確認ポイントです。まずは無料または低価格プランから試し、必要に応じて上位プランに移行すると無駄がありません。

また、困ったときに頼れるサポート体制も重要です。問い合わせ手段の充実度や日本語対応の有無を事前に確認しましょう。

他ツールとの連携とセキュリティも重視する

業務効率を高めるには、他のツールとの連携性も重要です。銀行明細やクラウドストレージ、メールサービスなどと連携できれば入力の手間を減らせます。

さらに、クラウドアプリの場合は特にセキュリティ対策の確認も必須です。データの暗号化、アクセス制御、提供元の信頼性なども選定基準に含めましょう。

事業に合ったツール選びで業務効率アップを

個人事業主に役立つ5つの分野のおすすめアプリと選び方のポイントについて紹介しました。それぞれのサービスに特徴や料金体系の違いはありますが、業務内容や予算に合ったツールを選択することで、経理処理やタスク管理、顧客対応に費やす時間と手間を削減できます。

うまく業務アプリを活用してルーティンワークを効率化し、本業に専念できる環境を整えましょう。

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ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例

データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。

ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

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