- 作成日 : 2022年12月16日
大学生におすすめの副業とは?注意点や確定申告も解説!
大学生の本業は学業ですが、サークル活動や友人との付き合いなどを続けていくためには副業をする必要が生じることもあります。本業に影響を及ぼさない程度で、なおかつ効率良く稼げる仕事をまとめました。副業を選ぶポイントや注意点、確定申告についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
なお、マネーフォワード クラウド確定申告では、副業をしている人が確定申告する際に知っておきたい基礎知識や、確定申告の準備、確定申告書の作成方法・提出方法などを1冊にギュッとまとめた「副業の確定申告パーフェクトガイド」を無料で用意しております。
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目次
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大学生が副業を選ぶ際のポイント
大学生が副業をするときは、本業(学業)がおろそかにならないことが原則です。学業に支障が出てしまい、留年や退学をするのは避けたいものです。
また、副業はお金を稼ぐ手段でもありますが、将来の仕事に役立つなら、人生にとってプラスとなると考えることができます。就職を希望する業種に関わる仕事など、将来に役立つ仕事を選ぶようにしましょう。
違法性がないことも大切なポイントです。相場よりも異常に高給の仕事は、もしかしたら犯罪などと関わるかもしれません。自分自身が犯罪に巻き込まれるだけでなく、加害者側になるリスクもあるので注意しましょう。
学校の帰りなどにもしやすい(服装・髪型自由が好ましい)仕事であれば、学業と両立しやすくなります。どのような仕事を選ぶときも、学業との両立を意識することが大切です。
大学生におすすめの副業
大学生におすすめの副業を紹介します。いずれも学業と両立しやすい仕事ですが、副業に関わる時間が長くなりすぎると学業に影響を及ぼす可能性があります。無理なく両立できるように、仕事に携わる時間を制限しておきましょう。
スキルを活かせる副業
特定のスキルを持っている場合は、スキルを活かせる副業がおすすめです。副業として実践経験を積むことで、スキルをより高めることもできます。
Webライター
文章を書くことが得意であれば、Webライターを副業にしてみてはいかがでしょうか。Webライターは、基本的にはオフィスに行かず、在宅で仕事をします。また時間を問わないので、空き時間を仕事の時間にすることができます。
Webライターとして働くときは、クラウドソーシングサービスなどに登録することが一般的です。1文字あたりで報酬が支払われますが、登録したサービスの手数料が差し引かれるため、実際に受け取れる金額は報酬額よりも少なくなります。
プログラマー
プログラミングの経験があれば、プログラマーとして働くこともできます。プログラマーも基本的には在宅で働ける仕事のため、職場までの往復時間を節約できます。また、空き時間にできるので、授業がない時間や夜間を活用できるのも特徴です。
副業などの経験を積むことで、プログラミングのスキルを今以上に伸ばすことができます。将来、プログラマーとして就職しようと考えている方も、学生の間に経験を積んでおくほうが良いでしょう。
動画編集
動画編集を得意としている方なら、副業としてみてはいかがでしょうか。編集に必要な機材が揃っているのであれば、家に居たままできるので通勤時間がかかりません。
動画編集はスキルも必要ですが、センスも求められる仕事です。普段からYouTuberとして動画を編集している方や趣味として動画を編集している方も、動画編集を仕事にすることでセンスを磨いていきましょう。
翻訳
外国語を得意とする場合は、翻訳の仕事にもチャレンジできるかもしれません。英語だけでなく中国語や韓国語、フランス語などを得意とする場合は、さらに仕事が広がります。
ただし翻訳で必要とされるのは、外国語の読み書きのスキルです。外国語会話が得意でも、翻訳に向くとは限らないので注意しましょう。また特定の分野(医学英語、ビジネス英語など)に強いと、仕事が見つかりやすくなります。得意分野がある場合は、アピールするようにしましょう。
ハンドメイド
手作りが得意であれば、ハンドメイド作品を作る副業も検討できます。ハンドメイド作品を売るだけでなく、顧客のオーダーに応じて作る仕事もあります。ハンドメイド作品を販売するサイトもあるので、気になる方はチェックしてみましょう。
ハンドメイド作家として人気が出ると、コンスタントに仕事が入ることもあります。オーダーを受ける前に、まずは作品をいくつか出品して、顧客とイメージを共有しましょう。
写真撮影・販売
写真を撮影する仕事(カメラマンやカメラマン助手)もありますが、自分で撮影してオンライン販売する仕事もあります。
手っ取り早く始めることができるのは、撮影した画像の販売です。画像の売買を行うサイトに登録し、撮影した写真のデータを販売しましょう。ヒットするとコンスタントに収入が入るのも、写真販売の魅力です。
ストック型の副業
すぐに収入を得られるわけではありませんが、量を貯めることで、収入につながることもあります。ストック型の副業をいくつか紹介します。
アフィリエイト
ブログなどにアフィリエイト広告をつけることで、アフィリエイト収入を得られることがあります。読者が増えればアフィリエイト収入も増えやすくなるので、面白く良質な記事を多く作成しましょう。
YouTube
YouTuberとして働くこともできます。コツコツ動画を制作して流すことで、チャンネル登録者を獲得していきましょう。視聴者が増えれば、収入も増えます。
note販売・kindle販売
文章を書くことというよりは、小説を書くことが得意な方は、noteやkindleにして販売するという方法もあります。Webライターはクライアントの依頼通りの記事を書かなくてはいけませんが、noteやkindleで販売する場合は好きな文章を書けます。
Instagram・インフルエンサー
文章で伝えるよりも写真で伝えることが得意なら、Instagramに投稿して収益化を測ることもできます。ファッションセンスなどに自信がある方も、Instagramに写真を投稿してみましょう。多くのフォロワーを獲得すると、インフルエンサーとして企業から商品提供などを受けられることもあります。
コツコツ稼げる副業
反復作業が苦にならない方は、コツコツ稼げる副業に挑戦してみてはいかがでしょうか。いずれも1回ごとの報酬は大きくはありませんが、続けることでまとまった金額になることがあります。
ポイントサイト
ポイントサイトに登録し、タスクをこなすことで報酬を受けることができます。タスク1回あたりの報酬は少ないですが、空き時間にコツコツと続けることで数千〜数万円の収入を期待できるでしょう。
またポイントサイトでは、クーポンを提供していることがあります。購入したいものをクーポンを使って購入し、節約することもできます。
せどり
せどりとは、価格差のあるものを安く買って高く売ることで収入を得ることです。価格差のあるものを見つけること、また、中古品などに対して目利きできることも大切な要素です。スマホを使って検索することが得意な方であれば、せどりも得意な可能性があります。
アンケートモニター
アンケートモニターは専門のサイトに登録して、商品やサービスを試してアンケートに答える仕事です。1回あたりの報酬は安いですが、続けることで数千〜数万円の収入にすることができます。
覆面調査の方式でのアンケートモニターもあります。この場合は実際に店舗などに出向いて接客を受け、後日アンケートに答えることで報酬を得るスタイルが一般的です。
データ入力
文章を書くことは得意ではないけれど、細かな作業を得意とする方やパソコンの入力が速い方は、データ入力を副業にしてみてはいかがでしょうか。在宅ででき、作業時間も問われません。
大学生が副業をするメリット
副業をすることで、社会経験が身につきます。副業収入が増えると、経済的にも余裕が生まれ、挑戦できることが増えるでしょう。
自分の適性がわかるのも副業のメリットです。いくつかの仕事に挑戦し、自分に合うものを探していきましょう。
大学生が副業をする際の注意点
副業の中には、危ないものもあります。スマホで簡単に取り組める仕事の中にも、犯罪と関わるものがあるので注意が必要です。安全な副業を行うためにも、注意したいポイントを紹介します。
収入が多いと確定申告が必要な場合がある
給与所得以外のときは、所得が48万円を超えた時点で確定申告が必要になります。また、給与所得があり、源泉徴収されていない場合で、勤労学生控除に該当するときには、収入130万円を超えたときは確定申告が必要です。
学生の確定申告の基準については、次の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
参考:国税庁 No.1175 勤労学生控除
危ない副業は避ける
怪しい仕事に手を出すと、犯罪に巻き込まれるだけでなく、自分自身が犯罪者(受け子など)になることもあるので注意が必要です。SNSなどで募集されている仕事ではなく、信用できるサイトで紹介されている副業を選ぶようにしましょう。
稼げない期間もコツコツ努力する
アフィリエイト系やYouTubeなどは、すぐに収入につながる仕事ではありません。稼げなくてもコツコツ努力することで開花することもあるので、稼げないときも努力を続けましょう。
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大学生が確定申告をする方法
アルバイトによる給与所得は、源泉徴収されていない場合で、勤労学生控除に該当するときは、年間収入130万円を超えたときに確定申告が必要になります。確定申告とは1年間の収入などに対して、特定の時期に申告・納税する手続きのことです。次の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
大学生は確定申告などをしっかり理解した上で、副業するようにしましょう!
アルバイトによる給与所得は、源泉徴収されていない場合で、勤労学生控除に該当するときは、年間収入130万円を超えたときは確定申告が必要です。ただし、年間収入が103万円を超えると親の扶養控除を外れるため、親の課税所得額が増える可能性もあるので注意しましょう。

マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例
データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。
ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様
よくある質問
大学生が副業するメリットとは?
社会経験を得られること、自分の適性がわかること、使えるお金が増えることで挑戦できることが増えることがメリットです。詳しくはこちらをご覧ください。
大学生も確定申告が必要?
給与所得以外の所得が48万円を超えたときは確定申告が必要です。給与所得があり源泉徴収されていない場合で、勤労学生控除に該当する場合は収入が130万円を超えたときは確定申告が必要になります。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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