• 更新日 : 2020年4月2日

カウンセラーの請求書の書き方

カウンセラー_請求書の書き方

カウンセラーの国家資格として、2018年より「公認心理師」が新設されました。
公認心理師は、文部科学大臣および厚生労働大臣から免許を受け、「お客様の心理状態の観察やその結果の分析」「お客様本人や関係者に対する心理相談や助言などの援助」「心の健康に関する教育や情報の提供」といったサービスを提供します。多くの場合、サービス終了後に代金を現金で受け取りますが、請求書を発行して報酬を得ることもあります。ここでは、カウンセラーが発行する請求書の書き方をご紹介します。

カウンセラーが請求書を書くケース

カウンセラーとひとまとめにいっても、民間資格の臨床心理士と、2018年より認定試験が始まった国家資格の公認心理師があり、仕事の範囲は現在のところほぼ同じです。民間資格の臨床心理士は、法律による仕事内容の規定はなく、臨床心理学の知識とカウンセリング技術により、心理的な悩みを抱える人のカウンセリングを行います。

公認心理師は、「公認心理師法」によって規定されており、それによると、公認心理師の仕事はお客様の心理状態の観察やその結果の分析、お客様本人や関係者に対する心理相談や助言などの援助、心の健康に関する教育や情報の提供と定義されています。

カウンセラーの働く場所は、民間医療施設や公務員試験を受けて公的な施設(法務省の矯正局や児童相談施設)で常勤として勤めるケースと、独立してフリーランスとなる場合があります。公的な施設の勤務は、非常に狭き門です。公認心理師は、臨床心理学以外にも心理学や精神医学なども学ぶカリキュラムになっているため、今後公認心理師の資格が重視されると予想されます。

多くのカウンセラーは、独立して自分の事務所を持ち、カウンセリングを行う傾向です。企業や学校と複数契約して産業カウンセラーやキャリアカウンセラー、学校カウンセラーとして活躍する人もいます。
臨床心理士および公認心理師(以下、カウンセラー)は、提供したサービスに対する請求書を発行することがあります。請求を怠っていると、仕事が増える割には現金が手元に入ってこないという状況になりかねません。
正確で分かりやすい請求書のタイムリーな発行は、ビジネスで成功するための大切なポイントです。また、経理や確定申告の計算において請求書は重要な証拠品となりますので、請求書のコピーは大切に保管・整理しておきましょう。

カウンセラーの請求項目

請求書は、提供したサービスの代金を要求するときに発行するものです。お客様に支払いの義務があることを伝え、代金を払う期日を明示し、さらには、支払い期限が近づいていることを知らせる役割もあります。お客様にサービスを提供する際には、あらかじめ料金に消費税が含まれているのか、それとも消費税抜きなのかを明確に伝えることが必要です。カウンセラーの請求項目には、以下のようなものがあげられます。

カウンセリング料、原稿料、講演料、交通費、宿泊費、などです。交通費や宿泊費など実費で請求する場合は、領収書の添付も忘れないようにしましょう。請求書は、サービスを提供するたびに発行する方法と、月に一度をめどにまとめて請求する方法とがあります。一定期間の分をまとめて請求するよりは、サービスを提供するたびに請求した方が料金の回収率は高くなるでしょう。

カウンセラーが作成する請求書の書き方

請求書のフォーマットや内容、書き方に厳格なきまりはありませんが、確実に入金してもらうためにも、内容が明確で分かりやすいことが必要です。

(請求書サンプル)

カウンセラー_請求書

まず、請求書の一番上に「請求書」と記します。
また、請求書の発行日や支払方法、入金日などについては、請求書を作成する前に、請求先に確認をとっておくとトラブルが少ないでしょう。

では、請求書の書き方を順番に見ていきましょう。

(1)宛先には、料金を請求するお客様の氏名と住所を書きます。また、不備や誤字のないように前もって確認するようにしてください。

(2)請求する側の社名や店名、住所が入ります。請求書を管理しやすいように、請求書番号を加えます。また、一定の期間の請求代金をまとめて請求する場合、請求書に1-1、1-2、1-3のように枝番号を付けると複数の請求書をまとめやすくなります。そして、料金の請求日と支払いの期限を分かりやすく書きましょう。

(3)今回の案件で提供したサービスと、そのサービスに関連して支払った経費について、その単価、数量を記入します。数量とは、回数として記載する場合もあります。

(4)単価×数量の小計
例としては対面カウンセリング60分、電話ヒアリング60分、出張費などの項目を含みます。具体的には、カウンセリング料 単価60,000×1、出張費 14,450円×2(往復)といった内容が挙げられます。

(5)消費税

(6)小計と消費税額を足した合計金額

(7)内訳には軽減税率の対象とならない品目(10%)と対象となる品目(8%)の小計を分けて記載し、それぞれの消費税額を明らかにします。

(8)銀行振込の場合、振込先を間違えないように書きましょう。

(9)備考にお客様に対する日頃の感謝の言葉を添えると喜ばれます。

 

源泉徴収の対象になる品目

カウンセラーの仕事内容のうち、源泉徴収の対象になる品目は、所得税法第204条第1項第1号に定められている、原稿料と講演料です。
源泉徴収票の見方についてはこちらのページにて解説していますので、ご参照ください。

主な収入源となるカウンセリング料について、現状の法律では源泉徴収の対象にならないと考えられますが、詳しくはお客様や税理士に相談しましょう。

参考サイト:
国税庁「No.2792源泉徴収が必要な報酬・料金等とは」

まとめ

カウンセラーにとって、請求書はサービスに対する代金をお客様に請求する非常に大切な書類です。スムーズな支払いとお客様との良好な関係を維持するには、コミュニケーションと入金に向けた細かい気配りが重要となります。確実に入金してもらうためにも、記入漏れのない、配慮のある請求書の書き方を学んでください。

<関連記事>
請求書の書き方パーフェクトガイド


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

【監修】マネーフォワード クラウド請求書

請求書に関するお役立ち情報をマネーフォワード クラウド請求書が提供します。マネーフォワードクラウドは会計から人事労務までクラウドでDXを推進、バックオフィスの業務効率化を応援します。

領収書・見積書・納品書業務を自動化!マネーフォワード クラウド請求書

領収書・見積書・納品書業務を自動化でラクにしませんか? Money Forward クラウド請求書