• 更新日 : 2024年11月7日

ご査収の程よろしくお願い申し上げますの意味・例文や送付状の無料テンプレート

「ご査収の程よろしくお願い申し上げます」は、ビジネス文書で使用される丁寧な表現で、主にメールや書類の送付時に使用され、書類や資料の確認をお願いする際に用います。特にビジネスシーンでは、取引先に対して使用することが多い表現です。

この記事では、「ご査収の程よろしくお願い申し上げます」の意味や例文、送付状のの書き方をわかりやすく解説します。また、効率的に送付状を作成できる無料テンプレートもご用意しています。ぜひご活用ください。

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ご査収の程よろしくお願い申し上げますの意味は?

「ご査収のほどよろしくお願いいたします」は、相手に対して書類や資料の確認を依頼する際の丁寧な表現です。「査収」とは、文書や資料をよく確認することを指し、この表現を用いることで、ビジネス文書を受け取った際に内容を確認してもらいたい意図を伝えます。送り手の丁寧さや礼儀を示す言葉として、送付状や書類送付の場面で頻繁に使われています。

ご査収の程よろしくお願い申し上げますの例文

「ご査収のほどよろしくお願い致します」「ご査収ください」「ご査収願います」「ご査収くださいますよう」は、いずれも相手に書類や資料の受領と確認を依頼する表現ですが、微妙なニュアンスの違いや使用シーンによって適した表現があります。以下にそれぞれの違いと、具体的な例文をご紹介します。

ご査収の程宜しくお願い致します

最も丁寧で格式ある表現です。相手に丁重に確認を依頼する際に使用され、主に郵送や正式なビジネスメールの場面で好まれます。信頼感を伝えたいときや、重要な書類を送る際に適しています。

  • メール:
    「先日ご依頼いただきました資料一式を添付いたしましたので、ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。」
  • 郵送:
    「拝啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。このたび、貴社よりご依頼いただいた資料を同封いたしました。何卒ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。」

ご査収ください

シンプルで直接的な表現ですが、ややカジュアルな印象もあるため、親しい間柄やメールでの使用が適しています。相手に確認を依頼する意味が強調されます。

  • メール:
    「この度ご依頼いただきました見積書を添付いたしましたので、ご査収ください。」
  • 郵送:
    「お送りした書類一式を同封しております。内容をご査収ください。」

ご査収願います

丁寧で控えめな依頼表現です。メールでも郵送でも広く使用でき、丁寧さを持ちつつもシンプルな依頼表現として適しています。

  • メール:
    「先日ご依頼いただきました〇〇資料を添付いたしましたので、ご査収願います。」
  • 郵送:
    「御見積書を同封いたしました。内容をご査収願いますようお願い申し上げます。」

ご査収くださいますよう

依頼に加えてやや丁寧で控えめな印象を与える表現です。公式な場面や、重要な文書・提案書など、より丁寧さが必要な場合に使用されます。書類や資料の確認を強く依頼したい場合に適しています。

  • メール:
    「この度はお見積りのご依頼をいただき誠にありがとうございます。添付の見積書をご査収くださいますようお願い申し上げます。」
  • 郵送:
    「このたび、ご依頼いただいた見積書を同封いたしました。お手数ですが、ご査収くださいますようお願い申し上げます。」
表現ニュアンス用途例文
ご査収ください直接的でシンプルメール・郵送、ややカジュアルな場面資料を添付いたしましたので、ご査収ください。
ご査収願います丁寧だが控えめメール・郵送、一般的なビジネス場面見積書をお送りいたします。ご査収願います。
ご査収くださいますよう丁寧で控えめな依頼公式な場面、重要な文書添付の書類をご査収くださいますようお願い申し上げます。
ご査収のほどよろしくお願い致します最も丁寧で格式がある郵送、正式なビジネスメール書類をお送りしましたので、ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。

ご査収の程よろしくお願い申し上げますに似た表現

「ご査収のほどよろしくお願い申し上げます」に似た表現で、同様に書類や資料の受領と確認を丁寧に依頼するフレーズをいくつかご紹介いたします。

  1. ご確認のほどお願い申し上げます「内容をご確認いただけますようお願い申し上げます」
    → 内容や資料をしっかり確認してもらいたいときに使用できます。
  2. ご高覧賜りますようお願い申し上げます「ご多忙のところ恐縮ですが、ご高覧賜りますようお願い申し上げます」
    → 目を通してもらいたい際に、少し格式のある表現です。
  3. ご確認くださいますようお願い申し上げます「お手数をおかけしますが、内容をご確認くださいますようお願い申し上げます」
    → 受領と確認を依頼する際に、少し柔らかい印象を与えます。
  4. ご査収賜りますようお願い申し上げます「添付の資料をご査収賜りますようお願い申し上げます」
    → 受け取ったことと、確認を依頼する意味合いを持つ表現です。
  5. ご精査のうえ、ご確認お願い申し上げます「内容に誤りがないかご精査のうえ、ご確認お願い申し上げます」
    → 内容を細かく確認してもらいたい場合に適しています。

ご査収の程よろしくお願い申し上げますへの返事の仕方

「ご査収のほどよろしくお願い申し上げます」への返答には、確認の完了を伝え、依頼に対する感謝や今後の対応を示すのが一般的です。以下にいくつかの例文を紹介します。

  1. 確認完了の報告と感謝の例文「この度は、資料をご送付いただき誠にありがとうございます。内容を確認いたしました。問題ございませんでしたので、このまま進めさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。」
  2. 資料確認後の質問を含む返答の例文「資料を拝受し、内容を確認させていただきました。お手数をおかけし、ありがとうございました。一点確認したい事項がございましたので、別途ご連絡いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。」
  3. 丁寧な受領報告の例文「お送りいただきました資料を確かに受領いたしました。迅速なご対応に感謝申し上げます。内容の確認も完了しておりますので、ご査収いただいた旨ご報告させていただきます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。」
  4. 確認が完了していない場合の受領報告の例文「この度は資料をお送りいただき、誠にありがとうございます。現在内容を確認中ですので、完了次第改めてご連絡いたします。引き続きよろしくお願い申し上げます。」

相手との関係性や内容の重要度に合わせて、上記のように返答すると、丁寧で適切な印象を与えられます。

ご査収の程よろしくお願い申し上げますを使った送付状の例文

ここでは、「ご査収のほどよろしくお願い申し上げます」を使った送付状の例文を紹介いたします。請求書領収書などに添える送付状を書く際は、ビジネスマナーを守り、簡潔で丁寧な表現を心がけましょう。なお、文例は本文のみを掲載しておりますので、テンプレートを参考に、日付や取引先名、自社名などを追記してご利用ください。

請求書を送る場合の例文

X年X月X日

株式会社 ●●●●
ご担当: ●●● 様

株式会社 ●●●●
●●部 ●●●
担当: ●●●●
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
e-mail:XXXX@XXXX

請求書送付のご案内

拝啓時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、このたび下記の通り請求書を同封させていただきますので、ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。つきましては、お手数をおかけいたしますが、期日までにお支払いくださいますようお願い申し上げます。

敬具

〇月分請求書(No.10000)1通

以上

契約書の送付時の例文

X年X月X日

株式会社 ●●●●
ご担当: ●●● 様

株式会社 ●●●●
●●部 ●●●
担当: ●●●●
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
e-mail:XXXX@XXXX

契約書の送付のご案内

拝啓貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

さて、このたび、貴社とのご契約内容をまとめました契約書を同封させていただきましたので、恐れ入りますがご査収のほどよろしくお願い申し上げます。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

〇〇契約書 1通
関連資料 1通

以上

書類送付時の送付状の書き方

送付状は、1枚にまとめるのが一般的です。必要な情報を記載し、余計な表現は控えるよう心がけましょう。相手も読みやすく、内容もしっかり伝わります。

送付状に記載すべき項目は、以下のとおりです。

  1. 送付年月日
  2. 送付先(宛先)
  3. 差出人情報
  4. タイトル
  5. 頭語と結語・挨拶文
  6. 本文
  7. 送付内容(記・以上)

①送付年月日

送付状には、送付した日付を入れておくと、相手が書類を受け取った時期を確認しやすくなります。送付年月日は、送付状の右上か左上に書くことが多いです。

②送付先(宛先)

送付状には、誰に送っているのかを明確にするために、相手の名前や会社名を記載します。会社宛の場合は、会社名の後に担当者名も入れておくと丁寧です。個人宛なら、名前だけで十分です。これにより、相手に対する配慮が伝わります。

③差出人情報

差出人の情報も忘れずに書いておきます。会社名、部署名、担当者名、連絡先などを書いておくと、相手が連絡を取りたい場合にスムーズに対応できます。

④タイトル

送付状には、何を送るかを簡潔に示すタイトルをつけます。「請求書送付のご案内」や「書類送付の件」といったものがよく使われます。タイトルをつけることで、送付状を受け取った相手がすぐに内容を把握できます。

⑤頭語と結語・挨拶文

送付状の冒頭には「拝啓」といった頭語を使い、最後には「敬具」などの結語で締めくくります。また、挨拶文では、相手との関係や季節の一言を入れて、より丁寧な印象を与えると良いでしょう。

⑥本文

送付状の本文では、何を送ったかを具体的に説明します。例えば、「本日、貴社よりご依頼いただいた見積書を送付いたしますのでご確認ください。」など、送ったものやその背景を簡潔に伝えます。

⑦送付内容(記・以上)

本文の最後には、送った内容を箇条書きにしておくことがよくあります。「記」と書いて「見積書1通」のように書くと、相手が何が送られてきたかをすぐに把握できます。そして、最後に「以上」と書いて締めます。

ビジネスでの送付状の送り方

ビジネスシーンで送付状を添えて送る場合は、郵送による方法とFAXによる方法があります。メールやチャットで送る場合は、送付状を添付する必要はありませんが、メールの件名を工夫して重要な文書を送っていることを伝えましょう。

送付状と書類を郵送する場合

ビジネス文書を郵送する際には、送付状を書類の一番上に重ね、相手が最初に目にするよう工夫しましょう。送付状には挨拶や内容を知らせる役割があります。封筒は白色や淡いクリーム色など、落ち着いた色合いのものを使用するとよいでしょう。

封筒の表面には、住所や会社名・担当者名を正しく書きます。また「〇〇〇在中」と記載することで、中身がわかるため、受け取った相手は書類の仕訳がしやすくなり紛失等を防ぐことにもつながります。切手は過不足のないよう、封筒の左上に、まっすぐに丁寧に貼ります。

封筒の裏面には、自社の住所と名前を記入します。これにより、万が一配達に問題が生じた場合でも、確実に差出人に戻すことができます。

送付状と書類をFAXする場合

FAXで送る場合も、送付状を一枚目に送るのが一般的です。送付状があると、相手が受け取った内容をスムーズに理解できるようになります。FAXの際は、送信する枚数を明記します。「1/3」「2/3」「3/3」のようにページ数を記載しておくと、受信側が全ての書類を受け取ったか確認しやすくなります。また、送付状には送り主の連絡先を記載し、万が一不備や不明点があった場合に迅速に対応できるようにしましょう。

FAX専用の送付状は以下よりダウンロードいただけます。必要に応じて内容をカスタマイズしお使いください。

書類をメールやチャットで送る場合

メールやチャットで送る場合は、送付状は必要ありません。メールの件名に「【重要】〇〇〇の送付」などと入れておくと、相手が迷惑メールと間違えないようにできます。送付書類はPDFにし、添付漏れがないか、メールアドレスや相手の名前に間違えがないか確認して送付しましょう。


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