• 更新日 : 2024年3月29日

飲食店の請求書テンプレートと書き方のポイントを紹介!

飲食店の請求書は、主に経理担当者や店長、オーナーなどの職種の人が使用します。請求書は、飲食店が仕入れた食材や飲料、サービス、または設備の購入などに関して、供給業者からの支払いを要求する際、または飲食店がイベントやケータリングサービスを提供した後に顧客に対して支払いを請求する際に使われます。

請求書は、商品やサービスの提供が完了した後、通常は月末や取引が行われた直後に発行され、支払いの明細と期限を記載して相手方に送付されます。正確な会計処理と財務管理のために重要な文書です。

当記事では、飲食店で働く方向けに、飲食店ならではの請求書の書き方のポイントと、飲食店向けの無料テンプレートを紹介します。

飲食店の請求書を書く際のポイント・注意点

飲食店が作成する請求書は、飲食のメニューや人数などの記載が必要で、消費税の区分にも注意しなければなりません。支払サイトの設定も必要です。

ここでは、飲食店が請求書を書く際の注意点を解説します。

飲食店におけるインボイス制度での対応

2023年10月から始まったインボイス制度は、飲食店にも大きな影響を与えています。免税事業者の場合、取引の相手方が仕入税額控除を受けることができる適格請求書を発行できないため、飲食店の利用客が減る可能性があるためです。

飲食店は、ただ飲食する目的だけでなく、接待や商談などで利用する顧客もいます。その際の費用は「接待交際費」として経費に計上できるため、領収書やレシートを請求されることも少なくありません。

しかし、免税事業者は適格請求書の要件を満たした領収書・レシートを発行できないため、顧客に税負担をかけることになります。今後は別の店舗を利用しようと考えるかもしれません。

また、弁当の手配などで会社や学校などから大型の受注をしている飲食店の場合、免税事業者のままでは、取引の停止や価格の見直しを求められる可能性があります。

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飲食店が請求書に書く項目

飲食店の作成する請求書は、飲食の日にちや提供したメニュー、人数の記載が必要です。また、消費税の区別に注意しなければなりません。消費税は10%となりましたが、食品に関しては軽減税率により8%に据え置かれています。

そのため、店内で飲食した場合は10%、飲み物や一部の料理を持ち帰りする場合は8%になります。

具体的には、テーブルや椅子、カウンター、ベンチなどがある場所における飲食の提供は、軽減税率の対象にあたる「飲食料品の販売」ではなく、サービスの提供にあたるため、税率は10%です。一方、テイクアウトやデリバリー、椅子・テーブルのない屋台などは軽減税率が適用されて8%となります。

顧客から請求書の税率について質問された場合にも、しっかり答えられるようにしておかなければなりません。

支払サイトの決め方

取引先と取引を開始する際は、請求書を発行するための支払サイトを決定します。支払サイトとは、取引金額の締め日から支払日までの期間のことです。

例えば、月末を締め日にして翌月末に支払うという支払サイトを設定した場合、1日から末日までの請求分を記載した請求書を発行します。

支払サイトを具体的に決めずに取引すると、支払いが遅れて資金の運用に影響するリスクがあります。資金繰りに困るようなことにならないためにも、支払サイトはできるだけ短い期間に設定することがおすすめです。

飲食店向けの無料請求書テンプレート(インボイス制度対応)

飲食店-請求書

飲食店向けの請求書エクセルテンプレートは、こちらのダウンロードページから無料でダウンロードできます。

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免税事業者向けのシンプル・汎用的な請求書テンプレート

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請求書テンプレート一覧まとめはこちら

請求書テンプレート一覧

なお、飲食店向けの請求書以外にも、様々な請求書テンプレートを無料でダウンロードしていただけますので、詳しくはこちらのページからご覧ください。

マネーフォワード クラウド請求書

なお、マネーフォワード クラウド請求書では、エクセル不要でフォーム入力でカンタンに請求書を作成するが可能です。飲食店用の請求書ももちろん作成できますので、ぜひお気軽にご利用ください。

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【項目別】飲食店の請求書の書き方

続いて、請求書の書き方を項目別に解説します。

より詳しく知りたい方は、下記の記事に記載していますので、必要に応じてご参考ください。

1. 請求書のあて先

発注者の社名、事業部名、担当者名などを記載します。発注者とは異なる社名などを指定される場合もありますので事前に確認しましょう。

2. 請求内容

飲食店の仕入れに関する請求書を作成する際にも、「品目」「単価」「数量」という3つの基本項目は重要です。これらの項目を適切に記載することで、仕入れた商品の詳細が明確になり、後の在庫管理やコスト計算に役立ちます。以下に、それぞれの項目の書き方とポイントを解説します。

品目

  • 書き方:仕入れた商品の正確な名称を記述します。例えば、「牛肉ロース」「新鮮なトマト」「全粒粉パン」など、具体的な商品名を使います。
  • ポイント:ただ商品名を記載するだけでなく、可能であれば品質や規格、産地などの詳細も併記すると良いでしょう。これにより、同じカテゴリーの商品でも異なる特性を持つ商品の区別が容易になり、正確なコスト計算や品質管理が可能になります。

単価

  • 書き方:商品ごとの価格を記入します。価格は通常、税抜き価格で記載されることが多いですが、事前に取引条件に従って税込み価格か税抜き価格かを確認しておきましょう。
  • ポイント:単価を記載する際には、価格の根拠となる単位(例:キログラム、リットル、個)も明記することが重要です。これにより、価格の比較や後の計算が容易になります。また、価格変動があった場合の追跡もしやすくなります。

数量

  • 書き方:仕入れた商品の数量を記入します。数量は「箱」「キログラム」「リットル」「個」など、商品に応じた適切な単位で記載します。
  • ポイント:数量を正確に記載することで、仕入れた商品の総量が明確になり、在庫管理やコスト計算に直接影響します。また、将来的な発注計画を立てる際の参考にもなります。

3. 消費税の表示

消費税の金額を明記します。
また、内訳に軽減税率の対象とならない品目(10%)と対象となる品目(8%)の小計を分けて記載し、それぞれの消費税額を明らかにします。

特に、飲食料品は軽減税率の対象なので、そのほかの資材と一緒に請求書を作成する場合は、注意してください。

4. 発行日

基本的には、発注者が指定する締日を記載します。請求書の作成日ではないので注意しましょう。

5. 支払期日

双方で取り決めた支払日を記載します(「下請代金支払遅延等防止法」では、支払期日は受領より60日以内としています)。支払遅延防止のために毎回記載するとよいでしょう。

6. 発行者

ご自身の名前を記載します。

7. 振込先

銀行名、支店名、口座の種類(当座・普通など)、口座の名義、口座番号を正確に記載します。振込手数料を負担してもらう場合は、その旨を記載します。

8. 特記事項

支払い期日が変更される条件や分割払いなど、請求と支払いに関して特別な条件がある場合に記載します。

9. 請求書番号

後で請求済みや入金などの確認が簡単にできるように、右上に請求書番号を記載します。

10. ※適格請求書(インボイス)の場合の項目

インボイス制度に対応した請求書の場合は、下記の項目も必要です。

  • 登録番号
  • 軽減税率の対象である旨の表記
  • 税率ごとに区分して合計した税抜または税込対価の額および適用税率
  • 税率ごとに区分した消費税額等

インボイス制度についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考にしてください。

インボイス制度を図解でわかりやすく解説!制度対応においてのチェックポイントや注意点は?

インボイス制度について|国税庁

飲食店が請求書を作成する際のポイントまとめ

飲食店向けの請求書作成には、専用テンプレートの利用が効率的です。テンプレートでは、店舗情報、顧客情報、提供した商品やサービスの明細、金額、支払い条件など必要事項を網羅し、見やすく整理することが大切です。

また、クラウド請求書ソフトを活用することで、請求書の作成、送付、管理を簡単かつ迅速に行うことができ、ミスの削減や作業効率の向上にもつながります。これらのツールを駆使して、プロフェッショナルな請求書を作成しましょう。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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