• 更新日 : 2024年8月16日

スーパーの領収書の書き方・無料テンプレート

当記事では、スーパーの領収書の書き方やポイントについて、分かりやすく解説しています。

また、領収書の無料テンプレート、領収書の書き方の基本事項なども併せて紹介していますので、ぜひ併せてご参考ください。

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スーパーの領収書が必要なケースは?

一般にスーパーマーケットとは、食料品を中心として雑貨や衣料を取り扱う大規模な小売店を言います。この記事では、スーパーマーケット(以下「スーパー」)における領収書を取り上げます。

レジ機によるレシート・領収書が大半

スーパーで品物を購入すると、レジ機を通してレシートが出力されます。最近では、支払いの際に「レシート」「領収書」のいずれかを選択ができる仕組みになっているものもあります。購入品がこまごまとしていて、長いレシートより領収書のほうが見やすいこともあるしょう。また、レシートと領収書の両方が出力されるケースもあります。

支払者にとって領収書は代金を支払った証明書類であり、経費にするためには「レシート」「領収書」のいずれでも問題はありません。スーパーは通常、インボイス発行事業者となっているため、レシートがインボイスに対応しており、改めて領収書が必要となるケースはあまり多くないと言えます。

スーパーの領収書のポイント

スーパーにおける領収書について気になる点を挙げてみました。

領収書とレシートの違い

スーパーのレジシステムにはいろいろな種類があるため、領収書発行についてもシステムによって考え方が異なります。スーパー内のサービスコーナー等で領収書を作成するケースもあります。

領収書とレシートの主な違いは下記のとおりです。

比較項目領収書レシート
宛名の有無宛名の記載可通常宛名なし
発行タイミング顧客の要望により発行支払時に自動的に発行
取引内容の細かさ支払いの詳細の記載なし購入商品等の明細あり
発行方法手書きの場合もありレジシステムから自動発行

従業員の立替経費などのケースで、社内ルールにより宛名が必要な場合には、領収書に手書きで宛名や但し書きを依頼されることもあります。そのような場合、スーパー側は取引事実に基づいて記載しますが、すべてのスーパーが対応しているとは限りません。

なお、インボイスにおいては必要事項が記載された書類であれば、請求書、領収書、レシート等書類名は問われません。

宛名がないインボイス

インボイス発行事業者であるスーパーは、不特定かつ多数の者に対し販売する「小売業」であるため、インボイスの記載事項を簡易にした「適格簡易請求書(以下、「簡易インボイス」)」を交付できます。

簡易インボイスは、インボイスの記載事項と比べて次の2点を省略可能です。

  • 宛名の記載が不要
  • 税率ごとに区分した消費税額、または適用税率のいずれかの記載で足りる

適格簡易請求書についても電磁的記録を提供することができ、予め登録することによってスマホなどで確認できます。前項で見てきたように、支払者から領収書類への宛名を求められた場合には、手書き等で対応して簡易インボイスを発行することもあるでしょう。

印紙税について

取引金額が5万円以上になると、レジ機から出力されるレシートであっても売上代金の受取書に該当するため、印紙税の対象となります。(電子データによる領収書については印紙税の対象になりません。)

しかし、領収書やレシートに収入印紙を貼り付ける方法以外に、領収書等に一定の書式を表示し、かつ、翌月末日までに1カ月間の作成数量をとりまとめて申告し、印紙税額を金銭で納付する方法もあります。スーパーの領収書やレシートに一つずつ収入印紙を貼付するのは煩雑になるので、まとめて申告することをおすすめします。

参考:印紙を貼らないで印紙税を納付する方法|国税庁

スーパーの領収書にも活用できる「領収書の無料エクセルテンプレート」

マネーフォワード クラウド請求書」では、領収書テンプレート(ひな形)をエクセル形式にて無料で提供しています。以下のリンクからダウンロードが可能です。

領収書テンプレート①領収書テンプレート②領収書テンプレート③領収書
オーソドックスな領収書テンプレートインボイス(適格請求書)を兼ねた領収書テンプレートシンプルな領収書テンプレートオーソドックスな領収書テンプレート(横)

このほかにも、たくさんの領収書テンプレートを用意していますので、自社や自分の店舗などに合った領収書をぜひお気軽にご利用ください。

領収書のテンプレート

ここまで見てきたとおり、領収書は市販のものを使わなければならないわけではありません。正しい形式と記載内容であれば、エクセルで作成されたものであっても、領収書として認められます。

マネーフォワード クラウド請求書

※画像は執筆時点のイメージであり、最新の画面と異なる場合がございます

なお、「マネーフォワード クラウド請求書」は直感的な操作で、従来の表計算ソフトに比べて格段に素早く領収書や、見積書納品書・ 請求書も簡単に作成できます。

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そもそも領収書とは?

領収書

領収書とは、金銭等の支払いを受けたことを証明する書類のことです。領収書には支払いを受けた者及び支払った者の氏名や取引日付、金額、取引内容などが記載されます。
領収書は、会計上及び税務上の根拠書類としても重要な役割を果たし、領収書やレシートがないと会計上認められず税金が増えてしまうこともあるため、一定期間の保存が求められるものもあります。

領収書はその性質上複数の法律に関与しているため、様々な観点から解釈をすることが可能であり、それによって予期せぬトラブルが発生しやすいという面もあります。

領収書を発行する意味

領収書は商品やサービスに対して、お金を支払う側が確実に代金を支払ったということの証明に、またお金を受け取った側が確実に代金を受け取ったことを証明するために発行されます。

レシートとの違い

領収書は主として「支払いの証明」として利用され、レシートは主として「購入の証明」として利用されている傾向があり、多くの場合、レシートには支払いについての情報まで記載されています。

したがって、レシートであったとしても領収書と同じ役割を果たすものであれば、領収書として認められるのが通例です。具体的には領収日付、売上代金に係る金額、発行元、受領した事実が認められる表記があるものは、すべて領収書に該当します。

【基礎編】領収書の書き方と見本・注意点

領収書の書き方と注意点

領収書を作成する上で最も重要なことは、以下の2点です。

  • 金銭授受の事実を証明するための事項を記載すること
  • 改ざんされないための措置をとること

詳しくは、以下の記事も参考にしてください。

※以下は上記の抜粋版となります。

タイトル

中央寄せにして領収書であることがよくわかるようにしましょう。

日付

領収書に記載する日付は実際の領収日です。先に商品を引き渡して後日代金が支払われた場合は、実際に支払いがあった日付になります。日付の書き方は西暦、和暦どちらでも構いません。

宛名

相手先の、正式名称を記入しましょう。

金額

領収書には金銭を受け取った法人名や金銭授受日、売上金額などを記載します。金額の改ざんを防止するために金額の先頭には「¥」や「金」を、末尾には「※」や「−」を付けます。さらに金額の0表示3つごとに「,」を付けて記載します。

但し書き

但し書きには、具体的に何の代金を領収したのかを記入します。

金額の内訳

領収書以外に請求書等があり、一定の記載がある場合には不要ですが、領収書のみが取引の証拠である場合に内訳には、税率の異なるごとに合計した金額や消費税額を記載します。

発行者

領収書の発行者の住所・名称を記入します。

収入印紙

印紙税法により、領収書は「金銭または有価証券の受取書」にあたり、5万円以上の場合は収入印紙が必要です。


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