• 更新日 : 2024年10月17日

外構工事の見積書の書き方・無料テンプレート

当記事では、外構工事の見積書の書き方やポイントについて、分かりやすく解説しています。

また、見積書の無料テンプレート、見積書の書き方の基本事項なども併せて紹介していますので、ぜひ併せてご参考ください。

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外構工事の見積書が必要なケースは?

外構工事とは、建物の外側に構築物を設置するための工事です。以下の構築物の設置は外構工事に含まれます。

  • 門扉の設置
  • 表札の設置
  • 塀の設置
  • フェンスの設置
  • 生垣の設置
  • 玄関前の敷石
  • カーポートの設置
  • ガレージの設置
    など

外構工事に似た言葉にエクステリア工事があります。エクステリア工事とは、建物の外回りの空間全体の工事のことで、空間をデザインするような工事を指します。外構工事はエクステリア工事とは異なり、目隠しなど機能を重視して行われるのが一般的です。

外構工事の見積書は、敷地内の塀やフェンス、駐車場などの設置を伴う工事の依頼があった場合に必要です。

外構工事の見積書の書き方・ポイント

解体工事の見積書を作成する際の注意点や見積書に記載するべき項目について紹介します。

ヒアリングを行う

現実に即した見積書を作成するには、顧客からのヒアリングを十分に行うことが重要です。外構のイメージに相違があると使用する資材や工法などが変更になり、見積金額と大幅にズレが生じる可能性があります。

少なくとも顧客の予算やライフスタイル、プライバシー保護が必要な場所のヒアリングを行いましょう。外回りの写真や顧客がイメージする外構の写真など具体的なイメージがあれば、提示してもらうことをおすすめします。

見積書に落とし込む際には、顧客の要望を見積書の条件に記載して、顧客の要望とズレが生じないように確認しましょう。

外構工事の費用項目

外構工事の見積書は、顧客がどのような内容の工事が行われるかイメージしやすいように、費用項目を分けて詳細を記載するようにします。外構工事の主な費用項目は、以下の通りです。

費用の項目内容
現場測量費正確な高低差や面積を測定するための費用です。
仮設工事外構工事を行う前に必要な工事で、足場の設置や養生などが含まれます。
土工事埋め戻しや掘削などの土に関わる基礎的な工事で、外構工事の品質などに影響を与えます。
下地工事外構の基礎部分の工事です。詳細として資材や使用する機械などを記載します。鉄筋やコンクリートの種類、本数、施工面積で見積金額が変動します。
重機運搬工事重機を現場に運搬するための費用です。重機の種類や台数などをもとに計算します。重機の運搬を外注する場合は、外注先の見積書を添付して見積金額を提示します。
現場管理費現場監督者などの人件費や品質管理費などが含まれます。工事現場の運営に関わる費用です。
金物工事フェンスの設置や手すりの設置など、金属製部材の設置で発生する工事費です。溶接や塗装などが必要になる場合は、技術料として通常の見積金額に加算します。
仕上工事塗装工事やタイル工事など、外観を整えるための工事費です。施工面積や資材の種類・数量などで見積金額が変動します。

外構工事にも活用できる「見積書の無料エクセルテンプレート」

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このほかにも、たくさんの見積書テンプレートを用意していますので、自社や自分の店舗などに合った見積書をぜひお気軽にご利用ください。

見積書 テンプレート一覧

見積書の作成枚数が多い場合は、見積書作成ソフトを使用するといいでしょう。一度作成した見積書の内容が次回の見積書にも反映されるほか、見積書の内容をもとに請求書を発行することもできるためです。

マネーフォワード クラウド請求書

※画像は執筆時点のイメージであり、最新の画面と異なる場合がございます

なお、「マネーフォワード クラウド請求書」は直感的な操作で、従来の表計算ソフトに比べて格段に素早く見積書や、見積書 ・納品書・ 請求書も簡単に作成できます。

そもそも見積書とは?

見積もり書のイメージ

見積書とはクライアントへ費用の目安を伝える目的として、取引の初期段階で発行する書類です。依頼の検討に必要な情報が共有できるほか、条件のすれ違いによるトラブルを避けることもできます。

クライアントは見積書の内容を確認して、仕事の発注を検討します。その際に見積書があれば、費用や納期などの契約に必要な基礎的な情報が確認できるため、取引をスムーズに進めることが可能です。

見積書に記載されている金額はあくまで費用の目安であるため、妥当な理由があれば契約時に金額の変更が生じたとしても問題ありません。

【基礎編】見積書の書き方と見本・注意点

見積書の書き方

①宛名

宛名には、先方の所在地、会社名を記載します。また、場合によっては担当者名なども必要とされます。

一般的に、会社対会社という形での取引の場合の書き方は、会社名のみを記載することが多いようです。ただ、どこまで記載するのかに関しては、ケースバイケースで担当者間で決定することになります。

書き方として、一般的なのは以下のような形のものです。

まず、会社名を記載。必要な場合には、その下に担当者の部署や担当者名を記載。その後、さらに担当者名の下の部分に、会社の所在地を記載することになります。

②差出人の名前

相手先名などを記載すると同時に、誰からの見積りなのか記載するため、差出人の名前も必要です。差出人、会社名のみを記載する場合や、加えて担当者名も記載する場合など、状況により書き方が異なります。そのため、できるだけ宛名と記載内容を揃えるほうがよいでしょう。

また、宛名同様に所在地の記載も求められます。

差出人の部分の書き方で忘れてはいけないのが、差出人の電話番号を記載するということ。見積書の記載内容に関する疑問などがあった際に直ぐに連絡を取ったりできるようになるので、必ず記載を行なうようにしましょう!ここは宛名を記載するときと大きく異なる点なので、注意が必要です。

見積もり書の書き方

③見積書の通し番号

事業を営んでいると、見積書を発行する機会というのは多くあると思います。その中で、「アレ、あの見積書どこに行ったっけ?」のように、見積書を探すのに苦労したという経験がある方もいると思います。

通し番号を記載しておくことで、管理や整理がしやすくなり、そのような探す手間が発生しなくなります。見積書作成ソフトなどを使うと、自動で通し番号を発行してくれるので便利です。

④発行日

発行日も絶対に必要になる項目の一つといえるでしょう。発行日を記載することで、先方とのコミュニケーションコストが下がり、管理するための手間が減ることにつながります。

また発行日を記載することは、この見積もりに関する有効期限を意味する見積有効期限を設定するためにも必要になります。

\見積書はフォーム入力でラクに作成できます/

⑤見積もりの合計金額

見積もりの合計金額も当然記載することになります。この合計金額は、各項目の金額を合計したものとズレないように注意が必要です。

見積もり書の書き方

⑥見積もりの内容

見積もり内容には、品目名、単価、個数、合計などを記載します。

品目名

品目名の欄には、納品物や提供するサービスなどを項目ごとに記載します。このときには取引相手にも分かるような書き方で記載することが必要となります。

単価

次に記載するのが単価。原則、品目ごとに一つもしくは一単位あたりの金額を記載します。ただし、単価の記載ができないモノやサービスについては、空欄で問題ありません。

個数

それぞれの品目に対して、提供する数量を記載します。サービスなどで、具体的な数量を記載するのが難しい場合には、「1式」のような書き方で記載しても問題ありません。

合計

品目ごとの合計金額を記載します。ここでの金額は単価×個数で算出される金額となります。

⑦各項目の小計、消費税、合計金額

各項目の小計欄には、それぞれの項目の合計金額を合算した金額を記載します。また、合計金額の欄には、小計金額に消費税の金額を追加した金額を記載します。

⑧備考欄

備考欄の書き方にルールはありませんが、全体に関わるかつ補足説明が必要な内容や条件などを記載します。また、特に記載が必要な項目がないという場合には、短い挨拶文やメッセージを記載するというケースもあるようです。


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