• 更新日 : 2024年9月18日

履歴書の送付状は手書きが良い?好印象な例文や書き方を解説

履歴書を送る時に送付状は必要か、また、送付状を手書きにするかパソコンで作成するかについて悩んだことがある方も多いでしょう。結論として送付状は必要ですが、手書きでもパソコンでもどちらでも問題ありません。今回は履歴書の送付状の書き方から郵送時のマナーなどについてご紹介します。

履歴書の送付状は手書きが良い?

送付状は書類を送付する際の挨拶や、同封書類などについて記載するものです。送り状や添え状などと呼ばれることもあります。ここではそもそも送付状は必要か、また、手書きかパソコンかどちらが良いかについて解説します。

送付状の必要性

まず、書類の送付には送付状を添付することがビジネスマナーであると考える必要があります。初めて就職活動をされる方にとっては送付状の必要性が分かりづらいかもしれませんが、送付状がないと、採用する会社にとっては突然書類だけが送られてきたという印象を受けてしまいます。そのため、送付状は必ず添付するようにしましょう。

手書きかパソコンか

次に、送付状を手書きにするかパソコンで作成するかについては、どちらであってもビジネスマナーとして問題はありません。

年配の採用担当者などは手書きの送付状に好印象を持つこともあるかもしれませんが、最近はパソコンで書くことが一般的です。就職活動で送付状が手書きであるかパソコンであるかが選考の決め手になることはないでしょう。

履歴書の送付状を手書きで書くポイント

履歴書の送付状は手書きでもパソコンでも問題ありませんが、手書きで書く方に向けてポイントをいくつか解説します。また、送付状の例も載せていますのでぜひ参考にしてください。

縦書きのシンプルな便箋を選ぶ

手書きの送付状では、縦書きのシンプルな便箋が基本となります。柄やイラストの入った便箋は避けましょう。また、手書きの場合はパソコンと異なって縦書きが一般的です。

用紙サイズは書類に併せる(B5かA4)

用紙サイズは履歴書のサイズに合わせてB5かA4となります。送付状と履歴書のサイズが合っていると整然とした印象を与えることができます。

送付状に前略・草々は使わない

送付状の頭語・結語として前略・草々は使いません。前略は挨拶を省略するときの頭語のため就職活動で使うと失礼になってしまいます。

適切な頭語や結語を組み合わせる

ビジネスで使う頭語・結語には様々なものがありますが、よく使われるものは拝啓・敬具です。他には謹啓・謹白などを使うこともありますが、少し堅苦しい印象があるため履歴書の送付状については拝啓・敬具を使うのが無難です。

なお、頭語・結語はその組み合わせが決まっているため、間違いのないようにしましょう。

本文は自己PR文を簡潔に記入する

送付状では必ずしも必要ではありませんが、本文には簡潔な自己PRを記入しても良いでしょう。ただし、あくまで送付状であるため、ここで長々とPRするのは良くありません。

日付・氏名・宛名を記入する

最後には日付・氏名・宛名を記入します。日付は履歴書と同じ日付を記入します。次に自分の氏名と、宛先となる会社名や部署、担当者名を記入します。担当者名が不明の場合は「採用ご担当者様」とすれば問題ありません。

縦書き送付状 手書き

履歴書の送付状を手書きで書く際の注意点

履歴書の送付状を手書きで書く際の注意点を3つご紹介します。

送付状は1枚におさめる

送付状は簡潔に1枚におさめる必要があります。2枚になってしまいそうであれば、文字が大きすぎないか、挨拶文や自己PRが長すぎないか見直して調整しましょう。

修正液は使わない

送付状では修正液を使わないようにしましょう。書き損じた場合はもう一度最初から書き直す必要があります。そのため、書く内容を考えてから慎重に書いていきましょう。

希望条件の記入は避ける

送付状は挨拶などの意味合いが強いため、送付状に希望条件などは記入しないようにしましょう。

履歴書の送付状をパソコンで作成するには?

履歴書の送付状をパソコンで作成する際のポイントについて、手書きの送付状と異なる点を中心に解説します。送付状の例については後ほどご紹介するテンプレートをご参照ください。

日付・宛名・氏名等の記入位置と内容

日付は履歴書と同じ日付を右上に記入します。一行空けて会社名や部署、担当者名を左上に、さらに改行して右上に氏名等を記入します。氏名等には住所・電話番号・メールアドレス・自分の氏名を記入します。

同封する書類

同封する書類の内容については、結語の次に中央揃えで「記」と記入して同封書類を箇条書きで記載します。また、同封書類を記載し終えたら右端揃えで「以上」と記載します。

履歴書の送付状と書類を郵送するには?

履歴書と送付状が完成したら、郵送の準備をしましょう。ここでも郵送時のマナーなどがあるためしっかりと確認しておきましょう。

面接準備のため履歴書のコピーをとる

意外と忘れがちなのがバックアップです。履歴書を郵送する前に履歴書のコピーをとっておく必要があります。うっかりコピーを忘れて履歴書に何を書いたか分からなくなると、面接で焦ってしまったり、話がかみ合わなくなったりすることがあるため注意しましょう。

送付状を一番上にする

封筒に入れる書類は送付状が一番上になるようにします。書類を確認する相手の立場になって書類の順番にも気を遣う必要があります。

書類をクリアファイルにはさんで封筒に入れる

書類はクリアファイルにはさんで封筒に入れるのが良いでしょう。そのまま封筒に入れてしまうと郵送中に書類にしわがついてしまうため、綺麗な状態で相手に届けましょう。

封筒の表面左下に「応募書類在中」と記入する

封筒の表の左下に赤字で「応募書類在中」と記入しておくと、一目で履歴書などが入っていることが分かり適切な部署・担当者にスムーズに届くでしょう。

普通郵便やレターパックで郵送する

履歴書は普通郵便やレターパックなどで郵送するようにしましょう。書留等は対面での受取が必要であり受取人に手間がかかるためあまり良くないと言われています。

なお、2024年10月から郵便料金が値上げになります。詳しくは日本郵便のホームページをご確認ください。

参考:2024年10月1日(火)から郵便料金が変わります。|日本郵便

送付状のテンプレート-無料ダウンロード

送付状を一から作成するとなると文字のフォントや大きさ、誤字、記入位置など意外と神経を使うものです。マネーフォワードでは無料の送付状のテンプレートを用意していますのでぜひご利用ください。

選考は履歴書の送付からスタートしている

就職活動においては、履歴書の送付から選考が始まっているとも言えます。この機会に今後のビジネスでも役立つ送付状の書き方を身につけましょう。皆様の良い就職活動につながるよう、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。


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