• 更新日 : 2024年10月18日

コクヨの領収書の書き方・無料テンプレート

当記事では、コクヨの領収書の書き方やポイントについて、分かりやすく解説しています。

また、領収書の無料テンプレート、領収書の書き方の基本事項なども併せて紹介していますので、ぜひ併せてご参考ください。

コクヨの領収書とは?

日本の代表的な文房具メーカーの1つに「コクヨ」があります。今回は筆記用具や消しゴムなど、事務でもよく使うコクヨの商品のうち「領収書」にスポットを当てて解説します。

コクヨの領収書の特徴

領収書は、業者間で代金の収受がある際に取り交わす証憑書類の1つです。取引があったことを互いに証明する書類であることはもちろん、会計や税務においても取引の証拠資料として重要な役割を持っています。

コクヨの領収書は、証憑書類として記載が必要となる項目を全て網羅しており、会計や税務の知識のない方でも書きやすいようにデザインされています。また、会計や税務で求められる「領収書控え」の作成にも対応できるよう、「複写なしタイプ」の他に「カーボン紙必要タイプ」「バックカーボンタイプ」「ノンカーボンタイプ」と様々なラインナップが用意されています。

インボイス制度にも対応

コクヨの領収書の特徴として挙げられるのは、令和5年10月に施行された消費税インボイス制度に対応しているという点です。インボイス制度における書類要件の1つに、適格請求書発行事業者が発行する請求書や領収書への「適格請求書発行事業者登録番号の記載」があります。

「適格請求書発行事業者登録番号」いわゆる「インボイス登録番号」が記載されていない書類は適格請求書(あるいは「適格簡易請求書」)としては認められていません。領収書を適格請求書として使用する場合、必ず「インボイス登録番号」が記載されていなければなりません。その点、コクヨの領収書はインボイス制度に対応して「登録番号」を記載する欄が設けられています。

コクヨの領収書の書き方・ポイント

一般的に、領収書には定型のフォーマットというものがありません。しかし、領収書としての効力を持たせるために必ず記載しなければならない必須項目があります。

  1. 取引があった日付
  2. 受け取った金額
  3. 取引内容を示す但し書き
  4. 受取人の住所や氏名(会社名)、電話番号など
  5. 支払者の宛名

コクヨの領収書には、1から5までを記載する欄が設けられています。また、適格請求書発行事業者が領収書を適格請求書とする場合、インボイス制度に対応した領収書の記載をする必要がありますが、コクヨの領収書にはインボイス制度の要件に対応する欄も設けられています。

領収書の「内訳」欄に、適用税率ごとの合計額を税抜き(または税込み)で記載し、それぞれの税率に対応した消費税額を記載しましょう。また「登録番号」欄に、自身のインボイス登録番号を記載します。

複写式または複写なしを問わず、領収書を書き損じた場合、書き損じたものを切り取って破棄するケースがあります。税務調査で領収書のチェックを受ける際、売上入金を隠蔽するために領収書を切り取ったと指摘される可能性があるため、書き損じであっても領収書を切り取ってはいけません。相手先に渡す原本と自社の控えの両方に抹消線を引いて、必ず残しておきましょう。

複写なしタイプ

取引先に領収書を発行する際、自身に控えが残らないタイプの領収書です。カーボン式のように筆圧で筆跡が次の領収書に写ってしまうことがないため、使い勝手が良いのが特徴です。

カーボン紙必要タイプ

領収書の原本と自身の控えとの間にカーボン紙を挟んで使うタイプの領収書です。カーボン紙にはインクが使用されているため、文字が色褪せることなく長期間保存できます。

バックカーボンタイプ

領収書の裏側にカーボンが付いているタイプの領収書です。カーボン紙必要タイプと同様に文字が色褪せることがなく、筆圧が弱くてもしっかり複写できます。

ノンカーボンタイプ

カーボンを使用することなく、領収書の控えを複写できるタイプの領収書です。カーボン紙のように手が汚れることなく使用できます。

領収書に活用できる無料エクセルテンプレート

領収書テンプレート(ひな形)をエクセル形式にて無料で提供しています。以下のリンクからダウンロードが可能です。

たくさんの領収書テンプレートを用意していますので、自社や自分の店舗などに合った領収書をぜひお気軽にご利用ください。

ここまで見てきたとおり、領収書は市販のものを使わなければならないわけではありません。正しい形式と記載内容であれば、エクセルで作成されたものであっても、領収書として認められます。

マネーフォワード クラウド請求書

※画像は執筆時点のイメージであり、最新の画面と異なる場合がございます

なお、「マネーフォワード クラウド請求書」は直感的な操作で、従来の表計算ソフトに比べて格段に素早く領収書や、見積書納品書・ 請求書も簡単に作成できます。

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そもそも領収書とは?

領収書

領収書とは、金銭等の支払いを受けたことを証明する書類のことです。領収書には支払いを受けた者及び支払った者の氏名や取引日付、金額、取引内容などが記載されます。
領収書は、会計上及び税務上の根拠書類としても重要な役割を果たし、領収書やレシートがないと会計上認められず税金が増えてしまうこともあるため、一定期間の保存が求められるものもあります。

領収書はその性質上複数の法律に関与しているため、様々な観点から解釈をすることが可能であり、それによって予期せぬトラブルが発生しやすいという面もあります。

領収書を発行する意味

領収書は商品やサービスに対して、お金を支払う側が確実に代金を支払ったということの証明に、またお金を受け取った側が確実に代金を受け取ったことを証明するために発行されます。

レシートとの違い

領収書は主として「支払いの証明」として利用され、レシートは主として「購入の証明」として利用されている傾向があり、多くの場合、レシートには支払いについての情報まで記載されています。

したがって、レシートであったとしても領収書と同じ役割を果たすものであれば、領収書として認められるのが通例です。具体的には領収日付、売上代金に係る金額、発行元、受領した事実が認められる表記があるものは、すべて領収書に該当します。

【基礎編】領収書の書き方と見本・注意点

領収書の書き方と注意点

領収書を作成する上で最も重要なことは、以下の2点です。

  • 金銭授受の事実を証明するための事項を記載すること
  • 改ざんされないための措置をとること

詳しくは、以下の記事も参考にしてください。

※以下は上記の抜粋版となります。

タイトル

中央寄せにして領収書であることがよくわかるようにしましょう。

日付

領収書に記載する日付は実際の領収日です。先に商品を引き渡して後日代金が支払われた場合は、実際に支払いがあった日付になります。日付の書き方は西暦、和暦どちらでも構いません。

宛名

相手先の、正式名称を記入しましょう。

金額

領収書には金銭を受け取った法人名や金銭授受日、売上金額などを記載します。金額の改ざんを防止するために金額の先頭には「¥」や「金」を、末尾には「※」や「−」を付けます。さらに金額の0表示3つごとに「,」を付けて記載します。

但し書き

但し書きには、具体的に何の代金を領収したのかを記入します。

金額の内訳

領収書以外に請求書等があり、一定の記載がある場合には不要ですが、領収書のみが取引の証拠である場合に内訳には、税率の異なるごとに合計した金額や消費税額を記載します。

発行者

領収書の発行者の住所・名称を記入します。

収入印紙

印紙税法により、領収書は「金銭または有価証券の受取書」にあたり、5万円以上の場合は収入印紙が必要です。


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