• 更新日 : 2024年12月5日

退職届に添える送付状の文例や書き方【無料テンプレート】

退職届を郵送する場合は、適切な送付状(添え状)を添えることがビジネスマナーとされています。
この記事では、退職届に添える送付状の文例や書き方、郵送の注意点をわかりやすく解説します。また、効率的に送付状を作成できる無料テンプレートもご用意しています。ぜひご活用ください。

退職届の送付状の無料テンプレート

マネーフォワード クラウドでは、退職届の送付状の無料テンプレートをご用意しております。無料でダウンロードできますので、ぜひお気軽にご利用ください。

退職届の送付状の文例

ここでは、退職届の文例をケース別に紹介いたします。退職届に添える送付状を書く際は、ビジネスマナーを守り、簡潔で丁寧な表現を心がけましょう。

基本的な退職届送付状の例文

X年X月X日

○○株式会社
○○部○○課
○○様(上司の名前)

○○部○○課
○○○○(自身の氏名)
TEL:XX-XXXX-XXXX
E-mail:XXXXXX@XXXXX

退職届送付のご案内

拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

このたび、一身上の都合により、X年X月X日をもって退職させていただくこととなりました。
つきましては、退職届を同封いたしましたので、恐れ入りますがご確認くださいますようお願い申し上げます。最後の勤務日まで責任を持って業務を全ういたします。

敬具

・退職届 1通
・〇〇〇 1通

以上

突然の退職でお詫びを伝える送付状の例文

X年X月X日

○○株式会社
○○部○○課
○○様(上司の名前)

○○部○○課
○○○○(自身の氏名)
TEL:XX-XXXX-XXXX
E-mail:XXXXXX@XXXXX

退職届送付のご案内

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。

急なお知らせとなり誠に恐縮ですが、このたび一身上の都合により退職させていただくこととなりました。突然のご連絡にてご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。つきましては、退職届を同封いたしましたので、ご査収のほどお願い申し上げます。限られた期間ではございますが、誠意をもって引き継ぎに努めてまいります。

敬具

・退職届 1通
・〇〇〇 1通

以上

社内向けの退職届送付状の例文(カジュアルな文面)

X年X月X日

○○株式会社
○○部○○課
○○様(上司の名前)

○○部○○課
○○○○(自身の氏名)
TEL:XX-XXXX-XXXX
E-mail:XXXXXX@XXXXX

退職届送付のご案内

お疲れ様です。〇〇部の〇〇です。
このたび、退職を決意いたしましたので、退職届を提出させていただきます。至らぬ点も多々ありましたが、皆様には多大なご指導をいただき、心より感謝しております。最後の勤務日まで精一杯努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

敬具

・退職届 1通
・〇〇〇 1通

以上

退職届の送付状は、状況や相手との関係に応じて表現を変え、感謝や丁寧な言葉を添えると良いでしょう。

退職届の送付状の書き方

退職届に添える送付状は、1枚にまとめるのが一般的です。必要な情報を記載し、余計な表現は控えるよう心がけましょう。相手も読みやすく、内容もしっかり伝わります。

送付状に記載すべき項目は、以下のとおりです。

  1. 送付年月日
  2. 送付先(宛先)
  3. 差出人情報
  4. タイトル
  5. 頭語と結語・挨拶文
  6. 本文
  7. 送付内容(記・以上)

①送付年月日

送付状には、送付した日付を入れておくと、相手が書類を受け取った時期を確認しやすくなります。送付年月日は、送付状の右上か左上に書くことが多いです。

②送付先(宛先)

送付状には、誰に送っているのかを明確にするために、相手の名前や会社名を記載します。会社宛の場合は、会社名の後に担当者名も入れておくと丁寧です。個人宛なら、名前だけで十分です。これにより、相手に対する配慮が伝わります。

③差出人情報

差出人の情報も忘れずに書いておきます。氏名や連絡先などを書いておくと、相手が何か問い合わせをしたいときにスムーズに対応できます。

④タイトル

送付状には、何を送るかを簡潔に示すタイトルをつけます。「退職届送付のご案内」や「退職届送付の件」といったものがよく使われます。タイトルをつけることで、送付状を受け取った相手がすぐに内容を把握できます。

⑤頭語と結語・挨拶文

送付状の冒頭には「拝啓」といった頭語を使い、最後には「敬具」などの結語で締めくくります。また、挨拶文では、相手との関係や季節の一言を入れて、より丁寧な印象を与えると良いでしょう。

⑥本文

送付状の本文では、何を送ったかを具体的に説明します。送る書類や内容を簡潔に伝えます。

⑦送付内容(記・以上)

本文の最後には、送った内容を箇条書きにしておくことがよくあります。「記」と書いて「退職届1通」のように書くと、相手が何が送られてきたかをすぐに把握できます。そして、最後に「以上」と書いて締めます。

退職届と送付状を郵送する際の注意点

退職届は白色の封筒に入れる

退職届を郵送する際は、送付状を一番上に重ねて、相手が最初に目にできるようにしましょう。送付状には、挨拶と書類内容を簡潔に伝える役割があります。

封筒は白色のものを使用し、茶封筒は避けます。退職届は三つ折りにして封筒に入れるのが一般的なため、ぴったりと合うサイズの封筒を選びましょう。

封筒の表面には、宛先の住所、会社名、上司の名前を正確に記入します。上司には、事前に口頭で退職したい旨を伝えておくのがマナーです。また、退職に関する情報は機密性が高いため、宛先以外の人が開封しないよう「親展」と赤字で書き、赤い線で囲みましょう。切手は過不足がないように封筒の左上にまっすぐ丁寧に貼ってください。

封筒の裏面には、差出人の住所と名前を記入し、封をした部分はしっかり糊付けして閉じます。さらに封をした部分には「〆」マークを記入しておきましょう。

確実に郵送するためには、ポストに投函するより郵便窓口での発送が安心です。

郵送が完了したら、上司や人事部の担当者に到着予定日を伝えます。円満退職を目指すためにも、こうした細やかな配慮を心がけましょう。

退職届をメールで送る

メールで退職届を送る場合は、送付状を添付する必要はありませんが、メールの件名に「【重要】退職届の送付」などと入れ、重要な文書を送っていることを伝えましょう。
退職届はPDFにし、添付漏れがないか、メールアドレスや相手の名前に間違えがないか確認して送付しましょう。


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