• 更新日 : 2024年11月6日

見積書を郵送する送付状の文例や書き方【無料テンプレート】

見積書を郵送する場合は、適切な送付状(添え状)を添えることがビジネスマナーとされています。
この記事では、見積書に添える送付状の文例や書き方をわかりやすく解説します。また、効率的に送付状を作成できる無料テンプレートもご用意しています。ぜひご活用ください。

見積書の送付状の無料テンプレート

マネーフォワード クラウドでは、見積書の送付状の無料テンプレートをご用意しております。無料でダウンロードできますので、ぜひお気軽にご利用ください。

見積書の送付状の文例

ここでは、見積書の文例をケース別に紹介いたします。見積書に添える送付状を書く際は、ビジネスマナーを守り、簡潔で丁寧な表現を心がけましょう。なお、文例は本文のみを掲載しておりますので、テンプレートを参考に、日付や取引先名、自社名などを追記してご利用ください。

初めて見積書を送る場合の文例

初めての見積書送付は、相手に丁寧でわかりやすく伝えるのがポイントです。

御見積書送付のご案内

拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

このたび、貴社からご依頼いただきました見積書をお送りいたします。
内容をご確認の上、ご検討いただけますと幸いです。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

敬具

〇〇工事御見積書 1通
弊社パンフレット  1通

以上

再見積もりを依頼された場合の文例

再見積もりの際は、前回の見積もりとの差異に触れると親切です。

再見積もりのご案内

拝啓 貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

先日は〇〇の件につきましてお見積もりをご依頼いただき、誠にありがとうございます。ご要望を踏まえ、再見積もりを作成いたしました。前回の内容に変更点がございますので、添付の見積書をご確認のうえ、ご検討くださいますようお願い申し上げます。

敬具

〇〇見積書(再見積分) 1通
関連資料  1通

以上

見積もりの訂正がある場合の文例

見積書に誤りがあった場合、迅速に対応し、お詫びや謝罪の気持ちを添えます。

お見積書の訂正に関するご案内

拝啓 貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

先日○月○日付でお送りいたしました〇〇分の見積書に誤りがございましたため、訂正した見積書をお送りいたします。内容に誤りがありましたこと、深くお詫び申し上げます。今後はこのようなミスがないよう一層注意いたしますので、何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。恐れ入りますが、訂正内容をご確認くださいますようお願い申し上げます。

敬具

〇〇見積書(訂正分) 1通
関連資料  1通

以上

見積書の送付状に記載する挨拶文の具体例

個人宛に見積書を送る場合

個人宛に送付状を送る場合、下記のようなやや柔らかい表現を用いることができます。

  • 「いつもお世話になっております。」
  • 「平素よりお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。」
  • 「突然のご連絡失礼いたします。」

これらの挨拶文を相手や状況に応じて使い分けることで、より適切なトーンで文書を始めることができます。

法人宛に見積書を送る場合

法人宛の場合は、より格式的な表現を用います。

  • 「拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。」
  • 「謹啓 貴社におかれましては、ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。」
  • 「拝啓 春暖の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」

これらの挨拶文は、季節や状況に応じて適切なものを選択します。例えば、年始には「謹んで新年のお慶びを申し上げます」といった特別な挨拶を用いることもあります。

見積書の送付状の書き方

見積書に添える送付状は、1枚にまとめるのが一般的です。必要な情報を記載し、余計な表現は控えるよう心がけましょう。相手も読みやすく、内容もしっかり伝わります。

送付状に記載すべき項目は、以下のとおりです。

  1. 送付年月日
  2. 送付先(宛先)
  3. 差出人情報
  4. タイトル
  5. 頭語と結語・挨拶文
  6. 本文
  7. 送付内容(記・以上)

①送付年月日

送付状には、送付した日付を入れておくと、相手が書類を受け取った時期を確認しやすくなります。送付年月日は、送付状の右上か左上に書くことが多いです。

②送付先(宛先)

送付状には、誰に送っているのかを明確にするために、相手の名前や会社名を記載します。会社宛の場合は、会社名の後に担当者名も入れておくと丁寧です。個人宛なら、名前だけで十分です。これにより、相手に対する配慮が伝わります。

③差出人情報

差出人の情報も忘れずに書いておきます。会社名、部署名、担当者名、連絡先などを書いておくと、相手が連絡を取りたい場合にスムーズに対応できます。

④タイトル

送付状には、何を送るかを簡潔に示すタイトルをつけます。「見積書送付のご案内」や「見積書送付の件」といったものがよく使われます。タイトルをつけることで、送付状を受け取った相手がすぐに内容を把握できます。

⑤頭語と結語・挨拶文

送付状の冒頭には「拝啓」といった頭語を使い、最後には「敬具」などの結語で締めくくります。また、挨拶文では、相手との関係や季節の一言を入れて、より丁寧な印象を与えると良いでしょう。

⑥本文

送付状の本文では、何を送ったかを具体的に説明します。例えば、「本日、貴社よりご依頼いただいた見積書を送付いたしますのでご確認ください。」など、送ったものやその背景を簡潔に伝えます。また、見積書の日付や金額を含めておくと、相手も確認がしやすくなります。

⑦送付内容(記・以上)

本文の最後には、送った内容を箇条書きにしておくことがよくあります。「記」と書いて「見積書1通」のように書くと、相手が何が送られてきたかをすぐに把握できます。そして、最後に「以上」と書いて締めます。

見積書と送付状の送り方

見積書に送付状を添えて送る場合は、郵送による方法とFAXで送付する方法があります。メールやチャットで見積書を送る場合は、送付状を添付する必要はありませんが、メールの件名を工夫して重要な文書を送っていることを伝えましょう。

見積書を郵送する

見積書を郵送する際には、送付状を書類の一番上に重ね、相手が最初に目にするよう工夫しましょう。送付状には挨拶や内容を知らせる役割があります。封筒は白色や淡いクリーム色など、落ち着いた色合いのものを使用するとよいでしょう。

封筒の表面には、住所や会社名・担当者名を正しく書きます。また「見積書在中」と記載することで、中身がわかるため、受け取った相手は書類の仕訳がしやすくなり紛失等を防ぐことにもつながります。切手は過不足のないよう、封筒の左上に、まっすぐに丁寧に貼ります。

封筒の裏面には、自社の住所と名前を記入します。これにより、万が一配達に問題が生じた場合でも、確実に差出人に戻すことができます。

見積書をFAXする

FAXで送る場合も、送付状を一緒に送るのが一般的です。送付状があると、相手が受け取った内容をスムーズに理解できるようになります。

FAX専用の送付状は以下よりダウンロードいただけます。必要に応じて内容をカスタマイズしお使いください。

見積書をメールやチャットで送る

メールやチャットで送る場合は、送付状は必要ありません。メールの件名に「【重要】見積書の送付」などと入れておくと、相手が迷惑メールと間違えないようにできます。見積書はPDFにし、添付漏れがないか、メールアドレスや相手の名前に間違えがないか確認して送付しましょう。


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