- 更新日 : 2024年8月15日
Yahoo!オークションで領収書は発行できる?書き方・無料テンプレート
当記事では、Yahoo!オークションの領収書をできるのかどうか、領収書の書き方やポイントについて、分かりやすく解説しています。
また、領収書の無料テンプレート、領収書の書き方の基本事項なども併せて紹介していますので、ぜひ併せてご参考ください。
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目次
Yahoo!オークションで領収書は発行できる?
Yahoo!オークションとはいえ、行われるのは売買という商取引です。一般的に、商品の購入者から領収書の発行を求められた場合、代金を受け取った売主側には領収書を発行する義務が生じます(民法486条)。この発行義務は売主側が事業者に限ったことではなく、Yahoo!オークションのように個人対個人の一時的な売買取引であっても適用されます。
なお、この場合の売主とは、Yahoo!オークションではなく出品者本人のため注意してください。事業ではないからといって領収書の発行を拒めば、購入者に代金を支払う義務がないため取引は成立しません。
領収書の代わりになるものは?
領収書の代わりになるものとしては、次のようなものがあります。
- 代金収受の通知メール
代金が入金されたときに送られる「通知メール」を領収書の代わりとする方法です。 - 代金が入金された通帳の写し
代金が通帳に直接振り込まれた場合、入金額と購入者の氏名が記帳されている部分をコピーして渡す方法です。 - 納品書
商品を発送する際に同封する納品書を、領収書と兼ねる方法です。
ただし、いずれの代用書類も宛名や取引内容など、購入者が必要とする記載事項が欠落していると、代用書類の再発行や正式な領収書の作成などを要求されるケースがあるため注意してください。
Yahoo!オークションでどうしても領収書を書かないといけない場合の書き方
領収書といえば、会計や税務の証拠資料となる重要な書類というイメージから、法定の様式があると思いがちですが、実際には法律で定められた様式はありません。Yahoo!オークションにおける取引であっても、領収書はパソコンで作成しても手書きでもOKです。また、文字や数値の配置も発行者が独自にデザインして構いません。
領収書に記載すべき事項とは?
領収書を代金の収受があったことを証する書類として信憑性を持たせるためには、記載すべき事項があります。領収書に記載すべき項目は、以下の通りです。
- 取引日
Yahoo!オークションで実際に代金の収受をした日を記載します。 - 購入者の氏名(宛名)
購入者の氏名をフルネームで記載します。購入者が法人の場合、株式会社や有限会社といった法人格も併せて正確に記載します。 - 購入金額
購入金額には、実際に取引した金額を記載します。領収書改ざん等の不正防止のため、金額の先頭に「¥」マークを記載するのがよいでしょう。 - 但し書き
オークションで取引した商品の名称などをできる限り詳しく記載します。「品代」では購入品の内容が分からないので、具体的な商品名等を記載しましょう。 - 領収書発行者の氏名
出品者自身の氏名と住所を記載します。差し支えなければ連絡先も記載するのがベターですが、個人情報もあるので記載を控えても構いません。
事業としてオークションを利用していない個人の場合、令和5年10月から施行された「消費税インボイス制度」に伴い適格請求書発行事業者の登録をした方は少ないでしょう。その場合、発行する領収書は「適格請求書発行事業者番号」が記載された適格請求書には該当しません。
オークション取引で領収書の発行を求められたら、発行する領収書は適格請求書にはならない旨をあらかじめ購入者に伝えておけば、後々のトラブルを回避できるでしょう。
領収書の無料エクセルテンプレート
「マネーフォワード クラウド請求書」では、領収書テンプレート(ひな形)をエクセル形式にて無料で提供しています。以下のリンクからダウンロードが可能です。
オーソドックスな領収書テンプレート | インボイス(適格請求書)を兼ねた領収書テンプレート | シンプルな領収書テンプレート | オーソドックスな領収書テンプレート(横) |
このほかにも、たくさんの領収書テンプレートを用意していますので、自社や自分の店舗などに合った領収書をぜひお気軽にご利用ください。
ここまで見てきたとおり、領収書は市販のものを使わなければならないわけではありません。正しい形式と記載内容であれば、エクセルで作成されたものであっても、領収書として認められます。
※画像は執筆時点のイメージであり、最新の画面と異なる場合がございます
なお、「マネーフォワード クラウド請求書」は直感的な操作で、従来の表計算ソフトに比べて格段に素早く領収書や、見積書 ・納品書・ 請求書も簡単に作成できます。
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そもそも領収書とは?
領収書とは、金銭等の支払いを受けたことを証明する書類のことです。領収書には支払いを受けた者及び支払った者の氏名や取引日付、金額、取引内容などが記載されます。
領収書は、会計上及び税務上の根拠書類としても重要な役割を果たし、領収書やレシートがないと会計上認められず税金が増えてしまうこともあるため、一定期間の保存が求められるものもあります。
領収書はその性質上複数の法律に関与しているため、様々な観点から解釈をすることが可能であり、それによって予期せぬトラブルが発生しやすいという面もあります。
領収書を発行する意味
領収書は商品やサービスに対して、お金を支払う側が確実に代金を支払ったということの証明に、またお金を受け取った側が確実に代金を受け取ったことを証明するために発行されます。
レシートとの違い
領収書は主として「支払いの証明」として利用され、レシートは主として「購入の証明」として利用されている傾向があり、多くの場合、レシートには支払いについての情報まで記載されています。
したがって、レシートであったとしても領収書と同じ役割を果たすものであれば、領収書として認められるのが通例です。具体的には領収日付、売上代金に係る金額、発行元、受領した事実が認められる表記があるものは、すべて領収書に該当します。
【基礎編】領収書の書き方と見本・注意点
領収書を作成する上で最も重要なことは、以下の2点です。
- 金銭授受の事実を証明するための事項を記載すること
- 改ざんされないための措置をとること
詳しくは、以下の記事も参考にしてください。
※以下は上記の抜粋版となります。
タイトル
中央寄せにして領収書であることがよくわかるようにしましょう。
日付
領収書に記載する日付は実際の領収日です。先に商品を引き渡して後日代金が支払われた場合は、実際に支払いがあった日付になります。日付の書き方は西暦、和暦どちらでも構いません。
宛名
相手先の、正式名称を記入しましょう。
金額
領収書には金銭を受け取った法人名や金銭授受日、売上金額などを記載します。金額の改ざんを防止するために金額の先頭には「¥」や「金」を、末尾には「※」や「−」を付けます。さらに金額の0表示3つごとに「,」を付けて記載します。
但し書き
但し書きには、具体的に何の代金を領収したのかを記入します。
金額の内訳
領収書以外に請求書等があり、一定の記載がある場合には不要ですが、領収書のみが取引の証拠である場合に内訳には、税率の異なるごとに合計した金額や消費税額を記載します。
発行者
領収書の発行者の住所・名称を記入します。
収入印紙
印紙税法により、領収書は「金銭または有価証券の受取書」にあたり、5万円以上の場合は収入印紙が必要です。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
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