• 更新日 : 2026年4月16日

封筒と用紙の重さで郵便料金はどれくらい変わる?料金の目安も

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郵便料金は、重さによって料金が変わります。サイズが定形郵便の範囲でも、総重量がオーバーすると規格が変わって料金が高くなるため、注意してください。2024年10月から郵便料金が値上がりするため、料金の目安を確認しておきましょう。

本記事では、郵便料金について、封筒のサイズや重さごとの目安、値上げに対する対策などを紹介します。

郵便料金(切手代)は重さで決まる

郵便料金は、重さによって料金が変わる仕組みです。サイズが定形郵便の範囲に収まっていても、総重量がオーバーすると規格が変わり、料金が高くなります。

郵便物を送るときは封筒や用紙、クリアファイル、はがきなどの重さの目安を把握しておくことで総重量がわかり、適性に封筒選びができます。コスト削減につながるでしょう。

それぞれの重さの目安は、次のとおりです。

封筒
  • 長形3号:4.7g
  • 角形2号:16.7g
用紙
  • A3サイズ:8g
  • A4サイズ:4g
  • B5サイズ:3g
クリアファイル 20~25g
はがき
  • 通常はがき:2~6g
  • 往復はがき:4~12g

重さを事前に知っておけば、窓口に持参して料金を確認する手間がありません。郵便切手を貼ってポストに投函するだけで済みます。業務の効率化につながるでしょう。費用の計算も簡単になり、予算の計画をしやすくなります。

封筒の種類と重さの目安

封筒には長形(なががた)・角形(かくがた)・洋形(ようがた)の3種類があり、それぞれのサイズで重さや郵便規格が変わります。封筒の重さは、紙質によっても前後します。

ここでは、封筒の種類ごとのサイズや重さをみていきましょう。

長形封筒

長形封筒は、縦の長さが横の長さの2倍以上ある縦長の封筒です。和封筒とも呼ばれ、幅広く利用されています。A4・B4サイズの用紙を折りたたんで入れることが多く、ほとんどのサイズが定形郵便で送れるのが特徴です。

サイズや重さの目安などは、次のとおりです。

名称 サイズ(mm) 重さの目安(g) 郵便規格 用紙の入れ方
長形1号 142×332  9 定形外 B4横3つ折り

A4縦2つ折り

長形2号 119×277 6 定形外 A4横3つ折り

B5縦2つ折り

長形3号 120×235 5 定形 A4横3つ折り
長形4号 90×205 3 定形 B5横4つ折り
長形5号 90×185 2.8 定形 A5横3つ折り

B5横4つ折り

長形40号 90×225 3.4 定形 A4横4つ折り

角形封筒

長形より横幅があり、正方形に近い封筒です。A4サイズなどの用紙を折らずに送れるため、契約書や履歴書など、折り目をつけられない書類を送るときに利用されます。ほとんどが定形外郵便になり、郵送料が高めになるのが特徴です。

サイズや重さの目安などは、次のとおりです。

名称 サイズ(mm) 重さの目安(g) 郵便規格 用紙の入れ方
角形0号 287×382 25 定形外 B4
角形1号 270×382 24 定形外 B4
角形2号 240×332 15 定形外 A4
角形3号 216×277 14 定形外 B5
角形4号 197×267 10 定形外 B5
角形5号 190×240 9 定形外 A5
角形6号 162×229 7 定形外 B6

洋形封筒

横長で長辺に封入口がある封筒です。洋封筒とも呼ばれ、主に横書きで使います。開口部が広く、カードや写真などを入れるのに便利です。招待状や案内状などに使われることが多いでしょう。

サイズや重さの目安などは、次のとおりです。

名称 サイズ(mm) 重さの目安(g) 郵便規格 用紙の入れ方
洋形0号 235×120 6 定形 A4横3つ折り
洋形1号 176×120 4.5 定形 カード・はがき
洋形2号 162×114 4 定形 カード・はがき
洋形3号 148×98 3 定形 B5十字折り
洋形4号 235×105 5 定形 A4横3つ折り
洋形5号 217×95 4 定形 A5縦2つ折り
洋形6号 190×98 4 定形 B5横3つ折り

用紙の種類と重さの目安

用紙の重さも把握しておきましょう。A4・B5用紙について、枚数ごとの重さの目安は次のとおりです。

枚数 A4用紙の重さ(g) B5用紙の重さ(g)
1枚 4 3
3枚 12 9
5枚 20 15
8枚 32 24
10枚 40 30
30枚 120 90
50枚 200 150

封筒の重さにもよりますが、A4であれば約11枚、B5であれば約15枚まで定形郵便物(50gまで)で送れます。

紙の重さはあくまで目安であり、紙の種類・質によって変動します。

郵便料金が値上げに【2024年10月1日より】

郵便料金は、2024年10月1日より値上げされます。主な金額の変更は、次のとおりです。

種類 重量 料金(9/30まで) 料金(10/1以降)
定形郵便物 25g以内 84円 110円
50g以内 94円
はがき 63円 85円
定型外郵便 50g以内 120円 140円
100g以内 140円 180円
150g以内 210円 270円
250g以内 250円 320円
500g以内 390円 510円
1kg以内 580円 750円
速達 250g以内 260円 300円
1kg以内 350円 400円
4kg以内 600円 690円

重量ごとに金額が変わりますが、定形郵便物の封書は25g以下と50g以下の重量区分がなくなり、ともに110円となっている点に注意が必要です。

その他の郵便料金については以下の記事をご覧ください。

定形郵便料金内の重さに入る用紙の枚数の目安

定形郵便物は2024年10月1日から50gまで110円で統一されます。定形の料金内で送れる封筒・用紙の枚数について、一例をみていきましょう。

長形3号封筒・A4用紙の場合

長形3号は、一般的に多く利用されている封筒です。重さは約5gで、1枚4gのA4用紙は横3つ折りで入ります。

この例で定形郵便物の料金内に入る重さの目安は、以下のとおりです。

A4用紙の枚数 合計の重さ(g)

(封筒5g+4g×枚数)

旧料金

(25gまで84円・50gまで95円)

新料金・110円
1枚 9 84円 110円
2枚 13 84円 110円
3枚 17 84円 110円
4枚 21 84円 110円
5枚 25 84円 110円
6枚 29 95円 110円
7枚 33 95円 110円
8枚 37 95円 110円
9枚 41 95円 110円
10枚 45 95円 110円
11枚 49 95円 110円

A4用紙は、11枚までであれば定形で発送できます。旧料金では5枚までであれば安く発送できましたが、新料金では料金が一律になります。

長形3号封筒・B5用紙の場合

1枚3gのB5用紙を入れる場合、定形郵便物で送れる枚数の目安と料金は、以下のとおりです。

B5用紙の枚数 合計の重さ(g)

(封筒5g+3g×枚数)

旧料金

(25gまで84円・50gまで95円)

新料金・110円
1枚 8 84円 110円
2枚 11 84円 110円
3枚 14 84円 110円
4枚 17 84円 110円
5枚 20 84円 110円
6枚 23 84円 110円
7枚 26 95円 110円
8枚 29 95円 110円
9枚 32 95円 110円
10枚 35 95円 110円
11枚 38 95円 110円
12枚 41 95円 110円
13枚 44 95円 110円
14枚 47 95円 110円
15枚 50 95円 110円

B5用紙は、15枚まで定形で発送できます。旧料金では6枚まで安く発送できましたが、新料金では15枚まで料金が110円に統一されます。

定形外郵便料金内の重さに入る用紙の枚数の目安

定形外郵便物の規格内では、1kgまでの郵便物を送れます。

ここでは、角形2号封筒(240×332mm・15g)を例に、枚数ごとの重さの目安と料金をみていきましょう。

角形2号封筒・A4用紙の場合

角形2号封筒は、A4サイズを折らずに入れられます。用紙を保護するため、クリアファイルに入れて送付することが一般的です。

クリアファイルの重さの目安を25gと考えた場合、角形2号封筒に、クリアファイルとA4用紙を入れたときの枚数・重さ・料金は以下のとおりです。

A4用紙の枚数 合計の重さ(g)

(封筒15g+ファイル25g+4g×枚数)

旧料金 新料金
1枚 44 120円 140円
15枚 100 140円 180円
20枚 120 140円 270円
25枚 140 140円 270円
50枚 240 250円 320円
52枚 248 250円 320円
100枚 440 390円 510円
115枚 500 390円 510円
240枚 1000 580円 750円

角形2号封筒・B5用紙の場合

角形2号封筒で、1枚3gのB5用紙を入れる場合、定形外郵便物の規格内で送れる枚数の目安と料金は、以下のとおりです。

B5用紙の枚数 合計の重さ(g)

(封筒15g+ファイル25g+3g×枚数)

旧料金 新料金
1枚 43 120円 140円
15枚 85 120円 180円
20枚 100 140円 180円
36枚 148 210円 270円
70枚 250 250円 320円
153枚 499 390円 510円
320枚 1000 580円 750円

郵便料金値上げに伴う年間コストは?

2024年10月1日からの郵便料金の値上げに伴い、大量に郵送を行っている企業では、大幅なコスト増が見込まれます。

25g以下の定形郵便物について、通数ごとの年間想定支出は以下のとおりです。

年間の発送数(通) 年間の郵送料

(値上げ前)

年間の郵送料

(値上げ後)

増加コスト
1,000 8万4,000円 11万円 2万6,000円
2,000 16万8,000円 22万円 5万2,000円
3,000 25万2,000円 33万円 7万8,000円
5,000 42万円 55万円 13万円
10,000 84万円 110万円 26万円

毎月大量にDM(ダイレクトメール)発送などを行っている企業では、数百万円のコスト増になるケースもあるでしょう。

郵便料金の値上げに対する事業者の対策例

企業では、毎月数多くの郵便物を発送しています。請求書納品書などの書類、カタログや会報誌、新規開拓のためのDMなど、多くの郵送物が値上げによる影響を受けるでしょう。

2024年10月の値上げを控え、対策を考えている事業者も多いでしょう。

ここでは、郵便料金の値上げに対する対策例を紹介します。

ペーパーレス化を考える

郵便料金の値上げに対する対策としてあげられるのが、電子化によるペーパーレス化の促進です。これまで紙で作成してきた請求書など取引関係の書類を電子化することで、郵便料金を削減できます。

郵便料金だけでなく用紙代・印刷代などのコストや、発送作業にかかる手間も減らせます。紙の書類を廃止すれば保管の場所を確保する必要もなくなり、管理の手間も削減できるでしょう。

大量に印刷・発送する

マーケティング戦略としてDMの発送を継続したい場合、大量印刷・発送することでコストを抑えられます。

たとえば、郵便局では、1,000通以上の発送で「バーコード割引」、2,000通以上の発送で「広告郵便割引」といった割引制度を設けています。

印刷会社でも、大量の注文で単価が安くなる割引を設けているところが多いでしょう。

郵便区内特別郵便物を利用する

配達エリアを管轄する郵便局に郵便物を持ち込み、送料を安くできる「郵便区内特別郵便物」を利用する方法もあります。

集配郵便局ごとに定められている配達区域内のみで引き受け・配達を行う郵便物であれば、同時に100通以上差し出すなどの条件を満たすことで、割安な料金で発送できます。

同じエリアに大量の郵便物を発送するときは、大幅なコスト削減が可能です。

発送の依頼先を検討する

DMなど大量の郵便物を発送するときは、依頼先を日本郵便以外で検討することも必要です。ヤマト運輸や佐川急便などの民間会社でもメール便を扱っているため、数量と金額を比較し、自社の場合はどこが一番お得か検討してみるとよいでしょう。

地域限定で配布するダイレクトメールであれば、宛名なしのポスティングを行う業者に依頼する方法もあります。

郵送物のサイズ・情報量を見直す

郵送物のサイズや情報量を見直し、郵便料金を抑える方法もあります。封書を圧着はがきに変更したり、定形外郵便物を定形サイズに変更したりすることで、郵便料金を下げることが可能です。

また、郵送物にQRコードを入れてデジタルカタログや動画にアクセスしてもらえば、郵便物に封入する印刷物を減らし、郵便料金を抑えることができるでしょう。

宛名リストを定期的に更新する

郵便料金を節約するためには、無駄な郵送物を減らすことも大切です。宛名リストを定期的に見直し、顧客の住所変更や転居などの情報を更新していきましょう。

不着で戻る郵便物の発生を防ぐことで、郵送コストを削減できます。

宛名リストの管理には、CRM(顧客管理システム)の導入もおすすめです。顧客情報を一元管理して定期的にメンテナンスすることにより、効率的なDM発送ができます。

発送作業の自動化を検討する

郵便料金の値上げを期に、発送作業の見直しを検討することも必要です。ルーティン作業に時間やコストがかかっている場合は、宛名印字や封入の作業を自動化するシステムを導入することで、業務の効率化とコスト削減を実現できます。

大量の郵便物の発送作業を自動化できれば、人件費の削減とともに、品質向上も期待できるでしょう。

郵便料金は重さの目安を把握しておこう

郵便料金は、重さによって料金が変わる仕組みです。封筒や用紙、ファイルなどの重さを把握しておくことで、郵便料金の目安をあらかじめ確認できます。

2024年10月からは郵便料金が値上げされるため、いつも送っている郵便物の料金がいくらになるのか、事前に確認しておいてください。コストの大幅な増加が予想される場合、対策も検討しておくとよいでしょう。

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