• 更新日 : 2020年6月15日

所得税法とは

所得税法とは、個人の所得に対する税金について定めた日本の法律である。

おもに所得税、納税義務者、課税所得の範囲、税額の計算の方法、申告、納付及び還付の手続き、源泉徴収に関する事項並びにその納税義務の適正な遂行を確保するために必要な事項などを定めている。

また、所得税法は1887年に導入された法律であり、当初は所得金額300円以上の高額所得者のみを納税義務者としていたことから名誉税とも呼ばれていた。

現在では納税義務者は居住者、非永住者、非居住者、内国法人、外国法人と幅広く、大半の人に課税の義務がある。

所得の種類は資産性所得(不動産所得など)、勤労性所得(給与所得など)といった恒常性所得や、臨時所得(譲渡所得など)と雑所得(他の9種類と別の所得)と細かく10区分にも及ぶ。

源泉徴収義務者は、会社や個人が給与や報酬を支払ったりする場合、その額に応じた所得税を差し引く必要があり、その所得税は原則として給与等を実際に支払った月の翌月の10日までに国に収めなければならない。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談していただくなど、ご自身の判断でご利用ください。