• 更新日 : 2024年11月5日

サンプルの送付状の例文や無料テンプレート、書き方を解説

取引先やお客様にサンプルや試供品を郵送する際は、製品の特徴や使い方を簡潔に伝えましょう。送付状は、郵送時に添えるのがビジネスマナーですが、ただ形式的に書くだけでなく、使い方や魅力をわかりやすく伝えるとより効果的です。また、連絡先や担当者名を記載して、質問があればすぐに対応できるようにしましょう。こうした配慮が安心感を与え、信頼関係を深めるきっかけになります。
この記事では、サンプルや見本を送る際の送付状の具体的な書き方や無料で使えるテンプレートをご紹介します。

すぐに使える送付状の無料テンプレートは下記よりダウンロードいただけます。ぜひご活用ください。

サンプルを贈る際の送付状の例文

サンプルで商品を送るシーンの送付状の例文やメッセージを紹介します。なお、本文のみ掲載しておりますので、テンプレートをダウンロードいただき、自社に合わせて編集してご利用ください。

①一般的なサンプル送付の案内の例文

サンプル(見本)送付のご案内

拝啓 貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、ご依頼いただきました弊社商品〇〇〇〇のサンプルをお送りいたします。どうぞご検討いただき、お役立ていただければ幸いです。

商品内容についてご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。まずは、ご案内まで申し上げます。

敬具

②新商品のサンプル送付の例文

新商品サンプル(見本)送付のご案内

拝啓 貴社ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、弊社の新商品〇〇〇〇が発売となりましたので、サンプルをお送りさせていただきます。
ご多忙のところ恐縮ですが、ぜひご高覧いただきたく存じます。

ご不明な点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にお知らせください。
何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

③定期購入者へのサンプル送付の例文

サンプル(見本)送付のご案内

拝啓 貴社ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、弊社の新商品〇〇〇〇のサンプルをお送りいたしました。ぜひご覧いただき、ご評価を賜りますようお願い申し上げます。

商品内容についてのご質問やご要望がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

④お試し用サンプル送付の例文

お試しサンプル(試供品)送付のご案内

拝啓 貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
この度、弊社商品〇〇〇〇のお試し用サンプルをお送りさせていただきました。ご多忙の折恐縮ではございますが、お試しいただき、ご検討いただけますと幸いです。

ご不明な点やお気づきの点がございましたら、お知らせいただければ幸いです。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

敬具

サンプルの送付状の無料テンプレート

サンプルを送付する際の送付状の無料テンプレートは、こちらからダウンロードできますので、ぜひお気軽にご利用ください。

サンプルの送付状の書き方

送付状は、1枚にまとめるのが一般的です。必要な情報を記載し、余計な表現は控えるよう心がけましょう。相手も読みやすく、内容もしっかり伝わります。

送付状に記載すべき項目は、以下のとおりです。

  1. 送付年月日
  2. 送付先(宛先)
  3. 差出人情報
  4. タイトル
  5. 頭語と結語・挨拶文
  6. 本文

①送付年月日

送付状には、送付した日付を入れておきます。これにより、相手が書類を受け取った日付を確認しやすくなります。送付年月日は、送付状の右上か左上に書くことが多いです。

②送付先(宛先)

送付状には、相手の会社名、部署名、担当者名(○○ 様)などを記載します。個人宛なら、氏名を記載します。 企業宛であれば「御中」、個人宛であれば「様」を使用し、相手に対する敬意を示します。

その際に、同じ宛名で「御中」と「様」を併用しないようにしましょう。例えば、部署宛なら「株式会社○○○○ ○○部 御中」、担当者宛なら「株式会社○○○○ ○○部 ○○ ○○ 様」と記載します。

③差出人情報

自社や自身の情報も忘れずに書いておきます。住所や氏名、連絡先などを書いておくと、相手が連絡を取りたい場合にスムーズに対応できます。

④タイトル

送付状に、何を送るかを簡潔に示すタイトルをつけます。「試供品送付のご案内」や「サンプル送付のお知らせ」といったものがよく使われます。

⑤頭語と結語・挨拶文

送付状の冒頭には「拝啓」などの頭語で始め、季節の挨拶や日頃の感謝を伝える文章を加えます。最後には「敬具」などの結語で締めくくります。
例として以下のような挨拶が適切です。

例文:
「拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
「拝啓 平素より格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。」
「拝啓、春の陽気が心地よい季節となりました。」

⑥本文

送付状の本文では、サンプルの特徴や使い方について簡潔に説明しましょう。また、末文には「お気づきの点やご不明な点があればお気軽にお問い合わせください」といった文を加えると、問い合わせがしやすい印象を与えます。こうした配慮のある締めくくりを通して、結語へと自然につなげましょう。

サンプルを贈る際の送付状を書くときのポイント

サンプルの特徴や使い方を説明する

サンプルの特長や使い方について簡単に触れると、相手がどのように使えるか理解しやすくなります。特に注目してほしいポイントを一言添えると効果的です。

問い合わせしやすいようにする

送付状には連絡先や担当者の情報を明記し、質問や問い合わせがしやすいようにしましょう。「お気軽にお問い合わせください」など、問い合わせを歓迎する表現も加えると親切です。

今後のお付き合いを願う気持ちを伝える

末文には、「今後とも末永いお付き合いを賜りますようお願い申し上げます」や「引き続きご支援をいただければ幸いです」といった具体的な表現を入れると、相手に対する信頼と感謝の気持ちが伝わりやすくなります。また、「サンプルをお試しいただき、ご意見やご感想をお聞かせいただければ幸いです」と付け加えることで、相手との交流を深める意図も伝えられます。

送付状は1枚に収める

送付状は基本的にA4用紙1枚にまとめ、シンプルで見やすい形式にすることが大切です。要点を簡潔に伝え、相手がすぐに内容を把握できるようにしましょう。郵送する際は、送付状を一番上に添えて、開封後すぐに内容が確認できるようにすると丁寧です。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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