• 更新日 : 2024年8月27日

リフォームの見積書の書き方・無料テンプレート

当記事では、リフォームの見積書の書き方やポイントについて、分かりやすく解説しています。

また、見積書の無料テンプレート、見積書の書き方の基本事項なども併せて紹介していますので、ぜひ併せてご参考ください。

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リフォームの見積書が必要なケースは?

リフォームは、古くなった建物を新築のような状態に修繕したり、使い勝手の悪い設備を使いやすい設備に改良したりすることです。工務店や住宅設備系のリフォーム会社などが住宅や店舗のリフォームを行っています。

リフォームの見積書が必要になるケースは、住宅のリフォームを検討している個人や店舗のリフォームを検討している事業者から工務店などに見積もりの依頼があったときです。

リフォームの見積書の書き方・ポイント

リフォームの見積書は、以下の3つから構成されます。

  • 表紙
  • 工事条件
  • 工事内訳

表紙はリフォームの概要を記載した書類、工事条件は見積金額に関する条件の書類、工事内訳は工事の明細を記載した書類です。

リフォームの見積書作成で特に重要な工事条件や工事内容など、見積書の作成仕方や作成ポイントを紹介します。

条件の書き方

工事条件は、見積金額がどのような条件下で算出されたものか、どのような工事内容が含まれているか、見積書の工事の条件を記載した書類です。工事条件には、以下のような事項を記載します。

  • 支払条件
  • 工事場所
  • 工事内容
  • 工期
  • 見積書の有効期限
  • 工事に伴う水道光熱費の負担
  • 資材の高騰で価格が変動した場合の対応
  • 追加の工事が生じた場合の対応
  • 工期が延長した場合の対応

など

工事条件はできるだけ具体的に、想定される問題を考慮して作成します。トラブル防止になるほか、工事の透明性が保たれ、注文者からの信頼獲得にもつながるためです。

内訳の書き方

リフォームにかかる金額の明細を記載します。以下の項目を設けて、工事の種類や部品の種類別に記載するのが一般的です。

内訳の項目内容
項目工事にかかる費用を細かく分けるための区分で、部品名や内装工事など工事の名称を記載します。
仕様部品の型番や色、項目についての補足情報を記載します。
数量部品の数量などを記載します。
単位数量に対する単位を記載します。
単価項目に対する単価を記載します。
金額数量に単価を乗じた金額を記載します。
備考そのほかの補足情報を記載します。

相見積もりを想定して作成する

リフォームを検討している個人や事業者は、リフォームの内容やリフォームにかかる金額を比較検討するために、複数社に見積もりを依頼することがあります。

リフォームの見積書は、このような相見積もりを考慮して作成するようにしましょう。リフォームの内容によっては見積金額が高額になることもあります。見積金額が相場よりも高額になると検討対象から外されてしまう可能性もあるため、相場を把握した上で、対応可能な範囲で見積書を作成することが重要です。

また、複数社の中から選ばれる見積書を作成するには、見積書をできるだけ早期に提出するようにし、複数のパターンの見積書を作成しておくことも有効です。

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このほかにも、たくさんの見積書テンプレートを用意していますので、自社や自分の店舗などに合った見積書をぜひお気軽にご利用ください。

見積書 テンプレート一覧

見積書の作成枚数が多い場合は、見積書作成ソフトを使用するといいでしょう。一度作成した見積書の内容が次回の見積書にも反映されるほか、見積書の内容をもとに請求書を発行することもできるためです。

マネーフォワード クラウド請求書

※画像は執筆時点のイメージであり、最新の画面と異なる場合がございます

なお、「マネーフォワード クラウド請求書」は直感的な操作で、従来の表計算ソフトに比べて格段に素早く見積書や、見積書 ・納品書・ 請求書も簡単に作成できます。

そもそも見積書とは?

見積もり書のイメージ

見積書とはクライアントへ費用の目安を伝える目的として、取引の初期段階で発行する書類です。依頼の検討に必要な情報が共有できるほか、条件のすれ違いによるトラブルを避けることもできます。

クライアントは見積書の内容を確認して、仕事の発注を検討します。その際に見積書があれば、費用や納期などの契約に必要な基礎的な情報が確認できるため、取引をスムーズに進めることが可能です。

見積書に記載されている金額はあくまで費用の目安であるため、妥当な理由があれば契約時に金額の変更が生じたとしても問題ありません。

【基礎編】見積書の書き方と見本・注意点

見積書の書き方

①宛名

宛名には、先方の所在地、会社名を記載します。また、場合によっては担当者名なども必要とされます。

一般的に、会社対会社という形での取引の場合の書き方は、会社名のみを記載することが多いようです。ただ、どこまで記載するのかに関しては、ケースバイケースで担当者間で決定することになります。

書き方として、一般的なのは以下のような形のものです。

まず、会社名を記載。必要な場合には、その下に担当者の部署や担当者名を記載。その後、さらに担当者名の下の部分に、会社の所在地を記載することになります。

②差出人の名前

相手先名などを記載すると同時に、誰からの見積りなのか記載するため、差出人の名前も必要です。差出人、会社名のみを記載する場合や、加えて担当者名も記載する場合など、状況により書き方が異なります。そのため、できるだけ宛名と記載内容を揃えるほうがよいでしょう。

また、宛名同様に所在地の記載も求められます。

差出人の部分の書き方で忘れてはいけないのが、差出人の電話番号を記載するということ。見積書の記載内容に関する疑問などがあった際に直ぐに連絡を取ったりできるようになるので、必ず記載を行なうようにしましょう!ここは宛名を記載するときと大きく異なる点なので、注意が必要です。

見積もり書の書き方

③見積書の通し番号

事業を営んでいると、見積書を発行する機会というのは多くあると思います。その中で、「アレ、あの見積書どこに行ったっけ?」のように、見積書を探すのに苦労したという経験がある方もいると思います。

通し番号を記載しておくことで、管理や整理がしやすくなり、そのような探す手間が発生しなくなります。見積書作成ソフトなどを使うと、自動で通し番号を発行してくれるので便利です。

④発行日

発行日も絶対に必要になる項目の一つといえるでしょう。発行日を記載することで、先方とのコミュニケーションコストが下がり、管理するための手間が減ることにつながります。

また発行日を記載することは、この見積もりに関する有効期限を意味する見積有効期限を設定するためにも必要になります。

\見積書はフォーム入力でラクに作成できます/

⑤見積もりの合計金額

見積もりの合計金額も当然記載することになります。この合計金額は、各項目の金額を合計したものとズレないように注意が必要です。

見積もり書の書き方

⑥見積もりの内容

見積もり内容には、品目名、単価、個数、合計などを記載します。

品目名

品目名の欄には、納品物や提供するサービスなどを項目ごとに記載します。このときには取引相手にも分かるような書き方で記載することが必要となります。

単価

次に記載するのが単価。原則、品目ごとに一つもしくは一単位あたりの金額を記載します。ただし、単価の記載ができないモノやサービスについては、空欄で問題ありません。

個数

それぞれの品目に対して、提供する数量を記載します。サービスなどで、具体的な数量を記載するのが難しい場合には、「1式」のような書き方で記載しても問題ありません。

合計

品目ごとの合計金額を記載します。ここでの金額は単価×個数で算出される金額となります。

⑦各項目の小計、消費税、合計金額

各項目の小計欄には、それぞれの項目の合計金額を合算した金額を記載します。また、合計金額の欄には、小計金額に消費税の金額を追加した金額を記載します。

⑧備考欄

備考欄の書き方にルールはありませんが、全体に関わるかつ補足説明が必要な内容や条件などを記載します。また、特に記載が必要な項目がないという場合には、短い挨拶文やメッセージを記載するというケースもあるようです。


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