• 更新日 : 2024年11月8日

患者宛の送付状の例文、無料テンプレートや書き方を解説

病院から患者様へ検査結果や請求書などを郵送する際には、書類の内容が一目で分かるよう、送付状を添えるのがビジネスマナーです。この記事では、病院から患者様へ書類を送付する際の送付状(添え状)の例文やテンプレート、書き方を紹介しています。

また、今すぐ使える送付状の無料テンプレートもご用意していますので、ぜひご活用ください。

患者宛への送付状の例文

検査結果を送付する場合の例文

X年X月X日

(氏名)〇〇 〇〇様

〇〇〇病院(〇〇クリニック)
〒123-0000
東京都渋谷区三田00-00-0
TEL:XX-XXXX-XXXX
FAX:XXXXXX@XXXXX

検査結果のご送付

前略
過日、あなた様の受診された〇〇の結果が出ましたので、検査結果および関連資料をお送りいたします。どうぞご査収くださいませ。
今後の治療やお体の管理について、ご不明な点やご質問がございましたら当院までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

草々

・検査結果書類 1部
・関連資料 2部

以上

定期健康診断を伝える送付状の例文

X年X月X日

(氏名)〇〇 〇〇様

〇〇〇病院(〇〇クリニック)
〒123-0000
東京都文京区〇〇00-00-0
TEL:XX-XXXX-XXXX
FAX:XXXXXX@XXXXX

定期健康診断のご案内

拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、本年度の定期健康診断を下記の通り実施いたしますので、ご案内申し上げます。
ご多用中誠に恐縮ではございますが、ご都合をおつけいただきご受診くださいますようお願い申し上げます。

敬具

■実施期間
○年○月○日(○)~ ○月○日(○)
受付時間:9:00~11:30、13:30~16:00
■ご予約・お問い合わせ
健康管理室(直通)
電話:03-XXXX-XXXX
受付時間:平日 9:00~17:00

以上

請求書を送付する場合

X年X月X日

(氏名)〇〇 〇〇様

〇〇〇病院(〇〇クリニック)
〒352-0000
埼玉県〇〇市〇〇00-00-0
TEL:XX-XXXX-XXXX
FAX:XXXXXX@XXXXX

請求書送付について

拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、○年○月分の診療費につきまして、下記の通りご請求申し上げます。
ご確認の上、○月○日までにお振込みくださいますよう、お願い申し上げます。

敬具


・○年○月分 診療費

以上

患者宛の無料テンプレート

マネーフォワード クラウドでは、送付状の無料テンプレートをご用意しております。無料でダウンロードできますので、ぜひお気軽にご利用ください。

患者宛の送付状の書き方

送付状は、1枚にまとめるのが一般的です。必要な情報を記載し、余計な表現は控えるよう心がけましょう。相手も読みやすく、内容もしっかり伝わります。

送付状に記載すべき項目は、以下のとおりです。

  1. 送付年月日
  2. 送付先(宛先)
  3. 差出人情報
  4. タイトル
  5. 頭語と結語・挨拶文
  6. 本文
  7. 送付内容(記・以上)

①送付年月日

送付状には、送付した日付を入れておくと、相手が書類を受け取った時期を確認しやすくなります。送付年月日は、送付状の右上か左上に書くことが多いです。

②送付先(宛先)

送付状には、相手の氏名を記載します。フルネームを記載しましょう。個人宛には「様」を使用し、相手に対する敬意を示します。

③差出人情報

自社の情報や担当者名、電話番号、FAX番号を記載します。相手が連絡を取りたい場合にスムーズに対応できます。

④タイトル

送付状には、何を送るかを簡潔に示すタイトルをつけます。「検査結果送付のご案内」や「検査結果送付の件」といったものがよく使われます。タイトルをつけることで、送付状を受け取った相手がすぐに内容を把握できます。

⑤頭語と結語・挨拶文

頭語と結語は、送付状や手紙の冒頭に使う挨拶の意味で、相手に敬意を表す意味があります。これらは文書の始めと終わりを飾る言葉で、たとえば「拝啓」で始めた場合は「敬具」で締めくくるという決まりがあります。
ただし、検査結果の送付のように、用件を簡潔に伝えることが目的の文書では、「前略」で始め、「草々」で結ぶ形式を選ぶことも多いです。

例として以下のような挨拶が適切です。

例文:
「前略 過日、あなた様の受診されたXXの結果が出ましたので、お送りいたします。」
「前略 過日、○○様の受診された○○の結果が出ましたのでお送りいたします。」

⑥本文

検査結果の送付状には、送付する目的を明確に伝え、次に、結果を受け取った後の患者様の不安や疑問に配慮します。「検査結果についてご不明な点やご心配なことがありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください」といった一文を添えることで、患者さんは安心して医療機関に質問できます。
このように、結果を伝えるだけでなく、その後のフォローまで考えた文面にすることで、患者さんに寄り添った送付状となります。

⑦送付内容(記・以上)

本文の最後には、送った内容を箇条書きにしておくことがよくあります。「記」と書いて「〇〇書 1式」のように書くと、相手が何が送られてきたかをすぐに把握できます。そして、最後に「以上」と書いて締めます。

書類を郵送する際のポイント

送付状を一番上に重ねる

書類を郵送する際には、送付状を一番上に重ね、相手が最初に目にするよう工夫しましょう。送付状には挨拶や内容を知らせる役割があります。封筒は白色や淡いクリーム色など、落ち着いた色合いのものを使用するとよいでしょう。

封筒の表面には、住所や会社名・担当者名を正しく書きます。切手は過不足のないよう、封筒の左上に、まっすぐに丁寧に貼ります。

封筒の裏面には、自社の住所と名前を記入します。これにより、万が一配達に問題が生じた場合でも、確実に差出人に戻すことができます。

忌み言葉を使用しない

忌み言葉とは、縁起が悪いとされる言葉や、好意を持って贈りたい内容とは真逆のイメージを持つ言葉のことです。送付状に使う言葉として不適切なこれらの言葉は、特にビジネスシーンにおいては慎重に扱う必要があります。

忌み言葉の例
送付状で避けるべき忌み言葉の具体例を以下に挙げます。

  • 死:死ぬ、逝くなどの表現は避けましょう。
  • 切れる:関係が切れることを連想させます。
  • 苦しい:苦痛やネガティブな感情を引き起こします。
  • 失う:失うことに関連する表現は好まれません。
  • 滅びる:終わりを連想させる言葉です。

送付状には忌み言葉を避け、相手に良い印象を与える内容にすることが重要です。言葉一つで印象が大きく変わるため、慎重に選ぶようにしましょう。


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