• 更新日 : 2024年10月17日

内装工事・店舗工事の見積書の書き方・無料テンプレート

当記事では、内装工事・店舗工事の見積書の書き方やポイントについて、分かりやすく解説しています。

また、見積書の無料テンプレート、見積書の書き方の基本事項なども併せて紹介していますので、ぜひ併せてご参考ください。

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内装工事・店舗工事の見積書が必要なケースは?

内装工事や店舗工事の見積書は、工事を依頼する際に欠かせない書類です。例えば、新店舗の開店準備や既存店舗の改装、オフィスのレイアウト変更など、さまざまなシーンで見積書が必要になります。

また、相見積もりをする際にも見積書を比較することで、顧客は複数の業者から最適な提案を選ぶことができます。こちらでは具体的なケースについて紹介します。

内装工事・店舗工事の見積依頼を受けた場合

内装工事や店舗工事の見積依頼を受けた際には、正確かつ詳細な見積書の作成が求められます。

見積書には、

  • 工事の内容
  • 使用する材料
  • 工事期間
  • 費用の内訳

などを明確に記載し、依頼者に対して工事の全体像をわかりやすく説明します。これにより、依頼者は予算や工事内容を具体的に把握でき、信頼して工事を依頼することができます。また、見積書の透明性が高まることで、後々のトラブルを防ぐことにもつながります。

内装工事・店舗工事の見積書の書き方・ポイント

工程ごとの金額と合計額を記載する

見積書には、工事の工程ごとに金額を明確に記載することが重要です。例えば、解体工事、電気工事、塗装工事など各工程の費用を個別に示し、最終的に合計額を記載します。

項目ごとの記載例を表でまとめました。

工事名数量単位単価金額
解体作業
解体撤去産廃処理440,000円40,000円
設備等撤去産廃10100,000円100,000円
給水・排水設備工事3ヶ所20,000円60,000円
入口ドア交換
片開きドア2セット90,000円180,000円
既存撤去枠造作2セット40,000円80,000円

これにより、依頼者は各工程にかかる費用を詳細に把握でき、予算内での工事計画を立てやすくなります。また見積書の透明性が高まり、双方が信頼性を築くことができます。

根拠を明確にする(人件費・材料費など)

見積書を作成する際には、費用の根拠を明確にすることが重要です。

など各費用の内訳を具体的に示しましょう。

例えば、人件費には作業員の人数と作業時間、材料費には使用する材料の種類と数量を記載します。これにより、依頼者は費用の妥当性を理解しやすくなり、納得して契約を進めることができます。

「一式」表記はなるべく避ける

見積書には、可能な限り「一式」表記を避けることが望ましいでしょう。「一式」という表現は曖昧であり、依頼者に具体的な内容や費用を伝えることができません。

具体的な項目ごとに費用を記載し、工事の詳細を明確に示すことで、依頼者は工事内容を正確に把握でき信頼性が高まります。また、明確な見積書を作成することで、後々のトラブルを防ぐことができます。

見積書の様式で詳細に記入するのが難しい場合は工事説明書など、別途内訳がわかる書類を作成して説明しましょう。

内装工事・店舗工事にも活用できる「見積書の無料エクセルテンプレート」

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このほかにも、たくさんの見積書テンプレートを用意していますので、自社や自分の店舗などに合った見積書をぜひお気軽にご利用ください。

見積書 テンプレート一覧

見積書の作成枚数が多い場合は、見積書作成ソフトを使用するといいでしょう。一度作成した見積書の内容が次回の見積書にも反映されるほか、見積書の内容をもとに請求書を発行することもできるためです。

マネーフォワード クラウド請求書

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なお、「マネーフォワード クラウド請求書」は直感的な操作で、従来の表計算ソフトに比べて格段に素早く見積書や、見積書 ・納品書・ 請求書も簡単に作成できます。

そもそも見積書とは?

見積もり書のイメージ

見積書とはクライアントへ費用の目安を伝える目的として、取引の初期段階で発行する書類です。依頼の検討に必要な情報が共有できるほか、条件のすれ違いによるトラブルを避けることもできます。

クライアントは見積書の内容を確認して、仕事の発注を検討します。その際に見積書があれば、費用や納期などの契約に必要な基礎的な情報が確認できるため、取引をスムーズに進めることが可能です。

見積書に記載されている金額はあくまで費用の目安であるため、妥当な理由があれば契約時に金額の変更が生じたとしても問題ありません。

【基礎編】見積書の書き方と見本・注意点

見積書の書き方

①宛名

宛名には、先方の所在地、会社名を記載します。また、場合によっては担当者名なども必要とされます。

一般的に、会社対会社という形での取引の場合の書き方は、会社名のみを記載することが多いようです。ただ、どこまで記載するのかに関しては、ケースバイケースで担当者間で決定することになります。

書き方として、一般的なのは以下のような形のものです。

まず、会社名を記載。必要な場合には、その下に担当者の部署や担当者名を記載。その後、さらに担当者名の下の部分に、会社の所在地を記載することになります。

②差出人の名前

相手先名などを記載すると同時に、誰からの見積りなのか記載するため、差出人の名前も必要です。差出人、会社名のみを記載する場合や、加えて担当者名も記載する場合など、状況により書き方が異なります。そのため、できるだけ宛名と記載内容を揃えるほうがよいでしょう。

また、宛名同様に所在地の記載も求められます。

差出人の部分の書き方で忘れてはいけないのが、差出人の電話番号を記載するということ。見積書の記載内容に関する疑問などがあった際に直ぐに連絡を取ったりできるようになるので、必ず記載を行なうようにしましょう!ここは宛名を記載するときと大きく異なる点なので、注意が必要です。

見積もり書の書き方

③見積書の通し番号

事業を営んでいると、見積書を発行する機会というのは多くあると思います。その中で、「アレ、あの見積書どこに行ったっけ?」のように、見積書を探すのに苦労したという経験がある方もいると思います。

通し番号を記載しておくことで、管理や整理がしやすくなり、そのような探す手間が発生しなくなります。見積書作成ソフトなどを使うと、自動で通し番号を発行してくれるので便利です。

④発行日

発行日も絶対に必要になる項目の一つといえるでしょう。発行日を記載することで、先方とのコミュニケーションコストが下がり、管理するための手間が減ることにつながります。

また発行日を記載することは、この見積もりに関する有効期限を意味する見積有効期限を設定するためにも必要になります。

\見積書はフォーム入力でラクに作成できます/

⑤見積もりの合計金額

見積もりの合計金額も当然記載することになります。この合計金額は、各項目の金額を合計したものとズレないように注意が必要です。

見積もり書の書き方

⑥見積もりの内容

見積もり内容には、品目名、単価、個数、合計などを記載します。

品目名

品目名の欄には、納品物や提供するサービスなどを項目ごとに記載します。このときには取引相手にも分かるような書き方で記載することが必要となります。

単価

次に記載するのが単価。原則、品目ごとに一つもしくは一単位あたりの金額を記載します。ただし、単価の記載ができないモノやサービスについては、空欄で問題ありません。

個数

それぞれの品目に対して、提供する数量を記載します。サービスなどで、具体的な数量を記載するのが難しい場合には、「1式」のような書き方で記載しても問題ありません。

合計

品目ごとの合計金額を記載します。ここでの金額は単価×個数で算出される金額となります。

⑦各項目の小計、消費税、合計金額

各項目の小計欄には、それぞれの項目の合計金額を合算した金額を記載します。また、合計金額の欄には、小計金額に消費税の金額を追加した金額を記載します。

⑧備考欄

備考欄の書き方にルールはありませんが、全体に関わるかつ補足説明が必要な内容や条件などを記載します。また、特に記載が必要な項目がないという場合には、短い挨拶文やメッセージを記載するというケースもあるようです。


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