- 更新日 : 2024年8月15日
ピアノ教室の領収書の書き方・無料テンプレート
当記事では、ピアノ教室の領収書の書き方やポイントについて、分かりやすく解説しています。
また、領収書の無料テンプレート、領収書の書き方の基本事項なども併せて紹介していますので、ぜひ併せてご参考ください。
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目次
ピアノ教室の領収書が必要なケースは?
ピアノ教室では、受講生からのレッスン料の受領方法が複数あります。主な受領方法は、現金受取(月謝袋以外)・月謝袋・口座振替です。
現金受取(月謝袋以外)では、レッスン料や入会金などをピアノ教室の窓口で受領します。この場合は、レシートや領収書の発行が必要です。
月謝袋で受領する場合は、月謝袋にレッスン料の金額や受領日・受領印などが記載・押印されるため、月謝袋をレシートや領収書の代わりにしているケースが多いです。しかし、生徒の保護者から領収書の発行を求められた場合は、発行しましょう。
口座振替の場合、一般的にはレシートや領収書を発行しないことも多いですが、このケースも生徒の保護者から領収書の発行を求められた場合は、発行します。
ピアノ教室の領収書の書き方・ポイント
ピアノ教室 の領収書の書き方やポイントを見ていきましょう。
帳簿を付けることを念頭に領収書を記載する
ピアノ教室は会社ではなく、個人で開いていることも多いです。個人でピアノ教室を営んでいる場合は、確定申告が必要です。ピアノ教室の収入は「売上」に該当するため、確定申告で漏れがないように管理しておく必要があります。
領収書は確定申告書や青色申告決算書、売上帳などを作成する基となる書類です。そこで、帳簿を付けることを念頭に領収書を記載します。具体的には「領収日」「金額」「内容」を記載します。
特に、内容については入会金やレッスン料、楽譜代など、どのようなお金を受領したのか、金額欄の下の但し書きに詳しく記載します。また、誰から受け取ったのか分かるようにするため、生徒名も記載します。
インボイス制度に気を付ける
ピアノ教室の領収書で気を付けることに、インボイス制度があります。
インボイス制度とは「経費を消費税の仕入税額控除とするには、サービス提供者から適格請求書(インボイス)の発行を受ける必要がある」という制度です。適格請求書(インボイス)は、領収書に適格請求書発行事業者の名前や登録番号などの一定事項を記載することで作成できます。
ピアノ教室の場合、生徒が事業を行っていたり、ピアノのレッスン料を事業の経費にしたりすることは少ないため、インボイス制度の影響を受けることはほとんどありません。
ただし、生徒がピアノの演奏で収入を得ている場合などはレッスン料が経費になります。生徒が仕入税額控除を希望する場合、ピアノ教室は領収書を適格請求書(インボイス)として発行する必要があります。
なお、適格請求書(インボイス)を発行するには、適格請求書発行事業者として税務署に登録をする必要があります。適格請求書発行事業者として登録した人は、強制的に消費税の課税事業者となります。
個人でピアノ教室を経営しているケースでは、消費税の免税事業者の人も少なくありません。適格請求書(インボイス)の発行が必要な生徒がどれぐらいいるのか、適格請求書発行事業者になった場合にどれぐらいの消費税額の納付が必要なのかなどを総合的に考えて、適格請求書発行事業者になるかどうかを判断しましょう。
ピアノ教室の領収書にも活用できる「領収書の無料エクセルテンプレート」
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オーソドックスな領収書テンプレート | インボイス(適格請求書)を兼ねた領収書テンプレート | シンプルな領収書テンプレート | オーソドックスな領収書テンプレート(横) |
このほかにも、たくさんの領収書テンプレートを用意していますので、自社や自分の店舗などに合った領収書をぜひお気軽にご利用ください。
ここまで見てきたとおり、領収書は市販のものを使わなければならないわけではありません。正しい形式と記載内容であれば、エクセルで作成されたものであっても、領収書として認められます。
※画像は執筆時点のイメージであり、最新の画面と異なる場合がございます
なお、「マネーフォワード クラウド請求書」は直感的な操作で、従来の表計算ソフトに比べて格段に素早く領収書や、見積書 ・納品書・ 請求書も簡単に作成できます。
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そもそも領収書とは?
領収書とは、金銭等の支払いを受けたことを証明する書類のことです。領収書には支払いを受けた者及び支払った者の氏名や取引日付、金額、取引内容などが記載されます。
領収書は、会計上及び税務上の根拠書類としても重要な役割を果たし、領収書やレシートがないと会計上認められず税金が増えてしまうこともあるため、一定期間の保存が求められるものもあります。
領収書はその性質上複数の法律に関与しているため、様々な観点から解釈をすることが可能であり、それによって予期せぬトラブルが発生しやすいという面もあります。
領収書を発行する意味
領収書は商品やサービスに対して、お金を支払う側が確実に代金を支払ったということの証明に、またお金を受け取った側が確実に代金を受け取ったことを証明するために発行されます。
レシートとの違い
領収書は主として「支払いの証明」として利用され、レシートは主として「購入の証明」として利用されている傾向があり、多くの場合、レシートには支払いについての情報まで記載されています。
したがって、レシートであったとしても領収書と同じ役割を果たすものであれば、領収書として認められるのが通例です。具体的には領収日付、売上代金に係る金額、発行元、受領した事実が認められる表記があるものは、すべて領収書に該当します。
【基礎編】領収書の書き方と見本・注意点
領収書を作成する上で最も重要なことは、以下の2点です。
- 金銭授受の事実を証明するための事項を記載すること
- 改ざんされないための措置をとること
詳しくは、以下の記事も参考にしてください。
※以下は上記の抜粋版となります。
タイトル
中央寄せにして領収書であることがよくわかるようにしましょう。
日付
領収書に記載する日付は実際の領収日です。先に商品を引き渡して後日代金が支払われた場合は、実際に支払いがあった日付になります。日付の書き方は西暦、和暦どちらでも構いません。
宛名
相手先の、正式名称を記入しましょう。
金額
領収書には金銭を受け取った法人名や金銭授受日、売上金額などを記載します。金額の改ざんを防止するために金額の先頭には「¥」や「金」を、末尾には「※」や「−」を付けます。さらに金額の0表示3つごとに「,」を付けて記載します。
但し書き
但し書きには、具体的に何の代金を領収したのかを記入します。
金額の内訳
領収書以外に請求書等があり、一定の記載がある場合には不要ですが、領収書のみが取引の証拠である場合に内訳には、税率の異なるごとに合計した金額や消費税額を記載します。
発行者
領収書の発行者の住所・名称を記入します。
収入印紙
印紙税法により、領収書は「金銭または有価証券の受取書」にあたり、5万円以上の場合は収入印紙が必要です。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
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