• 更新日 : 2024年7月24日

買取の領収書の書き方・無料テンプレート

当記事では、買取の領収書の書き方やポイントについて、分かりやすく解説しています。

また、領収書の無料テンプレート、領収書の書き方の基本事項なども併せて紹介していますので、ぜひ併せてご参考ください。

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買取の領収書が必要なケースは?

使わなくなった物や仕入れのために物品を買取した場合、「領収書が必要なのか」悩むのではないでしょうか。ケースごとに領収書の要・不要を確認しましょう。

個人からの買取の場合、査定(買取)明細と領収書一体型の書式を準備しても可

個人からの買取といえば、古本、使わなくなった家電などを買い取る「不用品買取」があります。このようなケースで個人から物品を買い取って代金を渡した際、個人が領収書を準備し、発行するのは難しいことも考えられるため、事業者側が領収書を受け取ることは必須ではありません。

しかし、事業者としては確実に買取代金を受け取ってもらったという証拠を残しておく方が安心です。そこで対策して、カーボン紙を使って複写ができるタイプの査定(買取)明細と領収書一体型の書式を準備し、1枚を客側に渡し、もう一枚を事業者側が保管するとよいでしょう。

仕入れのために買い取った場合は領収書が必要

販売するための品物を業者から仕入れるため買取を行った場合は、領収書が必要です。領収書をもとに経費がいくらかかったかを算出するためです。

また、仕入額控除を受けたい場合は、受け取った領収書に適格請求者発行事業者の登録番号が記載されていることが条件となります。適格請求者発行事業者登録をしていない業者や免税事業者からの仕入れの場合、仕入額控除は受けられません。

買取の領収書の書き方・ポイント

買取の領収書の書き方やポイントを押さえておきましょう。

金額次第で印紙が必要

領収書の金額によっては印紙税の納付が必要になります。印紙税は以下のように領収書に書かれている金額により異なります。

印紙税は領収書への印紙貼付と消印(割印)押印で納付されます。消印を押印する際は、台紙(領収書)と印紙にかかるように押してください。

なお、代金を現金ではなく振込等でやり取りする場合は、印紙不要となります。

金額印紙税額
5万円以下非課税
5万円超100万円以下200円
100万円超200万円以下400円
200万円超300万円以下600円
300万円超500万円以下1,000円
500万円超1,000万円以下2,000円

出典:No.7105 金銭又は有価証券の受取書、領収書|国税庁

買取明細と一体型にするのも可

個人客からの買取の場合、対価として渡した金銭に対し、領収書を発行してもらうことは必須ではありません。しかし、客側が金銭を受け取ったという証明を残したい場合は、買取明細と一体型の領収書を事業者側が作っておくという方法があります。

買取明細と一体型の領収書は次のような様式で作るとよいでしょう。

  • 複写式
    2枚の買取明細+領収書の間にカーボン紙を挟み、買取内容や客側の受け取りサインを記入。1枚を客側、もう一枚を事業者側で保管する。 
  • 上下セット式
    1枚の紙の上下に同じ内容の買取明細+領収書を作成。上下を切り離し、客側、事業者側それぞれで保管する。

買取伝票がある場合は領収書不要になる場合もある

仕入れのため、他の事業者から品物を買い取った場合、経費扱いにするためにも領収書を発行してもらう必要があります。しかし、領収書が発行されない場合は、買取伝票での代替も可能になる場合もあります。

買取伝票には以下の内容が記載されているかを確認してください。

  • 日付
  • 買取の内容
  • 金額

ただし、買取伝票があれば領収書は不要、とはいい切れません。できれば、領収書をもらうようにしてください。

買取の領収書にも活用できる「領収書の無料エクセルテンプレート」

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領収書テンプレート①領収書テンプレート②領収書テンプレート③領収書
オーソドックスな領収書テンプレートインボイス(適格請求書)を兼ねた領収書テンプレートシンプルな領収書テンプレートオーソドックスな領収書テンプレート(横)

このほかにも、たくさんの領収書テンプレートを用意していますので、自社や自分の店舗などに合った領収書をぜひお気軽にご利用ください。

領収書のテンプレート

ここまで見てきたとおり、領収書は市販のものを使わなければならないわけではありません。正しい形式と記載内容であれば、エクセルで作成されたものであっても、領収書として認められます。

マネーフォワード クラウド請求書

※画像は執筆時点のイメージであり、最新の画面と異なる場合がございます

なお、「マネーフォワード クラウド請求書」は直感的な操作で、従来の表計算ソフトに比べて格段に素早く領収書や、見積書納品書請求書も簡単に作成できます。

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そもそも領収書とは?

領収書

領収書とは、金銭等の支払いを受けたことを証明する書類のことです。領収書には支払いを受けた者及び支払った者の氏名や取引日付、金額、取引内容などが記載されます。
領収書は、会計上及び税務上の根拠書類としても重要な役割を果たし、領収書やレシートがないと会計上認められず税金が増えてしまうこともあるため、一定期間の保存が求められるものもあります。

領収書はその性質上複数の法律に関与しているため、様々な観点から解釈をすることが可能であり、それによって予期せぬトラブルが発生しやすいという面もあります。

領収書を発行する意味

領収書は商品やサービスに対して、お金を支払う側が確実に代金を支払ったということの証明に、またお金を受け取った側が確実に代金を受け取ったことを証明するために発行されます。

レシートとの違い

領収書は主として「支払いの証明」として利用され、レシートは主として「購入の証明」として利用されている傾向があり、多くの場合、レシートには支払いについての情報まで記載されています。

したがって、レシートであったとしても領収書と同じ役割を果たすものであれば、領収書として認められるのが通例です。具体的には領収日付、売上代金に係る金額、発行元、受領した事実が認められる表記があるものは、すべて領収書に該当します。

【基礎編】領収書の書き方と見本・注意点

領収書の書き方と注意点

領収書を作成する上で最も重要なことは、以下の2点です。

  • 金銭授受の事実を証明するための事項を記載すること
  • 改ざんされないための措置をとること

詳しくは、以下の記事も参考にしてください。

※以下は上記の抜粋版となります。

タイトル

中央寄せにして領収書であることがよくわかるようにしましょう。

日付

領収書に記載する日付は実際の領収日です。先に商品を引き渡して後日代金が支払われた場合は、実際に支払いがあった日付になります。日付の書き方は西暦、和暦どちらでも構いません。

宛名

相手先の、正式名称を記入しましょう。

金額

領収書には金銭を受け取った法人名や金銭授受日、売上金額などを記載します。金額の改ざんを防止するために金額の先頭には「¥」や「金」を、末尾には「※」や「−」を付けます。さらに金額の0表示3つごとに「,」を付けて記載します。

但し書き

但し書きには、具体的に何の代金を領収したのかを記入します。

金額の内訳

領収書以外に請求書等があり、一定の記載がある場合には不要ですが、領収書のみが取引の証拠である場合に内訳には、税率の異なるごとに合計した金額や消費税額を記載します。

発行者

領収書の発行者の住所・名称を記入します。

収入印紙

印紙税法により、領収書は「金銭または有価証券の受取書」にあたり、5万円以上の場合は収入印紙が必要です。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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