- 作成日 : 2023年2月17日
領収書を英語で作成するには?テンプレートをもとに必要項目を解説

新型コロナウイルスの水際対策も緩和され、外国人旅行客も増え始めています。一部のレストランやカフェ、ショップなどでは、外国人向けに英語の領収書を発行しているところもあるでしょう。
今回は、英語の領収書の書き方を解説するとともに、実際に使用できるテンプレートを紹介します。
目次
領収書は英語で「receipt」
実は、海外では日本のようにレシートとは別に手書きの領収書を発行するという習慣は基本的にありません。
レジで打ち出された用紙や印刷されたA5やA4の明細が領収書に当たります。英語では、「Receipt」という単語です。
海外では、レストランやタクシーなどで”Could I have a receipt?”と言えば、日本でいうレシートをもらえ、それが領収書に該当します。
英語の領収書のテンプレート/ひな形
領収書には、明細欄があるものと、ないものがありますが、ここでは明細欄があるテンプレートを紹介します。ダウンロードして使用できます。
英語で領収書を作成する際に必要な項目と記載例
英語で領収書を作成する場合の基本的な記載事項の書き方についてみていきます。テンプレートを参照しながら確認してください。
発行者情報
領収書を発行する自社に関する情報を記載します。具体的な記載事項は、「Company name(企業名)」「Address(住所)」「Phone number(電話番号)」「E-mail address(メールアドレス)」ですが、ウェブサイトを運営している場合は、「Website(ウェブサイト)」を記載してもよいでしょう。
住所については、日本の場合と記載方法が異なります。①ビル名・階数、②丁目・番地、③町、④市、⑤県、⑥郵便番号、⑦国名という順序になります。
<例文>
日本語:〒000-0000 東京都××区××町2-3-4 JKビル5F
英語:JKBldg. 5F, 2-3-4, ××-cho, ××-ku, Tokyo, 000-0000, Japan
宛名
宛名として「○○様から受領しました」という意味で「received from ○○」のように記載します。
領収書発行日
領収書を発行した日付(Date)を記載します。書き方は、住所と同様、日本とは順番が違うため、注意しましょう。
<例文>
日本語:2023年1月20日
英語:01/20/2023
※アメリカ英語圏での表記。イギリス英語圏では「20/01/2023」となるため注意。
取引内容
内訳(Description)として、商品・サービスごとに名称を記載します。
取引金額
取引金額は、各商品・サービスの金額(Amount)だけでなく、小計(Sub total)、税(Tax)を合算した合計金額(Total amount)を記入します。
5万円以上のものは収入印紙も必要
受取金額が5万円以上の領収書については収入印紙を貼る必要があります。収入印紙の額面は、領収書の記載金額によって異なります。
領収書に貼る印紙税の金額については、下記記事で解説しています。
英語での領収書に記載した方がいい項目
上記以外にも記載した方がよい項目を挙げておきます。
タイトル
領収書を意味する「Receip」を一目でわかるように記載します。
但し書き
一般に日本の領収書では、何の代金を支払ったかを明確にするために「但し書き」を記載します。
英語の領収書で記載する場合、「Description」で記載欄を設けるとよいでしょう。
領収書番号
取引記録を整理するために領収番号(Receipt No)を記載します。
受領方法
受領方法には、次のようなものがあります。
- 現金(Cash)
- 小切手(Check)
- 郵便為替(Money order)
- その他(Other)
発行者名
発行者が受領した証明として直筆でサイン(Signed by)をします。
領収書をメールで送る際の文言は?
インターネットで取引する場合、領収書をメールで送付することもあるでしょう。その場合、次のような一文を入れます。
<例文>
日本語:領収書を添付します。
英語:Attached, please find the receipt.
英語で領収書をもらう際の例文
発行する側ではなく、こちらから領収書を依頼する場合は、次のような英語を使います。
<例文>
日本語:領収書をいただけませんか?
英語:Could I have a receipt?
英語の領収書の書き方を知っておこう!
英語の領収書の概要と書き方について解説してきました。基本的には日本の領収書とさほど違うわけではありません。
ご紹介したテンプレートを活用すれば、簡単に英語の領収書を作成することができますので、ぜひご活用ください。
よくある質問
領収書は英語でなんという?
「Receipt」といいます。詳しくはこちらをご覧ください。
英語で領収書を作る場合は何を記載すべき?
発行者情報、宛名、発行日、取引内容、取引金額などです。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。