• 更新日 : 2019年10月8日

占い師の請求書の書き方

占い

占い師として事務所を経営している場合、お客様が事務所に来て、その場で相談料の支払いを済ませるのであれば、代金回収の問題は生じません。しかし、相手が個人ではなく会社であったり、雑誌の原稿執筆やテレビ出演の依頼がきたりと、活躍の場が広がるとともに「その場で支払い」ではなくなるケースも増えていきます。代金を後日請求するときに必要なのが「請求書」です。

請求書の必要性

相手先が法人もしくは個人事業主である場合、原則として支払いは請求書に基づいてなされます。請求書を発行してくる相手先もありますが、請求書が来ないのをいいことに支払いを無視する会社もあります。ですから、請求書は、占い師が支払いを受けるために必要な書類と考えてください。

また、占い師が複数人で依頼主が1か所の場合はどうでしょうか。各占い師がそれぞれ独立の立場で仕事を行うならば、個別に「自己の報酬」として受領すれば足ります。しかし「主たる占い師(受領者)」と「その他の占い師(受領者から報酬をもらう者)」の場合は、主たる占い師へ報酬を請求することになります。

この場合は、請求書を発行することが望ましいです。信頼があり一緒に仕事をするのですから、口頭で済ませることも多いかもしれません。ですが、口頭でのいわゆる口約束では、厳密な報酬額や経費に関する認識の相違が生まれ、それがもとでトラブルになるケースも多いため、大変危険です。トラブル回避のためにも書面にしておくと安心です。

占い師が請求書を作るのはどんなとき?

では、占い師の請求項目にはどんなものがあるのでしょうか? その一部を紹介いたします。

占い師から依頼主への場合

・占い行為にかかる鑑定料、顧問料など
・出張で占いした場合の出張料、交通費など
・カウンセラー料(心理カウンセラー等の関係資格がある場合)
・メディアにサービスを提供する場合の企画料、原稿料、出演料など
・衣装代、ヘアメイク料など(仕事を契約する際に相手先と確認することが必要です)
・その他通信費・宣伝費など

同業者、専門家と仕事を合同で行なった場合

顧客に専門外の要求をされた場合に、その専門分野の同業者と一緒に業務を行って、支払いを受けるケースもあります。自分自身がアレンジした場合は、顧客への請求書は一括して、発行するケースが多々あります。(例:タロット占いを専門とする占い師が、タロット占いだけでなく手相鑑定を要求された、など)

同業者間で特に注意してほしいのは原稿料です。源泉徴収義務者から支払われる原稿料は源泉徴収の対象となります。「同じ占い師だし」と気軽にHPや会報・冊子などの執筆を頼まれることも多いでしょう。その際に受け取った報酬は「謝礼」「薄謝」などと称されるかもしれませんが、名目にかかわらず所得税法上は原稿料となります。

実は、依頼元が源泉徴収義務者であるにもかかわらず、「謝礼」だから源泉徴収の義務はないと勘違いしている例があります。原稿依頼の際は「相手先が源泉徴収義務者かどうか」に注意し、該当する場合は源泉徴収税を引いた金額を請求することになります。(なお原稿依頼の相手が法人の場合は源泉徴収義務者と考えてほぼ間違いありません)

参考:「No.2792 源泉徴収が必要な報酬・料金等とは」国税庁

占い師の請求書の書き方

それでは、具体的にどのように請求書を作れば良いのでしょうか? 事例をもとに請求書の作り方を紹介します。ある企画会社から事務所の移転について相談を受けたとします。1回10,000円の鑑定料(源泉徴収の対象外)で占い鑑定を2回行った場合には、以下のようになります。

1. (緑枠内)請求書番号・請求日・支払期限を記入
請求日と支払期限だけでなく請求書番号を記載すると、管理や問い合わせ対応がスムーズに行なえます。

2. (青枠内)品目(サービスの内容)・単価・数量・価格を記載
実際の請求金額は、3.で最終請求額を計算した後に記入します。

3. (赤枠内)小計(税抜請求額)・消費税・合計(税込請求金額)を記載
請求明細の金額の小計、消費税を加算するのであればその金額、最後に合計額を記載します。この合計金額を2.の請求金額にも記載します。
内訳では軽減税率の対象とならない品目(10%)と対象となる品目(8%)の小計を分けて記載し、それぞれの消費税額を明らかにします。

 

占い師_請求書

占い師の請求書について「必要性」「書き方」「注意点」を述べてきました。請求書は支払いを受けるために必要な書類です。報酬の請求先が「顧客」「同業者」「法人」のうち誰なのかで請求書の書き方が変わってきます。うっかり未回収にならないようそれぞれの書き方をマスターしてください。

まとめ

請求書の役割と必要性、そして、書き方についても解説しました。請求書の書式は数多くありますが、外部書類ですので、「相手先にとって見やすいこと」が大切です。また、占い師などフリーランスの方には、経理専門の社員がいるわけではないでしょう。今回書き方例で使用したマネーフォワード クラウド請求書は、ネットにつながりさえすれば、いつでもどこでも閲覧・作成できるので、フリーランスの方には特におすすめの請求書作成ツールと言えます。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

監修:加地 延行 (公認会計士 / 税理士)

税理士法人ゆびすい
ゆびすいグループは、国内8拠点に7法人を展開し、税理士・公認会計士・司法書士・社会保険労務士・中小企業診断士など約250名を擁する専門家集団です。
創業は70年を超え、税務・会計はもちろんのこと経営コンサルティングや法務、労務、ITにいたるまで、多岐にわたる事業を展開し今では4500件を超えるお客様と関与させて頂いております。
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