- 作成日 : 2024年6月21日
領収書は英語でなんという?便利なフレーズや英語での領収書の書き方を紹介
ビジネスを行う上で欠かせない書類である領収書は、英語で「Receipt」と表現します。この記事では、英語の「Receipt」と日本語の「レシート」の違いや、レシートにまつわる英会話フレーズ、領収書を英語で作る際のコツなどについて紹介していきます。
すぐに使える便利なフレーズを知っておくと、英語での書類作成やコミュニケーションにおいてより自信をもって対応できるようになるでしょう。
目次
「領収書」を表す英単語は?
英語では領収書を「Receipt」と表します。Receiptは商品やサービスの代金が支払われた証拠として発行される書類のことを指し、財務文書の一種として重要視されます。
Receiptの種類
英語圏においては「Receipt」にもいくつか種類があります。代表的なものを、下記の表にまとめました。
種類 | 説明 |
Cash Receipt | 現金での支払いを証明する領収書。 |
Sales Receipt | 商品の販売に関する取引を証明する書類(売上伝票)。 |
Rent Receipt | 賃貸の支払いを証明する書類(送金伝票)。 |
Electronic Receipt | 電子的に提供される書類(電子レシート)。メールやアプリを介して受け取ることが多い。 |
Receiptと似た表現
領収書を指す際に、「Receipt」以外にも類似した表現があります。用途や文脈によっては、これらの単語の方が適している場合もあります。
- 「Acknowledgement」 – 受領確認書。文書やメールの受領を公式に認める文書。
- 「Confirmation」 – 確認書。予約や注文が確実に行われたことを証明する書類。
英語のReceiptと日本語のレシートの違いは?
多くの人が「領収書」と聞いて最初に思い浮かべるのが日本語の「レシート」かもしれませんが、実は英語の「Receipt」とは意味合いが異なります。
使用される場面の違い
日本語のレシートは、主に買い物をした際に発行される販売証明書のことを指します。一方、英語のReceiptは、物品の販売だけでなく、サービスの提供や金銭の授受など、幅広い取引に対して発行される領収書全般を意味します。
記載内容の違い
日本のレシートは購入した商品名、日付、数量、価格、店舗名などをリストアップしたものです。一方、英語の「Receipt」は商品やサービスの内訳、個別の利用金額、税額、合計金額、受け取り方法(現金、クレジットカード)、受領金額・残高(料金の一部支払いの場合)、領収書のサインなどが記載されています。
形式の違い
日本のレシートは、通常、レジで発行される感熱紙の小さな紙に印刷されたものが多いのに対し、英語のReceiptは、A4用紙に印刷されたり、手書きで作成されたりと、よりフォーマルな印象があります。
建設業界や工務店においては、材料の購入やサービスの提供に対する代金の受領時に、英語のReceiptを発行することが求められるケースがあります。特に、海外の取引先との取引では、Receiptの作成が不可欠です。
「領収書を発行してください」は英語で何という?
日常生活やビジネスの場面で頻繁に使われる「領収書を発行してください」というフレーズ。英語では何と言うのでしょうか。ここでは、その正しい表現方法をいくつか紹介します。
基本表現
一番基本的なフレーズは、「Please issue a receipt.」です。この表現はどんな場面でも使えるため、覚えておくと便利です。
ビジネスシーンでの表現
ビジネスの場面では少し丁寧な表現を使うことが多いです。その場合は、「Could you please provide a receipt for this transaction?」または「I would appreciate if you could issue a receipt.」と言うことができます。
カジュアルな表現
友人間やカジュアルな状況では、「Can I get a receipt, please?」や「Could I have a receipt for that?」と簡潔に表現することが可能です。
メールでの依頼
メールで領収書の発行を依頼する場合は、もう少しフォームに沿った書き方をします。「I am writing to request a receipt for the [商品名またはサービス名] I purchased on [購入日]. Could you please send it to my email address at your earliest convenience?」と具体的な情報を入れることで、スムーズな対応が期待できます。
英語で領収書を書く場合に必要な項目
自身が英語で領収書を作成する場合、下記のような項目を含めると良いでしょう。
- Receipt: 領収書のタイトルとして「Receipt」を記載します。
- Date: 領収書の発行日。(例:April 11, 2024)
- Receipt Number: 領収書の番号。各領収書には識別番号が必要です。
- Received From: 支払いを行った人または企業の名前。
- Amount Received: 受け取った金額。通貨の単位も明記します。
- Payment Method: 支払い方法(現金、クレジットカード、デビットカード、電子決済など)。
- For: 支払いが行われた商品やサービスの詳細。
- Received By: 領収書を発行した人または企業の名前。
- Signature: 領収書を発行した人の署名。
これらの項目を含めることで、領収書は正確で詳細な記録を提供し、必要な場合に参照できます。ただし、国や地域、業種によっては追加の情報が必要な場合もありますので、具体的な要件については専門家に確認することをお勧めします。
英語の領収書テンプレート(ひな形)を無料でダウンロード
英語で領収書を作成する場合、テンプレートなどをもとに作ると効率的です。テンプレートを選ぶ際は、自身の事業に必要な項目がそろっているか、確認すると良いでしょう。
マネーフォワードでは、税理士が監修した英語のテンプレートを無料で配布しています。下記リンクからダウンロードして、ぜひご活用ください。
「領収書をお送りします」は英語で何という?
ビジネス現場でよく使用される「領収書をお送りします」。このフレーズは英語で「I will send you the receipt」と言いますが、状況によって異なる表現が用いられることがあります。
ビジネスメールの場合
ビジネスメールで領収書の送付を伝える場合は、丁寧かつフォーマルな表現を使うことが大切です。以下のような表現が適しています。
“Please find the attached receipt for your records.”
(添付の領収書をご確認ください。)
“I have attached the receipt for your reference.”
(参考のため、領収書を添付しました。)
カジュアルな表現
取引先との関係が親密で、カジュアルな表現が許される場合は、以下のようなフレーズを使うことができます。
“Here’s the receipt for you.”
(これが領収書です。)
“I’ve got the receipt for you.”
(領収書を用意しました。)
事前に通知する場合
領収書を送付する前に、事前に通知する場合は、以下のような表現が使えます。
“I will send you the receipt shortly.”
(まもなく領収書をお送りします。)
“You will receive the receipt within [期間].”
([期間]以内に領収書を受け取ることになります。)
郵便で送付する場合
領収書を郵便で送付する場合は、以下のような表現を使うことができます。
“The receipt has been mailed to you.”
(領収書を郵送しました。)
“I have sent the receipt via postal mail.”
(領収書を郵便で送りました。)
英語表現は状況や文脈によって変わるため、適切な表現を選ぶことが重要です。これらの表現を参考に、取引先とのコミュニケーションを円滑に進めていきましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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