• 作成日 : 2023年2月10日

請求書の数え方は?枚や通など単位の使い分けも解説

請求書の数え方は?枚や通など単位の使い分けも解説

ビジネスにおいて、請求書の枚数はどのように数えるのでしょうか。1枚で完結する書類や複数の枚数にわたる書類など、書類や場面によって数え方の単位が異なります。今回は、請求書の数え方として使われる単位や取引内容の数え方、送付状に記載する際の数え方や、電子請求書の場合の数え方を解説します。単位の使い分けをマスターしましょう。

ビジネスにおける請求書の数え方

請求書を管理するうえで、請求書の枚数を数えたり発行部数を指定したりする場面は多いでしょう。書類にはそれぞれ数え方の単位があり、ビジネスでは使い分けが重要です。

基本的に、請求書を数える際は「枚」を使用しましょう。また、請求書に記載する取引内容を数える際には「件」を使います。

ここでは、ビジネスにおける請求書の数え方や、数え方の使い分けについて解説します。

請求書を数える際は「枚」が一般的

請求書を数える際は、領収証や明細書、証明書、見積書などの書類と同様に「枚」を使用することが一般的です。1枚、2枚と数えます。

そのほか、郵送で送付することが多いため、「通」を使用することもあります。「枚」と「通」には厳密には違いがあるため、使い分けられるとベストです。1枚は、紙1枚のことを指す一方、1通は1つの書類をまとめて示します。そのため、請求書が1枚の場合でも2枚以上にわたる場合でも「1通」となります。

「枚」や「通」と同様によく使われる数え方として「部」と「式」があります。

「部」は、1つの書類が複数ページにわたる際に使われる数え方であり、複数枚で成立することが多い契約書に使われるケースが多いです。

「式」には「ひと揃え」という意味があり、パンフレットと見積書など、違う書類をひとまとめにする際に1式と数えられます。書類が2、3種類あるからといって、2式・3式とは数えない点に注意が必要です。

枚、通、部、式の使い分けをまとめると、以下のとおりです。

 

数え方使用場面よく用いられる書類
1枚で成立する書類請求書、見積書、証明書、見積書など
郵送で送り、内容を通達する書類請求書、送付状、案内状など
複数枚で構成される書類契約書
違う種類の書類を1つにまとめる際パンフレットと見積書のセット、提案書と契約書のひな型のセットなど

 

なお、請求書を数える際に、手紙のように「葉」を使うことがあります。しかし、一般的な使い方ではないため、使用機会はそこまで多くないでしょう。

請求書に記載する事項は「件」

請求書に書かれている取引内容を数える際は「件」を使用します。たとえば、1枚の請求書に3つの取引が記載されている際は、請求書は1枚、取引件数は3件のようにカウントします。

なお、請求書に物品やサービスを記載するときの数え方は、品目ごとに変えることも「数量」として統一することも可能です。使い分けに迷った際は「数量」を使用するのが便利でしょう。

請求書において重要なのは、取引内容がわかるよう、具体的な品目と数量を明記することです。

送付状に記載する際の単位

送付状は、請求書や契約書などの書類を送る際に添える書類です。送付状は、どのような書類が同封されているかを説明するもので、送付状を見れば、書類の内容や宛先、返送方法などがわかります。ビジネスで書類を送る際は、送付状を添えるのがマナーです。

送付状には、それぞれの書類がどのくらい入っているかを示し、足りない書類がないかを確認できるよう、書類の数量を記載します。送付状内では「請求書・・・1通」のように、請求書の数え方として「通」を用いることが多いです。「通」は、郵送して送る書類に使われる数え方であるためです。

電子請求書の場合の数え方は?

紙として残らない電子請求書の場合も、数え方は変わりません。電子請求書をメールで送る際、数量の単位は「通」を使用します。また、電子請求書を紙にプリントアウトした場合は、「通」だけでなく「枚」が使われます。電子請求書の場合であっても、紙媒体と同様に状況によって数え方を使い分ける、と理解しておきましょう。

請求書の数え方の単位を使い分けよう

今回は、ビジネスで重要な請求書の数え方について解説しました。請求書は、基本的には「枚」を使用し、送付する際は「通」を用いることが多いです。数え方は電子請求書の場合も変わりません。また、請求書内に記載する取引内容をカウントする際には「件」を使用します。

ビジネスにおいて、書類の数え方にはさまざまな単位が存在します。この記事を参考に、書類や場面ごとに使い分けられるようにしましょう。

よくある質問

請求書はどんな数え方が正しいですか?

請求書の場合、ほかのビジネス書類と同様に、「枚」や「通」が使われることが一般的です。詳しくはこちらをご覧ください。

電子請求書の場合の数え方はどうなりますか?

電子請求書の場合は「通」を使用しましょう。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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