- 更新日 : 2024年10月22日
占い師の納品書の書き方を解説!テンプレートも
占い師を職業という面から見ると、未来を占うということはつまり、依頼者の依頼内容を独自の手法で分析し、解決方法についてのアドバイスを与えることが業務となります。
一般的には占った内容の受け渡しが済むと業務の完了となり、その時点で報酬の請求と受領が行われます。ただし、対面による占いの場合は、前払いであることも多いようです。
一方で、昔ながらの対面による占い師の業務に加えて、今日では電話・電子メール・ネットを使った占い師も増えています。依頼者と対面せずに業務を行う占い師の場合、業務の完了と報酬の請求・受領にタイムラグが生じることが多くなります。こうした場合における、納品書の書き方とその必要性について見てみましょう。
納品書が必要な占い師の業務形態
では、納品書が必要になると想定される占い師の業務形態にはどんなものがあるかを見ていきましょう。
電話を利用する占い師
依頼者が占い師の指定した番号に電話をして占ってもらい、それに対して占い師は占った結果からアドバイスを与えます。占い師の報酬は原則として通話接続中の時間に応じて計算され、依頼者に請求されます。時間に応じた請求の場合は後払いになるため、納品書の書き方が必要なケースと想定できます。
電子メールを利用する占い師
占い師を紹介するウェブサイトや、占い師自身のウェブサイトなどから依頼者が電子メールを送り、その内容に対する占いの結果を電子メールで送り返します。占い師の報酬は依頼の電子メール1通に対する占い結果の返信1件が基本単位です。銀行振込やコンビニ払い、またクレジットカードでの支払いなどを選ぶことができます。前払いが原則ですが、会員登録による後払いという対応もあります。後払いの場合には、納品書の書き方が必要なケースと想定できます。
ネットを利用する占い師
コンテンツとして一般的な占い結果をネット上で提供します。報酬はネットの課金システムを利用します。
また、占い師と依頼者の面談をインターネットを介して行う方法もあります。それぞれパソコンとウェブカメラ、イヤホンマイクなどを使い、業務内容は基本的に対面と変わりません。この場合の報酬は、対応時間に応じた金額を請求することになります。時間に応じた請求は、納品書の書き方が必要なケースと想定できます。
電話を利用する占い師の納品書の書き方が活用できる場面
電話を利用した占い師への依頼は、手軽で簡便であると好評です。その反面、占い師の顔が見えず、支払いに関係する利用時間の判定や追加徴収の有無など、依頼者の不安要素もあります。
一般的に、通話時間分の利用料金をプラスしますが、無料サービス時間を設ける場合は料金計算がややこしくなるケースも少なくありません。
公表している料金表だけでは支払い内容が不明瞭だという依頼者の不安・不満を解消するためには、対象となる依頼の内容を明記した納品書が効果的です。請求内容と対応する明細を立てた書き方にすれば、請求に関するトラブルを防ぎ、占い師に対する信頼度アップも期待できます。
一般的には、振込用紙や振込先の通知による振込またはクレジットカード払いが支払い方法となります。こうした請求では請求書の省略が多くなってきていますが、支払ったものと照らし合わせるためにも、納品書が重要になります。
占い師の納品書の書き方
電話占いによって30分の通話時間を利用したとします。占い師の基本料金が1,500円、利用料金は10分ごとに3,000円として、最初の10分間は無料サービスになります。
納品日
依頼者が占いを利用した日とします。また、明細には利用時間も細かく記載します。
明細
基本料金、利用料金、サービスなどを分けて記載します。
まとめ
占い師の業務形態にもIT化の波は押し寄せています。これまでの対面中心の現金取引から、インターネットを利用した非対面のスタイルも増え、報酬の支払い方法も多様化しています。
占い内容の信頼度はもちろんですが、料金や支払いのシステムに対する信頼度をアップさせていくことも、これからの占い師にはますます求められることです。非対面のスタイルでは参入障壁も下がるため、決済の手順に不安があることは致命的な欠点になりかねません。また、そうした不安が口コミでネットに出回るリスクも避けなければなりません。
納品書の書き方を工夫することによって業務と請求の内容を透明化することは、占い師のブランド化にも大きな影響をあたえる業務改善のひとつと言えます。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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