- 作成日 : 2024年7月24日
Teamsでファイル削除できない時は?原因や削除・復元する方法を解説
Teams(チームズ)でのやりとりにおいて、ファイルを共有する際に間違って違うデータを送ってしまい、削除できずに困った経験はないでしょうか。
本記事では、Teamsにおけるファイルの削除方法を中心に詳しく解説します。また、Teamsでファイルが削除できない場合に考えられる原因や、復元方法についても紹介します。
目次
Teamsで削除したファイルはどこにある?
Teams(チームズ)で削除したファイルは、操作方法によって移動する場所が変わります。具体的には「チャット」と「チャネル」のどちらで削除されたかで違いがあり、それぞれの保存場所は以下のとおりです。
- チャットから削除した場合:ファイル投稿者のOneDrive for Businessのごみ箱
- チャネルから削除した場合:SharePoint Onlineのごみ箱
ごみ箱に移動されたファイルは、93日経過すると完全に削除されます。
Teamsチャットからファイルを削除する方法
Teamsのチャットからファイルを削除する方法は、全部で3つです。それぞれの手順を理解しておけば、あらゆる場面での削除対応が可能になります。
チャット画面からファイルを削除する
チャット画面からファイルを削除する手順は、以下のとおりです。
- 削除したいファイルがあるチャットを開く
- 削除したいファイルが添付されたメッセージの右上にある「…」を選択する
- 表示される項目から「削除」を選択する
- 表示されるアラートに対して問題なければ「削除する」を選択する
削除の項目は、スタンプと一緒に並んでいるため少しわかりにくくなっています。チャット内で削除できるのは自分で投稿したファイルのみです。ほかの方が投稿したファイルは削除できないため、注意が必要です。
ファイルリストからファイルを削除する
チャット画面のファイルリストから削除する際の手順は、以下のとおりです。
- 左側にあるナビゲーションから「ファイル」を選択する
- 「OneDrive」を選択する
- 「Microsoft Teams チャット ファイル」を選択する
- 削除したいファイル名の左にチェックをつける
- 画面上部に表示されている「削除」を選択する
- 表示されるアラートに対して問題なければ「削除する」を選択する
ファイルを複数チェックすることで、まとめて削除できます。
OneDriveからファイルを削除する
Teamsで投稿されたファイルはOneDriveからの削除が可能であり、手順は以下のとおりです。
- ブラウザでMicrosoft 365を開く
- 画面左のアプリから「OneDrive」を開く
- 画面左のタブから「自分のファイル」を選択する
- 「Microsoft Teams チャット ファイル」を選択する
- 削除したいファイル名の左にチェックをつける
- ファイル名の右にある「…」を選択する
- 表示される項目から「削除」を選択する
- 表示されるアラートに対して問題なければ「削除する」を選択する
Teamチャネルからファイルを削除する方法
続いて、Teamsのチャネルからファイルを削除する方法について解説します。具体的な操作方法は「ひとつずつ削除する場合」と「まとめて複数削除する場合」の2つです。用途に合わせて使い分けられるよう、順番に見ていきましょう。
ファイルを1つ削除する
ファイルをひとつだけ削除する場合の手順は、以下のとおりです。
- 画面上部のファイルタブに移動する
- 削除したいファイル名の横にある「…」を選択する
- 表示される項目から「削除」を選択する
- 表示されるアラートに対して問題なければ「削除する」を選択する
いくつか投稿されているなかで、特定のファイルだけ削除したいケースもあるでしょう。上記の方法であれば、特定のファイルだけを選択して削除できます。
ファイルを複数削除する
ファイルを複数削除する場合の手順は、以下のとおりです。
- 画面上部のファイルタブに移動する
- 削除したいファイル名の左にあるチェックをつける
- 画面上部に表示されている「削除」を選択する
- 表示されるアラートに対して問題なければ「削除する」を選択する
複数のファイルを削除する必要がある場合、ひとつずつファイルを削除していると時間がかかります。上記の方法であれば複数のファイルをまとめて削除できるため、データの整理がスムーズに行えます。
Teamsでファイルを削除できない原因
Teamsでファイルを削除できない原因はいくつか考えられますが、とくに多いケースは以下の2つです。
- 自分以外が投稿したファイルを削除しようとしている
- スマートフォンアプリでTeamsを利用している
Teamsで削除の操作を行えるのは、自分が投稿したファイルのみです。仮にほかの人からTeamsのファイル削除を依頼された場合は、投稿者が誰なのか事前に確認しておきましょう。
また、スマートフォンアプリでの利用も、Teamsでファイルを削除できない原因のひとつです。ファイルの削除に関しては、スマートフォンアプリ上のTeamsでは行えません。日頃からパソコンではなく、スマートフォンでTeamsを利用する機会が多い方は注意しましょう。
Teamsでファイルを削除できないときの対処法
Teamsを利用中にファイルが削除できなくなってしまった場合、大きくわけて2つの対処法があります。まれに正しい操作を行っても、ファイルが削除できない場合もあるため、慌てずにこれから解説する手順を試してください。
Teamsを再起動する
ファイルが削除できなくなってしまった場合は、Teamsの再起動を試してみましょう。再起動を行う手順は、以下のとおりです。
- タスクバーに表示されているTeamsのアイコン上で右クリックする
- 表示される項目から「終了」を選択する
- Teamsを再起動する
なお、Teamsを×ボタンで閉じた場合、ウィンドウが消えるだけで終了扱いにはなりません。再起動を行う場合は、上記の手順にて行いましょう。
ブラウザ版などから削除する
Teamsをアプリで起動している場合は、ブラウザ版からの削除方法を試してください。
スマートフォンで作業を続ける場合はブラウザ版にログインして行うか、パソコンから操作するなどしてファイルの削除を行わなければなりません。ブラウザ版でも削除できない場合は、Teamsのヘルプデスクに問い合わせを行いましょう。
Teamsで削除したファイルを復元する方法
ここでは、Teamsで誤ってファイルを削除してしまった際に、復元する方法を解説します。Teamsは93日以内であれば、一度削除したファイルを復元できます。間違って削除したあとでも慌てないように、復元方法を理解しておきましょう。
チャネルファイルを復元する
- チャネルを開く
- 「ファイル」を選択する
- 画面上部の「…」を選択する
- 表示される項目から「SharePoint で開く」を選択する
- 画面左にある「ごみ箱」を選択する
- 復元したいファイル名の左にチェックをつける
- 画面上部の「復元」を選択する
SharePointを開く際は、ログイン情報が必要となるため事前に準備しておきましょう。
OneDriveファイルを復元する
OneDriveからファイルを復元する手順は、以下のとおりです。
- ブラウザでMicrosoft 365を開く
- 画面左のアプリから「OneDrive」を開く
- 画面左のタブから「ごみ箱」を選択する
- 復元したいファイル名の左にチェックをつける
- 画面上部の「復元」をクリックする
ごみ箱にあるファイルを複数チェックすれば、まとめて復元できます。
Teamsのファイル削除方法を理解して効率よく使いこなそう
Teamsでファイルを削除する方法は、複数あります。操作方法によってファイルの移動場所が変わるため、すべての削除手順を把握しておきましょう。
Teamsを利用していると、正しい手順であるにもかかわらず、ファイルを削除できない場合があります。その際は、Teamsの再起動を試してみてください。
仮に間違ってファイルを削除しても、93日以内であれば復元が可能です。通常の利用手順だけでなく、削除や復元方法も理解してTeamsを効率よく使いこなしましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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