• 更新日 : 2024年10月17日

動画マニュアルtebiki(テビキ)とは?使い方や料金、適した企業を紹介

tebiki(テビキ)は、現場教育を効率化するための動画マニュアル作成ツールです。製造業や物流業の機械操作手順、サービス業の営業ノウハウ、飲食店の接客マナーなど、多岐にわたる業界で活用されています。シンプルな画面設計で動画編集の専門知識がなくても簡単に操作でき、サポート体制も充実していることから、導入企業の継続率は高くなっています。

当記事では、tebikiの特徴や利用シーン、メリット、使い方などについて詳しく解説します。

tebiki(テビキ)とは?

tebiki(テビキ)とは、現場教育で利用する動画マニュアルの作成作業を効率化するツールです。

動画マニュアルとは、製造業や物流業の機械操作手順・サービス業の営業ノウハウ・飲食店の接客マナーなどを映像化し、分かりやすく教育するマニュアルを意味します。動画マニュアルは介護業のように人手不足が深刻な業界の新人教育においても利用でき、活用法は多彩です。

tebikiの特徴

tebikiは、「かんたんに動画マニュアルを作成できること」を重視して開発されたツールです。tebikiを利用すれば現場スタッフ自ら映像を撮影し、動画マニュアルを作成できます。

また、tebikiは動画マニュアルの作成に特化しているツールです。動画マニュアルの作成に必要な機能のみを搭載したシンプルな画面設計であるからこそ、動画編集の専門知識のないスタッフもスムーズに作業できます。

さらに、tebikiは導入前後のサポート体制も充実しています。tebikiを導入した企業は定期的なミーティングで、人材教育アプローチや動画マニュアル活用法などのコンサルティングを受けられます。

tebikiの利用シーン

tebikiは効率的に現場教育を行えず、新人スタッフへの技術伝承が進まない企業の課題解決をサポートできるツールです。tebikiで作成した動画マニュアルは、下記の課題を解決したい場合にも役立ちます。

・業務品質の格差が大きい
・外国人スタッフの教育がスムーズに進まない

動画マニュアルを活用するとすべての新人スタッフに共通の内容を教育でき、業務品質の均一化を図れます。tebikiを利用すれば外国人スタッフにも分かりやすい動画マニュアルを作成し、効率的な運用が可能です。

tebiki(テビキ)を利用するメリット

tebikiは導入した企業の継続率99.5%を誇る、満足度の高いツールです。ユーザー評価の詳細を確認したい場合は、口コミサイトで評判を確認することもよいでしょう。
出典:tebiki「かんたん動画マニュアル作成ソフト「tebiki(テビキ)」」/https://tebiki.jp/

継続率の高さに裏付けられた信頼度の高いツール「tebiki」を導入するメリットは主に、以下の6つです。

スマホでかんたんに動画マニュアルを作成

tebikiでは、スマホなどによる撮影・動画を保存・字幕確認の3ステップで簡単に本格的な動画マニュアルを作成できます。tebikiを利用すれば、動画制作に精通した人材がいない企業においても無理なく、動画マニュアル作成の内製化が可能です。

動画マニュアルの作成をプロに依頼する場合には通常、安くはない外注コストが発生します。tebikiを利用して内製化する場合、外注コストは不要です。

音声の自動翻訳ができる

tebikiには音声認識機能によって映像内の会話を把握し、字幕化する機能が搭載されています。動画マニュアルに追加した字幕はボタン1つで自動翻訳し、他の言語への切り替えが可能です。

外国人スタッフが日本語の動画マニュアルを視聴しても、業務知識を十分に吸収できない可能性があります。母国語の字幕が付いた映像を視聴すればスムーズに内容を理解でき、作業品質の向上を図れるでしょう。

多言語に対応

tebikiの自動翻訳機能は、100か国以上の言語に対応しています。自動翻訳機能は動画マニュアルを視聴する人がボタンを押して言語の切り替えを行う仕組みであるため、「英語版・日本語版」のように複数の映像を管理する手間が発生しません。
出典:tebiki「かんたん動画マニュアル作成ソフト「tebiki(テビキ)」」/https://tebiki.jp/

作業手順や業務のルールが変更された場合は、日本語版のみを再度作成することでスムーズに対応できます。

教育効果や習熟度がわかる

tebikiで作成した動画マニュアルへのアクセス履歴は、レポートページに表示されます。アクセス履歴を見れば、教育の進捗状況やスタッフごとの習熟度の確認が可能です。

動画マニュアルによる研修効果を高めるためには、現場分析による課題の抽出・解決策の考案・改善といったPDCAサイクルを回すことが欠かせません。tebikiを利用すれば現場教育や研修の質を継続的に高め、自社の利益につなげられるでしょう。

自社サーバーを圧迫しない

tebikiでは運営会社のクラウド上に動画マニュアルを保存するため、自社サーバーを圧迫しません大容量のクラウド動画ストレージを別途契約する手間もかからず、スムーズに運用を開始できます。

tebikiに保存した動画マニュアルはタグや説明文を利用し、検索を行えます。視聴したい動画マニュアルをスピーディーに検索できると、教育を受ける新人スタッフの利便性は高まるでしょう。

厳重なセキュリティで社内のみ利用できる

自社で作成した動画マニュアルを無料動画共有プラットフォームにアップロードし、共有する方法は、機密情報の社外流出を招きかねません。tebikiにはIP制限機能があるため、利用を社内に限定できます。

また、tebikiはセキュリティの国際規格を取得し、監視ログ・暗号化通信といった万全のセキュリティ対策を取った上で提供されているツールです。ツール自体の信頼度が高いからこそ安心して、動画マニュアルのアップロードを行えます。

tebiki(テビキ)の基本機能

機械の操作手順や接客マナーは会社概要などと異なり、紙の資料でスムーズに教育できないケースがあります。tebikiで動画マニュアルを作成すると言葉で表現しにくい内容を映像で伝え、現場教育の効率化を狙えるでしょう。

そのうえ、tebikiには以下のように、動画マニュアルの作成や教育効果の検証を助ける機能が豊富に準備されています。

自動字幕生成機能

自動字幕生成機能とは、スマホで撮影した動画の音声を自動で読み取り、字幕化する機能です。自動字幕生成機能を利用して挿入した字幕は、手作業での編集や場所移動も行えます。

動画マニュアルに字幕を挿入すると、より多くの情報を効率的に伝えることが可能です。tebikiの自動字幕生成機能を利用すれば、映像と字幕の相乗効果でスタッフの記憶に残りやすいマニュアルを作成できます。

画面録画機能

企業によっては、オフィスソフトや業務用システムの使い方を動画マニュアルで可視化したいニーズもあるでしょう。tebikiの画面録画機能を利用すると、各種ソフトの利用中に「録画開始ボタン」を押すだけで、パソコンの画面をそのままマニュアル化できます。

画面録画機能を利用して作成する映像には、操作しているスタッフの音声も含めることが可能です。もちろん、マウスポインターの動きも映像化されるため、各種ソフトやシステムの使い方を分かりやすく説明できます。

映像編集機能

映像編集機能は、撮影した映像の一部をカットしたり一時停止して詳細な説明を加えたりする際に役立つ機能です。映像編集機能を利用すれば直感的な操作により、高度な編集作業を行えます。

また、tebikiでは映像編集する際の処理もクラウド上で行うため、パソコンへかかる負荷の削減が可能です。tebikiを利用すれば、映像編集するためにハイスペックパソコンを用意する必要がありません。

図形挿入機能

図形挿入機能は、撮影した映像に丸・四角・矢印などの図形を挿入する機能です。図形挿入機能を利用すると、注目させたいポイントを矢印で指し示す・丸で囲うなどの加工を行えます。

図形挿入機能を利用する際にも、動画編集の専門知識は不要です。図形を挿入する場所や表示するタイミングは、直感的な操作によって指定できます。

レポート作成機能

スタッフの学習進捗状況や理解レベルを把握したい場合には、レポート作成機能が役立ちます。レポート作成機能を利用すると、動画マニュアルへのアクセス履歴やスタッフごとの習熟度の一覧表示が可能です。

tebikiにはスタッフに理解度テストを受講させ、研修効果を検証する機能も搭載されています。理解度テストの結果をもとに内容や構成を再検討すれば、動画マニュアルをブラッシュアップできるでしょう。

自動翻訳機能

自動翻訳機能とは、動画マニュアルの視聴中にボタン1つで表示言語を変更する機能です。

自動翻訳機能を利用すると日本語の字幕を自動で他の言語へ翻訳でき、外国人スタッフ向けの専用マニュアルを作成する必要はありません。日本語の動画マニュアルを作成するだけで、さまざまな国籍のスタッフに役立つ資料を準備できます。

tebiki(テビキ)の使い方

tebikiでは、オフィスソフトなどで作成した動画マニュアルを映像内に組み込むことはできません。既存の動画マニュアルをtebikiで共有したい場合には、視聴しているパソコンの画面を画面録画機能で録画し、映像化するなどの工夫を要する点に注意しましょう。

以下では、tebikiで動画マニュアルを作成する際の一般的な手順を紹介します。

スマートフォンで動画を撮影する

スマホやタブレット端末で作業やOJT教育の様子を撮影し、記録します。動画マニュアルの運用中は作業手順に変更が発生する都度、撮影を行うことが必要です。運用中の負担を軽減するためにも、1本あたりの映像の長さは1分程度に抑えましょう。

撮影中の手ブレを防止するためには、両手でスマホを持ち、両脇を締めた状態で撮影します。もしくは三脚を使用し、スマホを固定した状態で撮影する方法を試してください。

クラウド上に動画を保存する

撮影した映像はtebikiにアップロードし、クラウド上に保存しましょう。動画マニュアルごとに分かりやすいタイトル・タグをつけると検索しやすく、利便性が高まります。

tebiki内に保存できる動画マニュアルの本数や長さには、制限が存在しません。必要があれば無数の動画マニュアルを作成し、クラウド上へ保管できます。

動画を編集する

tebikiの各種機能を利用して、アップロードした動画を編集します。以下は、tebiki内で行える動画編集作業の例です。

・映像の一部カット、つなぎ合わせ
・再生速度の変更
・図形の挿入

音声で説明している内容が多い場合、重要なポイントに字幕を追加したほうが分かりやすくなるケースもあります。字幕の量が多いと感じる場合は、編集作業で調整しましょう。

自動生成の字幕を確認する

映像の完成後は自動生成された字幕の内容を改めて確認し、必要に応じて調整します。映像の中で注目させたい部分に字幕が配置されている場合は、表示場所の調整が必要です。

tebikiの字幕は、自動翻訳機能を利用する際の元データとしても機能します。外国人スタッフの教育をスムーズに進めるためにも、字幕の内容確認は欠かせません。

動画マニュアルの公開前に上司の許可が必要な企業の場合、tebiki内で承認フローを回すこともできます。tebiki内で承認フローを回す場合は作成した動画マニュアルを下書き保存し、上司宛に承認依頼を出してください。

tebiki(テビキ)の料金プラン

tebikiには、エントリープラン・ビジネスプラン・エンタープライズプランと3種類のプランがあります。いずれのプランの料金も公表されていないため、個別に問い合わせし、見積もりを受けましょう。

3種類のプランの主な違いは、以下です。

エントリープランビジネスプランエンタープライズプラン
アップロード本数無制限無制限無制限
閲覧・編集回数無制限無制限無制限
教育管理
習熟度管理
高度な画像編集機能
自動字幕機能
自動翻訳機能
オフライン再生
承認フロー
変更履歴の内容確認・復元
編集した動画のダウンロード
各種リストの出力
IPアドレス制限
テスト機能
2要素認証
SSO
導入後のサポート無制限無制限無制限
サポート期間・回数無制限無制限無制限

出典:tebiki「契約プラン」

ビジネスプランはIPアドレス制限や2要素認証などを利用し、安全に動画マニュアルを運用したい企業に適したプランです。エンタープライズプランは、ビジネスプラン以上に手厚いセキュリティ対策を希望する企業に向いています。

tebiki(テビキ)がおすすめな企業

tebikiは企業の業務効率化のみならず、離職率の改善や技術伝承の促進も後押しできるツールです。以下では、tebikiの利用をおすすめする企業の特徴と解決できる課題について紹介します。

研修の効率化を図りたい企業

紙の資料で新人スタッフを教育する方法では作業中の動作が伝わりにくく、スムーズに技術継承できないケースがあります。OJT教育は指導を担当するベテランスタッフに負担がかかり、非効率です。OJT教育に多くの時間を取られれば、本来の業務に支障も生じかねません。

tebikiを利用すると紙の資料による教育やOJT教育の約8割を動画マニュアルに置き換え、効率化を図れます。動画マニュアルによる教育は新規採用するスタッフの人数が増加した場合にも負担は変わらず、同一体制での運用が可能です。

出典:tebiki「動画マニュアルtebikiの活用シーン」

離職率の高さに悩む企業

OJT教育で新人スタッフを育成する場合、ベテランスタッフごとに指導する内容が異なる可能性もあります。新人スタッフがベテランスタッフの指導通りに作業して他のスタッフから注意を受けると、ストレスを感じるでしょう。新人スタッフのストレスが積み重なると、転職を検討しかねません。

tebikiの動画マニュアルを利用すればすべての新人スタッフに同一の内容を教育し、属人化の解消が可能です。理不尽な注意を受ける頻度が減ると新人スタッフのストレスは軽減されることから、離職率の改善も図れます。

外国人スタッフへの研修に課題を感じる企業

日本語力が不十分な外国人スタッフに紙の資料で教育しても、十分な教育効果を狙えません。tebikiの動画マニュアルを視聴させる方法に切り替えれば母国語で業務知識を学習でき、外国人スタッフへの研修を効率化できます。

tebikiのレポート機能を活用すれば研修の進捗管理も行えるため、「外国人スタッフが自主的に動画マニュアルを視聴してくれるか」で悩む企業も安心です。外国人スタッフが十分に業務知識を吸収できる環境を提供すれば、定着率が高まる可能性もあります。

研修の進捗管理が不十分だと感じている企業

動画マニュアルを無料の動画共有プラットフォームにアップロードし、研修に利用する方法では、視聴したスタッフの特定が不可能です。スタッフごとの視聴履歴を把握できなければ研修の進捗状況を十分に管理できず、組織としての生産性に影響するリスクもあります。

tebikiを導入して研修の進捗管理を徹底すれば、スタッフごとの知識レベルやスキルに応じた人材配置を行うことが可能です。人材配置を最適化すると多くの場合、スタッフのモチベーションは高まります。より前向きに働く人が増加すると組織としての生産性は向上し、企業の利益につながるでしょう。

tebiki(テビキ)とほかのマニュアル作成ツールとの違い

tebiki以外にも、動画マニュアル作成サービス・アプリは多くあります。ツールの選択に迷う場合は、動画マニュアルを作成する段階・運用する段階のそれぞれで利用できる機能を確認し、自社との相性を見極めましょう。

現場教育で利用する動画マニュアルを作成したい場合にはtebikiのようにスマホで映像を撮影でき、編集作業の難易度も低いツールが便利です。スムーズに動画マニュアルの作成を行うためにはツールの選択を行う際に、以下のポイントも確認しましょう。

・映像のアップロードをスピーディーに行えるか
・自動字幕生成機能など、編集作業を効率化する機能があるか

動画マニュアルの運用段階で充実した翻訳機能を利用できることも、tebikiの大きな特徴です。tebikiのように翻訳機能が充実している動画マニュアル作成ツールは、外国人スタッフの現場教育で活躍します。

ツールの導入で業務効率アップ・離職率ダウンを目指そう

tebikiは、現場教育の効率化と質の向上を目指す企業にとって強力なツールです。スマホで簡単に動画マニュアルを作成できるだけでなく、多言語対応や自動字幕生成機能など、使いやすさと実用性に優れています。また、教育効果や習熟度の確認ができるため、PDCAサイクルを効果的に回し、研修の質を継続的に向上させることが可能です。

さらに、厳重なセキュリティ対策により、機密情報の保護も万全です。tebikiを導入することで、効率的な現場教育、離職率の低減、外国人スタッフのスムーズな研修が実現でき、企業全体の生産性向上につながるでしょう。


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