• 更新日 : 2024年11月12日

体験レッスンのアンケートで入会率が変わる?質問のコツやテンプレ紹介

体験レッスン後のアンケートは、入会率を左右する重要なポイントの1つです。質問の内容や工夫次第で、受講者の満足度や教室への関心度を把握でき、入会の動機づけにもつながります。しかし、回答しにくいアンケートでは、貴重な意見を聞き逃す可能性もあるでしょう。

この記事では、体験レッスンでアンケートを実施するメリットやアンケートの質問例、回答しやすいアンケートを作成するコツなどを解説します。体験レッスンのアンケートのテンプレートを利用したい方も、ぜひご覧ください。

体験レッスンでアンケートを実施するメリット

体験レッスンやセミナーなどを実施した後のアンケートの回答には、今後教室を運営していくために必要なヒントが含まれています。体験レッスン後にアンケートを実施するメリットは下記の通りです。

  • 客観的に見た教室の評価が分かる
  • 教室のサービスの改善点や課題が分かる
  • 顧客のニーズと課題が分かる
  • 見込み客の情報が収集できる

顧客のリアルな声を知ることで、教室のサービス改善・向上につなげられます。どのような顧客にどういったアピールをするべきなのか、サービスの方向性も明確になるでしょう。

また、アンケートの実施方法には紙やWEBなどがあります。それぞれの媒体で実施するメリットとデメリットを下記にまとめました。

メリットデメリット
  • 会場で回答するため回答率が高い傾向にある
  • デジタル端末の操作に不安がある方も回答できる
  • アンケート用紙の配布が簡単
  • アンケートの用意に手間がかかる
  • 印刷代や紙代などコストがかかる
  • アンケート完成後に修正ができない
  • 集計に時間がかかる
WEB
  • 準備に手間がかからない
  • コストがかかりにくい
  • 集計ミスが発生しにくい
  • リアルタイムで集計ができる
  • アンケート作成にある程度のスキルが必要
  • 回答率が低くなる可能性がある
  • 回答者がデジタル端末を利用する方に限られる

体験レッスンのアンケートの無料テンプレート

体験レッスンのアンケートを作る際には、テンプレートを活用するのが便利です。一般的に体験レッスン後のアンケートでよく用いられる質問が最初から用意されているため、手軽にアンケートが作成できます。アンケートの質問をアレンジすることも可能です。

ぜひ、下記のフォーマットをご活用ください。

体験レッスンのアンケートのテンプレートダウンロードはこちら

体験レッスンのアンケートの質問例

体験レッスンでアンケートを取る際にはアンケートの質問以外にも、参加者の名前や住所、電話番号などの連絡先を記載してもらいましょう。その場で入会につながらなかったとしても、後でフォローアップが可能です。

以下では、体験レッスンのアンケートの質問例とそれぞれの質問を用意する理由を解説します。

当教室を知ったきっかけはなんですか?

「当教室を知ったきっかけはなんですか?」という質問は、体験レッスンでよく採用される質問の一つです。この質問は、どの方法で教室を知ってもらえたかを理解し、これからの宣伝活動をより効果的にするために役立ちます。

例えば、チラシやSNS、口コミなど、さまざまな経路から新しい参加者に出会える中で、特にどの方法が多く利用されているかを把握すると、集客や予算の配分に生かせます。宣伝や教室の成長に向けての大切なヒントとなり、今後のサービスの充実にもつながるでしょう。

体験レッスンの受講を決めた理由はなんですか?

「体験レッスンの受講を決めた理由はなんですか?」という質問は、教室の魅力や初対面で感じる印象を把握するために必要な質問です。新規の方がどんな点に魅力を感じているか、また何がきっかけで興味を持ってもらえたのかを具体的に知ることができます。

講師の雰囲気や教室の内容、料金の手頃さなど、判断に影響を与えた要素が分かると、より効果的なサービスやプロモーションに活用可能です。また、体験レッスンを受けた理由のデータは継続的にサービスの質を向上させるうえで貴重なヒントとなります。

体験レッスンの良かった点や素直な感想をお聞かせください

「体験レッスンの良かった点や素直な感想をお聞かせください」と質問することは、参加者が感じた魅力や改善点を具体的に把握するために重要です。参加者の生の声は、教室運営やレッスン内容を見直す貴重な手がかりとなります。

教室の雰囲気や講師の対応、レッスン内容が特に評価された部分を知ることで、その良さを引き続き強調できるでしょう。一方で、期待を超えられなかった点があれば、改善の方向性が見えてきます。参加者が実際に感じた意見を集めることで、次に生かせるサービスが考えられ、より多くの満足度を得るための施策が可能になります。

今後チャレンジしたいメニューやカリキュラムはありますか?

「今後チャレンジしたいメニューやカリキュラムはありますか?」と質問することで、参加者の関心や希望に寄り添った内容を提供するきっかけが得られます。新たな学びの場やテーマを柔軟に取り入れるための参考になり、より魅力的なサービスの開発が可能になります。

また、参加者が受けたい指導や興味を持っている内容を深く理解することで、期待に応えるカリキュラム作りに役立ちます。教室の雰囲気や内容が利用者の声を反映したものであれば、より多くの方に愛される環境作りにつながるでしょう。

回答しやすい体験レッスンのアンケートを作成するコツ

体験レッスンのアンケートを作成しても、回答しにくい内容では回収率が低下し、貴重な意見を聞き逃してしまう可能性があります。参加者の声をしっかり拾うために、回答しやすいアンケート作成のコツを以下で紹介します。

アンケートの趣旨を明示する

アンケートの冒頭で趣旨を明示することは、回答率向上に欠かせないポイントです。例えば、「皆さまのご意見をもとに、サービスの改善や新たな取り組みを検討しています」といった形で、アンケートの目的や意図をシンプルに伝えると回答者が内容を理解しやすくなります。

また、意見が直接サービスの向上に役立つと伝えることで、参加者にとって回答する意義が分かり、協力を得やすくなります。明確な趣旨説明は、回収率の向上と内容の充実に大きく貢献します。

コンパクトにまとめる

回答しやすいアンケートを作成するには、質問をコンパクトにまとめることがポイントです。質問が多すぎると回答者に負担がかかり、途中で離脱される可能性が高まります。必要な情報だけを抽出し簡潔な表現で質問を構成することで、短時間で回答できる内容が実現できます。

さらに、選択式の質問を多くし記述式を最小限に抑えることで、回答のしやすさも向上するでしょう。負担を減らした構成により、回収率アップと有益なフィードバックが期待できます。

優先度の高い項目から質問する

アンケートでは、優先度の高い項目から質問することが回答しやすさに直結します。最初に重要な質問を配置すれば、回答者が集中力を持ちやすくなり、より充実した意見を得ることが可能です。序盤に回答が求められる内容が明確であれば、回答者も必要な情報を伝えやすくなります。

逆に、重要度が低い質問や補足的な質問は後半に回すことで、途中で離脱する回答者が少なくなり、回収率の向上が期待できます。こうした質問の順序設計が、スムーズな回答に役立ちます。

質問は具体的な言葉で記載する

回答しやすいアンケートを作成する場合は、質問内容を具体的な言葉で記載することが大切です。抽象的な質問は回答者にとって意図が分かりにくく、迷いや負担を感じやすくなります。

例えば、「レッスンの感想を教えてください」という質問を、「講師の説明は分かりやすかったですか?」や「レッスン内容に満足いただけましたか?」と具体的な表現にすることで、回答者が答えやすくなります。こうした工夫により回答の質が高まり、収集したデータがより正確で役立つものとなるでしょう。

回答に対する特典を用意する

アンケートの回収率を高めるには、回答者に特典を提供する方法が有効です。特典が用意されていると参加へのハードルが下がり、回答を前向きに捉えやすくなります。次回のレッスンで使える割引やポイント、ちょっとしたプレゼントなどのインセンティブがあれば、気軽に回答してもらえるでしょう。

また、こうした特典があることで回答内容も丁寧になり、より良質なフィードバックが得られやすくなるメリットもあります。

体験レッスンのアンケートを作成してサービス向上につなげましょう

体験レッスンのアンケートは、今後のサービスの向上や新サービスの導入、また宣伝すべき媒体を絞れるなど複数のメリットがあります。回答率を高めるアンケートの作成方法を利用して、顧客の生の声をしっかりと獲得しましょう。

体験レッスンのアンケートの作成は、テンプレートを利用すると簡単に作成可能です。顧客の声をサービスに反映させることで、顧客からの信頼度の向上や継続的な経営への成功にもつながるでしょう。


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