• 作成日 : 2024年12月27日

文字起こしツールTextaとは?7つの特徴や料金、他の議事録作成との違い

Texta(テキスタ)は、株式会社テクノデジタルが展開する議事録作成ツールです。AIを活用することで文字起こしや議事録作成を自動で行えるため、作成にかかる負担を大幅に軽減できます。この記事ではTextaの概要や特徴、同じような議事録作成ツールなどについて解説しています。

文字起こしツールTexta(テキスタ)とは?

Texta(テキスタ)とは、文字起こしができるツールです。ここではTextaの概要や導入環境について解説しています。

Web会議向け議事録作成ツール

Textaは、株式会社テクノデジタルが開発した、AIを活用することでリアルタイムでの文字起こしが可能となる文字起こしツールです。Web会議で活用すれば、議事録作成もできるため、議事録作成ツール支援ツールとして活用することも可能です。

会議の内容がリアルタイムで記録され、要約や10ヶ国語以上の翻訳にも対応しています。これまで作成に時間がかかっていた議事録作成の短縮が可能となるため、業務効率化にもつながります。

Textaの導入環境

Textaは、インターネットにアクセスでき、Chromeのブラウザを利用できる環境があればすぐに利用可能です。そのため、基本的にはほとんどの企業・オフィスで利用できると考えていいでしょう。

文字起こしツールTextaの7つの特徴

ここでは、Textaがどのような特徴を持っているのか解説します。文字起こしができるツールとしてどういった機能があり、何ができるのか、導入を検討している方、興味のある方はぜひ参考にしてください。

リアルタイム文字起こし

先ほども触れているように、Textaはリアルタイムでの音声の文字起こしが可能です。起動直後から自動で文字起こしができるため、会議開始直後からヌケモレなく文字起こしができます。また、会議途中でも発言内容を確認できる点も特徴です。

録音した会議の文字起こし

Textaは、録音した過去の会議の文字起こしにも対応しています。音声ファイルは、以下の形式に対応しています。

  • mp3
  • wav
  • ogg
  • flv
  • flac
  • aac
  • aiff,
  • mp4
  • webm

手持ちの多くの音声を文字起こしできるでしょう。スマートフォンのボイスメモに記録した音声の文字起こしも可能です。

AI議事録の作成

文字起こしをしたデータからAIで議事録を作成できる点も、Textaの特徴です。具体的には、会議の内容や流れなどによって項目分けや決定事項などをまとめられます。AIが作成したものをチェックする必要はありますが、議事録のベースとなる部分を簡単に作成できるため、手間が省けます。

翻訳機能(10ヶ国以上の言語)

Textaでは翻訳にも対応しており、10ヶ国以上への翻訳が可能です。具体的には日本語をはじめとして英語や中国語、韓国語、フランス語などです。ビジネスシーンでも外国語を使用するケースは多いため、非常に便利な機能だといえるでしょう。

データ編集

文字起こししたデータの編集にも対応しています。発言した際の発音や声量などによっては上手く文字起こしができないケースもあり、誤った内容で文字起こしされることもあるでしょう。そういった内容でも後から編集できるため、間違ったままで議事録を作成してしまう心配がありません。

議事録の共有

作成した議事録は、会議に参加したメンバーに簡単に共有できます。クラウド上でデータを保管するため、アカウントがあればどの端末からでも議事録にアクセスでき、ダウンロードもできます。また、議事録の共同編集なども可能です。

ファイル管理

文字起こししたファイルはTexta内で管理できます。ファイルは日付で分けられており、ファイルの名称変更にも対応しているため、必要な議事録をすぐに見つけられるでしょう。

文字起こしツールTextaの料金プラン

Textaは、ライト、スタンダード、プロ、エンタープライズの4つの料金プランがあります。それぞれの概要は以下のとおりです。

ライト
  • 月額15,000円(税抜)
  • 通常文字起こし無制限
  • 音声ファイル・音声文字起こし30時間
  • 最大ユーザー数5人
スタンダード
  • 月額30,000円(税抜)
  • 通常文字起こし無制限
  • 音声ファイル・音声文字起こし100時間
  • 最大ユーザー数15人
プロ
  • 月額50,000円(税抜)
  • 通常文字起こし無制限
  • 音声ファイル・音声文字起こし300時間
  • 最大ユーザー数35人
エンタープライズ
  • 要お見積り
  • 通常文字起こし無制限
  • 音声ファイル・音声文字起こし無制限
  • 最大ユーザー数無制限

ユーザー数と音声ファイルの文字起こし時間に違いがあるため、自社の状況を踏まえたうえで適切なプランを選んでください。

Textaに似ている議事録作成ツール

ここではTextaと同じように議事録作成に活用できるツールを紹介します。複数のツールを比較したうえで適切なものを導入したい方はぜひチェックしてみてください。

Notta(ノッタ)

Nottaは、さまざまな場面の音声を文字に起こし、重要なポイントに関しては自動で抽出し要約できるAI文字起こし・議事録サービスです。リアルタイムでの文字起こしのほか、音声データの文字起こしにも対応しています。1時間程度のデータであれば約5分で文字起こしできるため、長時間の会議や商談の議事録作成も手間がかかりません。

文字起こししたテキストはPDFやエクセル、ワード、TXTなどさまざまな形式でエクスポート可能です。パソコンでもスマートフォンでもテキストの閲覧、編集などができます。料金プランは以下のとおりです。

フリー
  • 0円
  • 1アカウントのみ
  • 文字起こし時間:120分/月
  • AI要約:10回/月
プレミアム
  • 1,317円/月
  • 総額 15,800円 · 12ヶ月分一括払い
  • 1アカウントのみ
  • 文字起こし時間:1800分/月
  • AI要約:30回/月
ビジネス
  • 2,508円/月
  • 総額 30,096円 · 12ヶ月分一括払い
  • アカウント数は任意
  • 文字起こし時間:上限なし
  • AI要約:1アカウントあたり50回/月
エンタープライズ
  • 料金は要相談
  • アカウント数に捉われない大規模導入専用
  • アカウント数:51以上
  • 文字起こし時間:上限なし
  • AI要約:上限なし

toruno(トルノ)

torunoは、リコーが開発および提供をしている議事録作成アプリです。WindowsのPCで使用可能です。シンプルな画面構成で、面倒な操作は一切ありません。アプリを立ち上げて簡単に録音・文字起こしができるため、機器の扱いに慣れていない人でも安心です。また、文字起こしした結果はURLで簡単に他者に共有できるため、チーム内、部署内、会議参加者などとの共有もスムーズでしょう。

Torunoは辞書登録機能がついているため、事前に専門用語や会社で使用頻度の高い用語を登録しておくと、文字起こしの精度を高めることもできます。既存の音声ファイルの文字起こしはもちろん、動画の文字起こしも可能です。料金は以下のとおりです。

toruno ビジネス 月30時間プラン
  • 月額基本料金9,000円
  • 従量料金単価300円/時間
  • データ保存容量75GB
toruno ビジネス 月100時間プラン
  • 月額基本料金28,500円
  • 従量料金単価285円/時間
  • データ保存容量250GB
toruno ビジネス 月500時間プラン
  • 月額基本料金135,000円
  • 従量料金単価270円/時間
  • データ保存容量1500GB

なお、いずれのプランも登録ユーザー数は1,000人となっています。

Rimo Voice(リモ ボイス)

Rimo Voiceは、会議の内容を文字起こしするだけでなく、動画でも記録し、さらに要点を簡単にまとめられる議事録作成ツールです。日本語に特化した自然言語処理技術を取り入れており、1時間のデータは約5分で文字起こしできます。また、句読点を含んだ文字起こしをするなど、自然な会話を意識した議事録作成が可能です。

AIが発言者を識別するため、発言者別に段落分けされるなど読みやすさもしっかりと担保されています。漢字・カタカナの文字起こしにも対応しており、前後の文脈を踏まえた内容で作成できる点も大きな特徴です。Zoom、Microsoft Teams、Google Meetといった主要な会議ツールに対応しているため、多くの企業で導入しやすいでしょう。

料金は1名で利用する従量制プランとなっており、音声の文字起こしは22円/30秒、動画の文字起こしは33円/30秒です。また、法人プランに関しては要問い合わせとなっています。

AI議事録取れる君

AI議事録取れる君は、AIを使って議事録作成を行うツールです。AIによる文字起こし、要約、翻訳に対応しており、効率よく議事録を作成できます。また、アカウント登録をするだけでブラウザを経由して簡単に利用できる点も特徴です。ソフトウェアのインストールなどは不要なため、すぐに使いたいときにもおすすめです。文字起こしは句読点や改行、疑問符なども入り、実際に人が手作業で文字起こししたのかと思うほど高精度です。

Zoom・Microsoft Teamsなどとの連携ができ、スケジュール連携もできるため、議事録の作成から終了までを全て自動で行えます。そのほかにも、音声ファイルの文字起こしや、単語登録、共同編集、重要発言のブックマークなどもできるなど幅広い機能を備えています。なお、料金は以下のとおりです。

Enterprise
  • 月額¥6,050〜(税込)
  • 1ヶ月当たりの定額議事録収録時間10時間~幅広いプランを用意
  • 契約期間月間・半年・年間(半年以上の場合は割引あり)
  • 話者識別機能
  • Zoom連携
Personal
  • 月額¥1,078(税込)
  • 1ヶ月当たりの定額議事録収録時間3時間
  • 契約期間・月間
  • 話者識別機能
  • Zoom連携

AutoMemo(オートメモ)

AutoMemoは、ソースネクスト株式会社が展開するAI文字起こしツールです。インタビューや会議などの自動録音および文字起こしを行えます。また、録音データの分割や文字起こしテキストの検索などにも対応しているため、効率よく議事録を作成できます。

文字起こしされたテキストは音声データとシンクロしているため、テキストをタップすれば該当部分の音声を再生可能です。録音中にはブックマークを付与できるため、たとえば話題が変わる際にブックマークをつけておけば、後からデータを見直す際に「ここで話題が変わっているな」と確認しやすいでしょう。

そのほかにも、パソコンにケーブル接続すればリモート会議の録音もできます。72の言語での文字起こしに対応しているため、グローバルに事業を展開している企業、さまざまな国籍の社員が在籍している企業などにもピッタリです。料金は以下のようになっています。

個人文字起こしのみお試しプラン
  • 無料
  • 文字起こし時間は1時間/月
  • 要約はなし
文字起こしのみスタンダードプラン
  • 1,280円/月、15,360円/年(一括)
  • 文字起こし時間は30時間/月
  • 要約はなし
文字起こし+要約プレミアムプラン
  • 1,980円/月、23,760円/年(一括)
  • 文字起こし時間は30時間/月
  • 要約回数は10回/月
法人文字起こし+要約のビジネスプランシングル
  • 99,000円
  • 有効期限は1年
文字起こし+要約のビジネスプランチーム
  • 792,000円
  • 有効期限は1年

なお、文字起こしの時間と要約は追加購入が可能です。それぞれの費用は以下のとおりです。

個人
  • 文字起こし:10時間1,980円(税込)、50時間9,900円(税込)
  • 要約:10回1,980円(税込)、50回9,900円(税込)
法人
  • 文字起こし:100時間14,000円(税込)
  • 要約:100回29,700円(税込)

Textaを使って議事録作成を効率化

Textaは、AIを活用することでリアルタイムでの文字起こしが可能となる文字起こしツールです。自動で文字起こしを行い、AIで議事録を作成するため、従来は作成に時間がかかっていた議事録作成をスムーズに行えます。また、共有や編集などもでき、翻訳にも対応しているため、議事録作成業務にかかる負担を大幅に軽減でき、業務効率化に貢献するでしょう。


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