• 更新日 : 2026年10月7日

【目的別】Slack連携アプリ・ツールとは?連携方法も解説

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Point Slack連携でどんなアプリが使える?

Slackマーケットプレイスには2,600を超えるアプリが並び、通知の集約から画面上での操作までまかなえます。

  • タスク管理ツールで進捗を追う
  • カレンダー連携で予定を知らせる
  • APIで社内システムをつなぐ

フリープランでは追加できる数やワークフロー作成に制限があるため、社内の承認ルールとあわせて先に確かめておくと安心です。

Slack(スラック)と外部アプリを連携させると、通知の確認やタスクの登録をSlackの画面だけで終えられます。ただしSlack連携に対応するアプリは多く、どれから試すか迷いやすいところです。ここでは目的別のおすすめアプリと追加手順、運用で押さえたい注意点を紹介します。

Slack連携とは何ができる仕組み?

Slackを他のツールやアプリと連携すると、通知の受信やデータの確認をSlackの中で行えるようになります。会話の画面に他のサービスの情報が並ぶため、ツールを開き直す回数が減ります。

Slackは仕事のツールをまとめるハブとして使える

Slack(スラック)は、Salesforce傘下のSlack Technologies, LLCが提供するビジネスチャットで、チャンネル単位の会話に外部サービスを組み込める点が特徴です。

テキストのやり取りに加えて、ファイル共有、音声やビデオで話せるハドルミーティング、軽量のドキュメントを作るcanvas、タスクを追うリストなどを備えています。会話とアプリが同じ画面に並ぶため、Slackを業務の入り口に据える使い方ができます。

連携でSlackにできることが広がる

Slackを他アプリと連携すると、通知をまとめる、Slackから操作する、決まった作業を自動で回す、といった使い方ができるようになります。

Slack単体でも次のような特徴があり、そこに外部アプリの情報が加わることで一元化が進みます。

  • チャンネルごとに話題を分けて情報を整理できる
  • チャット形式のため、やり取りの往復が速い
  • パソコンやスマートフォンなど複数の端末から使える
  • 過去の会話やファイルを検索して探し出せる
  • 多数の外部アプリをつないで作業をまとめられる

Slack公式サイトでは2,600を超えるアプリに対応すると案内されており、独自のアプリを作るためのAPIも公開されています。

参照:アプリのインテグレーション|Slack

Slack連携で日々の業務はどう変わる?

アプリをつなぐと、別のツールを開いて確認していた作業がSlackの画面に集まります。ここでは通知、操作、自動化の順に、変化が出やすい場面を紹介します。

通知が集まり、見落としが減る

連携アプリからの更新通知をチャンネルに流せるため、どのツールに何が届いたかを探す手間が減ります。

Google ドライブと連携すればファイルの更新やアクセス権のリクエストがSlackに届き、GitHubと連携すればコードの変更やレビュー依頼が届きます。通知先を専用チャンネルに分けておくと、必要な人だけが受け取れる形にできます。

Slackの画面から操作まで完結する

タスクの作成やステータスの変更など、連携先での操作をSlackから実行できるアプリもあります。

メッセージ入力欄の左にあるスラッシュアイコンから、アプリのショートカットやスラッシュコマンドを呼び出せます。ワークオブジェクトに対応したアプリなら、会話の中にレコードのプレビューが表示され、編集や承認をその場で進められます。

定型作業を自動で回せる

ワークフロービルダーを使うと、決まった時刻のメッセージ送信やフォームでの回収を自動化できます。

コネクタのステップを追加すれば、Googleスプレッドシートへの行の追加やSalesforceのレコード作成といった外部サービスの操作も、ワークフローの中に組み込めます。

参照:Slack でのアプリ使用ガイド|Slack

業務効率を高めるSlack連携アプリ&ツール

ここでは業務の目的ごとに、Slackマーケットプレイスで公開されている代表的なアプリを紹介します。自社がすでに使っているサービスから探すと、導入の判断が早く済みます。

プロジェクト・タスク管理

タスク管理ツールと連携すると、課題の作成と進捗の共有をSlackの会話から進められます。

アプリ Slack連携でできること
Asana(アサナ) タスクの新規作成、担当者や期日の変更、プロジェクト更新の通知
Jira(ジラ) 課題の作成、変更通知の受信、コメントの確認
Notion(ノーション) ページやデータベースの更新通知、リンクのプレビュー表示

Asanaはワークオブジェクトに対応しており、会話を離れずにタスクの内容を開き、完了の処理まで進められます。

カレンダー・スケジュール

カレンダー連携では、次の予定のリマインドと出欠の回答をSlack上で扱えます。

アプリ Slack連携でできること
Google Calendar 予定の通知、招待への回答、当日の予定の確認
Outlook Calendar 予定の通知、在席と離席のステータス自動切り替え

Microsoft 365を使っている組織ではOutlook Calendarを、Google Workspaceを使っている組織ではGoogle Calendarを選ぶと設定が少なく済みます。

ファイル共有・管理

ストレージ系のアプリをつなぐと、共有したファイルの更新や権限の依頼がSlackに届きます。

アプリ Slack連携でできること
Google Drive ファイルの更新通知、アクセス権リクエストの受信と対応
Box(ボックス) ファイルの共有と通知、会話内でのプレビュー表示
Dropbox
(ドロップボックス)
ファイルの追加や編集、コメントの通知

会議・コミュニケーション

会議ツールとの連携では、Slackのメッセージ欄からそのまま通話を始められます。

アプリ Slack連携でできること
Zoom(ズーム) コマンドでのミーティング開始と参加、終了後の録画リンクの共有
Microsoft Teams Calls SlackからのTeams会議の立ち上げ、通話アプリの指定

顧客管理(CRM)・マーケティング

CRMと連携すると、商談や問い合わせの動きを営業チームのチャンネルで共有できます。

アプリ Slack連携でできること
Salesforce
(セールスフォース)
商談や取引先レコードの更新通知、レコードのSlackへの共有
HubSpot(ハブスポット) フォーム送信や問い合わせの転送、条件を決めた通知の自動化

開発・運用

開発向けのアプリは、コードの変更や障害の発生をリアルタイムで知らせます。

アプリ Slack連携でできること
GitHub(ギットハブ) プルリクエストやレビュー依頼、マージ完了の通知
PagerDuty
(ページャーデューティ)
インシデントの通知、対応担当者の割り当て

マーケットプレイスにはこのほかにも、AIによるコーディングを支援するCursorのような新しいアプリが継続的に追加されています。自社の業務に合うものはカテゴリーから絞り込んで探せます。

参照:Slack Marketplace|Slack

Slackと外部アプリはどう連携する?

Slackと外部アプリをつなぐには、マーケットプレイスからアプリを追加する方法、Incoming Webhookで通知を送る方法、Slack APIで自社用に作る方法があります。使いたい機能が公開済みのアプリにあるかどうかで選び分けます。

マーケットプレイスからアプリを追加する

公開されているアプリを使う場合は、Slack Marketplaceで検索して「Slackに追加」を選ぶだけで連携できます。

  1. サイドバーの「ツール」(環境によっては「エージェントとツール」)から「App」を開く
  2. Slack Marketplaceの検索バーで、連携したいサービス名を入力する
  3. アプリのページで「Slackに追加」をクリックする
  4. 求められる権限(スコープ)の内容を確認して許可する
  5. 通知を受け取るチャンネルを選び、必要に応じて自分のアカウントを接続する

初期設定ではメンバー全員がアプリを追加できますが、オーナーと管理者は権限を制限できます。制限されている場合は、追加のリクエストを申請する流れになります。アプリによっては、使いたいチャンネルへ個別に追加する操作も必要です。

Incoming Webhookで外部から通知を送る

自社システムから決まったチャンネルへ通知したいときは、Slackアプリを作ってIncoming Webhookを有効にします。

  1. Slackアプリの管理画面で新しいアプリを作成する
  2. 「Incoming Webhooks」を開き、機能を有効にする
  3. 「Add New Webhook to Workspace」で投稿先チャンネルを選び、URLを発行する
  4. 発行されたURLにJSON形式のデータをPOSTする
POST https://hooks.slack.com/services/T00000000/B00000000/XXXXXXXX
Content-type: application/json
{ "text": "Hello, world." }

Webhook URLは秘密の情報にあたります。公開されたリポジトリなどに置かれた場合、Slack側で検知して失効させる対応が取られます。以前のカスタムインテグレーションによる設定は現在推奨されておらず、Slackアプリとして作り直す案内が出ています。なお、Webhookで投稿したメッセージを後から削除することはできません。

Slack APIで自社システムとつなぐ

公開済みのアプリで足りない処理は、Slack APIを使って自社用のアプリを作ると対応できます。

社内システムとの接続や、独自の通知の作り込みに向いています。

  • 申請システムとつなぎ、承認依頼をチャンネルへ自動投稿する
  • チャットボットで社内からの問い合わせに答える
  • 監視システムの異常検知をSlackへ通知する

Slack公式サイトでは、1日あたり55万件を超えるカスタムインテグレーションが使われていると案内されています。Node.jsやPythonなど主要な言語向けの情報もそろっているため、社内に開発体制があれば取り組みやすい方法です。

参照:Sending messages using incoming webhooks|Slack Developer Docs

AIエージェントとの連携で何ができる?

近年は、通知や操作をつなぐだけでなく、会話の流れをふまえて動くAIエージェントをSlackに追加できるようになりました。エージェントの利用は有料プランが対象です。

SlackbotとAgentforceが会話の中で動く

SlackbotはSlack内で使えるAIエージェントで、ミーティングの準備や資料の要約などを会話から依頼できます。

Salesforceが提供するAgentforceで作ったエージェントは、チャンネルやダイレクトメッセージの中で直接動きます。Slackは、利用企業のデータを大規模言語モデル(LLM)の学習には使わないと公式サイトで明記しています。

外部のAIアプリもマーケットプレイスから追加できる

ChatGPTやClaudeなどのAIアプリも、ほかの連携アプリと同じ手順でワークスペースに追加できます。

エージェントを搭載したアプリを追加すると、画面右上のアプリアイコンから会話用の画面を開き、チャンネルやDMと並行してやり取りできます。MCPレジストリを使って、社内で使っているツールをSlackbotから呼び出す方法も用意されています。

参照:Slack の AI 機能と AI アシスタント|Slack

Slackと外部ツールを連携する際の注意点

Slackとつなぐアプリが増えるほど、どこまでの権限を渡すか、通知をどれだけ流すかを決めておく必要が出てきます。導入の前に押さえておきたい点を整理します。

アプリの権限と提供元を確かめる

アプリを追加すると、そのアプリにSlack内の情報を読み取る権限を渡すことになります。

アプリによっては、メッセージの読み取りやチャンネル情報の取得など、広い範囲のアクセスを求めるものもあります。

  • 追加時に表示される権限(スコープ)の範囲を読む
  • 提供元が公式か、実績のあるベンダーかを見る
  • 社内のセキュリティ方針や個人情報の取り扱い基準と照らす

マーケットプレイスのアプリページでは、開発元が提出していればプライバシーポリシーやセキュリティに関する情報を確認できます。必要以上に権限の広いアプリは避けるか、範囲を絞った形で導入すると安全です。

プランごとの制限を先に確かめる

フリープランでは追加できるアプリの数に上限があり、ワークフロービルダーやAI機能は有料プランの機能です。

有料プランからフリープランへ切り替えると、作成済みのワークフローは動かなくなり、canvasやリストは読み取り専用に変わります。連携を前提に運用を組み立てる場合は、プランごとの条件を先に確認しておくと後戻りが減ります。

まずは少ない数から始める

便利だからと多くのアプリを一度に入れると、通知が増えすぎてかえって見落としが起きやすくなります。

次の順序で進めると、効果を確かめながら広げられます。

  1. 手間がかかっている業務を洗い出す
  2. その課題に対応するアプリを1〜2件だけ入れる
  3. 期間を決めて効果を確かめてから追加する

チームでの使い方を決めておく

連携を活かすには、通知を誰がどう扱うかをチームで決めておきます。

  • 通知を流す専用チャンネルを用意する(例:#営業通知、#進捗報告)
  • 個人ではなくチーム単位で通知を見る運用にする
  • 通知への反応の仕方(リアクション、次の対応)を決める

ルールがあいまいなままだと、誰も反応しない通知が積み上がりやすくなります。簡単な手順書をcanvasにまとめてチャンネルに固定しておくと、あとから参加したメンバーも流れをつかめます。

定期的に見直す

連携は入れて終わりにせず、実際に使われているかを一定の間隔で見直します。

  • 通知が多すぎて埋もれていないか
  • 追加したアプリがチームで使われているか
  • より合うサービスが出ていないか

管理者は「アプリとワークフロー」からインストール済みのアプリを一覧できます。3か月に1度など時期を決めて棚卸しすると、使われない連携が残りにくくなります。

参照:Slack のフリープランの機能制限|Slack

Slackの便利機能で何を自動化できる?

外部アプリを増やさなくても、Slackの標準機能だけで自動化できる作業があります。連携とあわせて使うと効果が出やすい機能を紹介します。

ワークフロービルダーで定型作業を自動化する

ワークフロービルダーは、コードを書かずに繰り返しの作業を自動化できる機能です。

朝の作業予定を尋ねるメッセージの送信、フォームに書かれた内容の投稿、入社したメンバーへの案内送信などを設定できます。

  1. サイドバーの「ツール」(環境によっては「自動化」)から「ワークフロー」を開く
  2. テンプレートを選ぶか、ゼロから作成を選ぶ
  3. トリガーとなる条件(時刻、フォームの送信、絵文字リアクションなど)を設定する
  4. メッセージ送信やフォーム表示などのステップを追加する
  5. 公開して、チャンネルやリンクから使える状態にする

コネクタのステップを追加すると、外部サービス側での操作までワークフローに含められます。利用できるのは有料プランで、初期設定ではメンバーなら誰でも作成できます。

/remindでリマインダーを設定する

/remindコマンドを使うと、自分宛てにもチャンネル宛てにもリマインダーを登録できます。

入力の形式は「/remind [#チャンネル][内容][いつ]」です。内容は日本語で書けますが、日時はアメリカ英語の形式で指定すると正しく読み取られます。たとえば「/remind #マーケティング-チーム 経費を提出する every Thursday」と入力すると、毎週木曜日に通知が届きます。

曜日単位の繰り返しは設定できる一方、1時間ごとといった時間単位の繰り返しには対応していません。設定したリマインダーは「後で」タブから完了や編集、削除ができます(リマインダーを設定する|Slack)。

ピン留めとcanvasで情報を残す

流れると困る情報は、ピン留めやcanvasに残しておくとあとから探しやすくなります。

  • 進行ルールや提出期限の案内をピン留めする
  • 手順書やリンク集をcanvasにまとめてチャンネルに置く
  • 依頼や作業の状況はリストで追う

ピン留めした投稿は、チャンネル上部から一覧で確認できます。canvasとリストはフリープランでは新規作成ができないため、運用に組み込む前にプランを確かめておきます。

参照:Slack ワークフロービルダーガイド|Slack

Slack連携アプリは目的から選んで少しずつ広げよう

Slack連携アプリは、今つまずいている業務から逆算して選ぶと過不足が出にくくなります。タスク管理、カレンダー、ファイル共有、CRM、開発ツールと目的別に候補があり、マーケットプレイスから追加するだけで通知の集約やSlack上での操作を始められます。

公開済みのアプリで足りない処理は、Incoming WebhookやSlack APIで補えます。導入時は権限の範囲とプランごとの制限を確認し、少数から試して定期的に見直す進め方が向いています。まずは自社でよく使うサービスをひとつつないでみてください。

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