• 更新日 : 2024年8月21日

Brabio!(ブラビオ)とは?使い方や便利機能、料金、デメリットを紹介

Brabio!(ブラビオ)は、簡単な操作でガントチャートが作成できるプロジェクト管理ツールです。エクセルやCSVへのエクスポートも可能なため、社外との進捗共有も手軽にできます。しかし、プロジェクト管理ツールは数多くあるため、機能や特徴の違いがよくわからない方もいるのではないでしょうか。

そこで、本記事ではBrabio!の使い方や便利機能、料金・デメリットについて解説します。

Brabio!(ブラビオ)とは?

Brabio!(ブラビオ)は、20万社以上の企業が利用しているプロジェクト管理ツールです。直感的な操作でガントチャートが作成でき、多様なビューで進捗も把握しやすくなっています。

Brabio!は、面倒な手間を極力省いています。たとえば、Ping(進捗報告)機能を使えばワンクリックするだけで面倒な進捗管理が可能です。

Brabio!の主な機能は、次のとおりです。

  • ガントチャート作成
  • タスク管理
  • メンバー管理
  • 進捗管理
  • 掲示板機能など

Brabio!の利用料金は5名まで無料です。6ユーザー以上で使用する場合も、10ユーザーまでは¥3,300/月、50ユーザーまでは¥16,500/月(ともに税込み)で利用できます。

このことから、Brabio!はとくに小規模から中規模のプロジェクト管理に適しているといえるでしょう。

クラウド型プロジェクト管理ツール

Brabio!は、インターネット環境があればどこからでもアクセス可能なクラウド型プロジェクト管理ツールです。Googleクラウドを基盤にしており、高いセキュリティと信頼性を提供します。

また、クラウド上で動作するためサーバーを別途用意する必要がありません。プロジェクトデータのバックアップも自動で行われます。インターフェースもシンプルで初心者にも使いやすく、多機能なプロジェクト管理が実現可能です。

Brabio!の機能の特徴

Brabio!は、5名までなら無料で利用できるツールでありながら、多彩な機能を備えています。特徴を知って活用することにより、作業効率や業務効率の向上が期待できます。

簡単にガントチャートが作成できる

Brabio!では、ガントチャートの作成が非常に簡単です。

【ガントチャート作成方法】

  1. 左上にある赤いボタン「編集モードにする」を押し、ガントチャートを編集可能な状態にする
  2. タイトルを入力する
  3. 右側のカレンダーエリアのチャート開始日から、締め切り日までドラッグする

これだけで、ガントチャートが作成できます。

編集モードに切り替えれば、タスクの追加や期日の変更もスムーズです。さらに、ツールバーやショートカットを利用すると、効率的に操作できます。PCに慣れていなくても扱いやすいインターフェースなため、プロジェクトの進捗管理が容易です。

進捗管理が簡単にできる

Brabio!には、進捗管理を簡素化する独自の「Ping(進捗報告)機能」があります。主な特徴は次のとおりです。

報告依頼の容易さ
  • タスク詳細画面や一括依頼機能で簡単に報告を要求できる
  • カレンダーから複数タスクの進捗を一度に確認できる
可視化された進捗状況
  • 依頼されたメンバーのトップページに進捗報告が表示される
  • 管理者側のカレンダーに「進捗を確認中のタスク」が表示される
効率的なフォローアップ
  • 報告内容が自動的に反映され、再依頼も簡単にできる
  • 完了タスクは「終了」ボタンで非表示にできる

これらの機能により、Brabio!はプロジェクトの進捗管理を効率化し、マネージャーの負担を軽減します。

プロジェクトの横断管理ができる

Brabio!の「プロジェクト横断ビュー」機能は、複数のプロジェクトを同時に俯瞰(ふかん)できる革新的なツールです。主な特徴は次のとおりです。

プロジェクトの全体把握組織全体の活動を一目で確認
リソース管理メンバーの稼働状況をプロジェクト横断で可視化
スケジュール調整複数プロジェクト間での作業配分を最適化
作業の効率化重複作業の発見や人員配置の改善
業務の透明性向上「誰が・いつ・何を」しているかを明確化

プロジェクト横断ビューを活用することで、効率的に複数プロジェクト管理ができるようになります。その結果、人的リソースを最適に配分し、組織全体の生産性向上や業務効率化が図れるようになります。

エクセル・CSVに一括出力できる

Brabio!では、ガントチャートをエクセル(XLSX)形式やCSV形式で一括出力可能です。

「入出力→ファイルを書き出す」から簡単にエクスポートでき、出力したファイルは、ほかのプロジェクトにインポートすることもできます。これにより、クライアントやチームメンバーとのデータ共有がスムーズになり、プロジェクト管理の柔軟性が向上します。

フリープランでは1日に3回までエクスポート可能です(有料プランは無制限)。

顧客データをGoogleクラウド内で管理している

Brabio!は、顧客データをGoogleクラウド内で管理しています。データは世界最高峰のセキュリティ体制が整っているサーバーにバックアップされているため、サイバー攻撃や情報漏えいなどのリスク軽減も期待できます。

さらに、セキュリティ機能としてIPアドレス制限(有料プランのみ)やアカウントロック、アクセス制限などがあり、安全にデータを共有・管理可能です。

Brabio!の基本機能

Brabio!の主な機能を一覧にまとめると、次のようになります。

主な機能特徴
ガントチャートタスクリンク・達成率表示・マイルストーン機能を搭載
プロジェクト横断ビュー複数プロジェクトの全体状況を一目で把握
ユーザーモード4つのモードで情報共有の安全性を確保
ファイル対応エクセル・CSVファイルへの書き出しに対応
多彩なビューガントチャート・カレンダー・締切カレンダー・印刷用画面などの多彩なビューでプロジェクトを可視化
進捗管理更新履歴の可視化・状況報告依頼機能で進捗管理をサポート
ToDo管理個人・チームのタスク管理、 スケジューラーとしても利用可能
コミュニケーション機能コメント・メール通知・つぶやき機能で情報共有を促進

Brabio!の始め方

Brabio!はインストール不要で利用可能です。アカウント登録もメールアドレスを利用するか、Google・Facebook・Microsoftアカウントで認証することで簡単に利用できます。

アカウント登録・ログイン

アカウントの登録とログインは次の手順で行います。

1. Brabio!の公式サイト(https://brabio.jp/)の右上にある「今すぐ登録|ログイン」をクリックします。

Brabio!公式サイト_トップページ

引用:Brabio!公式サイト

2.「今すぐ登録する」をクリックすると次のような画面が表示されるので、希望する方法でアカウントを登録してください。

Brabio!アカウント登録画面

引用:Brabio!公式サイト

3.必要な情報を入力しアカウント登録が終了すると、ログインできるようになります。ログインするときには「ログイン」をクリックし、次の画面からログイン名・パスワードを入力してください。

Brabio!ログイン画面

引用:Brabio!公式サイト

4.ログインが成功したら、Brabio!が利用できるようになります。

Brabio!の使い方

Brabio!は、プロジェクトやガントチャート作成など、さまざまな使用方法があります。自社の業務に活用できるか検討してみてください。

プロジェクトを作成する

Brabio!は、次の手順でプロジェクトを作成できます。

1.ログイン後、左メニューバーの「プロジェクトリスト」を選択する

2.画面上部の「プロジェクトの追加」をクリックする

3.プロジェクト設定画面で以下を入力する

    1. プロジェクト名
    2. 計画モード(チェックで管理者以外の編集を制限)
    3. 公開範囲(非公開にすると限定メンバーのみアクセス可)
    4. メンバー(グループメンバーから選択)

※招待したいメンバーがグループメンバーに招待されていない場合は、メールアドレスを利用して招待する

4.設定完了後「追加する」をクリックする

ガントチャートを作成する

Brabio!では、次の手順で簡単にガントチャートを作成可能です。

  1. 画面左の「編集モードにする」をクリックする
  2. 「タイトルを入力する」から作業項目を追加する
  3. カレンダーエリアで期間をドラッグしてチャートを作成する

ただし、ガントチャートを作成するときには次のことに注意しましょう。

  • チャートを編集するときは「編集モード」で行い、編集後は必ず「保存する」ボタンを押す
  • プロジェクトが「本運用」時は変更があるとメンバーに通知が飛ぶため、初期設定はひとりで行うのが望ましい
  • キーボードショートカットを活用すると効率的

Brabio!で使用可能なショートカットは次のとおりです。

Brabio!で使用可能なショートカット

進捗報告を行う

Brabio!では、Ping(進捗報告)機能を活用することにより、煩わしい進捗管理を効率化できます。方法は、次のとおりです。

管理者側の操作
  • タスク詳細画面や一括依頼機能で報告を要求できる
  • カレンダーに「進捗を確認中のタスク」が表示される
メンバー側の対応
  • トップページに進捗報告が常時表示される
  • 報告完了後「済」となり画面から消える
フォローアップ
  • 管理者は報告内容を即時確認できる
  • 必要に応じて再依頼ができる
  • 「終了」ボタンで完了タスクを非表示にできる

ファイルをインポート・エクスポートする

Brabio!でファイルをインポート・エクスポートする方法は次のとおりです。

ファイルの操作手順
インポート
  1. エクセルファイルをインポートさせるためにプロジェクトを新規作成しておく
  2. ガントチャートメニューを開く
  3. 「入出力」を選択
  4. 「ファイルを読み込む」をクリック
  5. インポートするファイルを選択してアップロード
  6. 必要に応じて、読み込む項目と先頭行を読み飛ばす設定をする
  7. インポートが完了する
エクスポート
  1. ガントチャートメニューを開く
  2. 「入出力」を選択する
  3. 「ファイルを書き出す」をクリックする
  4.  出力形式(エクセルまたはCSV)を選択する
  5. ファイルをダウンロードする

Brabio!のプラン・料金

Brabio!の料金プランは次のとおりです。

料金プラン
  •  フリー:無料
  • プラン10:月額3,300円
  • プラン20:月額6,600円
  • プラン30:月額9,900円
  • プラン40:月額13,200円
  • プラン50:月額16,500円
  • プラン100:月額33,000円
  • プラン200:月額66,000円
  • プラン300:月額99,000円
  •  エンタープライズ:要問い合わせ

※税込み表記

※年間一括払いは10%のディスカウントあり

主な機能
  • ガントチャート
  • プロジェクト横断ビュー
  • ユーザーモード
  • ファイル対応
  • 多彩なビュー
  •  進捗管理
  • ToDo管理
  • コミュニケーション機能
連携できる他ツール
  • Googleクラウド
  •  Microsoft エクセル
運営会社ブラビオ株式会社
公式サイトhttps://brabio.jp/

※2024年7月30日現在

また、無料版と有料版には次のような違いがあります。

無料版有料版
ユーザー数最大5ユーザーまで6ユーザー以上
ストレージの容量50MB1GB
プロジェクト横断ビュー2プロジェクトまで制限なし
グループカレンダー2プロジェクトまで表示可能制限なし
登録タスク数1プロジェクトあたり500個まで制限なし
エクセル読込/書き出しそれぞれ1日3回まで制限なし

Brabio!の無料プランは、小規模プロジェクトや機能を試してみたい場合に向いています。利用するユーザーが多い場合や、機能を無制限に利用したい場合は、有料プランを利用するとよいでしょう。

Brabio!を利用する際の注意点・デメリット

Brabio!は手軽にガントチャートを作成できるツールですが、デメリットもあります。

次のようなことに注意して、利用を検討しましょう。

  • クラウド型サービスのため、インターネット接続とWebブラウザが必須になる
  • SlackやChatworkなどの社内チャットツールとの連携ができない
  • コメントが流れやすく、情報の確認漏れが発生しやすい
  • 「つぶやき」機能に検索機能がなく、情報の検索が手間となる
  • スマートフォンのアプリがない

Brabio!で効率よくプロジェクトを管理しよう

Brabio!は、ガントチャートやスケジュールが手軽に作成できるプロジェクト管理ツールです。PCの操作に慣れていなくても、直感的な操作で簡単に利用できます。

Brabio!は、5名までの利用なら料金は無料、6名以上で利用する場合でも細かいプラン設定によりムダなく利用可能です。また、カスタマイズが必要な場合でも柔軟に対応できます。

進捗遅れや工数の見落としなど、プロジェクト管理にお悩みがある方は、無料プランから試してみるとよいでしょう。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。

関連記事