• 更新日 : 2024年12月12日

【例文あり】献本のお礼メールの書き方と注意点|テンプレートも紹介

友人や知り合い、取引先から本を恵贈されお礼の連絡をしなくてはと思っても、普段献本のお礼をする機会がない方はどのような文章を書けばよいのか分からない方もいるのではないでしょうか。

当記事では、献本のお礼メールの書き方を例文付きで解説します。適切なタイミングと書き方で、気持ちがしっかりと相手に伝わるメールを送りましょう。

献本のお礼メールの書き方・例文

献本は著者や出版社が、自著を広く知ってもらうために贈る行為です。恵贈された際には、お礼メールやSNSのシェアで感謝を伝えることが大切です。特にSNSに載せると、フォロワーに本の存在を知らせるきっかけになり、販売促進に貢献することができます。

以下では、シチュエーションに合わせた献本のお礼メールの書き方を紹介します。

仲の良い友人へのお礼メール

仲の良い友人にお礼メールをするときは、まず感謝の気持ちを素直に伝え、本に関する具体的な感想を述べる流れがよいでしょう。最後には応援や今後の期待、また次の機会を楽しみにする一言をいれると、きれいに文章を締めることができます。

以下は、仲の良い友人へのお礼メールの例文です。

件名: ご本をありがとう!

〇〇へ

送ってくれた本、さっそく読んでみたけど、とても面白かったよ!特に△△の部分は考えさせられて、自分の日常に取り入れてみたいと思った。こうやって本を通じて〇〇の世界観に触れられるのがうれしいし、感謝してもしきれないくらい。また感想をじっくり話したいから、次回会ったときにぜひ話そう。本当にありがとうね!

件名: 素晴らしい本をありがとう!

〇〇さんへ

あなたが送ってくれた本、さっそく読ませてもらいました。読み進めるたびに、あなたの情熱と努力が伝わってきて、感動しました!特に□□の章はとても印象的で、自分でも実践してみたいと思ったよ。この本を大切にするね。本当にありがとう。次回作も楽しみにしているから、新しい作品ができたら教えてね。

取引先の担当者へのお礼メール

取引先の担当者へのお礼メールでは、本を受け取った1~2日以内にメールを送ることで誠意を示すことができます。フォーマルな表現を心がけ、具体的な感想をいれることで相手に好印象を与えられるでしょう。送る際には誤字脱字がないかしっかり確認して送信しましょう。

以下は、取引先の担当者へのお礼メールの例文です。

件名: ご恵贈いただきありがとうございます

〇〇様

このたびは貴著『□□』をご恵贈いただき、誠にありがとうございます。さっそく拝読いたしましたが、貴社の理念や専門知識が深く感じられる一冊でした。今後も引き続きよろしくお願い申し上げます。

〇〇(氏名)

件名: 貴著をありがとうございます

〇〇様

このたびは『□□』をご恵贈いただき、誠にありがとうございます。内容は非常に興味深く、特に〇〇の章で多くの示唆を得ました。貴社の深い知識に感服いたしました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

〇〇(氏名)

知り合い・学生時代の教授へのお礼メール

知り合いや学生時代の教授へのメールでは、知り合いであっても敬意を忘れず、敬語を使用して感謝の気持ちを伝えるのがポイントです。教授へのメールでは学生時代のエピソードを加えることで、学生時代の思い出に触れてより感謝の気持ちが伝わりやすくなるでしょう。

最後は「またお会いしましょう」「今後も教えていただきたい」などの、今後のつながりを示唆するのがおすすめです。

以下は、知り合い・学生時代の教授へのお礼メールの例文です。

件名: 本を送っていただきありがとうございました!

〇〇さんへ

このたびは『□□』を送っていただき、ありがとうございました!とても興味深い内容で、特に〇〇の部分が印象に残りました。このような素敵な本を贈っていただき、とても感謝しています。ぜひ、また感想をお話しさせてください!

件名: 貴重なご著書をありがとうございました

〇〇先生

ご著書『□□』をお送りいただき、誠にありがとうございました。学生時代に教わったことが思い出され、内容からさらに深い学びを得ました。先生の研究がますます発展されることをお祈りしております。ぜひまた直接お話しする機会があればと存じます。

献本のお礼状の無料テンプレート

献本のお礼状を書く際には、無料のテンプレートを使用すると便利です。テンプレートを使えば、普段お礼状を書き慣れていない方でも、相手に失礼のないお礼状を簡単に作成することができます。以下リンクから、ぜひ献本のお礼状の無料テンプレートをダウンロードしてください。

献本のお礼状のテンプレートのダウンロードはこちら

献本のお礼メールを書くときの注意点

献本のお礼メールを書くときにはいくつかの注意点を押さえる必要があります。以下のポイントを押さえて、失礼のないお礼メールを作成しましょう。

  • お礼状やメールでは「恵贈」を使用する

「献本」というのは本を献上する相手に使用する敬語のため、受け取った側が「献本いただき…」といった表現をするのは間違いに当たります。「恵贈(けいぞう)」を使い、「ご恵贈いただき、誠にありがとうございます。」と記載するのが正しい表現です。

  • できるだけ早く対応する

本が届いたら1~3日を目安に、できるだけ早くお礼状・メールを送るのが基本です。本を読むのに時間がかかる方は、感謝を伝えたうえで「また感想を伝えさせてください」といった内容を取り入れるとよいでしょう。ただし、「取り急ぎ」というフレーズは相手によって失礼だと感じる方もいるため使用は避けましょう。

  • 具体的な内容を取り入れる

できるだけ早くお礼状・メールを送る必要があるものの、誰にでも使えるような定型文にならないよう注意しましょう。「あなたのために書いた手紙(メール)である」ということを強調するようにしてください。

献本のお礼状・メールは相手の敬意を忘れず送るのがポイント

恵贈された際のお礼状やメールには、どのような相手であっても敬意を忘れず、感謝の気持ちを伝えることが大切です。丁寧な言葉遣いを心がけ、具体的な本の内容や相手との関係性に関する内容を取り入れると、「相手のために書いた文章」というのが強調できます。

また、本が届いたらすぐに連絡して相手へ誠意を示しましょう。送る前に全体に誤字脱字がないか確認してから送信することも重要です。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。

関連記事