• 更新日 : 2024年9月11日

顧客管理ツールおすすめ11選!(無料あり)営業成果を高める使い方

顧客管理ツールとは、顧客情報を一元管理するツールのことです。蓄積されたデータを分析する機能も備わっており、営業やマーケティング、商品開発など、さまざまな企業活動に役立てることが可能です。

本記事では、顧客管理ツールの概要や営業成果を高める使い方、無料で利用できるものも含めたおすすめのツール11選を紹介します。

顧客管理ツールとは?

顧客管理ツールとは、顧客情報をデータ化して一元管理するツールのことです。顧客の属性や購入履歴、問い合わせ履歴などの情報を集約し、営業やマーケティングに活用します。

顧客の人数が多いほど一人ひとりに適した手法でアプローチするのは困難になりますが、顧客管理ツールを活用することで、それぞれの顧客に合わせて細やかな対応が実現できます。顧客ごとに適した商品やサービスを提供できれば、顧客と良好な関係を築いていくことにもつながり、売上の向上も見込めるでしょう。

顧客管理ツールの主な機能

一般的な顧客管理ツールに標準搭載されている主な機能は、次のとおりです。

  • 顧客情報の管理
  • 営業活動の可視化
  • 顧客の様々な分析
  • カスタマーサポート

それぞれの機能について解説します。

顧客情報の管理

顧客管理ツールは、顧客一人ひとりに関する情報を一元管理することが可能です。具体的には、次のような情報を管理します。

  • 顧客の属性(年齢や性別、居住地域、職業など)
  • 購入履歴
  • 問い合わせ歴
  • 商談履歴

顧客情報をデータベースで管理することで必要な情報に素早くアクセスでき、業務の効率化にもつながります。他部署との情報共有も簡単にできるため、顧客情報を商品開発や営業、マーケティングなどの戦略に生かすことも可能です。

営業活動の可視化

顧客管理ツールでは、商談対応や営業報告など、業務に必要なデータも共有できます。案件ごとに営業プロセスが可視化されるため、スムーズに業務を進められます。また、各案件の進捗状況をリアルタイムで共有できるため、滞っている案件がひと目でわかり、適切なタイミングでフォローを行うことも可能です。

日報の作成や共有、スケジュール管理などの機能を活用することで、営業に関する事務作業の負担軽減にもつながります。

顧客の様々な分析

顧客管理ツールに蓄積された顧客情報は、さまざまな項目で自動分析が可能です。たとえば、見込み客層の分析による新規開拓や、休眠顧客の掘り起こしなどに活用できます。

休眠顧客は以前自社に興味を示したことがあるため、一切情報のない新規顧客へアプローチするよりも効率的に売上向上を目指すことが可能です。

また、レポート機能を搭載しているツールなら、図やグラフを用いて分析結果を可視化したレポートを自動で作成してくれます。

カスタマーサポート

カスタマーサポート機能を活用すると、顧客からの問い合わせに効率よく対応できます。電話やメール、SNSなどで寄せられた顧客からの問い合わせを一元管理でき、対応状況を可視化できるため、スムーズな対応ができるようになります。

また、顧客ごとの過去の対応履歴を社内で共有できるため、担当者が変更になっても適切に対応することが可能です。対応状況のステータスも共有できるため、対応漏れも防げます。

エクセルによる顧客管理の課題

顧客管理はエクセルを使っても行えます。エクセルが使用可能な環境であれば、導入費用がかからないのが大きなメリットです。しかし課題点も多く、実際に活用する際には注意が必要です。

エクセルはあくまでも表計算ソフトのため、そもそもデータ分析に特化しているわけではありません。顧客管理ツールのように高度な顧客分析はできず、マーケティングに活用するのは難しいでしょう。

また、エクセルは同時編集ができないため複数人での作業にも向いておらず、不便に感じることも多いでしょう。シートの保護やセルのロック、アクセス権限の設定といった制限事項を設けなければ、簡単にデータの削除や改ざんが行われる危険もあります。

データのコピーや移動が簡単にできてしまうことからファイルを外部に持ち出しやすく、情報漏えいが発生するリスクもあります。

顧客管理のテンプレート(無料)

以下より無料のテンプレートをダウンロードしていただけますので、ご活用ください。

おすすめの顧客管理ツール(無料あり)

利用者が少ない場合や顧客管理ツールがどのようなものか試してみたい場合は、無料で利用できるツールや無料プランを提供しているツールを試してみるとよいでしょう。おすすめのツールは、次の5つです。

  • HubSpot CRM
  • Stock
  • フリーウェイ顧客管理
  • Fullfree
  • Ambassador Relations Tool

それぞれのツールについて解説します。

HubSpot CRM

HubSpot CRMは、営業、マーケティング、カスタマーサービス向けのツールが一体となった総合型のビジネスプラットフォームです。5人まで無料で利用できる無料ツールから、個人や小規模チーム向けのプラン、企業単位や大規模企業向けのプランまで、豊富な料金プランから選択できます。

HubSpot CRMの料金プランは、次のとおりです。

無料ツール5ユーザーまで無料
Marketing Hub Starter月額1,800円〜

※1シートあたりの料金

※年契約の場合

Starter Customer Platform月額1,800円〜

※1シートあたりの料金

※年契約の場合

Marketing Hub Professional月額96,000円〜

※3シートが含まれた料金

※年契約の場合

Marketing Hub Enterprise月額432,000円〜

※5シートが含まれた料金

※年契約の場合

運営会社HubSpot Japan株式会社
公式サイトhttps://www.hubspot.jp/products/crm

※2024年7月8日現在

Stock

Stockは、数人から数千人規模の企業向けの情報ストックツールです。誰にとっても使いやすいシンプルな機能と操作性が特徴で、社内のあらゆる情報のストックとタスク管理が簡単にできます。

Stockの料金プランは、次のとおりです。

フリープラン累計20ノートまで無料
ビジネスプラン月額550円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合

エンタープライズプラン月額1,100円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合

運営会社株式会社Stock
公式サイトhttps://www.stock-app.info/

※2024年7月8日現在
※税込み表記

フリーウェイ顧客管理

フリーウェイ顧客管理は、シンプルな料金体系が特徴で、顧客管理ツールを手軽に導入したい個人や企業に向いています。無料版は3人までデータの共有が可能で、1,000データまで利用できます。項目を自由に設定してカスタマイズでき、顧客管理以外にもさまざまなデータベースを作成できるのが特徴です。

フリーウェイ顧客管理の料金プランは、次のとおりです。

無料版3ユーザーまで無料
有料版月額3,278円
運営会社株式会社フリーウェイジャパン
公式サイトhttps://freeway-customer.com/

※2024年7月8日現在
※税込み表記

Fullfree

Fullfreeは、無料でダウンロードできる顧客管理ソフトです。カスタマイズやクラウド共有も無料で、顧客管理以外にもさまざまなデータ管理に使用できる汎用性の高さが特徴です。表の種類や項目、階層などを自由に設定できるため、自社独自の顧客管理システムや会員管理システムを作成したい企業に向いています。

Fullfreeの料金プランは、次のとおりです。

Fullfree無料
Fullfree PRO8,800円(PC 1台あたり)

※買い切り価格

※バージョンアップは無料

運営会社株式会社フリースタイル
公式サイトhttps://www.fullfree.jp/

※2024年7月8日現在
※税込み表記

Ambassador Relations Tool

Ambassador Relations Toolは、マーケティング施策を自動化できるMA(マーケティングオートメーション)や、メールマーケティングに対応しているツールです。さまざまな業種の顧客データ型に合わせて自由にデータ項目をカスタマイズできるため、ホテル業やECサイト、小売業、飲食業、不動産業などの分野で幅広く活用されています。

Ambassador Relations Toolの料金プランは、次のとおりです。

フリープラン顧客総数10,000人まで無料
クラウドプラン月額29,480円
クラウドBプラン月額110,000円
サーバ設置プラン要問い合わせ
運営会社株式会社コンファクトリー
公式サイトhttps://amb-r-t.jp/

※2024年7月8日現在
※税込み表記

有料のおすすめの顧客管理ツール

有料の顧客管理ツールでおすすめなのは、次の6つです。

  • Kintone
  • Zoho CRM
  • Pipedrive
  • Salesforce Could
  • Dynamics 365 Sales
  • Mazrica Sales

それぞれのツールについて解説します。

Kintone

Kintoneは、業務アプリを作成できるクラウドサービスです。自社の業務に必要な顧客管理システムを自作したい企業に向いており、プログラミングの知識がなくてもノーコードで作成できるのが特徴です。導入から活用まで丁寧なサポートを受けられるため、はじめてでも安心して利用できます。

Kintoneの料金プランは、次のとおりです。

ライトコース月額858円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合は年額10,087円

スタンダードコース月額1,650円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合は年額19,404円

ワイドコース月額3,300円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合は年額39,600円

運営会社サイボウズ株式会社
公式サイトhttps://kintone.cybozu.co.jp/

※2024年7月8日現在
※税込み表記

Zoho CRM

Zoho CRMは、個人から企業まで、業種や規模を問わずに利用しやすいツールです。ワークフローやプロセス管理、キャンペーン、カスタマージャーニーを自動化するなど、ビジネスの成長をサポートするための機能が充実しています。

Zoho CRMの料金プランは、次のとおりです。

スタンダード月額1,848円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合

プロフェッショナル月額3,036円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合

エンタープライズ月額5,280円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合

アルティメット月額6,864円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合

運営会社ゾーホージャパン株式会社
公式サイトhttps://www.zoho.com/jp/crm/

※2024年7月8日現在
※税込み表記

Pipedrive

Pipedriveは、179か国で10万社以上の導入実績をもつツールです。成長中の小規模企業向けにプランが設計されており、ニーズに応じて適切なタイミングでより多くの機能を利用できるようになっています。

Pipedriveの料金プランは、次のとおりです。

エッセンシャル月額14ドル(約2,472円)

※1シートあたりの料金

※年契約の場合

アドバンス月額24ドル(約4,239円)

※1シートあたりの料金

※年契約の場合

プロフェッショナル月額49ドル(約8,654円)

※1シートあたりの料金

※年契約の場合

パワー月額59ドル(約10,421円)

※1シートあたりの料金

※年契約の場合

エンタープライズ月額89ドル(約15,720円)

※1シートあたりの料金

※年契約の場合

運営会社 株式会社Mer
公式サイトhttps://www.pipedrive.com/ja

※2024年7月8日現在、1アメリカ合衆国ドル=160.57円の場合
※日本で利用する場合、税込み表記

Salesforce Could

Salesforce Couldは、主に大企業で導入されているAI搭載型のツールです。生産性の最大化や営業活動の効率化を支援する機能が豊富で、自社に合わせてカスタマイズして使用できます。

Salesforce Couldの料金プランは、次のとおりです。

Starter月額3,300円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合

Professional月額10,560円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合

Enterprise月額21,780円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合

Unlimited月額43,560円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合

Einstein 1 Sales月額66,000円(1ユーザーあたり)

※年契約の場合

運営会社株式会社セールスフォース・ジャパン
公式サイトhttps://www.salesforce.com/jp/sales/

※2024年7月8日現在
※税込み表記

Dynamics 365 Sales

Dynamics 365 Salesは全世界規模に対応しているため、グローバル企業にも向いているツールです。AIによるデータ分析機能を搭載しており、営業活動の効率化や売上の向上を支援する機能が充実しています。また、Microsoft製品と連携して使用することも可能です。

Dynamics 365 Salesの料金プランは、次のとおりです。

無料試用版無料
Dynamics 365 Sales Professional月額10,719円(1ユーザーあたり)
Dynamics 365 Sales Enterprise Edition月額15,666円(1ユーザーあたり)
Dynamics 365 Sales Premium月額22,262円(1ユーザーあたり)
Microsoft Relationship Sales要問い合わせ
運営会社日本マイクロソフト株式会社
公式サイトhttps://www.microsoft.com/ja-jp/dynamics-365/products/sales

※2024年7月8日現在
※税込み表記

Mazrica Sales

Mazrica Salesは、中小企業から大企業までさまざまな業種で利用できるツールです。AIが営業案件のリスクを分析してアドバイスしてくれたり、営業組織のリモートワークを支援する機能が充実していたりと、幅広く営業活動をサポートしてくれます。

Mazrica Salesの料金プランは、次のとおりです。

スターター月額30,250円〜
グロース月額121,000円〜
エンタープライズ月額363,000円〜
運営会社株式会社マツリカ
公式サイトhttps://product-senses.mazrica.com/

※2024年7月8日現在
※税込み表記


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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