• 更新日 : 2024年7月24日

資料作成代行の相場は?選び方や依頼会社・個人のおすすめ13選

資料作成代行はビジネスシーンで使用する資料の作成を代行してくれるもので、資料作成のプロによってクオリティの高い仕上がりが期待できるサービスです。社内リソースが不足している場合や、構成やデザインにこだわった仕上がりにしたい場合など、さまざまな目的で活用できます。

本記事では、資料作成代行の相場や選び方、おすすめの依頼会社などを解説します。

資料作成代行とは?

資料作成代行とは、ビジネスシーンで使用する資料の作成を代行してくれるサービスのことです。資料を使用する目的や内容に応じて構成やデザインを提案してくれるため、プレゼンテーション資料や商談資料をはじめ、さまざまなシーンで活用できます。

多様な特徴をもった資料作成代行サービスがあり、納品スピードを重視する会社やパワーポイントによる資料作成を得意とする会社など、それぞれ強みが異なります。

資料作成代行サービスを利用する場面

資料作成代行サービスは、営業活動で使用する提案資料の作成や、マーケティング活動に必要なホワイトペーパーの作成など、幅広いビジネスシーンで利用することが可能です。すでに作成した資料のブラッシュアップを依頼したり、企画や構成の段階から依頼したりと、状況や目的に合わせて活用できます。

資料の作成に時間をかけられない場合や、構成やデザインにこだわった仕上がりにしたい場合などに依頼すれば、効率的にクオリティの高い資料を作成することが可能になります。

資料作成代行サービスの対応資料

資料作成代行サービスは、社内で使用する資料から社外で使用する資料まで幅広く利用できます。一般的には、次のような資料に対応可能です。

  • 提案書
  • 営業資料
  • プレゼンテーション資料
  • セミナー資料
  • ホワイトペーパー
  • 媒体資料
  • 採用説明会資料
  • 研修マニュアル
  • 決算資料
  • サービス紹介資料

上記はあくまでも一例で、基本的にはさまざまな種類の資料作成を依頼できます。ただし、公的書類については、行政書士や社労士などの専門的な資格を有している者しか扱えません。

納品形式はパワーポイントが一般的ですが、GoogleスライドやKeynote、Preziなどに対応している資料作成代行サービスもあります。

資料作成代行サービスのメリット・デメリット

資料作成代行サービスを利用する際には、メリットとデメリットを理解したうえで依頼することが大切です。資料作成代行サービスを利用するメリットとデメリットは次のとおりです。

資料作成代行サービスのメリット

資料作成代行サービスを利用すれば、資料の作成に充てていた時間をコア業務に充てられるため、生産性の向上が期待できます。また、資料作成代行サービスを提供している業者は専門的な知識や技術を有しているため、魅力的なデザインやアニメーション効果、的確な文章表現などを駆使して完成度の高い資料を作成してもらえるでしょう。

資料作成に自信がない場合やリソースが不足している場合も企画や構成から依頼できるので、時間や労力を費やせない状況でもハイクオリティな資料の作成が可能です。

資料作成代行サービスのデメリット

資料作成代行サービスを利用するためには費用が発生するため、コストがかかる点がデメリットといえます。資料作成代行サービスによって料金体系が異なるため、希望するサービス内容を予算内で依頼できるかを確認することが大切です。

また、セキュリティ面でのリスクが伴う点もデメリットのひとつです。セキュリティ対策が不十分な場合は情報漏えいのリスクがあるため、秘密保持契約書の有無や情報管理体制などを確認し、信頼できる業者を選ぶ必要があります。

資料作成代行サービスの料金相場

資料作成代行サービスは、依頼先によってサービスの範囲や料金体系が大きく異なります。一般的には「基本料金+1ページあたりの料金」としているケースや「1ページあたりの料金+オプション料金」としているケース、定額料金制としているケースなどがあります。

1ページあたりの料金相場は、3,000〜15,000円程度が目安です。企画や構成から依頼する場合や、イラストやグラフなどの作成も依頼したい場合は、費用が高くなる傾向にあります。

資料作成代行サービスの選び方

資料作成代行サービスを利用する際には、ミスマッチを防ぐためにも依頼の目的を明確にし、希望に合うサービスを選ぶことが大切です。資料作成代行サービスを選ぶ際のポイントは、次のとおりです。

  • 依頼したい資料に対応しているか
  • サービスの範囲はどうか
  • 予算や納期に合っているか
  • 評判や信頼性を確認

それぞれのポイントについて解説します。

依頼したい資料に対応しているか

資料作成代行サービスを提供する業者によって対応可能な業務の種類が異なるため、事前に依頼したい資料に対応しているかを確認しておくことが大切です。たとえば、オンラインで完結しない業務は対応不可であったり、IR資料は対応外で別サービスへの依頼が必要になったりするケースもあります。

依頼する業務を分割してそれぞれ別の資料作成代行サービスへ依頼するとなると、コストも手間も余計にかかってしまいます。なるべくひとつの資料作成代行サービスにまとめて依頼できるよう、対応可能な業務の種類を事前に確認しておきましょう。

サービスの範囲はどうか

資料作成代行サービスを利用する際には、何回まで修正が可能なのか、どこからの業務がオプションになるのかなど、サービスの範囲を確認しておくことが大切です。たとえば、修正回数が限られている場合は、希望するクオリティに仕上がる前に納品となることもあるため注意しなければなりません。

また、企画や構成、グラフやオリジナルイラストの作成などはオプションとしている場合も多いため、基本プランにどこまでのサービスが含まれているのかを理解したうえで依頼することが大切です。

予算や納期に合っているか

資料作成代行サービスを提供する業者によって料金体系や納品スピードに差があるため、予算や希望納期に合う業者を選ぶことが大切です。予算を設定したうえで、希望する範囲の業務や理想のクオリティが実現可能かどうかを十分に検討しましょう。

納期については、修正を重ねることで想定以上の時間がかかるケースもあるため、余裕をもって依頼することが重要です。どうしても急ぎの案件がある場合は特急料金などのオプションを使用するなど、短期間で納品可能なサービスを利用してもよいでしょう。

評判や信頼性を確認

資料作成代行サービスを検討する際には、事前にクオリティの評判や業者の信頼性を確認しておくことで、失敗のリスクを軽減することにつながります。実際に依頼したことのある知人がいれば、評判を確認してみましょう。

また、業者に制作実績を見せてもらうことも有効的な手段です。ホームページに実績の一例が掲載されている場合もありますが、より具体的な実績を知りたい場合は、打ち合わせの際に過去の制作物を見せてもらえるよう依頼してみてもよいでしょう。

【パワポに強い】資料作成代行サービス会社

パワポを使った資料作成を依頼するなら、パワポに強い資料作成代行サービス会社を選ぶとよいでしょう。パワポの作成に強いおすすめの会社は、次の5社です。

  • バーチャルプランナー
  • パワポデザイナー
  • DDpartners
  • プレゼンエージェント
  • ドキュメントプラス

それぞれの特徴や料金を解説します。

バーチャルプランナー

バーチャルプランナーはパワポデザインの専門集団が在籍し、特急料金なしでスピーディーな納品が可能です。丁寧なヒアリングによって適切な提案をしてくれるため、最低限の準備で依頼できます。

バーチャルプランナーの料金プランは、次のとおりです。

ライトプラン11,000円

※1ページあたりの料金

スタンダードプラン16,500円

※1ページあたりの料金

オプション企画構成:55,000円〜

テンプレートデザイン:55,000円〜

グラフ制作:5,500円(1点あたり)

画像素材手配:11,000円〜

アニメーション設定:11,000円〜

オリジナルイラスト作成:33,000円〜

公式サイトhttps://www.virtual-planner.com/

※2024年6月28日現在
※税込み表記

パワポデザイナー

パワポデザイナーは、文章をわかりやすくビジュアル化するデザイン力が特徴です。テキストベースの原稿をもとにデザインをブラッシュアップし、効果的なアニメーションの活用で視覚的にわかりやすい資料に仕上げてくれます。

パワポデザイナーの料金プランは、次のとおりです。

スタンダードプラン90,000円〜

※10ページまでの料金

アドバンスドプラン120,000円〜

※10ページまでの料金

プレミアムプラン240,000円〜

※10ページまでの料金

オプションイラスト:5,000円〜

ライティング:10,000円〜

公式サイトhttps://www.ppt-designer.com/#plan

※2024年6月28日現在

DDpartners

DDpartnersは、ヒアリングをもとに構成からの作成が可能で、1枚からでも依頼できるのが特徴です。納品スピードが早く、発注後すぐに制作を開始し最短で翌日の納品も可能です。修正は2回まで無料で対応してもらえます。

DDpartnersの料金プランは、次のとおりです。

ライトプラン基本料金:11,000円

ページ制作費(1ページあたり):3,300円

クリエイティブプラン基本料金:11,000円

ページ制作費(1ページあたり):5,500円

コンサルティングプラン基本料金:33,000円

ページ制作費(1ページあたり):13,200円

オプションテンプレート案追加作成(1案あたり):16,500円

※その他のオプションはプランにより異なる

公式サイトhttps://dd-partners.net/

※2024年6月28日現在
※税込み表記

プレゼンエージェント

プレゼンエージェントは定額料金制で、スライドの内容に関係なくページ数で制作料金が確定するため、料金が明確でわかりやすいのが特徴です。徹底した情報管理と品質保証が強みで、万が一期待に添えない場合は料金を一切いただかないと明言しています。

プレゼンエージェントの料金プランは、次のとおりです。

デザインプラン105,600円

※12ページ以内の場合の料金

ディレクションプランディレクション費:198,000円

ページ制作費(1ページあたり):7,700円

企画構成プラン企画構成費:385,000円

ページ制作費(1ページあたり):6,600円

公式サイトhttps://presentation.style/

※2024年6月28日現在
※税込み表記

ドキュメントプラス

ドキュメントプラスは「Powerpointプレゼンテーション技能検定上級」と「Microsoft Office Specialist Powerpoint」の資格を保有する専任の担当者が直接ヒアリングを担当してくれるのが特徴です。修正回数に上限がなく、納得がいくまで対応してくれます。

ドキュメントプラスの料金プランは、次のとおりです。

基本料金1~10ページ:無料

11ページ以上:5,500円

制作料金1~10ページ:3,850円

11~20ページ:3,575円

21ページ以上:3,300円

※1ページあたりの料金

公式サイトhttps://www.documentplus.jp/

※2024年6月28日現在
※税込み表記

【実績で選ぶ】おすすめの資料作成代行サービス会社

信頼性を重視したい場合は、実績が豊富な資料作成代行サービス会社を選ぶとよいでしょう。実績が豊富でおすすめの会社は、次の5社です。

  • フジ子さん
  • すぐやる
  • からくるデザイン
  • okunote
  • iStaff

それぞれの特徴や料金を解説します。

フジ子さん

フジ子さんは、累計ユーザー数が1,000を超える実績があるオンラインアシスタントサービスです。資料作成をはじめ、パソコンを使用してできる業務であれば幅広く対応可能で、利用時間ごとの料金設定になっています。

フジ子さんの料金プランは、次のとおりです。

トライアル2時間:無料
PLAN201ヶ月につき20時間の利用:月額62,700円

※1ヶ月ごとに自動更新

PLAN301ヶ月につき30時間の利用:月額92,400円

※1ヶ月ごとに自動更新

PLAN501ヶ月につき50時間の利用:月額132,000円

※1ヶ月ごとに自動更新

公式サイトhttps://fujiko-san.com/

※2024年6月28日現在
※税込み表記

すぐやる

すぐやるはパソコン関連のさまざまな作業の代行サービスを提供しており、パワポによる資料作成をはじめ、チラシやポスターのデザインや動画作成など幅広い業務に対応しています。最短で当日の納品も可能で、納期に応じた価格設定になっているのが大きな特徴のひとつです。

すぐやるのパワポ資料の作成料金プランは、次のとおりです。

ライトすぐやる(最短当日作業・翌日納期):7,000円

3日後:5,000円

1週間以上:3,000円

※1ページあたりの料金

ベーシックすぐやる(最短当日作業・翌日納期):9,000円

3日後:7,000円

1週間以上:5,000円

※1ページあたりの料金

プレミアムすぐやる(最短当日作業・翌日納期):15,000円

3日後:13,000円

1週間以上:11,000円

※1ページあたりの料金

公式サイトhttps://suguyaru.info/

※2024年6月28日現在

からくるデザイン

からくるデザインは、プレゼン資料や書類、ポスター、イラスト制作など、さまざまな制作に関するニーズに対応が可能です。幅広い業務に対応しており、依頼する制作物の種類によって料金設定が異なります。

からくるデザインのパワポ資料の作成料金プランは次のとおりです。

パワポ資料3,300円〜

※1ページあたりの料金

※作業内容によって異なる

公式サイトhttps://kalakul.com/

※2024年6月28日現在
※税込み表記

okunote

okunoteのパワーポイント資料作成代⾏サービスは、豊富な実績をもつコンサルタントがヒアリングを担当し、読み手の意思決定や行動を促すパワーポイント資料の作成を行っているのが特徴です。

okunoteの料金プランは、次のとおりです。

パワーポイント資料作成代行デザイン作成費:100,000円〜

スライド作成費(1ページあたり):15,000円

構成費:50,000円〜

公式サイトhttps://okunote.co.jp/consulting/

※2024年6月28日現在

iStaff

iStaffは幅広い業務に対応したオンライン事務代行サービスです。資料作成代行をはじめ、秘書業務や経理、人事、Webサイト運用、営業アシスタントなどの業務に対応可能です。返金保証付きで安心して依頼できます。

iStaffの料金プランは、次のとおりです。

ライトプラン(3ヶ月契約)月額料金:125,400円
ベーシックプラン(6ヶ月契約)月額料金:102,300円
プレミアムプラン(12ヶ月契約)月額料金:89,100円
カスタマイズプラン月額料金:要相談
公式サイトhttps://i-staff.jp/

※2024年6月28日現在
※税込み表記

【個人】おすすめの資料作成代行サービス会社

資料作成代行は、個人やフリーランスにも依頼できます。資料作成代行サービス会社に依頼するよりも低コストで発注できることが多い反面、仕上がりは受注者のスキルに左右されるため、クオリティにばらつきがあることを理解したうえで依頼することが大切です。

個人やフリーランスに資料作成代行を依頼したい場合は、次の3つの方法がおすすめです。

  • ココナラ
  • ランサーズ
  • クラウドワークス

それぞれの特徴を解説します。

ココナラ

ココナラとは、個人のスキルを売り買いできる日本最大級のスキルマーケットで、資料作成代行サービスを提供している出品者も豊富です。資料作成の代行や添削、デザインのアドバイスなど、出品者によってさまざまなサービスがあります。希望に合うサービスが見つからない場合は、依頼内容を投稿することで出品者から提案をもらうことも可能です。

ランサーズ

ランサーズはクラウドソーシングサイトのひとつで、オンラインで個人やフリーランスに仕事を発注できるプラットフォームです。資料作成代行に関する依頼も可能で、豊富な人材の中から外注先を探すことが可能です。24時間365日対応のサポート窓口があるので、初めての依頼でも安心して利用できます。

クラウドワークス

クラウドワークスもランサーズと同様にクラウドソーシングサイトのひとつです。依頼したい仕事内容を掲載することで、受注希望者からの応募が集まる仕組みになっています。資料作成代行の発注も可能で、条件に合う受注者を選んで依頼できます。セキュリティ対策も充実しており、必要に応じて受注者と秘密保持契約を締結することも可能です。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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