- 作成日 : 2024年8月2日
ノート代わりに使えるタブレットはメリット多数|おすすめ機種も紹介
ノート代わりに使えるタブレットは、メモを取る機会の多い学生やビジネスパーソンにとって便利なツールです。紙のノートのように手書きでメモを取れるだけでなく、デジタルならではの多機能性を兼ね備えています。
この記事では、ノート代わりに使えるタブレットのメリットやおすすめ機種について詳しく紹介します。自社のデジタル化やペーパーレス化を推進するために、紙のノートから脱却したいと思っているビジネスパーソンは、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
ノート代わりに使えるタブレットとは?
ノート代わりに使えるタブレットとは、手書き入力に最適化されたタイプのデバイスです。画面にタッチするか専用のペンを使い、文字やイラストを直接書き込めます。紙のノートに手書きする感覚に近い使い心地で、カメラ機能を使って撮影した画像にメモを追加できるのも便利です。
書き込んだ情報はデジタル化して保存されるため、1台のタブレットで複数のノートや資料を効率的に管理・共有できます。検索機能も充実しており、必要な情報をすぐに取り出すのも容易です。手書きノートの持ち運びや整理の手間も省けるので、業務効率化を図るビジネスパーソンにとってぜひ取り入れたいツールの1つです。タブレットの使用により紙資源の節約にも貢献できる点も、ペーパーレス化が進む現代のビジネス環境に合っています。
ノート代わりに使えるタブレットと電子ノートの違い
タブレットと同じくノート代わりに使えるツールの1つに、電子ノートがあります。2つの主な特徴は、以下の通りです。
【タブレット】
|
【電子ノート】
|
タブレットはメモやノート以外の多様な機能を持つため、ビジネスや学習のさまざまなシーンで活用できます。一方、電子ノートはメモ機能に特化しており、紙の感触に近い書き心地を重視する人に向いているのが特徴です。用途や使用目的に応じて、どちらの種類を選ぶか検討するとよいでしょう。
タブレットをノート代わりに使うメリット
タブレットをノート代わりに使う選択は、ビジネスパーソンにとって多くのメリットがあります。デジタルの機能を活用することで、手書きの利便性を維持しながらも効率的な情報管理と業務の簡略化が可能です。以下では、タブレットをノート代わりに使うメリットを5つ解説します。
ノートやメモを取りやすくする多様な機能がついている
タブレットは、ノートやメモを取りやすくする多様な機能を備えたデバイスです。指での入力も可能ですが、専用のスタイラスペンなら紙のノートのように手書きでメモを取れます。文字の修正・編集も簡単で、カラーペンやマーカー機能を利用すれば、重要なポイントを強調したり分かりやすく整理したりするのも容易です。図やグラフ、写真なども簡単に挿入できるため、視覚的に理解しやすいノートを作成できるでしょう。
カメラ機能を利用して撮影した画像に、直接メモを追加することもできます。さらに、音声入力や録音機能を使って会議の内容を記録しておけば、後で必要な情報を簡単に見返せるのも便利です。専用のノートアプリを利用すれば、機能の幅はより広がります。
書き込んだ内容を検索できる
タブレットには、書き込んだ内容を検索できる機能が搭載されています。特に、OCR(光学文字認識)機能を持つタブレットでは、手書きの文字を瞬時にデジタル文字として認識するため、メモに検索用のタイトルや注釈が不要です。これにより、メモやノートに書いた情報を簡単に見つけ出すことができます。
会議で取ったメモや重要なアイデアを探す際、手書きのノートではページをめくって探さなければなりません。一方でタブレットなら、キーワードを検索すれば目的の情報にすぐアクセスできます。情報を効率的に管理し、必要な時に迅速に取り出せるのは、タブレットを使用するメリットの1つです。
ノートの整理や共有が簡単にできる
タブレットを使えば、ノートの整理や共有が非常に簡単です。ノートアプリを使ってメモをカテゴリ別に整理したり、フォルダに分けて管理したりできます。また、タグづけやブックマーク機能を活用すれば、必要な情報に迅速なアクセスが可能です。
さらに、クラウド同期機能を利用すればデバイス間での情報共有もスムーズです。どこにいても、また異なるデバイスであっても、同じノートを閲覧・編集できます。チームメンバーとリアルタイムでノートを共有し、共同で編集できるアプリも少なくありません。紙のノートでは手間がかかる整理や共有が、タブレットなら効率的に行えます。
また、書き込んだ内容を認識し、自動的に清書してくれる機能が付いたタブレット向けのアプリも存在します。その場合、後で共有をかける際に手書きのメモを清書する作業が不要になり、メモを取る作業が効率化できる点もメリットです。
資料をコピーしたり印刷したりせず書き込める
タブレットは、資料をコピーしたり印刷したりせずに直接書き込めます。紙の資料に直接書き込めない場合、メモをするにはコピーを取らなければなりません。また、電子資料にメモを書き込みたい場合は、一旦印刷する手間がかかります。
しかし、タブレットなら紙の資料を撮影して、そのまま画像ファイルにメモを追加することが可能です。電子資料の場合でも、印刷せずにデジタル形式のままで書き込めます。書き込んだ内容は簡単に編集・削除できるため、ミスを気にする必要もなく、情報の更新・修正もスムーズです。デジタル資料は簡単に保存・共有も可能で、ほかの人と情報を共有する際も便利です。
ノートや筆記具を持ち歩く必要がなくなる
タブレットにはすべてのメモや資料をデジタル形式で保存できるため、ノートやペンを持ち運ぶ手間が省けます。紙の束や筆記用具などの荷物が減れば、カバンの中もすっきりと整理されるでしょう。物理的な破損・紛失リスクが少ないのも、デジタル形式のメリットです。
また、多機能なタブレットは、メモだけでなくスケジュール管理やメールの確認、資料の閲覧などさまざまな作業を1台でこなせます。タブレット1台あれば必要な情報をすべて手元に置いておけるため、会議や出張の際も準備が簡単です。
ノート代わりに使えるタブレットの選び方
ノート代わりにタブレットを使うときには、適切な機種を選ぶことが重要です。以下では、タブレット選びのポイントを6つ解説します。用途に合った機能性のタブレットを見つけるための参考にしてください。
OSは普段使い慣れているものか
タブレットを選ぶ際、OSは普段使い慣れているものを選ぶとよいでしょう。主要なOSはiOS・Windows・Androidの3つで、それぞれの特徴は以下の通りです。
【iOS】
|
【Windows】
|
【Android】
|
普段から使い慣れているOSを選べば、操作を学習し直すことなく、すぐに快適に利用できます。iPhoneユーザーならiOS、WindowsPCユーザーならWindows、AndroidスマホユーザーならAndroidがおすすめです。各OSが提供する特有の機能やアプリケーションも考慮して、最適なOSを選びましょう。
扱いやすい画面サイズか
タブレットを選ぶ際、画面サイズは重要なポイントです。持ち運びやすさを重視するなら、カバンに入れても邪魔になりにくい7~10インチがおすすめです。
11インチ以上の画面は資料の閲覧や編集がしやすく、マウスやキーボードを接続してノートパソコン代わりに利用できます。ただし、携帯性には劣る点に注意が必要です。また、長時間使用するのであれば、目の負担を減らすためにディスプレイの解像度もチェックしましょう。
タッチ精度は十分か
タッチ精度も、タブレットを選ぶ際に注目すべきポイントです。精度が高いほどスムーズに操作でき、細かい作業もストレスなく行えます。特に手書きメモやイラストのために買うなら、筆圧感知や高精度ペンへ対応できるか必ずチェックしましょう。
反応速度が速く遅延の少ないタブレットを選ぶと、快適に使用できて作業効率も向上します。実際に試して、精度に納得できるか確認することが大切です。
ほかのデバイスやアプリケーションとの互換性はあるか
業務用のタブレットには、ほかのデバイスやアプリケーションとの互換性も必要となります。クラウドサービスや外部キーボード、ディスプレイとのスムーズな連携が必須です。
特に、Microsoft OfficeやAdobe Creative Cloudなど、業務でよく使うアプリケーションが問題なく動作するかを確認しましょう。ファイルの共有や同期が簡単にできると、複数のデバイス間で一貫した作業環境を維持できます。
通信方式は使用目的に合っているか
タブレットでメモを共有する場合、インターネット通信が必要です。LTEモデルはどこでもインターネットに接続できるため、外出が多いビジネスパーソンに便利です。ただし、月々の通信費がかかります。
一方、Wi-Fiモデルはオフィスや自宅では通信費をかけずに使用できるものの、外出先では接続が制限される場合があります。外出先で頻繁に利用する場合はLTEモデル、主にWi-Fi環境下での使用が多い場合はWi-Fiモデルを選ぶとよいでしょう。
バッテリー容量は十分か
バッテリー切れは仕事の効率を大きく下げるため、十分な容量があるモデル選びが大切です。一般的なタブレットであれば、8時間以上は連続で使用できます。ただ、会議や外出先での長時間使用を考慮すると、12時間以上のバッテリー駆動時間があると安心です。
急速充電機能があると、うっかりバッテリー切れを起こしても短時間の充電で再度使用できます。使用スタイルに合わせて、最適なバッテリー持続力を選びましょう。
ノート代わりに使うのにおすすめのタブレット4選
人気の高い手書き向けタブレットの中でもおすすめの4機種と、それぞれの基本スペックと特長を分かりやすく解説します。ノート代わりに使うタブレットの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Microsoft Surface Pro 10
Microsoft Surface Pro 10は、Microsoftの開発したアシスタントAIである、Microsoft Copilotを搭載した高性能タブレットです。ノート代わりに最適で、ビジネスシーンでも大活躍します。
画面サイズ | 13インチ |
---|---|
搭載OS | Windows 11 Pro |
バッテリー容量 | 最長19時間 |
特徴 |
|
出典:Microsoft「法人向け Surface Pro 10」
Microsoft Surface Pro 10は、タッチ操作や手描き入力に最適化されており、ビジネスシーンでのメモ取りや資料作成に最適です。耐久性にも優れ、さまざまな環境で安心して使用できます。タブレットの携帯性と、パソコンのパフォーマンスを兼ね備えた一台が欲しい方におすすめです。
Lenovo Tab B11
Lenovo Tab B11は、手軽に持ち運びできる高性能なタブレットです。ビジネスシーンでも役立ちます。
画面サイズ | 10.95インチ |
---|---|
搭載OS | Android 13 |
バッテリー容量 | 7040mAh |
特徴 |
|
出典:Lenovo「Lenovo Tab B11 ・ルナグレー (Wi-Fi)」
Lenovo Tab B11は、10.95インチの大画面ディスプレイでありながら、軽量で持ち運びがしやすいのが特徴です。高リフレッシュレートにより、スムーズな操作感を実現しています。また、大容量バッテリーにより長時間の使用が可能です。メモリ拡張ができるため、大量のデータやアプリも安心して保存できます。
iPad Pro
iPad Proは、最新のM4チップを搭載した高性能タブレットで、多機能でプロフェッショナルな使用に最適です。
画面サイズ | 13インチ |
---|---|
搭載OS | iPadOS 17 |
バッテリー容量 | 最大10時間 |
特徴 |
|
iPad Proは、優れたディスプレイ品質とパフォーマンスにより、グラフィックデザインや動画編集、ARアプリケーションなどクリエイティブな作業に向いています。また、Apple PencilやMagic Keyboardと組み合わせれば、メモ取りや資料作成も非常に快適です。
NEC LAVIE Tab T12
NEC LAVIE Tab T12は、ビジネスやクリエイティブな作業に最適な大画面タブレットです。
画面サイズ | 12.6インチ |
---|---|
搭載OS | Android 11 |
バッテリー容量 | 10200mAh |
特徴 |
|
出典:LAVIE「LAVIE Tab T12 大画面クリエイティブタブレット」
NEC LAVIE Tab T12は、12.6インチの大画面が特徴で、資料の閲覧や編集が非常に快適に行えます。高性能なSnapdragon 870プロセッサと大容量のRAMにより、複数のアプリケーションを同時に使用しても動作はスムーズです。顔認証・指紋認証機能も搭載しています。
タブレットをノート代わりにして業務を効率化しよう
手書き入力に最適化されたタブレットは、紙に近い書き心地でスピーディーにメモを取れるだけでなく、メモの整理や共有も素早く行えます。OCR機能付きの手書きアプリを使えば、手書きでメモした議事録などを清書したり、メモした内容を探してノートをめくったりする手間もかかりません。
タブレットが1台あれば、必要な情報をすべて手元に置いておけ、どこに行っても素早くメモを取り、情報共有できる点がメリットです。ただし、タブレットに搭載されている機能は機種ごとに異なるので、業務で扱いやすい機種を選ばなければかえって業務効率が落ちる点に注意しましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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