• 作成日 : 2024年12月27日

iPhoneのタスク管理とは?メモ・リマインダーの活用やアプリの紹介

iPhoneのタスク管理には、標準アプリのメモやリマインダーを活用する方法と、専用アプリを利用する方法があります。本記事では、iPhoneでタスクを効率的に管理する具体的な方法や、無料から使えるおすすめアプリを紹介します。ToDoリストの作成からタスクの通知設定まで、実践的な活用法も解説するため参考にしてください。

iPhoneのタスク管理とは?

iPhoneのタスク管理とは、iPhoneの標準アプリや専用アプリを活用して、仕事におけるタスクを管理する方法です。基本的なタスク管理には、iPhoneに標準搭載されているメモアプリとリマインダーアプリを活用できます。

本項では、メモアプリとリマインダーアプリの特徴や利用シーンを解説するため、活用する際の参考にしてください。

メモ

メモアプリは、やることを記録に残すだけでなく、チェックボックス形式でタスクを管理できます。特別な設定なしで利用できるため、思いついたことをすぐに記録できるでしょう。

また情報を整理する際には、フォルダを作成して優先度に応じて情報を分けられます。記録する際は、重要な書類を写真に撮って保存したり、手書きのメモを追加したりするなど、タスクに関連する情報をあらゆる形式で保存できます。キーワード検索機能も充実しているため、作成した過去のタスクや関連メモを即座に見つけ出せるでしょう。

また、iCloudと連携することで、iPhoneやiPad、Macなど複数のデバイスでシームレスにタスクを確認できる利点もあります。

リマインダー

リマインダーアプリは、期限や場所に基づいて通知を設定できるタスク管理ツールです。リストごとに色分けができ、仕事用のタスクと個人的な用事を視覚的に区別できます。

定期的な会議や報告業務などは、繰り返し設定を活用し自動的にタスクを生成できます。Siriとの連携もでき「明日の午前10時に営業部会の準備を知らせて」といったといった指示で、簡単にリマインダーを設定できるでしょう。

ToDoとタスク管理の違い

タスク管理とToDoは、明確な期限が定められているかに違いがあります。タスクは具体的な期限が設定された業務を指します。例えば「来週月曜日までに四半期報告書を作成する」といった明確な締め切りのある作業などです。

一方、ToDoは期限を定めていない作業を指します。「オフィスの書類を整理する」や「参考資料を読む」など、時間的な制約のない業務が該当します。

メモを活用したiPhoneのToDo管理

iPhoneのメモアプリは、シンプルで使いやすいタスク管理機能を備えています。例えば、ToDoリストを追加して、作業を可視化できます。また、作成したメモをウィジェットに追加して、iPhoneを開いた際にToDoを確認しやすくできる点も特徴です。

本項では、メモアプリを活用したiPhoneのToDo管理の方法を解説します。

メモにToDoリストを追加する

メモアプリでToDoリストの作成を始めるには、新しいメモを開いてツールバーから「チェックリスト」機能を選択します。タスクの完了状況を一目で把握できる形式でリストを作成できます。

各タスク項目は、タップ操作だけで完了・未完了を切り替え可能です。チェックマークが付いた完了済みのタスクは自動的に区別され、進捗状況を視覚的に確認できます。

また、タスクの優先順位に応じて項目を並び替えたい場合は、ドラッグ操作で簡単に順序を変更できます。緊急度の高いタスクを上部に配置したり、関連する作業をグループ化したりできるでしょう。

メモをウィジェットに追加する

iPhoneの利便性を最大限に活用するため、ホーム画面やロック画面にメモのウィジェットを設置してください。ウィジェットの追加は、ホーム画面を長押しして編集モードに入り、左上の「+」アイコンからメモを選択するだけです。

ウィジェットには、最近編集したメモや特定のフォルダ内のメモを表示できます。サイズは用途に応じて調整可能で、横長や正方形などさまざまなレイアウトに対応しています。

特に頻繁に確認する必要があるToDoリストは、ウィジェットとして配置すると素早くアクセスでき、作業効率を大幅に向上させられるでしょう。

参考:Apple Support iPhone、iPad、iPod touchでメモを使う

リマインダーを活用したiPhoneのタスク管理

iPhoneのリマインダーアプリは、期日管理や通知機能があり、タスクを見逃さずに管理できます。利用する際は、タスクを登録し、通知をしたい日にちや時間を登録してください。

タスクはサブタスクに分けて細分化できたり、カテゴリごとにリスト分けできたりするため、細かい手順や重要なタスクを可視化しやすいでしょう。

本項では、リマインダーを活用したiPhoneのタスク管理の方法を解説します。

タスクを登録する

タスク登録をするために、画面下部の「+」アイコンをタップしましょう。タスク名の入力後、画面右側の「i」マークから詳細設定へ進むことで、日付や時刻、場所を追加できます。

例えば「明日の10時までに企画書を提出」といったタスクを登録する場合、通知時刻を設定するとリマインドを受けられるでしょう。

通知(リマインダー)設定

リマインダーアプリでの通知設定を有効にするには、iPhoneの設定アプリから「リマインダー」を選択し、通知の許可を行います。ここで、画面のロック時にも通知を表示するように設定すると、重要なタスクを見逃しづらいでしょう。

新しいリマインダーを作成する際は、タイトルとメモを入力した後、カレンダーアイコンをタップして期日を設定します。細かい時間帯もリマインダーに追加できます。

サブタスクの作成方法

複雑なタスクを管理する場合、サブタスク機能が役立ちます。メインとなるタスクの下に複数の小タスクを配置すると、作業の進捗を細かく把握できるでしょう。

方法として、既存のリマインダーを別のリマインダーの上にドラッグしましょう。ドラッグしたリマインダーが、もう一方のサブタスクとして自動的に配置されます。

カテゴリごとにリスト分け

リマインダーアプリの「マイリスト」機能を活用することで、タスクを目的や性質に応じて整理できます。新しいリストを作成する際は、リストの種類を選択し、わかりやすい名称を付けましょう。

例えば「緊急」「長期プロジェクト」「定期タスク」など、自分の業務スタイルに合わせたカテゴリを設定できます。各リストには異なる色を割り当てると、タスクをすぐに判断できるでしょう。

フラグを付ける

優先度の高いタスクには、フラグ機能を活用してください。フラグを付けたタスクは専用のセクションに集約されるため、重要な作業を見逃さずに管理できます。

フラグの設定は、リマインダーのツールバーから「フラグ」オプションを選択するだけです。フラグ付きのタスクは自動的に「フラグリスト」に表示され、優先度に応じて「低」「中」「高」の3段階で管理できます。

タグを付ける

タグ機能を使用すると、複数の視点からタスクを整理し、必要な情報に素早くアクセスできます。タグはハッシュタグ形式で作成でき、一つのタスクに複数のタグを付けられます。

例えば、プロジェクト名や進捗状況、担当者名などでタグ付けすることで、多角的な視点からタスクを整理できるでしょう。タグはリストで自動的に整理され、「タグ」セクションから簡単にアクセスできます。

リストの共有

チームでのプロジェクト管理や家族間でのタスク共有に、リスト共有機能が効果的です。下記の手順でリストを共有しましょう。

  1. 共有したいリストをタップする
  2. 共有ボタンをタップする
  3. メニューにある連絡先かアプリをタップしてリストを共有する

他のiPhoneユーザーと共有でき、チームメンバーや家族と効率的にタスクを管理できます。

参考:Apple Support iPhone、iPad、iPod touchでリマインダーを使う

iPhoneでおすすめのタスク管理アプリ(無料あり)

iPhoneには標準アプリ以外にも、下記のようにさまざまな機能を備えたタスク管理アプリがあります。

  • Google ToDo リスト
  • Todoist
  • FirstSeed Calendar
  • Notion

本項では、iPhoneでおすすめのタスク管理アプリの特徴を詳細に紹介するため、用途に合ったアプリを選びましょう。

Google ToDo リスト

Google ToDo リストは、Googleアカウントと連携して使用できる無料のタスク管理アプリです。シンプルな操作性と実用的な機能のバランスが取れており、ビジネスからプライベートまで幅広く活用できます。

特徴は、Googleカレンダーとの連携ができる点です。タスクの期限をカレンダー上で視覚的に確認でき、スケジュール管理と一体化した効率的なタスク管理が実現します。また、Gmailからタスクを直接作成できる機能も備わっており、メール内容をタスクとして即座に登録できます。

基本機能はすべて無料で利用できるため「まずはタスク管理を試したい」という方におすすめです。タスクの作成から期限設定、繰り返しタスクの登録まで、一般的なタスク管理に必要な機能を網羅しています。

参考:Google ToDo リスト

Todoist

Todoistは、詳細なタスク管理機能を提供する人気アプリです。タスクの優先順位設定やサブタスクの追加、繰り返し利用する予定の登録など、機能は多種多様です。

また「明日9時にミーティング」と入力するだけで、自動的に日時が設定される便利な機能も備わっています。

基本的な機能を備えた無料版から、月額488円のプロプラン、チーム向けの月額688円のビジネスプランまで用意されています。

参考:Todoist

FirstSeed Calendar

FirstSeed Calendarは、予定管理とリマインダー機能を統合したカレンダーアプリです。片手での操作に最適化された月間カレンダーや、縦スクロールが不要な週間カレンダーなど、使いやすさを重視した設計が特徴です。

また、話し言葉で入力するだけでタスクを登録できます。スケジュールとタスクリストを同一画面で確認できるため、今後の予定とタスクを視覚的に把握しやすいでしょう。

iPhone版が無料は無料で利用できるため、気になる方は試しにダウンロードしてみてください。

参考:FirstSeed Calendar

Notion

Notionは、タスク管理に加えて文書作成やナレッジ管理まで可能なツールです。高いカスタマイズ性を持ち、自分だけの理想的な業務環境を構築できます。

個人利用では、データベース形式でのタスク管理や、カンバンボードを使用した視覚的な進捗管理が可能です。豊富なテンプレートが用意されており、目的に応じて最適な管理方法を選択できます。

無料版から始められ、チームでのより高度な機能を求める場合はプラスプラン(月額1,650円)やビジネスプラン(月額2,500円)を選択できます。

参考:Notion

iPhoneのタスク管理で業務を漏れなくスムーズに進めよう

iPhoneのタスク管理は、iPhoneの標準アプリや専用アプリを使い日々の業務や予定を効率的に整理し、期限内に確実に実行する方法です。標準搭載の「メモ」と「リマインダー」アプリを活用することで、基本的なタスク管理を無料で始められます。

そのほかの機能を求めている方は、Google ToDo リストやTodoist、Notionなどのアプリがおすすめです。操作性が良く、チームでの共有やプロジェクト管理などの場面で役立つでしょう。

業務スタイルに合わせて適切なツールを選び、業務をスムーズに進めてください。


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