• 更新日 : 2026年10月7日

SlackでToDo管理する方法は?ToDoリストの作り方や連携できるツールを解説

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PointSlackでToDo管理はどこまでできる?

標準機能だけでも期限の通知からチェックリストの作成まで対応でき、外部ツールとの連携でさらに広げられます。

  • リマインダーが期限を自動で知らせる
  • 履歴は90日を過ぎると見られなくなる
  • 外部ツール連携で管理の幅を広げる

タスク管理に特化したリスト機能は有料プランのみで、無料の場合はアプリの追加も10個までとなります。

Slack(スラック)はビジネスチャットツールとして広く使われていますが、標準機能を組み合わせればタスク管理(ToDoリスト管理)もできます。日々のやり取りから生まれる「やること」をSlack上でまとめられれば、別のアプリに切り替える手間がなくなり、業務効率化につながります。本記事ではSlackでToDo管理を行う方法を、料金プランごとの違いや外部ツールとの連携もあわせて解説します。

SlackでToDo管理を行うとは?

SlackでのToDo管理とは、会話が流れるチャンネルの中で、やるべきことを見失わない形に整えておく運用を指します。Slackにはリマインダーやブックマーク、canvas、リストといった機能があり、目的別に使い分ければタスク管理専用のアプリを開かなくても日々のやることを追えます。

タスク管理専用ツールとの違いは、依頼が発生したその場でタスク化できる点にあります。メールや専用アプリでは、依頼を受け取ってから登録するまでに転記の手間が入りますが、Slackではメッセージそのものを起点にリマインダーやブックマーク、リストへ登録できます。タスクの背景となる会話とタスク本体が同じ場所に残るため、判断の理由をあとからたどることもできます。

観点 Slackでの管理 タスク管理専用ツール
登録の手間 メッセージからそのままタスク化できる 内容を書き写して登録する
経緯の確認 元のスレッドへ戻って確認できる 説明欄への書き写しが必要になる
進捗の可視化 レポート出力などは用意されていない ガントチャートなどで表示できる

扱うタスクの規模が大きくなるほど専用ツールのメリットが出るため、どこまでをSlackの標準機能に任せるのかを先に決めておくと運用が安定します。

参照:Slack でリストを使う|Slack

Slackの標準機能でToDo管理する方法

Slackにはリマインダー設定やメッセージのブックマーク(保存)、ピン留め、リアクション、Canvasなどの基本機能があります。これらを工夫することで、外部ツールを使わずにSlack内で簡易的なToDo管理が可能です。

機能 向いている使い方 共有される範囲
リマインダー 期限のあるタスクを通知したいとき 自分またはチャンネル
ブックマーク 自分専用のやること一覧をつくるとき 自分のみ
ピン留め チームで共有するやることを固定するとき 会話の参加者
リアクション 対応状況をひと目で示したいとき 会話の参加者
canvas チェックリスト形式で並べたいとき 共有先を指定
リスト 担当者と期限まで管理したいとき 共有先を指定

リマインダーは期限が来たら自動で通知する

リマインダーを設定しておくと、指定した日時にSlackから通知が届きます。自分用のリマインダーは、コマンドを使わずに次の手順で作成できます。

  1. サイドバーの「後で」タブを開き、右上のプラス記号をクリックする
  2. 通知を受け取りたい日時を選ぶ
  3. リマインダーの内容を入力して保存する

会話中のメッセージからも設定できます。対象のメッセージにマウスポインターを重ね、3つのドットアイコンから「後でリマインドする」を選ぶと、その場でタスクになります。

チャンネル全体へ通知したい場合はコマンド形式を使います。「/remind」に続けて宛先、内容、日時の順で入力すると、指定した日時に通知が届きます。

コマンドの入力例 通知される内容
/remind me 資料を提出する tomorrow at 10am 明日10時に、自分(me)宛てへ通知が届く
/remind #general ミーティング開始 every Monday 9:00am 毎週月曜9時に、#generalチャンネルへ通知が届く

内容は日本語で入力できますが、日時は英語で指定します。繰り返しの設定は日単位まで対応しており、1時間ごとといった時間単位の指定はできません。

ブックマークは自分だけのToDoリストになる

あとで対応したいメッセージをブックマークすると、「後で」タブに自分専用の一覧としてたまっていきます。操作は次のとおりです。

  1. 対応が必要なメッセージにマウスポインターを重ね、ブックマークのアイコンをクリックする
  2. サイドバーの「後で」タブを開いて一覧を確認する
  3. 対応が終わったらブックマークを解除する

ブックマークした内容は自分だけが見られ、デスクトップでもモバイルでも同じ一覧を確認できます。リマインダーと組み合わせれば、一覧に残したまま指定の日時に通知を受け取ることも可能です。完了したものを解除していく運用にすると、一覧が対応待ちのタスクだけに保たれます。

ピン留めはチーム全員が見るToDoを固定する

チャンネルにピン留めしたメッセージは、参加者の誰もが会話ヘッダーの「ピン」タブから確認できます。ピン留めの手順は次のとおりです。

  1. 固定したいメッセージの3つのドットアイコンをクリックする
  2. 「チャンネルへピン留めする」を選ぶ
  3. 会話ヘッダーに追加された「ピン」タブから一覧を開く

1つの会話に複数のメッセージをまとめられます。ただしピン留めはタスク以外の共有事項にも使われるため、何がタスクなのかが見分けにくくなりがちです。件名の先頭に【ToDo】と入れる、タスク専用のチャンネルを分けるといったルールを決めておくと、混在を避けられます。

リアクションはタスクの状態を絵文字で表す

メッセージにチェックボックスは付けられませんが、絵文字リアクションで対応状況を示せます。着手したら目のマーク、完了したらチェックマークというように、絵文字と状態の対応をチームで決めておきます。

メッセージを見るだけで、誰が対応しているのか、完了しているのかがわかります。運用ルールが共有されていないと解釈がずれるため、チャンネルの説明欄に対応表を書いておくと定着しやすくなります。

canvasはチェックリスト形式でタスクを並べる

canvasはSlackに組み込まれた書式付きのスペースで、チェックリストを使えばToDoリストとして扱えます。作成の流れは次のとおりです。

  1. 会話のヘッダーにあるプラス記号をクリックし、メニューから「canvas」を選ぶ
  2. タイトルを入力し、本文にチェックリストを追加する
  3. 各タスクを記入し、完了したものにチェックを入れる

チャンネルやダイレクトメッセージ(DM)に紐づくcanvasは、すべてのプランで利用できます。会話から独立したcanvasの作成は有料プランの機能です。メッセージ欄に埋もれないため、常に最新のやること一覧を同じ場所で確認できます。ただし更新は手作業になるので、扱うタスクが少ないうちはリマインダーやブックマークで足ります。

リストは担当者と期限を設定して進捗を追える

リストはSlackに組み込まれたタスク管理機能で、担当者や期限、ステータスをフィールドとして管理できます。新しいリストは次の手順で作成します。

  1. 「ホーム」タブのサイドバーで「ファイル」をクリックする
  2. 右上のプラスボタンから「リスト」を選ぶ
  3. 名前を付け、担当者や期限などのフィールドを設定する

会話中のメッセージからも登録できます。3つのドットアイコンから「リストに追加する」を選ぶと、依頼のメッセージがそのままアイテムになります。表形式とボード形式を切り替えられるため、状況に応じて見せ方を変えられます。なおリストは有料プランの機能で、フリープランからは利用できません。

個人のタスク管理はDMとブックマークで完結する

自分だけのタスク管理であれば、自分宛てのDMとブックマークの組み合わせで運用できます。自分とのDMは、思いついたやることを書き留めるメモ帳として使えます。

書き込んだメッセージをそのままブックマークしておけば、「後で」タブに個人用の一覧が並びます。ここにリマインダーを重ねると、期限の管理まで自分の中で閉じられます。

チームに見せる必要のないタスクをチャンネルへ書き込むと、他のメンバーの通知を増やすことになります。個人のタスクはDM側にまとめておくほうが、チャンネルの見通しも保てます。

参照:リマインダーを設定する|Slack

Slackの標準機能でToDo管理する場合の料金プラン

リマインダーやブックマーク、ピン留め、リアクションはフリープランでも使えます。一方でリストは有料プランの機能であり、canvasも会話から独立して作成する場合は有料プランが必要です。加えてフリープランには、履歴とアプリ数の制限があります。

機能・項目 フリープラン 有料プラン
リマインダー 使える 使える
ブックマーク 使える 使える
ピン留め 使える 使える
リアクション 使える 使える
canvas(会話に紐づくもの) 使える 使える
canvas(会話から独立したもの) 使えない 使える
リスト 使えない 使える
メッセージとファイルの履歴 直近90日分 制限なし
アプリの追加 10個まで 制限なし

フリープランでも通知と一覧化はひととおり使える

期限を知らせるリマインダーと、やることを集めるブックマークやピン留めは、フリープランでも使えます。個人のタスク管理や、少人数のチームでの共有であれば、これらの機能だけでも運用が成り立ちます。

会話に紐づくcanvasも使えるため、チェックリスト形式の一覧をつくることもできます。有料プランが必要になるのは、担当者と期限をフィールドとして管理したい場合や、会話から独立したcanvasを持ちたい場合です。

履歴の90日制限がToDo管理の実質的な上限になる

フリープランではメッセージとファイルの履歴が直近90日分に制限され、それ以前のタスクは追えなくなります。この制限はブックマークやピン留めにも及びます。

元のメッセージが表示範囲から外れると、一覧に残していたタスクも確認できなくなります。さらに、ワークスペース内で1年以上経過したデータはすべて削除されます。数か月にわたる案件のタスクをSlackだけで管理する場合は、有料プランへの切り替えか、別の場所への控えを検討することになります。

参照:Slack のフリープランの機能制限|Slack

Slackと外部ツールの連携でToDo管理する方法

標準機能だけでは足りない場合、外部のタスク管理ツールと連携する方法があります。連携アプリを追加すると、Slackからタスクを登録したり、ツール側の更新を通知として受け取ったりできます。ただしフリープランではアプリの追加が10個までに制限されるため、連携先は絞り込むことになります。

ツール 向いている使い方 連携でできること
Trello 進行状況を並べて見せたいとき Slackからカードを作成、更新を通知
Asana 規模の大きい案件を管理するとき タスクの作成と検索、進捗の通知
Todoist 個人の日次タスクを扱うとき コマンドでのタスク追加、完了の報告
Notion タスクと資料を結び付けたいとき データベースへの登録、更新の通知

Trelloはカンバン形式でタスクの流れを見せる

Trello(トレロ)はカードとボードでタスクを並べるツールで、進行状況を目で追いやすい構成になっています。Slack用の公式アプリを追加すると、チャンネルからカードを作成できます。

メッセージの3つのドットアイコンからカード化すれば、依頼内容をそのまま持ち込めます。ボード側で更新があった際に、Slackへ通知を送る設定も可能です。

タスクをどちらに書いたのか迷いやすい点には注意が必要です。管理はTrello側に寄せ、Slackは通知と入力の窓口として使うと運用が安定します。

Asanaはプロジェクト全体の進捗を追いやすい

Asana(アサナ)はチーム向けのプロジェクト管理ツールで、担当と期限を割り当てたうえで全体の進み具合を追えます。公式アプリを追加し、チャンネルとプロジェクトを結び付けると、タスクの追加や完了のたびにSlackへ通知が届きます。

SlackのメッセージからAsanaのタスクを新規に作成することもできます。機能が多い分、通知量が増えやすい傾向があります。通知するイベントを完了時だけに絞る、通知専用のチャンネルを分けるなどの調整をしておくと、会話が埋もれません。

Todoistは個人の日次タスクを素早く登録できる

Todoist(トゥドゥイスト)は個人から小規模チーム向けのタスク管理アプリで、コマンド入力で素早くタスクを追加できます。公式アプリを追加すると、Slack上でコマンドを使ったタスク登録ができます。

メッセージのメニューからタスク化することも可能で、依頼を受けたその場で登録先へ送れます。プロジェクト全体の管理より、一人ひとりのやることを整理する用途に向いています。多人数での案件管理には物足りなさが出るため、規模に応じて他のツールと使い分けるとよいでしょう。

Notionはタスクと資料を同じ場所にまとめられる

Notion(ノーション)はドキュメントとデータベースを扱えるツールで、タスクに関連資料を紐づけて管理できます。公式アプリを追加すると、Slackのメッセージからタスクのページを作成できます。

Notion側でステータスが変わった際に、Slackへ通知を送る設定も可能です。自由度が高い分、最初にデータベースの設計が必要になります。テンプレートから始め、運用しながら項目を足していく進め方が現実的です。

参照:ツールの連携とタスクの自動化|Slack

Slack ToDo管理のメリット・デメリット

標準機能だけの運用と、外部ツールを連携した運用では、得られるものと引き換えになるものが異なります。前者はツールを増やさずに済む代わりに管理機能が限られ、後者は管理の幅が広がる代わりに運用の手数が増えます。

標準機能だけの運用は手軽さと機能の限界が表裏になる

標準機能での運用はSlackの中で完結するため、導入の手間がかからない点がメリットです。メリットと注意点を整理すると、次のようになります。

メリット
  • 別のアプリを開かずにタスクを登録できる
  • 追加の契約や設定をせずに始められる
注意点
  • 進捗レポートのような管理機能は用意されていない
  • タスクが他のメッセージに埋もれやすい

何をもって完了とするのかをチームで決めておかないと、対応済みかどうかの判断が人によってずれます。リアクションで完了を示すのか、ブックマークを解除するのか、運用の形を先に揃えておくと迷いが減ります。

外部ツール連携は管理の幅が広がる分だけ運用が複雑になる

外部ツールと連携すると、Slackだけでは扱えない期限の管理や進捗の可視化まで対応できます。こちらもメリットと注意点を並べます。

メリット
  • 担当と期限を明確にした管理ができる
  • 通知と登録はSlack側で完結する
注意点
  • ツールが増えるほど確認先が分かれる
  • 初期設定と権限の調整に手間がかかる

外部サービスとの連携は、社内の情報の扱いにも関わります。どのデータが外部に渡るのかを事前に確かめ、社内の規程に沿った範囲で設定を進めることが求められます。

参照:Slack で canvas を使用する|Slack

SlackでToDo管理する場合の注意点

SlackでのToDo管理には、履歴の制限や通知量など、運用を始めてから気づきやすい落とし穴があります。あらかじめ対処の方向を決めておくと、途中で管理が止まる事態を避けられます。

フリープランでは90日より前のタスクを追えない

フリープランのワークスペースでは、90日を過ぎたメッセージとファイルが表示されなくなります。長期のタスクをSlack上のメッセージだけで管理していると、数か月前のやり取りを確認できなくなります。

さらに1年以上経過したデータは削除されるため、あとから有料プランへ切り替えても戻せません。対処としては、有料プランへの移行を検討するか、期限の長いタスクを別の場所へ控えておく方法があります。契約を変えない場合は、90日を目安に書き出しておくと安心です。

リマインダーの日時は英語で入力する

リマインダーの内容は日本語で書けますが、日時の指定は英語の形式で入力します。「明日10時」と日本語で書いても読み取ってもらえないため、tomorrow at 10am のように指定します。

繰り返しは every Monday のように書き、日単位までの設定に対応しています。タイムゾーンはワークスペースやユーザーの設定に従うため、海外のメンバーと同じチャンネルを使う場合は、相手側で何時に届くのかを確かめておきましょう。

通知が増えすぎるとタスクが埋もれやすい

外部ツールの通知を細かく設定すると、チャンネルが通知で埋まり、肝心の会話が流れてしまいます。更新のたびに通知を飛ばす設定にしていると、通知量はタスク数に比例して増えていきます。

会話とタスク通知が同じチャンネルに混ざると、どちらも見落とされやすくなります。通知専用のチャンネルを用意して集約する、通知するイベントを完了時などに絞るといった調整で防げます。各メンバーが通知専用チャンネルをミュートし、必要なときだけ確認する運用も取り入れられます。

運用ルールがないとタスクの所在がわからなくなる

どこにタスクを書くのかが決まっていないと、依頼したつもりが伝わらない状態が生まれます。依頼を受けたらリアクションを付ける、完了したらチェックマークを付けるといった取り決めをチャンネルの説明欄に書いておくと、判断の基準が揃います。

外部ツールを新しく導入する場合は、使い方を共有する期間を設けておくとよいでしょう。ITに不慣れなメンバーがいる環境では、操作の少ない機能から始めるほうが定着しやすくなります。

参照:テレワークにおけるセキュリティ確保|総務省

SlackのToDo管理を無理なく続けるために

SlackでのToDo管理は、リマインダーで期限を知らせ、ブックマークやピン留め、canvasでやることを一覧化するところから始められます。担当者と期限まで管理したい段階になれば、有料プランのリスト機能や、TrelloやAsanaといった外部ツールとの連携が選択肢になります。

機能を増やすことよりも、どこにタスクを書き、何をもって完了とするのかをチームで揃えるほうが、定着には効いてきます。フリープランの履歴が90日で区切られる点をふまえ、扱うタスクの期間に合った運用の形を選んでいきましょう。

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