• 更新日 : 2023年11月1日

報連相とは?意味や重要性、できない理由と正しく行うコツについて解説

報連相とは?意味や重要性、できない理由と正しく行うコツについて解説

報連相とは、「報告」「連絡」「相談」の頭文字をとったビジネス用語です。この記事では、報連相の概要や目的、重要性、さらには例文などについて解説しています。また、報連相ができない社会人の原因や報連相の関連語なども取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

報連相とは?

ここでは報連相(ほうれんそう)とはどういう意味の言葉で、どういった目的で使用するのか解説します。会社でよく耳にする言葉であるため、社会人で報連相を知らない方は参考にしてください。

報連相(ほうれんそう)の意味

報連相とは「報告」「連絡」「相談」の頭文字をとった言葉です。

報告とは、自身が抱えているタスクや業務の進捗状況や結果を上司や同僚に伝えることです。また、連絡は、業務やスケジュールなどを他の社員に伝えることを指します。そして相談は、業務上での不明点や疑問点について先輩社員や上司からのアドバイスを求めることです。

上司や同僚への報連相は、日常的に行われるものであり、仕事をスムーズに進めるためにも非常に重要なものです。

報連相(ほうれんそう)の目的

報連相は、主に以下のような目的のもと行われます。

  • 業務の効率化
  • トラブルやミスの回避
  • 進捗状況の共有

報告・連絡・相談をこまめに行うことで、同僚との意思疎通が図れ、誰が何の業務を行っているのかが把握できます。それぞれの業務状況が把握できれば、仕事の割り振りやスケジュールの調整なども行いやすくなるため、結果的に業務の効率化につながります。

また、報連相はミスやトラブルによる被害拡大を回避するためにも役立ちます。例えば、ミスやトラブルが起こった時に、すぐに上司に報告し、対応策を相談すれば、被害が大きくなる前に適切な対策を打てるでしょう。

そのほかにも、報連相をすることで、周囲の人たちに自分のタスクの進捗状況を共有できます。もし進捗状況が芳しくないことを連絡できれば、サポートが得られるかもしれません。

報連相(ほうれんそう)の使い方、例文

報連相は会社内でも頻繁に使われる言葉です。「報告」「連絡」「相談」のそれぞれのシーンで使用できる例文をご紹介します。

「報告」

  • プロジェクトの進捗状況を報告いたします。現在スケジュール通り進行しており、○日に完了予定です。
  • 本日のスケジュールが予定よりも遅れているため、取り急ぎのご報告です。○時にはミーティングが終了する見込みです。

「連絡」

  • B課長にご連絡です。C社との商談ですが、スケジュールが延期となったのでご確認ください。
  • ○○システムメンテナンスについて連絡いたします。本日○時~×時まで○○システムにアクセスできなくなりますので、ご留意ください。

「相談」

  • プレゼンテーションの最終確認を兼ねて、ご相談したいことがあります。本日お時間を作っていただけますか?
  • お客さまから問い合わせがあり、対応方法について相談したいのですが、Dさんのご都合の良い日を教えていただけますか?

各単語で使うだけでなく「ビジネスにおいて報連相は基本なので、みなさんしっかりと行いましょう」というように、「報連相」の徹底を促す使い方をすることもあります。

社会人に報連相が重要な理由

ここではなぜ社会人に報連相が重要なのか、その理由を解説します。報連相の重要性がいまいちわからない方はぜひ参考にしてください。

全体の状況が把握でき業務効率が良い

先ほども触れたように、報連相をこまめに行うことは業務効率化につながります。例えば、プロジェクトメンバーがそれぞれ今どのような業務を抱えていて、進捗状況はどうなっているのかといったことを報告・連絡できれば、必要に応じてサポートができます。

進捗状況の共有ができていないと、周囲の人たちは業務請負がうまくいっているのかどうかわかりません。場合によっては締め切り直前になって進捗が芳しくないことがわかり、対応に追われることとなるかもしれません。

トラブルを未然に防ぐ、適切に対処できる

ミスやトラブルが起こった時に、すぐに連絡し、対応方法を相談できれば、スムーズに対応できるため、被害を最小限に抑えられます。また、普段から報告をこまめに行い、進捗状況を常に把握していれば、トラブルを未然に防ぐこともできるでしょう。

チームワークを円滑に進められる

チーム内で報連相を徹底することで、それぞれのタスクの進捗状況がわかります。そのため、手が空いているメンバーが進捗状況に応じたサポートをすることが可能です。

上司と部下の信頼感が高まる

部下から上司へタスクの進捗状況や仕事に関する相談を行うようになれば、上司の部下に対する信頼感が高まります。また、上司がこまめに部下に情報を報告し共有してくれれば、部下の上司に対する信頼感も高まるでしょう。このように報連相の実施は、上司と部下の信頼関係構築にも役立ちます。

報連相をしないとどうなるか

報告・連絡・相談ができていないと、ビジネスシーンにおいてさまざまな弊害が起こります。ここでは、報連相をしないとどうなるのか解説します。

進捗状況を把握できない

報連相ができていないと、タスクや業務の進捗状況が把握できません。進捗状況がわからないと、上司はサポートが必要なのか、納期までに間に合うのかといったことがわからないため、適切な対応が取れません。

重大なトラブルが起こる、対処が遅れる

報連相を怠っていると、トラブルが起こったときの対処が遅れる可能性があります。例えば、業務上でミスが起こったにもかかわらず、上司に怒られることを恐れて報告しなかったために対応が遅れるといったケースです。トラブル対応の遅れは他の社員や関係会社、取引先にも迷惑をかけることとなるため、避けなければなりません。

チームの連携が弱くなる

報連相ができていないと、チーム内でのコミュニケーションも少なくなってしまうため、チームの連携が弱くなる恐れがあります。例えば、スケジュール変更の連絡ができていない、進捗状況の報告ができていないために業務の調整ができないといったケースです。社員間でのコミュニケーションが取れておらず、連携が取れない状況だと、業務効率が低下する恐れがあります。

部下への信頼性を損なう原因になる

部下から上司への報告が不十分、上司から部下への連絡があまり行われていないといった状況では、お互いの信頼関係を築くことが難しくなります。信頼関係が築けないと、業務をスムーズに進めることも難しくなるでしょう。このような場合、上司が報連相をしづらい雰囲気を作っている可能性があります。

報連相を正しく行うコツやポイント

ここでは報連相を正しく行うコツを紹介します。ポイントを押さえて、正しく報告・連絡・相談を行いましょう。

客観的な事実を正確に伝える

報連相をする際は、客観的な事実を伝えることが大切です。よくありがちなのが、個人の感想や感情を交えながら伝えることです。しかし、このような伝え方は情報の客観性や信ぴょう性を損なう恐れがあるため注意しなければなりません。トラブルを報告するときなどは焦ってしまって、自分の気持ちが混じってしまうかもしれませんが、事実だけを正確に伝えるようにしましょう。

結論から簡潔に伝える

報連相をする際は、結論ファーストを心がけてください。これは、時間を無駄にしないためです。例えば上司に相談する場合、上司の時間を割いてもらうことになります。それにもかかわらず、なかなか本題に入らず時間ばかりがかかってしまうと、上司の時間を奪うことになるでしょう。「来週のA社との商談の資料の件で相談があります」など、結論から入り、その後必要な説明を追加する形が理想的です。

適切なタイミングで行う

報連相は適切なタイミングで行いましょう。ここでいう適切なタイミングとは、報告・連絡・相談する内容がタイムリーであるかどうかです。

例えば、ミーティングの時間が変更となった場合、変更が分かった時点で連絡するべきだといえます。元々のミーティング直前になっての連絡だとスケジュールの急な変更を迫られるなど、他の参加者に迷惑をかける恐れがあるでしょう。また、同様に納期の変更依頼が取引先からあった場合は、依頼を受けた段階で報告してください。

トラブルやミスは迅速に報告する

トラブルやミスが起こったときには、すぐに報告することが大切です。トラブルの報告が遅れると、被害が大きくなり取り返しがつかなくなる恐れがあります。被害を最小限に食い止めるためにも、トラブルやミスが起こったら迅速に報告しましょう。

相談や報告はメモを持参する

部下が上司に対して相談や報告をする際は、メモを持参することをおすすめします。相談の場合、上司や先輩社員からアドバイスをもらうこととなりますが、全て記憶しようとしても覚えきれない可能性があるでしょう。メモにアドバイスを書き記しておくことで後からでもアドバイスの内容を振り返れます。

また、報告する際は、焦って言葉が出てこないといったケースも考えられます。自分が伝えるべき内容をメモに書いておけば、スムーズに報告できるでしょう。

報連相がうまくできない原因

新入社員など、社会人歴が浅い人の中には報連相がうまくできない人が少なくありません。そこで、ここでは報連相がうまくできない原因について解説します。

必要性や重要性を理解できない

報連相がうまくできない原因の1つが、その必要性や重要性を理解できていないというものです。なぜ報連相を行うのか、どういったメリットがあるのかといったことがわからないために「わざわざ相手の時間を割いてもらってまで相談(報告・連絡)する必要はない」と考えてしまうケースもあるでしょう。

このような人は、自分の仕事のみに集中しており、自分の仕事が他の仕事とどのように関わっているのか、どういった影響を与えるのかを把握していない可能性があります。そのため、自分の仕事の立ち位置を把握させたうえで、報連相の重要性を説くことが大切です。

自分の業務で手いっぱい

抱えている業務が多いために、報連相をする余裕がなくなっているケースもあります。そのような場合、周囲の先輩社員や上司が声をかけ、報連相を促すことが大切です。

報連相の時間が惜しい

自分の仕事が忙しく、報連相をする時間すら惜しく感じているケースもあるでしょう。このようなケースでは、毎日のミーティングの中で進捗状況の報告や連絡などを行うようにするなど、別途報連相の時間を設ける必要がない仕組みを作ることがポイントです。そうすることで無理なく報連相ができるようになるでしょう。

報連相の関連語「おひたし」「かくれんぼう」とは?

ここでは、報連相の関連語である「おひたし」と「かくれんぼう」について解説します。どういった意味でどういった場面で使用されるのか知りたい方は参考にしてください。

「おひたし」とは?

「おひたし」とは、以下の言葉の頭文字をとったビジネス用語です。

  • お:怒らない
  • ひ:否定しない
  • た:助ける
  • し:指示する

報連相は、部下が持つべき心得であるのに対して、おひたしは、先輩社員や上司が持つべき心得となっています。部下に対して怒らず、否定せず、必要に応じて助け、適切な指示を出すことが求められます。

「かくれんぼう」とは?

かくれんぼうは、以下の言葉の頭文字をとったビジネス用語です。

  • かく:確認
  • れん:連絡
  • ぼう:報告

報連相との違いは「報告」が「確認」になっている点のみです。報連相は部下から上司への情報共有がメインでした。この場合、例えば部下は報告や相談を行い、それに対する答えは上司が考えることとなります。

一方のかくれんぼうでは、部下が上司に対して提案を行い、上司はそれを「確認」したうえで問題なければ承認する形を取ります。そのため、報連相よりも、社員の自主性を高められるでしょう。

ビジネスをスムーズにしてくれる報連相

報連相は報告・連絡・相談の頭文字をとったビジネス用語です。報連相を実施することで、業務効率化を測れるだけでなく、トラブルやミスへの迅速な対応が可能となります。

報連相を行う際は、結論から先に伝えることや適切なタイミングで行うことなどがポイントです。今回の内容を参考に、報連相を実践し


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