• 更新日 : 2024年1月29日

共有フォルダにアクセスできない理由と対処法は?(Windows10)

共有フォルダにアクセスできない理由と対処法は?(Windows10)

Windowsの共有フォルダは、データの受取やファイルの引渡しなどができる便利な機能です。しかし、突然「アクセスが拒否されました」などのエラーメッセージが表示され、共有フォルダにアクセスできない状態に陥ってしまうケースも少なくありません。

この記事では、Windows10の共有フォルダにアクセスできない理由や対処法とともに相談先についても紹介します。

共有フォルダとは?

共有フォルダとは、複数のユーザーがネットワーク上でファイルや情報を共有するために使われるフォルダのことです。

共有フォルダを活用することで、個人間でのファイル共有や、会社の部署内などでのデータ共有を円滑に行えるようになります。

共有フォルダの利用例

共有フォルダが用いられる主なケースは「NASの利用」「Windows PCの標準機能」「クラウドストレージ」の3つです。

  • NASの利用

    NAS(Network Attached Storage)は、ネットワーク接続されたストレージ装置です。

    ネットワーク経由で複数の端末からデータにアクセスが可能となり、主に家庭や企業内で使用されます。

  • Windows PCの標準機能

    Windown PCには、共有フォルダを作成できる機能が標準装備されています。

  • 共有フォルダを作成してパスワードを設定しておけば、パスワードを知っている人だけが共有フォルダにアクセスすることが可能です。

  • クラウドストレージ

    クラウドストレージは、インターネット上にデータを保存できるサービスです。

    データ共有が簡単に行えるため、チームでの利用も可能です。

共有フォルダにアクセスできない時のエラーメッセージ例

共有フォルダにアクセスできない場合は、以下のようなエラーメッセージが表示されます。

  • アクセスが拒否されました。このフォルダにアクセスする権限がありません。
  • アクセスできません。このネットワークリソースを使用するアクセス許可がない可能性があります。
  • アクセス許可があるかどうかこのサーバーの管理人に問い合わせてください
  • ユーザー名またはパスワードが正しくありません
  • ネットワークパスが見つかりません
  • エラーを特定できません
  • ¥¥ファイルサーバーにアクセスできません
  • ¥¥192.168.にアクセスできません

上記のようなメッセージが表示される場合は、操作や作業を控え、プロの専門家・復旧業者に相談することをおすすめします。

エラーメッセージが表示された状態のままでパソコンを使い続けようとすると、共有フォルダに保存しているデータが消失するような事態になりかねません。

共有フォルダにアクセスできない原因

共有フォルダにアクセスできない原因には、主に以下の7つが挙げられます。

  1. ネットワーク設定の問題
  2. 共有設定が無効になっている
  3. 資格情報の問題
  4. パスワード設定の問題
  5. アクセス権の問題
  6. 共有先のパソコンに問題がある
  7. NASが故障している

原因によって表示されるエラーメッセージも異なるため、どのようなエラーが発生しているかを確認してから対処しなければなりません。

共有フォルダにアクセスできない時の対処法

共有フォルダにアクセスできない時の対処法を解説します。原因を特定し、問題点を改善しましょう。

PCを再起動する

まずはPCを再起動してみましょう。PCに不具合が起きている場合、再起動することで問題が解消されることがあります。

他のデバイスから確認する

同じネットワークにつながっているスマートフォンやタブレットなどがあれば、他のデバイスからアクセスできるか確認してみましょう。

他のデバイスからアクセスできれば、共有フォルダにアクセスできなかったパソコンに原因がある可能性が高いです。

ネットワーク設定を再確認する

ネットワーク設定が「プライベートネットワーク」ではなく「パブリックネットワーク」になっていると、共有フォルダにアクセスができません。

以下の手順で、ネットワーク設定の確認を行いましょう。

  1.  Windowsマークを右クリックして「設定」を選択
  2.  「ネットワークとインターネット」をクリック
  3.  有線接続の場合は「イーサネット」無線接続の場合は「Wi-Fi」をクリックし、「利用しているネットワーク」を開く
  4.  ネットワークプロフィールの「プライベート」を選択する

パブリックネットワーク設定になっていた場合は、ネットワーク設定を変更したあと、共有フォルダにアクセスできるようになっているかを確認してください。

ファイル共有の詳細設定を見直す

ファイル共有の詳細設定画面で「ネットワーク検索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」の項目がオフになっている場合は、共有フォルダにアクセスできません。

以下の手順でファイル共有の詳細設定を見直してください。

  1. Windowsマークを右クリックして「ネットワーク接続」を選択
  2. 「ネットワークと共有センター」をクリックして「共有の詳細設定」を選択
  3. (現在のプロファイル)と書かれた設定を開く
  4. 「ネットワーク検索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」をオンにする

また、共有フォルダにアクセスするパソコンも「ネットワーク検索を有効にする」をオンにしておく必要があります。

パスワード設定を見直す

ファイル共有をするパソコンの設定で「パスワード保護共有を有効にする」がオンになっている場合は、パスワード設定を行う必要があります。

パスワード設定の変更方法は以下のとおりです。

  1. Windowsマークを右クリックして「設定」を選択
  2. 「アカウント」をクリック
  3. 「サインインオプション」をクリック
  4. 「パスワード」をクリックして「変更」を選択
  5. パスワードを設定する

パスワード設定が完了したら、共有ファイルにアクセスできるかを確認してください。

Windows資格情報を再設定する

Windowsのアップデート後、共有フォルダにアクセスできなくなることがあるため、以下の手順で資格情報に不具合が生じていないかを確認してください。

  1. 「スタート」をクリックして「Windowsシステムツール」から「コントロールパネル」を選択
  2. 「ユーザーアカウント」をクリックして「資格情報マネージャー」から「Windows資格情報の管理」を選択
  3. 「Windows資格情報」から共有フォルダのIPアドレスかホスト名をクリックし「削除」を選択
  4. 「Windows資格情報の追加」をクリック
  5. 共有フォルダのホスト名またはIPアドレスとユーザー名、パスワードを入力

共有フォルダのアクセス権限を設定する

共有フォルダのアクセス権限が正しく設定されていないと、共有フォルダにアクセスできません。以下の手順で設定を行いましょう。

  1. 共有フォルダを右クリックして「プロパティ」を選択
  2. 共有タブの「共有」をクリック
  3. 一覧に「Everyone」が表示されている場合には「Everyone」を選択して削除
  4. 一覧に存在しない場合は「共有を許可するユーザー」クリックして「追加」を選択
  5. アクセス権を設定してOKをクリック

共有フォルダにアクセスできない時にやってはいけないこと

共有フォルダにアクセスできない時の注意点を見ていきましょう。下記のようなことを行うと、機器の状態が悪化してしまう可能性があります。

電源の入/切や再起動を繰り返す

電源のオン・オフを繰り返す行為は、機器に大きな負担を与え、故障の症状が悪化する可能性があります。再起動を繰り返すことは控えましょう。

HDDの取り出しや交換

HDDの取り出しや交換はデータ破損につながり、取り返しのつかない状態に陥る恐れがあります。データの復旧が難しくなるため、十分な知識を持たない場合、実施しないことが賢明です。

復旧ソフトの利用

データ復旧ソフトで対処できるのは、軽度の論理障害のみに限られています。

安易に復旧ソフトを使ってしまうと、復旧可能だった状態が復旧不可能な状況に陥ることもめずらしくありません。復旧ソフトの利用は避けたほうがよいでしょう。

共有フォルダにアクセスできない時の相談先

ネットワークやパソコンの設定を見直しても症状が改善されない場合、機器に不具合が起きている可能性が高いです。そのような場合は、下記に紹介する相談先へ問い合わせることをおすすめします。

メーカーや購入店に相談する

共有フォルダのデータは不要で、すぐに使えるように修理だけ行いたい方は、メーカーや購入店への相談を検討しましょう。

メーカー修理に出した場合、故障した箇所の部品交換を行うため、保存されているデータは保証されません。共有フォルダに重要なデータが保存されているようであれば、データ復旧業者の無料相談を活用したほうがよいでしょう。

データ復旧業者へ相談する

共有フォルダに重要なデータが保存されており、データが無くなると困る方はデータ復旧業者への相談をおすすめします。

データ復旧業者は、メーカー修理では対応できないデータ復旧が可能となっており、リスクを最小限に抑えられます。

データ復旧業者を選ぶ際は、復旧実績や対応の早さ、セキュリティ管理などの項目を満たしている業者に依頼すると安心でしょう。

共有フォルダにアクセスできない理由と対処法まとめ

この記事では、Windows10の共有フォルダにアクセスできない理由や対処法とあわせて相談先についても紹介しました。

ファイル共有ができない場合は、エラーメッセージを確認し、エラーの原因にあわせた対処法を実施しましょう。

少しでも悩んだり困ったりした時は、購入店やデータ復旧業者への相談をおすすめします。プロの専門家に頼れば、原因特定や対処への労力が軽減され、後悔する結果につながることを防げます。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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