- 更新日 : 2026年3月18日
DeepL翻訳は何がすごい?アプリの活用術やGoogle翻訳との違いを解説
DeepL(ディープエル)翻訳とは、ドイツ・ケルンの企業DeepL SEによって作り出された翻訳ツールです。2017年にサービスを開始して以来、高い翻訳精度により多くのユーザーに支持されてきました。DeepL翻訳は何がスゴいのか、また無料版と有料版の違い、Google翻訳との違いについて解説します。
目次
DeepL翻訳とは?
DeepL(ディープエル)翻訳は、ドイツ・ケルンの企業DeepL SEが開発した翻訳ツールです。高精度かつニュアンスを読み取る翻訳が特徴です。
DeepLは、英語だけでなく31(2023年1月時点)の言語に対応しています。コピー&ペーストでWebサイトの文章も翻訳できるため、翻訳サイトのひとつとして、また、英語翻訳アプリ・多言語翻訳アプリとしても活用できます。
DeepL翻訳は何がスゴい?特徴を紹介
英語の和訳、日本語からフランス語など、複数の言語に対応する翻訳アプリは多数あります。どの翻訳アプリ・翻訳ツールを利用するか迷ったときは、それぞれの特徴に注目し、使い分けることがおすすめです。
DeepL翻訳には、次の特徴があります。
- 精度が高く自然な翻訳
- PDFなどの文書ファイルを自動翻訳
- 口語表現や方言も対応
- ニュアンスを含んだ翻訳もこなす
- 翻訳支援(CAT)ツールへの組み込み可能
それぞれの特徴について見ていきましょう。
精度が高く自然な翻訳
DeepL翻訳は、最先端のAI技術で高精度の翻訳を実現しました。また、翻訳精度だけでなく翻訳文のクオリティにもこだわり、自然な文章に仕上げています。
また2020年と2021年には、特殊な業界のみで使用される専門用語に対応したモデルも発表しました。これにより、さらに文章の意味を正確に伝えることが可能になっています。
PDFなどの文書ファイルを自動翻訳
DeepL翻訳の特徴として、使いやすさも挙げられます。たとえば、PDFなどの文書ファイルなら、そのまま読み込んで自動翻訳できるため、貼り付けなおす必要がありません。翻訳後もファイルの形式が維持されるため、そのまま活用できます。
またPowerPointやWordも、そのまま読み込んで翻訳できます。翻訳後の文章編集や異なる種類のファイルの翻訳も可能です。
口語表現や方言も対応
DeepL翻訳は多言語対応に加え、口語表現や方言にも対応しています。もし登録されていない言葉でも、訳し方をルールとして登録すれば、次回以降はルールが適用されて適切な訳し方が可能です。
また敬称と親称のある言語の場合は、自動的に切り替えて訳せます。たとえば、ドイツ語・フランス語・オランダ語・イタリア語・ロシア語・スペイン語などの言語には、敬称と親称がありますが、DeepL翻訳なら適切に使い分けて、文章のニュアンスを正確に表現できます。
ニュアンスを含んだ翻訳もこなす
DeepL翻訳には、細かなニュアンスを汲み取るニューラルネットワークが搭載されています。
またDeepL翻訳では、翻訳サービス名を伏せ、プロの翻訳者が翻訳文の精度をチェックするブラインドテストを定期的に実施しています。その結果、プロの翻訳者にも選ばれるクオリティであることが証明されてきました。
翻訳支援(CAT)ツールへの組み込み可能
翻訳支援(CAT)ツールからDeepL翻訳にアクセスすると、テキストの元のフォーマットを維持できるようになるなどのメリットがあります。またTrados StudioやmemoQ、Across といった主要なツールへの組み込みも可能です。
DeepL翻訳とGoogle翻訳との違い
DeepLは31の言語に対応している翻訳ツールです。対応言語は主にヨーロッパ系で、ドイツ語やフランス語、オランダ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語などの翻訳に活用できます。一方、Google翻訳は133(2023年5月時点)の言語に対応可能なツールです。とくに地域の偏りはなく、ヨーロッパ系の言語やアジア系、アフリカ系などに言語を網羅しています。
またDeepLは、より自然な言葉に訳される傾向にあります。たとえば日本語に翻訳する場合であれば、あえて指定された言語に訳さず、カタカナや元言語をそのまま使用することで、より自然な言葉に仕上げることが可能です。
DeepLのプラン~有料版と無料版~
DeepLには、3つの有料版(Starter・Advanced・Ultimate)と、無料版(DeepL Translator)があります。各プランの特徴については以下をご覧ください。
| DeepL Translator | Starter | Advanced | Ultimate | |
|---|---|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 1,000円(※1) | 3,167円(※1) | 6,250円(※1) |
| 文字数 | 1,500文字まで | 上限なし | 上限なし | 上限なし |
| ファイル数 | 3まで(※2) | 5まで(※2) | 20まで(※2) | 100まで(※2) |
| 最大ファイルサイズ | 5MB | 10MB | 20MB | 20MB |
| ファイル編集 | 不可 | 可 | 可 | 可 |
| 登録用語集 | 1つまで | 1つまで | 2,000まで | 2,000まで |
| 登録単語数 | 10ペアまで | 5,000ペアまで | 各用語集に5,000ペアまで | 各用語集に5,000ペアまで |
| CATツールの組み込み | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
| 無料お試し | ー | 30日間 | 30日間 | なし |
※1 年払いを選択した場合のユーザー1名あたりの月額料金
※2 1か月あたりの上限数。有料版は1か月1人あたりの上限数
翻訳精度を確認したい方は、まずはDeepL Translatorから始めましょう。実際に単語を登録して使ってみたいときは、無料登録をしてStarterかAdvancedをお試しください。
ビジネスでのDeepLの活用術
有料版のDeepLはグループでの作業に対応していることから、ビジネスや学術などのシーンで利用されることが想定されていると考えられます。主にビジネスでどのように活用できるか、いくつかの例を紹介します。
海外の取引先とのメール翻訳
海外の取引先とメールでやり取りするときに、DeepLを活用できます。元のファイル形式を維持できるため、文字化けしにくい点もメリットです。
また、細かなニュアンスを伝えられるのもメールでのやり取りに役立ちます。やり取りに用いる単語を登録できるため、メールを繰り返すほどに翻訳精度が高まるでしょう。
輸入商品の説明書翻訳
輸入する商品の説明書を翻訳するときにも、DeepLを活用できます。適切な翻訳文を商品につけて販売することで、国内販売時のトラブル回避に有用です。
輸出商品の説明書翻訳
輸出する商品の説明書も、DeepLで翻訳できます。複数言語への翻訳が可能なため、輸出先のさまざまな言語に対応できます。海外販売時のトラブル回避のためにも、ニュアンスまで翻訳できるツールを活用しましょう。
DeepL翻訳で言語の壁を取り払おう
DeepL翻訳は、言語の壁のない世界を実現するためのツールです。高度なAI技術を搭載したツールでナチュラルな翻訳を特徴としていますが、業界でのみ使用される言葉などの独自ルールを組み込むと、よりナチュラルな翻訳が可能になります。
主にヨーロッパ系の言語向けですが、将来的にはさらに対応言語が増えると予想されます。ビジネスはもちろん、プライベートでもぜひ使いこなしてください。
システム乱立を解消するためのステップとは?
多くの企業がバックオフィス業務効率化のため多様なクラウドシステムを導入するも、「便利なはずが非効率」という現実に直面しています。
その原因は、勤怠や経費など「部分最適」なシステム導入による乱立です。システム同士がつながらず、データの手入力やExcelでの突き合わせ作業が常態化。
これは「見えないコスト」を増やし、業務フローを複雑化させ、現場の負担を増大させます。システム乱立のリスクを整理し、業務アセスメントによる根本解決策をご紹介するホワイトペーパーを用意していますので、ぜひお気軽にご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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