- 更新日 : 2024年10月17日
Dojo(ドージョー)とは?使い方や料金、他のマニュアル作成との違いを解説
Dojo(ドージョー)とは、高品質なマニュアルを自動的に作成するマニュアル作成ツールです。操作画面から画面キャプチャーを行いマニュアル作成できたり、操作説明文を自動生成できたりします。
社内においては、プロジェクト管理やFAQサイト運営に活用可能です。本記事では、Dojoの概要や機能、メリット・デメリットを解説します。
目次
Dojo(ドージョー)とは?
Dojoは、株式会社テンダが提供する、誰でも簡単に高品質なマニュアルを作成できるツールです。アプリやシステムを操作するだけで、操作内容や種類を自動で文章化してくれます。1から文章を入力する手間が省け、迅速にマニュアル作成が可能です。
eラーニング対応のマニュアル作成ツール
Dojoでは、eラーニングコンテンツの作成やテストの実施、システムを疑似体験するシミュレーションコンテンツの作成も可能です。
そのため、自社に最適な教育プログラムを作成し、オンラインで効率的に社員教育を進められます。遠隔地の社員でも一貫した教育を受けられるのが魅力です。
マニュアル作成ツールとは?
マニュアル作成ツールとは、マニュアル作成において操作画面の取得や文言の作成を自動で行うツールです。
業務手順書や動画のマニュアルはもちろん、eラーニングコンテンツや操作シミュレーションコンテンツも簡単に作成できます。
さまざまな形式のマニュアルを迅速に作れるでしょう。
Dojo(ドージョー)の機能・特徴
Dojoの機能として、作成したテキストや図形を使ってマニュアルを作成できる点が挙げられます。WordやExcelなどへの出力や紙媒体での印刷も可能です。
そのほかにも、説明文を自動で入力してくれる便利な機能もあります。時間のかかる手動での文章作成を大幅に削減できるため、マニュアルをスピーディーに作成できるでしょう。
マニュアル作成
Dojoでは、画像に加えて、手動で入力した説明文や自動生成されたテキスト、図形などを用いてマニュアルを作成できます。作成したマニュアルは編集が可能で、紙媒体として印刷やデジタルコンテンツとして出力もできます。
このように、さまざまな形式でマニュアルを提供できるのが特徴です。
画面キャプチャーの自動保存
Dojoでは、キーボードのキー入力やマウスのクリック操作を行った際に、システム画面を自動的に画像として保存し、操作手順を文書化できます。
この機能により、手順の記録が格段に簡単になり、マニュアル作成の手間を大幅に軽減できます。
操作説明文の自動作成
Dojoでは、アプリケーション内で、クリックやキーボードのキー入力を行うと、その操作の種類や内容が自動的に識別され、説明文として保存されます。
これにより、手動で説明文を作成する手間が省け、効率的にマニュアル作成が可能です。
マスキング・モザイク
マニュアル作成時に、重要な情報を隠す機能も備わっています。
アプリケーションを操作して自動的にキャプチャーを取得する際に、ログイン画面の情報や不要な部分が含まれる場合があります。このような場合、キャプチャー画像の任意の部分にモザイクをかけて情報を隠したり、不要な部分をマスキングしたりすることが可能です。
PowerPointの取り込み
Dojoでは、PowerPointを取り込めるため、既存の資料を活用しやすくなります。
スライドをオブジェクトとして取り込みDojoで編集可能な状態にする方法と、スライドを画像に変換して背景画像として取り込む方法の2つから選べます。
Dojo(ドージョー)を利用するメリット・デメリット
Dojoを利用するメリットは、本来は手作業で行っていた画面キャプチャーが自動で取得できる点です。操作説明文もテキストで作成してくれるので、マニュアル作成の手間を大幅に減らせます。
デメリットは、導入に初期費用がかかることですが、長期的に見るとマニュアル作成を自動化できるため、人件費の削減につながるでしょう。
Dojo(ドージョー)を利用するメリット
Dojoを利用するメリットは、アプリケーションやシステムを使うだけで、画面キャプチャーが自動で取得される点です。また、操作説明文も自動でテキストとして保存されるため、文章を作成する手間が省けるでしょう。
これにより、マニュアル作成にかかる工数を大幅に削減でき、業務効率が大きく向上します。
Dojo(ドージョー)を利用するデメリット
Dojo(ドージョー)の導入には初期費用が伴う点がデメリットです。しかし、マニュアル作成に必要な時間が大幅に削減されるため、長期的に見れば人件費の節約につながる可能性があります。
そのため、導入にあたっては「自社にとって本当に必要な機能を備えているか」を慎重に検討することが重要です。
Dojo(ドージョー)の使い方
Dojoは、マニュアル作成において多種多様な使い方がされます。例えば、アプリを操作するだけでキャプチャーを取得する方法です。キャプチャーを取得した後は、説明文を自動作成してくれる便利な使い方ができます。
その後は、ExcelやWordなどに出力できるため、活用してみてください。
本項では、Dojoの使い方について詳しく解説します。
キャプチャーを取得する
Dojoでは、アプリを操作するだけで自動的にキャプチャーを取得できます。まず、マニュアルを作成するアプリを選択し、次にキャプチャーの取得範囲を設定してください。
設定できる範囲は、下記のようになります。
- アプリケーションウィンドウ
- アクティブウィンドウ
- フルスクリーン
条件を設定したら、キャプチャー取得を開始します。
説明文を自動作成する
キャプチャーを取得したあとは、説明文を自動作成できます。
編集画面が開き、自動的に操作手順が画面左側のステップウィンドウに表示されます。また、説明文は事前に定型文として設定が可能です。
これにより、定型文をベースに自社固有の情報を追加でき、実際の業務に即したマニュアルを効率的に作成できます。
コンテンツを出力する
Dojoでは、作成したコンテンツを以下のようにさまざまな形式で出力できます。
- Excel
- Word
- PowerPoint
- SharePoint
- HTML
- HTML5D
- HTML
- MP4
- AVI
出力する際は、編集画面から「ジェネレート」(出力)ボタンをクリックすると、ジェネレートメニューが表示されます。
そこで、作成したい形式を選び、詳細設定を行うと、希望する形式でコンテンツの出力ができます。
社内でのDojo(ドージョー)の活用例
Dojoは、会社内でさまざまな使われ方ができます。例えば、プロジェクトを円滑に進めるためのマニュアル作成です。エンジニア向けのマニュアル作成に利用された事例があります。
そのほかにも効果的な学習環境を構築するために、eラーニングのコンテンツ作成に使用した企業もあります。
本項では、Dojoの活用例について解説するため、導入の参考にしてください。
プロジェクト管理
プロジェクト管理を円滑に進めるためには、マニュアルの作成が重要です。マニュアルがあると、運用をスムーズに進められるためです。
Dojoを使えば、エンジニア向けにわかりやすい操作マニュアルを効率的に作成できます。
また、PCの画面遷移があっても問題なくマニュアルに反映できるため、正確なドキュメントを提供できます。
eラーニングコンテンツ作成
Dojoを利用すると、効率的なeラーニングコンテンツの提供が可能です。これにより、従業員が業務の合間に、オンラインで学習を進められます。
さらに、管理者は管理画面を通じて受講履歴や学習進捗を確認できるため、効果的な学習環境の構築が可能になります。
また、Dojoにはテスト機能や、システムやアプリケーションの操作を疑似体験できるシミュレーションコンテンツを作成する機能も備わっており、実践に近い形での学習が可能です。
FAQサイト運営
コールセンターを中心にFAQサイトを運営する際に、Dojoが活用できます。、リッチコンテンツの作成が簡単になり、応対品質の向上につながります。
通常のパソコン操作を行うだけで、画像の自動取得や文言の作成が可能です。自由度の高い編集を通じて、手間をかけずにマニュアルやeラーニングコンテンツを作成できます。
FAQサイトにおける情報提供の質を高めて、利用者の満足度を向上させる効果が期待できるでしょう。
Dojo(ドージョー)の料金プラン
Dojoの料金プランは、ライセンスの数やオプション内容により金額が変動します。価格形態は以下のとおりです。
ライセンス価格(初年度)+オプション価格+年間保守・サポート
また、まとめて契約するとお得なパッケージ契約が用意されており、買い切りライセンスのため追加費用は発生しません。
Dojoの初期費用は大きいですが、マニュアル作成を効率化できコスト削減になるため、将来的に費用を回収できるでしょう。
Dojo(ドージョー)を利用する際の注意点
Dojoを利用する際に大規模なマニュアルを作成する場合、データ量が多くなることで動作が不安定になる可能性があります。そのため、定期的な保存とバックアップをしましょう。
また、DojoにはAIマニュアル診断などの追加サービスがありますが、保守契約を結んでいるユーザーのみが対象です。利用回数には制限が設けられており、制限を超えると追加料金が発生する場合があるため注意してください。
利用回数を確認しながら、必要に応じて追加契約を検討することが重要です。
Dojo(ドージョー)と他のマニュアル作成ツールとの違い
Dojo以外にもマニュアル作成ツールがありますが、それぞれの特徴が異なります。本項では、Dojoと以下のマニュアル作成ツールとの違いを解説します。
- NotePM
- COCOMITE
- Teachme Biz
設定や使いやすさ、共有機能などの特徴や違いについて解説するため、マニュアル作成ツール選びの参考にしてください。
NotePM(ノートピーエム)
Dojoはマニュアル作成に強みがあり、NotePMは情報を蓄積・共有する点に良さがあります。
Dojoは操作手順を追うだけで自動的にマニュアルが作成されるツールです。ユーザーは複雑な設定や専門知識なしにマニュアルを作成できます。
一方で、NotePMは社内のマニュアルや業務のノウハウなど、さまざまなナレッジ情報を蓄積し共有するのに適したツールです。
特に、NotePMは、SlackやChatworkといったコミュニケーションツールとの連携機能が充実しており、チーム内の情報共有をスムーズに行える点が特徴です。
COCOMITE(ココミテ)
Dojoは画像の取り込み機能を有しており、COCOMITEはマルチデバイスで簡単に作成できる点に違いがあります。
Dojoは、マニュアル作成時に素材画像を取り込む機能を提供しています。この機能により、視覚的な要素を取り入れたマニュアル作成が可能です。視覚情報を加えると、内容を深く理解できるでしょう。
一方、COCOMITEは、マルチデバイス対応のわかりやすいマニュアルを簡単に作成できるツールです。レイアウトに従って操作するだけで、自動的にさまざまなデバイスに最適化されたマニュアルが作成されます。
オンラインマニュアル作成・運用サービス COCOMITE(ココミテ) | コニカミノルタ
Teachme Biz(ティーチミービズ)
Dojoは、マニュアルの自動作成に強みがあり、Teachme Bizは、視覚的にわかりやすくマニュアル作成を行えます。
Dojoでは、特定のアプリケーションを操作すると、マニュアルが自動的に生成されます。これにより、利用者は複雑な操作や手順を記録する手間を省けるでしょう。
一方、Teachme Bizは、各手順をステップバイステップで視覚的に表現するなど、マニュアルを明確かつ見やすく作成できます。これにより、内容の変更や更新が生じた場合でも、容易に対応ができます。
Dojoを活用して、高品質なマニュアルを作成しよう
Dojoとは、誰でも高品質なマニュアルを作成可能なマニュアル作成ツールです。説明文を自動生成してくれたり、画面キャプチャーを自動保存してくれたりします。
Dojo作成は、コストがかかるのがデメリットですが、作成工数を大幅に削減でき、人件費削減につなげられるので、ぜひ利用してみてください。
Dojoを活用して、高品質なマニュアルを手軽に作成しましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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