• 更新日 : 2024年12月12日

研修のアジェンダとは?類語との違いや作り方・無料テンプレート

研修のアジェンダは、開催日時や目的、スケジュールなどをまとめた資料です。アジェンダを事前に配布することで、参加メンバーに目的を理解してもらい、意義のある研修を開催できるようになります。しかし、会議のアジェンダ作成を担当することはあっても、研修のアジェンダを作った経験がない方もいるでしょう。

当記事では、研修アジェンダの意味や類似する言葉との違い、研修アジェンダの作り方について解説します。

研修アジェンダの無料テンプレート

研修を円滑に進めるにはアジェンダが必須です。「アジェンダの書き方が分からない」「コア業務に専念したい」という場合は、無料のテンプレートを活用するとスムーズです。必要な記載項目が載っているので、情報を埋めるだけで簡単に研修アジェンダが完成します。

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研修のアジェンダとは?どのような意味?

研修におけるアジェンダとは、開催方法や目的、スケジュールなどを社員向けにまとめた資料のことです。「アジェンダ(agenda)」は英語で「予定表」を意味することから、ビジネスシーンにおいては進行表を意味します。研修に限らず、会議でもアジェンダを用意することがあります。

研修のアジェンダを作成した際は、参加者に事前通知するのが一般的です。参加者にあらかじめ研修の内容を知ってもらうことが目的なので、スタート時に配布することは原則ありません。当日はアジェンダの記載項目に沿って研修を実施します。

アジェンダとレジュメ・議題の違い

アジェンダと似た言葉には「レジュメ」「議題」が挙げられますが、それぞれ厳密には意味が異なるので、使い分けに注意しましょう。

  • レジュメ

会議やプレゼンなどの内容を要約した資料。「レジュメ(résumé)」はフランス語で「要約」を意味し、実施内容の重要点をまとめたものがレジュメと呼ばれます。

  • 議題

会議などで議論する具体的な題目。「売上に関する中間報告」「新たなセキュリティ対策の検討」など、会議で話し合うテーマのことが議題となります。

研修にアジェンダが必要な理由

研修前にアジェンダを共有することによって、参加者は必要性を理解した上で研修に臨めるようになります。参加者が研修の目的を把握していない場合、参加する意義を見出せず、「何の意味があるのか」と疑問を抱きながら研修を受けかねません。そのため、事前に目的や必要性を発信することは、研修の効果を高める上で重要です。

また、アジェンダには研修の詳細なスケジュールや研修資料、準備物も掲載します。あらかじめ研修資料に一度目を通すよう指示をすれば、研修内容を予習した状態で参加させることも可能です。研修を滞りなく進行するだけでなく、学習効果を高めるためにも、アジェンダは必要と言えるでしょう。

研修のアジェンダの作り方

研修のアジェンダには基本的な構成があります。自分で作成する際は、ここから紹介する必要事項を最低限載せましょう。アジェンダを作る時間がない場合は、テンプレートの活用がおすすめです。

研修タイトル

まず研修タイトルを記載します。タイトルは、キャッチーな言葉を使いながらも、研修内容を一目で理解できるものにしましょう。これにより、研修に対する興味関心を引き、参加意欲を高めることができます。カリキュラムを分かりやすく噛み砕いた印象的な言葉、研修で得られる具体的なスキルや知識を、キーワードとして入れ込みましょう。

開催日時・開催場所・対象者

いつ・どこで・誰に研修を行うのか記載します。開催日時は、多くの人が無理なく参加できるよう、企業の年間計画や繁忙期を考慮した上で決めます。開催場所の候補には社内の会議室や貸し会議室、ホテルなどがありますが、研修に必要な機材や参加者の年齢層などを踏まえて選ぶとよいでしょう。参加対象者は、研修内容に合わせて検討します。

研修目的

何のために研修を行うのか、研修の目的も明確にします。研修における目的とは、端的に説明すると「参加者が研修で得た知見をもとに行動を変革し、現場で生かすこと」です。研修目的をうまく言い表せない場合は、「研修後の参加者にどのように行動してもらいたいのか」という目標も設定すれば、自ずと明らかになるでしょう。

研修スケジュール

研修期間が短すぎると参加者が十分に学べず、反対に長すぎるとモチベーションが下がる恐れがあるため、研修内容や目的を踏まえて適切な研修スケジュールを決定する必要があります。講師によるセミナーなどの社外研修と社内研修を組み合わせる場合は、それぞれで日程を分けると慌ただしさが軽減します。

研修資料

研修時に使う資料を列挙します。この項目は、研修資料を印刷して配布する場合、全員に同じ資料が行き届いたかを確認するのにも活用できます。事前に目を通してほしい部分があれば、具体的なページ数を提示し、「事前にご確認ください」などの一文を載せましょう。

問い合わせ先

研修やアジェンダに関する問い合わせ先を記載します。部署や氏名のほか、メールアドレスや電話番号などの連絡先も載せましょう。

アジェンダを通して確かな効果のある研修に

研修のアジェンダは、開催する日程や場所の周知だけでなく、参加者の学習意欲や教育効果を高める効果も期待できます。研修を企画した際はアジェンダを作成し、前もって参加者に配布しましょう。

研修のアジェンダは、参加に伴い必要となる情報を掲載すると作成できます。業務が忙しく研修のアジェンダを作る時間がない場合は、無料テンプレートをぜひご活用ください。


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