• 更新日 : 2026年10月7日

Windowsのメモ帳に代わるメモアプリ11選!個人・企業向けに紹介

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Point Windowsメモ帳の代わりは何で選ぶ?

保存先とアクセス範囲、共有できる相手、提供が続いているかを見比べると絞り込みやすくなります。

  • 標準のエディタも書式とAIに対応する
  • フォルダ整理と同時編集は依然できない
  • 用途に合うクラウド型に乗り換える

無料のツールでも開発が止まる例があり、書き出し手段の有無を先に確かめておくと安心です。

パソコンでのメモを標準機能だけで済ませるか、別のメモ帳アプリに乗り換えるかは、共有するかどうかで判断すると迷いにくくなります。Windowsの標準メモ帳はタブ表示や自動保存、書式設定まで備わり、短い記録を残すだけなら十分にこなせます。ただしフォルダでの整理やチームでの同時編集には向きません。ここではPCで使える代替アプリを、個人向けと企業向けに分けて紹介します。

Windowsのメモ帳とは?

Windowsの「メモ帳」は、簡易的に利用できるテキストエディタとして、長年にわたり多くのユーザーに利用されています。Windowsであれば、どのバージョンにも付属しており、ホーム画面左下のWindowsボタンを押し、検索窓にて「メモ帳」と検索すると起動できます。

メモを残したい場合に便利で、機能面も充実してきています。一方で、残したメモをフォルダで管理したり、共同編集したりする機能はなく、残したメモを外部ツールに移行し、活用する方も多いです。

Windowsメモ帳の便利機能

Windows 11のメモ帳には、タブ表示・自動保存・書式設定・AI支援といった機能が加わっています。

機能 できること
タブ表示 複数のメモを同じウィンドウにまとめる
自動保存 保存操作をしなくても直前の編集状態を復元する
書式設定・Markdown 見出しや箇条書き、リンク、表を記述する
AI支援 文章の書き換えや要約を任意で呼び出す
スペルチェック 誤字の指摘と自動修正を受け取る

書式設定とMarkdownへの対応は2025年6月ごろから一般ユーザーにも順次広がり、2026年1月には表組みの記述にも対応しました。AI機能は設定でオフにできるため、従来どおりのプレーンテキスト編集に戻すこともできます。

あわせて、Windows 11ではバージョン24H2以降にワードパッドが同梱されなくなりました。書式付きの文書はWord、プレーンテキストはメモ帳という使い方になっています。

メモ帳だけでは補いにくいのは整理と共有

機能が増えた今も、フォルダによる仕分けと複数人での同時編集には対応していません。保存先はローカルのファイルが基本のため、別の端末から同じ内容を開くには手動で受け渡す手間が生まれます。書いた記録を貯めて検索したい、チームで同じメモを更新したいといった使い方では、クラウド型のメモアプリのほうが向いています。

Windowsのメモ帳よりメモアプリを活用するメリット

パソコンのメモアプリに乗り換えるメリットは、端末をまたいだ同期、フォルダやタグでの仕分け、そしてチームでの共有にあります。標準のエディタでは手作業になっていた部分がしくみとして用意されており、書いた内容を後から探し出しやすくなります。

PC以外にスマホでもメモを見られる

クラウド対応のメモアプリなら、PC、スマートフォン、タブレットなど、複数のデバイス間でメモをリアルタイムで同期できます。例えば、PCで作成したメモを外出先でスマートフォンから確認・編集でき、場所やデバイスに縛られずに欲しい情報へアクセスできます。

不定期にメモを取るタイミングがある方は、PC以外のデバイスとの連携も考慮してメモアプリを選ぶことで、業務の生産性向上につながります。

フォルダ分けや管理ができる

用途に応じたフォルダ分けや管理ができるのもメモアプリの魅力の一つです。多くのメモアプリでは、フォルダを作成してメモをカテゴリ別に整理できます。仕事用、プライベート用、プロジェクト別など、目的に応じてメモを分類することで、必要な情報を素早く見つけ出せます。

中には、タグを利用してメモを分類し、特定の条件に合致するメモを自動的に集約するスマートフォルダ機能を持つメモアプリもあります。

ToDoリスト、タスク管理ができる

メモをそのままToDoリストに変えられるアプリなら、やるべきことを明確に整理できるため、効率的な業務が行えます。

また、リマインダー機能が搭載されているメモアプリもあり、タスクの抜け漏れを防止しつつ、重要タスクを遂行できます。複数のプロジェクトやタスクを同時に扱うマルチタスクを強いられる環境下では、メモを含む情報の整理が重要です。

画像・音声メモに対応している

画像・音声メモに対応しているメモアプリも便利です。社内会議や顧客の商談時などで、視覚的に得られた情報をメモとともに画像で残せたり、手が離せないタイミングで録音できたりします。

また、その他PDFなどのファイル形式を読み込み、そのまま編集できるメモアプリもあります。画像や音声情報を包括的に管理できると、作業効率が大幅に向上します。また、視覚的情報や聴覚的情報をメモに盛り込むと、内容の理解が深まりやすいです。

メモを共有できる

メモの共有および共同編集も、ほとんどのメモアプリで可能です。コミュニケーションを円滑に取り、生産性を高めたい場合には、メモを共有し、情報を一元管理することが重要です。

例えば、会議の議事録やプロジェクトの進捗状況をチーム全体で共有することで、効率的に議論できます。また、メモを同期しておくことで、場所を問わず、最新のメモを編集可能です。

Windowsメモ帳の代わりはどう選ぶ?

代わりを選ぶときは、保存先とアクセス範囲、共有できる相手、そして提供が続いているかを順に確かめます。機能の多さだけで決めると、使わない画面ばかりが増えて定着しにくくなります。

個人利用は起動の速さと同期のしやすさが決め手

ひとりで使うなら、思いついた瞬間に書き始められる軽さを優先します。起動に時間がかかるアプリは、短いメモを残す用途では使われなくなりやすい傾向があります。あわせてパソコンとスマートフォンで同じ内容が開けるかを確かめておくと、どこに書いたかを探し回らずに済みます。

チーム利用は共有範囲と権限設定を先に確かめる

業務で使う場合は、誰にどこまで見せられるかを設定できるかが判断の分かれ目になります。社外の相手にリンクを渡すのか、社内に限るのかで必要な機能は変わります。退職や異動でアカウントを止めたときに記録が組織側に残るか、管理者が閲覧権限を切り替えられるかも、導入前に確かめておくと運用が安定します。

開発が続いているかは長く使うほど効いてくる

提供元が更新を続けているかどうかは、乗り換え先を決める前に見ておきたい材料です。無料で使えるツールでも、新機能の開発が止まったり、専用アプリの提供だけを終えたりするケースがあります。数年単位で記録を貯める予定なら、書き出し機能の有無とあわせて確認しておくと、後から移行しやすくなります。

使い方 選ぶときに見るところ
ひとりで素早く書き残す 起動の速さ、端末間の同期
資料や画像もまとめて残す 対応するファイル形式、検索機能
チームで共有・編集する 権限設定、変更履歴、外部ツール連携

【個人向け】Windowsのおすすめメモアプリ

個人がPCで使うなら、書きはじめの速さと端末間の同期を軸に選ぶと外しにくくなります。ここでは提供元と持ち味がはっきりしたメモ帳アプリを取り上げます。

Evernote(エバーノート):あらゆるファイルを整理

Evernoteは、ノート・タスク・スケジュールを1か所にまとめられるクラウドツールです。イタリアのIT企業Bending Spoonsが提供しており、テキストのほか画像、音声、PDFなど形式の異なるデータを同じノートに並べて置けます。検索機能やタグ付けで目的のデータにたどり着きやすく、資料が増えるほど扱いやすさが出てきます。

Simplenote(シンプルノート):シンプルなメモアプリ

Simplenoteは、テキスト入力に絞り込んだ軽量なメモアプリです。WordPress.comを手がけるAutomatticが提供しています。履歴からメモを復元できるため、誤って削除しても書いた内容を戻せます。なお2026年3月に、提供元から新機能の開発を終える方針が示されました。サービス自体は引き続き無料で利用できるものの、以降は保守が中心とされています。

Google Keep(グーグルキープ):ビジネスまで幅広い

Google Keepは、付箋のような感覚で書き残せるGoogle提供のメモアプリです。ラベル付けや色分けでメモを仕分けでき、検索機能もすぐに使えます。日時や場所を条件にしたリマインダーを設定できるほか、GmailやGoogleドライブとの行き来もスムーズです。

Microsoft OneNote:エクセルやワードとの連携

OneNoteは、Microsoftが提供するノートアプリで、Officeとの行き来がしやすい構成です。テキスト、画像、音声、手書きメモ、ファイル添付を同じノートに集約できます。Word・Excel・Outlookと連携でき、Outlookの会議情報を取り込んで議事録に仕立てることも可能です。生成AIのCopilotを組み合わせた使い方も広がっています。

Joplin(ジョプリン):Markdownエディタ

Joplinは、Markdown形式で書けるオープンソースのノートアプリです。Laurent Cozic氏が開発しており、記号を使うだけで見出しやリストを整えられます。OneDriveやDropboxと連携して同期でき、プラグインで機能を足すこともできます。Windows 11のメモ帳がMarkdownに対応したことで、書き方をそのまま引き継げる乗り換え先にもなりました。

クラウド型のメモアプリは個人アカウントで使い始められる反面、ログイン情報がそのまま記録への入口になります。二要素認証をオンにし、ほかのサービスと同じパスワードを使い回さない運用にしておくと安全です。

参照:不正ログイン対策特集ページ|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

【企業向け】Windowsのおすすめメモアプリ

チームで使う場合は、共有範囲を設定でき、書いた内容を後から探し出せるツールが候補になります。個人向けとの違いは、記録を組織の資産として残せるかどうかにあります。

ツール 提供元 向いている使い方
Notion Notion Labs メモから業務管理までまとめる
Dropbox Paper Dropbox 保管中のファイルと一緒に扱う
Cosense Helpfeel 断片的な知識をつなげて残す
Stock 株式会社Stock 社内の情報共有をシンプルに保つ
Qast any株式会社 Q&Aの形でノウハウを引き出す
esa 合同会社esa 書きかけの文書を共有しながら育てる

Notion(ノーション):ビジネスで役立つ幅広い機能が集約

Notionは、メモ・タスク管理・スケジュール・Wikiを同じ画面にまとめられるツールです。Notion Labsが提供しており、ページの構成を用途に合わせて組み替えられます。共同作業や同時編集も簡単な操作で行えるほか、AIアシスト機能によって下書きや編集の一部を任せられます。

Dropbox Paper(ドロップボックスペーパー):Dropboxと連携

Dropbox Paperは、Dropbox上でドキュメントを作成・共有できるツールです。議事録やアイデア出しに使えるテンプレートが用意されており、カレンダーと連携すれば会議に必要な資料をすぐ引き出せます。

なお専用アプリの提供は2025年10月9日で終了しており、現在はブラウザから利用する形が中心です。

Cosense(旧Scrapbox):独自記法でメモやナレッジを共有

Cosenseは、単語を角括弧で囲むだけでページ同士をつなげられる情報共有ツールです。Helpfeelが提供しており、旧称はScrapboxです。複数人が同じページを同時に編集でき、変更内容は即座に反映されます。断片的なメモを関連付けながら育てていく使い方に向いています。

Stock(ストック):チーム内での情報共有に適したメモアプリ

Stockは、ノート形式で社内の情報を蓄積し、探しやすく整理できるクラウドツールです。株式会社Stockが運営しており、情報の蓄積とタスク管理、メンバー間のやり取りがツール内で完結します。SlackやChatworkなどのビジネスチャットとの連携にも対応しているため、業務で使うツールを絞り込みたい場合の受け皿になります。

Qast(キャスト):社内情報をQ&Aとメモで集約

Qastは、個人が持つ知識を社内で引き出し、共有するためのナレッジ共有サービスです。any株式会社が運営しており、Q&A機能と自主投稿型のメモ機能を備えます。ダッシュボードで投稿や閲覧の傾向を数値で確認できるため、共有の取り組みが根づいているかを見直しやすくなります。導入から社内への浸透までを支援する体制も用意されています。

esa(エサ):社内wikiの情報共有

esaは、書きかけの文書もそのまま共有できるWIP機能が特徴の情報共有ツールです。合同会社esaが運営しており、Markdown記法で見出しやリスト、強調表示を整えられます。未完成であることを示したまま企画書やToDoを公開できるため、早い段階で意見をもらいながら書き進められます。

参照:中小企業の情報セキュリティ|中小企業庁

Windowsのメモ帳機能からメモアプリの活用を!

Windowsのメモ帳機能は、デフォルトで搭載されているため、突発的なタイミングで利用できるメリットがありますが、メモアプリと比べると機能に制限があります。

リモートワークが浸透しつつある中、対面でのコミュニケーションだけではなく、オンライン上のコミュニケーションが増えてきています。そこで、メモアプリを活用し、業務上のやり取りを記録・保存しながら、業務を進めていく必要があります。

本記事で紹介したメモアプリの中から自社に最適なアプリ・ツールを導入し、リモートワークへの対応や業務の効率化に役立ててみてはいかがでしょうか。

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